世界主要諸国領土及び人口表
高橋亀吉「軍縮提議の経済的解釈と日本の立場」本文中別表)

国名 本  国 帝国線計
面積 人口 人口密度 面積 人口 人口密度
日本帝国 148,706 58,481 392.04 260,738 80,704 309.50
英帝国 95,041 44,147 464.03 13,406,103 441,595 30.90
米合衆帝国 - - - 3,742,583 118,649 31.70
露帝国 - - - 8,273,130 133,442 16.10
仏帝国 212,659 39,430 184.40 5,817,797 99,525 16.90
支那帝国 1,532,420 375,000 244.70 4,277,170 400,800 93.70
オランダ 13,205 7,087 563.30 961,569 47,001 59.30
イタリア 117,982 38,836 329.10 708,847 40,889 57.70


面積は平方マイル、人口は千人、人口密度は1平方マイルあたり。
この表の作成者高橋亀吉は、註に「米国ワールド新聞社発行の1925年度版アルマナクに主として由る」としている。
「露帝国」は少しおかしい。というのはすでにロシア革命後で「ソ連」が成立している。しかし案外この見方、「露帝国」の方が正解なのかも知れない。特にスターリン主義のソ連とは実際には「露帝国」だったのかも知れない。
「米合衆帝国」という言い方は実に当を得た新鮮な響きがある。高橋亀吉はこの用語を本文中でも使っている。「米合衆帝国」が、米ワールド新聞社の原表にあったのか、高橋独自の用語なのかは確認出来ない。
原文中別表は縦書き・漢数字なのでエクセルに移し替えた。