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第47回広島2人デモ 5月3日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第47回広島2人デモのご報告を致します。

今日の参加者は6+1人。
哲野、網野、ツナさん、大歳さん、じゃけえさん、Kさん、
そして関西から参加してくださった、ツイッター名「Povera Voce」さんでした。

今日はフラワーフェスティバル(略してFF)の初日とあって、
(※毎年5月3・4・5日の3日間行われる http://www.hiroshima-ff.com/ )
絶対駐車場がないから少し離れたところに停めて歩こうと決めていました。
そして早めに出たのですが、思ったよりも空いていて、あっさり停められました。
そして集合場所についたのが30分前。

平和公園は歩行者天国になっているので人の多いこと多いこと・・・

ちょうどFFのパレードが終わってぞろぞろと帰る客がどんどん商店街に流れ込んでいきます。

警備の警察の方が早めに来ました。3人いらっしゃいます。
警察「今日は人が多いし、トラブルにならないよう念のため」
ということで2人ついてくださることに。
なんと1人は警備課の課長さんがついてくれることに・・・。

いつもついていて下さる方が、今日はFFの警備。
警察「今日は私はFFの警備なんです。迷子センターのところにいまして。また戻りますが・・・」
と、それでも駆けつけてきてくれて指令書の確認と、
今日警備を担当してくださる方を紹介をしてくれ、
お忙しいのに出発まで立ち会ってくれました。

課長「さっきまであちらのデモについてましてね、こっちに来ました。」
実は17時から原爆ドーム出発して、さよなら原発ヒロシマさんのデモがあったのです。
哲野「人数どれくらいでした?」
課長「200人くらいですかね?2梯団でしたから。
    本通りの電停を渡るのが大変だった・・・人が多くて」
あとでさよならさんの報告を閲覧すると、350人だったようです。
▽秋山理央さんの動画から
http://www.youtube.com/watch?v=kxSEb1ZVluc&list=UUvdzeJaVPolqV98uTihFmXA&index=1
300人は超えたみたいです。
人数もさることながら、盛大なデモでFFの人混みの中にも突っ切る形で歩いたようです。
哲野「よかったね。今これが一番大事なんだと僕は思う。
    原発に反対の人はなんでもいいから、街中に出て原発反対としょっちゅう言って歩くべきなんだ。
    歩かなくてもいいけど、街に立って原発反対の人間はここにいるぞとアピールすべきなんだ。」
とつぶやいていました。

警察の方にチラシを渡して・・・
網野「今日は憲法記念日なんで、憲法特集です。
    憲法12条に書いてありますよね。国民の不断の努力。これを言いたくて・・・」
警察「国民の不断の努力が足りないと?」
網野「というか・・・していいんだと。
    ドイツでは小学生から家族で政治の話をするのは当たり前なんです。
    生活の中に政治がある。これが本来、当たり前なんです。
    日本のほうがおかしい。文化の違いもあるんでしょうが・・」

というわけで話し込んでいると
大歳さん、ツナさんが来ました。
お互いに顔を見合わせて、
「僕たちはまるで異星人だね。」
街はFFのお祭りムード一色。
元安川の河畔では音楽コンサートをやってるし
みんな本当に楽しそう。
ツナ「気が引けますよねぇ。今日あたりに原発の話して歩くなんてのは。」
哲野「ほんとだよね。野暮で無粋ったらありゃしない。」
大歳「今日は反応悪いと思いますよ。」
哲野「そうだろうねえ。でもやらざるを得ない。
    野暮は100も承知、200も合点・・・」

で音楽が鳴りました。
大歳さん、ツナさん、哲野、網野の4人で出発です。

▽今日のチラシ(A4)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130503_A4.pdf

トップバッター大歳さんからです。
(各人のスピーチ全文は末尾にまとめて掲載していますのでご覧ください。)

大歳さん「お休みのところ、お騒がせして申し訳ありません。
      金曜日恒例、広島2人デモをはじめたいと思います・・・」

大歳さんは福島集団疎開裁判の話に触れました。

大歳 「…(仙台高裁は)「確かに将来的に子供に健康被害が出る可能性があることは認めるけれども、
    除染で環境改善されるかもしれないし、今現在の被曝量では差し当っては切迫した状況とは思えない」ので原告側の訴えを却下したということ です。
    …却下の理由は、他にも幾つかあります。
    まず今回の訴えは平均空間線量率が毎時0.2μSv以上の学校では教育活動を差し止めて欲しい、というのが原告側の訴えでした。
    単純計算すれば、これを1年間に換算すると1.8mSvとなって一般の被曝上限値の1mSvを大きく超えてしまいます。
    これに該当してしまう学校では、教育活動をしないで欲しいというのが今回の原告側の訴えです。
    仙台高裁はこれに対して、希望すれば学区外の学校に通うこともできるのだから、
    原告側には該当する学校の活動を差し止めるという権利まではない、
    また、原告側の主張する『平均空間線量率で毎時0.2μSv以上の環境』と、
    『低線量内部被曝の影響』との因果関係が明らかでないことも示しています。…」

と現状肯定のための理屈をつけた判決を紹介しました。

   「…不本意な形では死にたくありません。
    原子力マフィアのような金儲けだけの人たちに猛毒撒かれて、
    「食べて応援しよう」とか「風評被害を払拭しよう」とかそそのかされて、
     ちゃんと検査したのかどうかも怪しい食べ物ばかり食べて病気になった場合、
     「放射能との因果関係は明確ではない」とか言われて納得できるでしょうか?
    実際そうなった方もいらっしゃいます。
    だとするならば私たちは安全側に立って、様々なことに警戒しながら生きていくしかないのです。
    どうかみなさんも十分すぎるほど食べ物にはお気を付けていただきたいと願っております。」

そして最後に自民党には票を入れないようにしましょう、と呼びかけました。

この大歳さんのスピーチ中、老年の夫婦が振り返りながらプラカードを凝視していました。
すかさずツナさんがチラシを持っていくと受け取ってくれました。
街はやっぱり人が相当に多かったです。
そしてじゃけえさんが参加。
そのあと、哲野にマイクが渡ります。

哲野「原発問題は憲法問題と密接に関係しています。
    そのことを明らかにしたのが『福島原発事故』でした。
    今から27年前、チェルノブイリ原発事故が起りました。
    25年経っても低線量放射線被曝はウクライナの人々を苦しめています。
    甲状腺がんは当時0歳から14歳の子どもたちに、そしてその子どもたちは成人していくわけですが、右肩上がりに、うなぎ上りに上がってい ます。
    うなぎ上りに上がっていくのは“がん”だけではありません。
    低線量内部被曝の影響はがんよりもむしろ心臓疾患、呼吸器系疾患、生殖器系疾患、知能低下、IQ低下こうしたように全身に幅広く現れてき ます。
    お配りしているチラシに2007年のウクライナの成人のうち、高血圧症で死んだ人の比率が出ていますが、心臓・血管の病気で死ぬ人は約8 割に上っています。
    それが2007年の実態です。
    こうして考えてみると福島原発事故から出てきた放射能は私たちの生存権そのものを脅かしている、これがよくわかります。
    チラシに憲法第25条、生存権を規定した内容ですが短いので全文引用してあります。
    さらに憲法13条は日本国民の幸福の追求をはっきり規定しています。
    元々憲法は私たち国民が守るものではありません。
    憲法は国家権力が遵守するものです。
    近代民主主義国家の憲法は権力に歯止めをかけるための基本法規です。
    私たちが日本国憲法をしっかり読んで理解すれば今福島で起こっている放射能被害の問題は明らかに憲法違反だということが納得できるでしょ う。」

と憲法を読みましょうと呼びかけました。
その次にじゃけえさんにマイクが渡ります。

じゃけえ「…中国新聞を読んでいると、原子力発電所、TPP、憲法改正、核、そういうワードがたくさん出てきました。
     そういうことがたくさん、新聞に載る時代になってしまったのです。
     なかでも気になった記事が、アラブ首長国連邦の首相と安倍首相が同席した席で、原子力協定に安倍さんが署名したという記事が気になりま した。

(中国新聞独自の記事ではなく、共同配信記事。中国新聞のネットニュースには載っていない。
 外務省の記事が比較的網羅している。
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/page4_000074.html

     アラブ首長国連邦の首相は日本の安全で水準の高い原子力の技術が入ってくることを大変期待しているとコメントしたそうです。
     日本の原子力の安全で大変高い水準の技術が入ってくると思ってらっしゃるんです。
     安全で水準が高いと、今でも思っていらっしゃいますでしょうか、みなさん。
     福島第一原発事故はまだまったく収束していません。
     まだ放射能が漏れています。
     ひたすら水で燃料棒を冷やしているだけです。
     …チェルノブイリ事故から25年も経ったのに、健康被害は収まるどころか悪化する一方です。
     今の私たちの無関心の代償が福島原発事故だと以前このデモでスピーチしましたが、福島どころじゃないです。
     今生きている人間の苦しみの全てが私たちの無関心の代償です。」

と呼びかけました。
次にツナさんにマイクが渡ります。
(※ツナさんのスピーチは是非末尾に掲載した全文をご覧ください。)

ツナ「原発を肯定する政党には投票しないでください。
   自民党は原発再稼働を明言しています。『安全が確認できた原発は再稼働!』
   この言葉おかしいですよね?
   みなさん、安全が確認されたドライバーは事故を起こしませんか?
   安全が確認できた家は火事になりませんか?
   安全が確認された飲食店は絶対ノロウィルスは出ませんか?
   安全が確認できても事故は起きる、皆さんよく御存じのはずです。
   それでも車が走り、天ぷらという料理が調理され、生牡蠣は美味い!なぜか?
   私たちにはシートベルトがあり、消防署があり、ノロウィルスに対処をしてくれる人がいるからです。
   ところが放射能には勝てません!!逃げるしかないんです。
   目にも見えません。完全に防ぐこともできません。
   目の前に放射能があるときに、それこそ安全を確認できないんです。
   自民党はそんな理屈にもならないことを言いながら、原発再稼働を明言しています。
  (各党の原発政策に触れ)原発がなぜいけないのか、なぜ怖いのか、こちら(各党)も全くわかっていません。
   これがわかっていない原発反対なんて、ただの人気取りです。
   はっきり言いましょう、どこにもまともな政党なんてありません。
   じゃ、どうすりゃいいんだ?ということになるんですが、原発を止めるために私たちができること、それは、まず『投票』です。
   投票から始まる『監視』と『是正』なんです。

  原発を止めるために私たちが明日から出来ること三つ。
  銀行に預金しない。
  食べて応援しない。
  政治家の監視と是正。
  私たちがこれらを実行し原発を動かさない世界をつくりましょう。」

私と大歳さんはツナさんならではの軽妙な語り口に大笑いしながら
凄い!凄い!を連発してました。
哲野は「本質をついとる!」と感心してました。
このころからでしょうか、チラシが売れるようになったそうです。
それまではさっぱりでした。

次に哲野にマイクが渡ります。
哲野「憲法は国家権力の暴走を止めるための安全装置です。すべての政治権力は暴走する危険を持っています。
    これを近代民主主義ははっきり認識しました。
    そして憲法という安全装置を設けて権力を制限する制約をかけました。
    ですから憲法を守るのは私たちではありません。
    憲法を守るのは天皇、内閣、裁判所、国会議員、そして全ての公務員です。」

哲野が憲法を知ろうと呼びかけ、大歳さんが日本国憲法前文を読み上げました。

この時ちょうど、本通り電停の横断歩道の信号待ち。
他の歩行者の邪魔にならないよう、車道ギリギリの先頭にいたのですが
若い男の子が物凄く近づいて回り込むようにニタニタ笑いながら私の顔を見ました。
網野「?」(気持ち悪いなぁ・・・)
あとで立ち話の時に、あれはなんだったんだろう?とみんなに言うと
ツナ「そういう人いましたね、数人。酔っ払いとか結構いましたよ?酒飲みながら歩いている人もいたし」
大歳「なんか珍しいものを見るように見てた人もいましたよ。祭りで浮かれてると言うか。」
網野「・・・・酔っ払いか、あれは。」

次にマイクが網野に?と思って振りかえるとKさんが参加してきてました。
あれ?いつ合流?
Kさん「折り返し過ぎたくらいから。」
ということでKさんにマイクが渡りました。
Kさんは職場から電車をふたつ乗り継いですべり込みの参加です。

Kさんは福島のみならず東北・関東圏の子どもたちが放射能に怯えて暮している、と訴えました。

Kさん「広島や長崎に原爆が落ちた時、みんな放射能のことを知りませんでした。
    今では東海村の事故やチェルノブイリの事故後、放射能は有害であることを皆さんは知っているはずです。
    広島の近くにも原発があります。
    事故が起きたらここも同じになるんです。
    どんなに新しく基準を高くした原発を作ろうと、必ず老朽化します。
    人は必ずミスをします。
    人間がいくら頑張っても地震や大津波に勝てる原発を作ることはできないんです。
    放射能は生き物にとって有害です。
    無害になるまで何千年も何万年もかかるんです。
    どうか原発が本当に必要かどうか考えてみてください。
    地震があるたびに原発の心配をする、食事のたびに放射能の心配をする、
    それをこれから先ずっと、自分の子どもや孫、そしてこれから生まれる子どもたちに続けさせる社会はおかしいと思います。
    どうか情報を探して、そして考えて下さい。宜しくお願いします。」

次に網野にマイクが渡りました。
網野は憲法第12条を読み上げました。
網野「私たちは政治の事とかに関係すると白い目で見られるとか、思ってしまうんですけども、そんなことはありません。
    ここにちゃんと憲法で保障されていまして、私たちは本当はこういうことをするものだと、ちゃんとここに書いてあります。
    政治に関わるのはおかしいとか、そういうことを言う人がいたら、そっちがおかしいと思ってください。
    政治とは我々の生活そのものの問題です。
    恥ずかしがることも何にもありません。人の目を気にすることも、体裁を気にすることも全くありません。」
と訴えました。

そしてデモ終了。
警察にお礼を言ってお別れしました。
そして終了直前に来てくださったのがPovera Voceさんでした。

Povera Voceさんは関東から関西に避難したとご自分の事を話され
いろんな健康障害について見聞きしていることを私たちに話してくれました。
約2~30分でしたでしょうか。
Povera Voceさんとお別れし、いつものメンバーで立ち話がはじまりました。

まず今回の気が付いた点。

じゃけえ「女性の人が2人ほどチラシを取りに来てくれた」
Kさん「いつもの商店街の御主人、外にでて私たちが近づくのを見ると店の中に入って
    何もなさそうにカウンターにいらっしゃるので
    チラシを渡すと、手をだして受け取ってくれるんです。」
大歳「僕も一人は渡したな」
網野「今日は実は40枚しか用意してなかったんですよね。売れないと思って。」
でもチラシは全部なくなりました。
ツナ「今日はあまり関心を引きませんでしたね。
   なにやっとんだとかって声かけられてたし。」
うーん、それはしょうがない、お祭りの中を歩いたのですから。
あの遊びモードの中でこれだけ関心を集めたことは私は立派だとおもいます。

それから延々1時間、合計1時間半、話は尽きませんでした。
良し終わりましょうか、と声をかけるのですが、みんな動かない。
みんないろんなことが同時進行で、整理できないことが溜まりに溜まっているのです。
月末また情報交換会をしようと思います。
今度は議論中心で。

じゃけえさんのデモ参加の感想を後でのツイートから。
「人が多かった~!隊列の後方にいると、私の後ろ歩いてる女の子が
 「あれ、私らデモに参加しちゃってない?笑」
 と言っているのが聞こえました。ええがな、参加したら。
 しかし祭には色んな人が来るな。ガラが悪い人も来る。
 デモをひやかしに無言で近づいて来ました。デモが珍しいのでしょうか。
 全国でも沢山やってるのにね。テレビや新聞では大々的には報道されないからでしょうか。
 私はチラシを4枚くらい配りました。
 すれ違い様にギャルに差し出すとサッと受け取ってくれてちょっと驚きました(差し出しておいて)
 あと大学生くらいのまたギャルい女の子に差し出すと、なぜかかしこまって賞状を受け取るように
 両手で会釈しながら受け取ってくれました。
 うーん、ふざけてたのか?半ば本気なのか?読んでくれたらいいな。」

ツナさんのツイート掲載の感想です。

「僕は人が遊んでるときが稼ぎ時と言われる飲食業、今日の参加は諦めてました。
ところがたまたま今日の夕方だけ都合がついたんです。本当に偶然でした。
僕はいつデモに参加出来るか分からない身の上です。
いつも、これが最後かもしれないと思いながらスピーチの場を借りてます。
僕が子供に言いたいことは何だろう? 友人に言いたいことは何だろう?
もう会えない彼女に言いたいことは何だろう?それを考えました。
みんなには、自分の身を守ってほしい。原発を止めてほしい。そう願います。
だから、僕がスピーチしたいのは、みんなにしてほしいこと、それなんだと思いました。
結果的に今日のスピーチは押し付けがましいものになったかも知れません。
配慮はしましたが、僕は自分をコントロールするほど紳士ではない。
でも皆さん、どうか、生暖かい目で見守ってやって下さいませ。
僕に関して言えるのはこれだけです。
今日のチラシは、憲法と福島第一の事故についてです。
主催の方が気にするのは、憲法は誰が守らなければならないかが正しく認識されてないということ、改憲は9条が囮ではないかということ。
私たちは、この憲法に守られています。
広島の被爆者平和記念公園には、過ちは繰り返しませんという碑文が刻まれています。
日本国憲法の前文は、英語の翻訳にも関わらず、とても力強い響きを持った日本語で、碑文と同じ空気を醸し出しています。
この憲法を作るのに携わった人たちの思いを感じます。
その思いは、立場や国籍を越えたものだと感じます。
押し付け憲法などと言う前に、あなたの憲法をよく読んでほしいです。
日本国憲法は、大日本帝国憲法の過ちを繰り返さないために、もう誰も権力の暴走に苦しめられることのないように、作られた憲法なのです。
(1条については色々とあると思いますが)
ただ、残念ながら憲法は権力から守ってくれても、放射能からは守ってはくれません。
ですから、私たちは大変なんです。あらゆるステージで危険にさらされています。
フラワーフェスティバルを楽しむのは構いませんが、その余韻に浸るほどの余裕はないのです。」

以上ご報告いたします。

===========以下各人のスピーチ全文です。=================

◆大歳
 先月4/26に福島集団疎開裁判において、仙台高裁は、郡山市に住む小中学生の安全な教育環境を求める訴えを斥ける判決を下しました。この判決 の中身は、調べてみる少し複雑なところがあります。
 まず仙台高裁は、子供たちが将来的に健康上の被害が出る危険性、可能性があると認めました。その上で、そうであるにも拘らずそうした健康被害が 出る可能性は不確定であり、実証が難しいと言うことも示されています。

 つまり、これはどういうことかというと「確かに将来的に子供に健康被害が出る可能性があることは認めるけれども、除染で環境改善されるかもしれ ないし、今現在の被曝量では差し当っては切迫した状況とは思えない」ので原告側の訴えを却下したということです。

 却下の理由は、他にも幾つかあります。まず今回の訴えは平均空間線量率が毎時0.2μSv以上の学校では教育活動を差し止めて欲しい、というの が原告側の訴えでした。単純計算すれば、これを1年間に換算すると1.8mSvとなって一般の被曝上限値の1mSvを大きく超えてしまいます。こ れに該当してしまう学校では、教育活動をしないで欲しいというのが今回の原告側の訴えです。

 仙台高裁はこれに対して、希望すれば学区外の学校に通うこともできるのだから、原告側には該当する学校の活動を差し止めるという権利まではな い、また、原告側の主張する『平均空間線量率で毎時0.2μSv以上の環境』と、『低線量内部被曝の影響』との因果関係が明らかでないことも示し ています。

 このふたつの仙台高裁の判決理由も、個人的には大変興味深いものであると感じていますが、本日はこれに深入りせずに「なぜ仙台高裁は、将来的に 子供に健康被害が出る可能性があることを認めたのか?」について考えてみたいと思います。

 現在、日本の放射線研究はICRPという国際的な放射線防護研究の権威である組織から生まれた放射線リスクモデルがそのベースになっています。 では、そのICRPはどんなことを言っているのか、が重要となってきますがICRPでは「累積被曝線量100mSv以下被曝では癌や白血病は確率 的影響として確認される」と言っています。

と言いつつも、被爆は少なければ少ないほどよいというのが、放射線防護の考え方なのでそこから公衆の年間許容上限値の1mSvという数字が出てき たというのが現在までの流れです。ちなみにICRPでは、内部被爆による1mSvも、外部被爆による1mSvも区別がありません。

 話を仙台高裁に戻します。仙台高裁においてはこのICRPの考え方自体が疑わしい、または誤りであるとする意見を一部採用したという点では評価 できます。これがどこから生まれた意見かというと、その大元はヨーロッパ放射線リスク委員会ECRRの勧告に示されているような非ICRP系の学 者・研究者の研究成果です。ECRRによる主要な見解を簡単に述べると「外部被爆よりも内部被爆のほうがはるかに人体的な影響が大きい」「低線量 の環境下においても、人体に大きなダメージを与え、癌や白血病以外の様々な疾病を引き起こす」といったものになります。実は今まで司法や行政は、 世の中にこうした見解が存在することを知りつつ、全く採用してこなかったという経緯がありますから、こうした見解の存在を仙台高裁が認めたことは 前進であったと言えると思います。
 
 話が少し難しくなって申し訳ありません。どうか「安全側に立つとはどういうことだろう?」というのを考えていただく機会にしていただきたいと思 います。人間は特に不摂生したわけでもないのに大きな病気になることもあります。当然、不摂生していると病気になりやすくなります。実際どうして 病気になったのかなんて、よく分からないことのほうが多いものです。それで「とりあえず気を付けておこう」という人と「死ぬときは死ぬんだからや りたいことやって食べたいもの食べるんだ」という人がいます。どちらが悪いとか分かりません。どちらかと言えば私も後者のほうになると思います。 しかし不本意な形では死にたくありません。原子力マフィアのような金儲けだけの人たちに猛毒撒かれて、「食べて応援しよう」とか「風評被害を払拭 しよう」とかそそのかされて、ちゃんと検査したのかどうかも怪しい食べ物ばかり食べて病気になった場合、「放射能との因果関係は明確ではない」と か言われて納得できるでしょうか?実際そうなった方もいらっしゃいます。
 だとするならば私たちは安全側に立って、様々なことに警戒しながら生きていくしかないのです。どうかみなさんも十分すぎるほど食べ物にはお気を 付けていただきたいと願っております。

 最後にもう一点。この地震だらけの日本において54基以上もの原発を作ってしまったのですが、一体どこの政党がこれを推進してきたかというとこ れは自由民主党です。
正力松太郎原子力委員会初代委員長や中曽根康弘元首相を筆頭に自民党のほとんどの議員は原発を推進してきました。自民党こそが原発A級戦犯政党で あり、現在進行形の犯罪的な組織です。だから脱原発をするのにまず何をしてはいけないかというと、これは自民党に票を入れてはいけないということ になります。そしてこの7月に参議院選挙がありますがこの広島の選挙区において自民党から出るのはだれかといえば、溝手顕正さんになります。溝手 さんに票を入れてしまうと脱原発はできなくなります。
アベノミクスとか何とかで自民党の支持率が75%まで上がっているとマスコミはでっち上げていますが、こんなのも全部ウソです。所得の増加が伴わ ないインフレなどむしり取られているに等しいのです。さらにいえば、アベノミクスなどなんの裏付けもない人為的な金融バブルに過ぎず危なっかしい こと、この上ありません。
自民党と同様、悪質な世論の誘導を行なう大手のマスコミからの決別もいたしましょう。

◆哲野

ゴールデンウイークの休み中のところ大変無粋な話で申し訳ありません。
金曜日夕方恒例の広島2人デモです。現在5人で歩いております。
関電大飯原発再稼働に反対して歩いております。
みなさん、今日は憲法記念日です。
今から66年前の1947年、昭和22年5月3日に日本国憲法が公布実施されました。
原発反対のデモに、なぜ日本国憲法の話なのか、どういう関係にあるのか、まったく無関係ではないのか?
ところが原発問題は憲法問題と密接に関係しています。
そのことを明らかにしたのが『福島原発事故』でした。
今から27年前、チェルノブイリ原発事故が起りました。
27年目の現在、放射線被害がどうなっているのか、お配りしているチラシに書いてあります。
25年経っても低線量放射線被曝はウクライナの人々を苦しめています。
甲状腺がんは当時0歳から14歳の子どもたちに、そしてその子どもたちは成人していくわけですが、右肩上がりに、うなぎ上りに上がっています。
うなぎ上りに上がっていくのは“がん”だけではありません。
低線量内部被曝の影響はがんよりもむしろ心臓疾患、呼吸器系疾患、生殖器系疾患、知能低下、IQ低下こうしたように全身に幅広く表れてきます。
お配りしているチラシに2007年のウクライナの成人のうち、高血圧症で死んだ人の比率が出ていますが、心臓・血管の病気で死ぬ人は約8割に上っ ています。
それが2007年の実態です。
こうして考えてみると福島原発事故から出てきた放射能は私たちの生存権そのものを脅かしている、これがよくわかります。
チラシに憲法第25条、生存権を規定した内容ですが短いので全文引用してあります。
さらに憲法13条は日本国民の幸福の追求をはっきり規定しています。
元々憲法は私たち国民が守るものではありません。
憲法は国家権力が守るものです。
近代民主主義国家の憲法は権力に歯止めをかけるための基本法規です。
私たちが日本国憲法をしっかり理解し、守れば、今福島で起こっている放射能被害の問題は明らかに憲法違反だということが納得できるでしょう。
憲法違反である、もしそのことが理解できないようであれば、日本国憲法をしっかり読んで理解できてないからではないかと私は思います。
日本国憲法前文は基本的人権を謳っています。
基本的人権というのは抽象的な原理ではありません。
大きく3つに分かれます。
欠乏から免れる権利、暴力から免れる権利、平和を追及する権利、平和的生存権と呼ばれています。
これが日本国憲法の前文で規定している基本的人権の中身です。
日本国憲法は国家権力の暴走、国家権力の濫用をしっかり止める歯止めとして機能しています。
今日は5月3日、憲法記念日です。今日を機会に日本国憲法を一回読んでみましょう。
日本国憲法は私たち名もない一般市民の平和と生存権を守るものです。
その意味で原発は明らかに憲法違反です。

◆哲野2回目スピーチ===========

憲法は国家権力の暴走を止めるための安全装置です。すべての政治権力は暴走する危険を持っています。
これを近代民主主義ははっきり認識しました。
そして憲法という安全装置を設けて権力を制限する制約をかけました。
ですから憲法を守るのは私たちではありません。
憲法を守るのは天皇、内閣、裁判所、国会議員、そして全ての公務員です。
憲法は彼らの行動の監視装置としてその機能を果たしています。
あんまり今は果たしていませんが…。
今お配りしているチラシに日本国憲法の前文を全文引用してあります。
いまから読みます。

(大歳さんによる前文朗読)

今憲法の前文を読み上げました。
この憲法の前文、憲法の精神に照らすと、福島原発事故以降の展開は明らかに憲法違反です。
私たちの憲法が保証する生存権を根本から否定する原発をやめましょう。止めましょう。

日本国憲法第99条にはこう書かれてあります。

(99条朗読)

全ての国家公務員は憲法を擁護しこれを遵守する義務を負っています。
内閣総理大臣が憲法改正を発議すること自体、この99条に照らせば憲法違反です。
日本国憲法を変えるためには日本国民がまずどこかを変えようと発議・提案しなくてはなりません。
それは直接的には代議員である国会議員が発議し、国会議員の3分の2がそれに賛成し、そして国民投票にかけられます。
ですから憲法を変えられる権限を持っているのは、唯一、日本国民なんです。
内閣総理大臣が憲法改正を発議する、このこと自体が日本国憲法第99条の精神に照らして憲法違反です。元々今の自民党安倍内閣は憲法違反の選挙で 選ばれた、憲法違反内閣です。
その憲法違反内閣が自らを縛る憲法を変えたいと思うのはある意味当然でしょう。
しかし、法的正統性を持たない今の安倍内閣が、権限もない権能もない、憲法改正を発議し、そして彼らに都合のいい憲法を作り上げようとするなら ば、これは一種のクーデターです。
クーデターは銃や鉄砲だけで起こるものではありません。
現実に今、安倍政権は日本国憲法を不法に変えるという行為を通じてクーデターを考えています。
クーデターの後は1920年代から30年代のナチスドイツ、日本の天皇制軍国主義、つまり憲法が私たちが守るものになっていく、権力者が押し付け るものになっていく、こういう状態が知らず知らずやってきます。
本当の危機は、本当の危険は、私たちの気が付かないところで、ゆっくりゆっくりやってきます。
今7月の参議院選挙に向けて日本の保守右翼のクーデターが静かに進行しています。
今日は憲法記念日です。みなさん、日本国憲法を読んでしっかり理解しましょう。

◆じゃけえ

毎度お騒がせしております。
毎週金曜日恒例の広島2人デモです。
お休み中のところお騒がせして申し訳ありません。
原発に反対してスピーチしながら歩いております。
少しでも耳に入れていただけると幸いです。

今日、スピーチにするためのメモを用意できませんでした。
今日用意しているチラシも読まずにデモに参加しております。
中国新聞はちらっと読んできました。
中国新聞を読んでいると、原子力発電所、TPP、憲法改正、核、そういうワードがたくさん出てきました。そういうことがたくさん、新聞に載る時代 になってしまったのです。
なかでも気になった記事が、アラブ首長国連邦の首相と安倍首相が同席した席で、原子力協定に安倍さんが署名したという記事が気になりました。

(中国新聞独自の記事ではなく、共同配信記事。
外務省の記事が比較的網羅している。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/page4_000074.html

アラブ首長国連邦の首相は日本の安全で水準の高い原子力の技術が入ってくることを大変期待しているとコメントしたそうです。
日本の原子力の安全で大変高い水準の技術が入ってくると思ってらっしゃるんです。
安全で水準が高いと、今でも思っていらっしゃいますでしょうか、みなさん。
福島第一原発事故はまだまったく収束していません。
まだ放射能が漏れています。
ひたすら水で燃料棒を冷やしているだけです。
しかも水をかけて冷やすその水は、高濃度放射線汚染された水としてどんどん溜まっていく一方です。先ほどの記事の続きに安倍首相はアラブ首相国連 邦の方に、日本の放射能汚染された食品の輸入をお願いしたそうです。そして大統領はその要請に応じたそうです。
日本にとどまらず世界にも放射能汚染された食品を輸出することを、良しとしているんですね。
TPPも憲法改正も色んな心配なことが多くて原発問題がたいしたことじゃないんじゃないかと思いそうになりますが、全然たいしたことじゃないんで す。大変なことです。
原子力発電所はこのままいけば再稼働します。
事故を起こさなくても放射能は漏れています。
チェルノブイリ事故から25年も経ったのに、健康被害は収まるどころか悪化する一方です。
今の私たちの無関心の代償が福島原発事故だと以前このデモでスピーチしましたが、福島どころじゃないです。今生きている人間の苦しみの全てが私た ちの無関心の代償です。
原子力発電所を日本につくったのは自民党です。
そのことだけは忘れないで選挙に行って投票をお願いします。

◆ツナさん

みなさん、こんにちは。
ゴールデンウィークの楽しい時間をお邪魔して申し訳ありません。
と、原発や放射能にも謝って欲しい気分です。
みなさん気づいてないかもしれませんけど、彼らに凄い邪魔されていますよ?

改めましてこんにちは!
原発の再稼働諸々に反対して歩いております。
私たち2人デモ、現在5人です。

『私は原発がないと困る!原発が大好きだ!』と言う方、いらっしゃいますか?
恐らくそういう方はいらっしゃらないと思います。
『ま、無ければ無いに越したことはないんだけど、無くすのは無理なんじゃないかなぁ?』と言う方がほとんどじゃないでしょうか?
どちらかと聞かれると、『無い方がいいよね』という方がほとんどじゃないかと思います。
別にいいんです、それでいいんです。
『原発大好き!』と言うんでしたらね、色々とここで一勝負願いたいところですが『原発なんか無くなればいい』、そう思ってくれているならそれでい いんです。
で、『原発無くすのにどうすりゃええっちゅうねん』ということが今度問題になってきます。
そこで明日から出来るささやかな原発反対運動というのを私、考えてきました。
是非皆さん、ここで一つ覚えて帰ってください。
フラワーフェスティバルの勇壮なパレード、車いすも入れない菓子博、みなさん楽しい記憶です。かけがえのない時間です。
そこに一つ、このおかしな男が言う、明日から出来る原発反対運動、是非覚えて帰ってください。

まず一つ。貯金をしない。
出来るだけ銀行の金庫にお金を入れないでください。
銀行にお金を預けると、何に使われるかわかりません。原発を作るのにも使われます。
原発を動かす燃料や運搬費、人件費、色々使われます。
原発なんてね、誰かのポケットマネーで動くような安いもんじゃないんですよ。
『銀行にお金を預けないと経済はどうなる?銀行にお金を預ける方が、経済が回って良いじゃないか』
みなさん、勘違いしています。そんなことはありません。
経済を回しているのは、原発が爆発した時真っ先に被曝させられる『下々の者』、つまり私たちです。
私たちが一生懸命経済を回しました。
ところが私たちが回したお金が、上に巻き上がっていくばかりで…落ちてきませんねぇ。
落ちてきません。なぜこんなことを言うかわかりますか?
日本人の個人の総資産は変わっていません。
変わっていないのに年間の自殺者は増え続けています。
失業者も増えました。
仕事は減り続けています。
私たちの所得も減り続けます。
いったいどこへ消えたんでしょうかね?
個人の総資産は変わってないのに、私たちのお金はどこに消えたんでしょうか?
考えてみてください。
銀行にお金を入れなくてもいい、私たちが無理をしなくてもいい、そうやって生きていける社会がいいと思いませんか?
そのために一歩踏み出してください。
中には銀行に貯金しないと使っちゃうよという人もいると思います。
でもこれは余談ですけど、いいアイデアがあります。そういう時は是非あなたの貯金箱に名前を付けてください。
何でもいいです。元彼の名前でもいいです。好きなアイドルでもいいです。ジョセフィーヌという名前でもいいです。
とにかくそうやってお金を入れない。タンス預金万歳です。

二つ目。これは誠に残念なことなんです。
行いは簡単ですが、誠に残念です。
でも一つの現実を受け入れないといけません。
太平洋で捕れた魚は食べないでください。
食べて応援したい気持ちは私もわかるつもりです。
あれだけの辛い思いをした人たち、事故で、地震で、大変な目に遭いました。
ほおっておくなんて人間の行いではありません。
でも現実に放射能は海に流れています。海底の泥に潜る魚をはじめ、多くの魚が汚染されています。
水俣病の時のように生体濃縮されて大きな生体の中にどんどん放射能は溜まっていくでしょう。そして食物連鎖の頂点にいるのが私たち人間です。
気付いた時には私たちの身体の中には濃縮された放射能でいっぱいです。
そんな太平洋の魚がどれくらい売れるか?
これは放射能を私たちがどれだけ気にしていないかというバロメーターになります。
そして放射能を気にしなくなったとき、原発事故は風化します。
原発事故の被害が放射能被害なんですから、放射能を気にしなくなった時に原発事故は風化します。
私たちは食べて応援するどころか、彼らが受けるべき補償、補償を受けるのを邪魔してるんです。
そして事故が風化すれば原発は再稼働します。
なぜ今原発が仮に動かないようになっているか、なぜ今原発が再稼働するかしないかで、せずにいられるか。
これは、福島原発事故がまだ続いているからです。
食べて応援というのは被災者の方の生活再建を邪魔するのはもちろん、私たちの生活に原発を入れてしまう行為なんです。
いいですか?どれだけ男前が食べて応援と言っても、みなさんは『それは違う。ちゃんと考えろ』そう言ってください。
そして明日から出来る簡単な原発反対運動、三つ目。
みなさん、夏に参議院選挙があります。今はわざとわかりにくい憲法を争点にしていますが、原発政策もひとつここは注目してください。
原発を肯定する政党には投票しないでください。
自民党は原発再稼働を明言しています。『安全が確認できた原発は再稼働!』
この言葉おかしいですよね?
みなさん、安全が確認されたドライバーは事故を起こしませんか?
安全が確認できた家は火事になりませんか?
安全が確認された飲食店は絶対ノロウィルスは出ませんか?
安全が確認できても事故は起きる、皆さんよく御存じのはずです。
それでも車が走り、天ぷらという料理が調理され、生牡蠣は美味い!なぜか?
私たちにはシートベルトがあり、消防署があり、ノロウィルスに対する対処療法をしてくれる人がいるからです。
ところが放射能には勝てません!!逃げるしかないんです。
目にも見えません。完全に防ぐこともできません。目の前に放射能があるときに、それこそ安全を確認できないんです。

自民党はそんな理屈にもならないことを言いながら、原発再稼働を明言しています。
民主党はどうでしょうか?民主党も同じです。再稼働容認ですから、語るものはありませんね。
日本維新の会、こちらも再稼働を容認しています。
大飯原発の時はね、橋下さんの変容ぶりは凄かったですね。
国民の生活が第一、と旗に掲げた生活の党。こちらは核融合なるものを推進しています。
これはトリチウムという非常にやっかいな放射能を出します。
原発の何が問題か?放射能の被害が原発の事故の被害だ、ということがわかっていません。
みんなの党、共産党。こちらは絆で東北の瓦礫を受け入れましょう、焼いて燃やして応援だ!
東北の震災廃棄物には1kgあたり100ベクレル以上の放射能がついているものがあります。
さらに六価クロムとかアスベスト。アスベストは一昔前話題になりました。
本来厳重に取り扱われるはずの猛毒が、なぜかみんな一緒になって燃やしてしまえという、そんな風になっています。
放射性物質をはじめ、様々な健康被害を出す汚染物質を閉じ込めることなく、全国各地で燃やそう、そういう考えなんですね。
原発がなぜいけないのか、なぜ怖いのか、こちらも全くわかっていません。
これがわかっていない原発反対なんて、ただの人気取りです。

じゃどこに入れたらいいんだ、どこに投票したらいいんだ?
はっきり言いましょう、どこにもまともな政党なんてありません。
投票するところなんてないんですよ。
だから半分以上の人が選挙に行かなくなるんです。
選挙に行かないのは決して悪い事ではありません。
これはみなさん、勘違いしないでください。ニュースのように煽りますけどね、選挙に行かないことは悪い事じゃないんです。だってまともな政党がな いんですから。
まともな政党がないのに無理やり与えられた選択肢の中で選べなんて冗談じゃないです。
じゃ、どうすりゃいいんだ?ということになるんですが、原発を止めるために私たちができること、それは、まず『投票』です。
投票から始まる『監視』と『是正』なんです。

大阪である人物が当選しました。その人は言いました。『当選したという事は白紙委任状を貰ったようなものだ』と。
つまり当選した以上は大阪市長として私は4年間任されましたから好きなようにやらしてもらいますよ、と。
『ふざけんな、ゴルァ!』ですね。
この町には湯崎という知事がいます。松井という市長がいます。
もしも彼らが『当選したんだから好きなようにやるよ』と言い、財政苦しいから公立高校の授業料月10万にしますと言ったら、みなさん家計困ります よね?オイオイオイ、待てよ!となります。
広島市で車持ってる人は贅沢なので月5万頂きますよと言ったらどうなりますか?やっぱりみなさん、オイオイ待てよ、ですよね?
それなんです。『オイオイ、待てよ』なんです。
その声を出すのが、私たちの責任なんです。
政治家の責任というのは当選することではありません。これは当たり前です。
政治家の責任は当選することではなく、その仕事の中身にあります。
そのように私たちの責任も投票ではなく、投票後の中身にあるんです。
どうかみなさん、原発を動かして、被曝を私たちに押し付けて、汚れ物の処理を未来に押し付ける政治家に抗議してください。

どうやって抗議したらええねん?そんなのは簡単です。
一番簡単なのは今すぐ私たちと一緒に歩いてください。
そうしていただければ大変光栄です。
でもやっぱりこっ恥ずかしいじゃねえか、よりによってなんでこんな人の多い日に何言ってんだという方。一番簡単なのは電話とかFAXとかという手 があります。
FAXはね、これは政治家の方は本当に迷惑するそうです。事務所紙だらけになりますからね。
あとはこれは私自体やったんですけど、ツイッターで湯崎知事に延々と話しかけてください。彼が読んでいるかどうかわかりませんが。
そういうところから始めてください。
黙っている子羊になったままでは、間違いなく殺されます。
原発を止めるために私たちが明日から出来ること三つ。
銀行に預金しない。
食べて応援しない。
政治家の監視と是正。
私たちがこれらを実行し原発を動かさない世界をつくりましょう。
どうかよろしくお願いします。

◆Kさん

みなさんに知って欲しいことがあります。
福島の子どもたちのことです。
福島県郡山市の小中学生が、年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるようにと裁判を起こしました。
テレビや新聞などの大手メディアではこの裁判を報道しません。
テレビや新聞のスポンサーが東電や東電の株主だからです。
スポンサーにとって都合の悪い事は報道しないんです。
2012年4月に発表された甲状腺検査の結果、
福島の13市町村3万8千人の子どもの35%、
そして福島市の4万2千人の子どもたちの43%に嚢胞が見つかっています。

みなさんは子どものころ、どんなことを考えられていましたか?
自分や家族がいつ病気になるんだろう、大人になるまで生きられるんだろうか?
大人になっても子どもを産めないんじゃないか?
そんな心配をしていたでしょうか?
放射能は目に見えません。においもなく、味もしません。
福島だけでなく、東北、関東の子どもたちも放射能に怯えながら暮らしています。
広島や長崎に原爆が落ちた時、みんな放射能のことを知りませんでした。
今では東海村の事故やチェルノブイリの事故後、放射能は有害であることを皆さんは知っているはずです。
広島の近くにも原発があります。
事故が起きたらここも同じになるんです。
どんなに新しく基準を高くした原発を作ろうと、必ず老朽化します。
人は必ずミスをします。
人間がいくら頑張っても地震や大津波に勝てる原発を作ることはできないんです。
放射能は生き物にとって有害です。
無害になるまで何千年も何万年もかかるんです。
どうか原発が本当に必要かどうか考えてみてください。
地震があるたびに原発の心配をする、食事のたびに放射能の心配をする、
それをこれから先ずっと、自分の子どもや孫、そしてまだ生まれて来ていない、これから生まれる子どもたちに続けさせる社会はおかしいと思います。
どうか情報を探して、そして考えて下さい。宜しくお願いします。

◆網野

ゴールデンウィークの楽しいところを、無粋な話で…空気が読めなくてホント申し訳ありません。
毎週金曜日に歩いておりますんでこの日にぶつかってしまいました。
毎週金曜日、原発に反対して歩いております広島2人デモです。
自分たちで調べたことをチラシにして歩いております。もしよろしかったらチラシをお手に取ってください。
今日は憲法記念日なので、憲法の事を調べてチラシにしております。
ひとつ皆さんに知っていただきたい憲法の条項があります。
第12条です。読みますね。

(憲法12条朗読)

私たちは政治の事とかに関係すると白い目で見られるとか、思ってしまうんですけども、そんなことはありません。
ここにちゃんと憲法で保障されていまして、私たちは本当はこういうことをするものだと、ちゃんとここに書いてあります。
政治に関わるのはおかしいとか、そういうことを言う人がいたら、そっちがおかしいと思ってください。
政治とは我々の生活そのものの問題です。
恥ずかしがることも何にもありません。人の目を気にすることも、体裁を気にすることも全くありません。
ありがとうございました。