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第51回広島2人デモ 5月31日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第51回広島2人デモのご報告をいたします。

今日の参加者は6人
哲野、網野、大歳さん、じゃけえさん、Kさん、ツナさんでした。
そして情報交換会にはお仕事終わってから原田さん、そしてKさんの娘さんが駆けつけました。

集合場所に行く途中で大歳さんと合流。
早速哲野とICRPの実効線量(シーベルト)のごまかしについて議論をはじめています。

哲野「おい、駐車場に車がほとんどないぞ」
網野「ほんとだ、こりゃ今日の街は人が少なそうだ。」

網野は今日の報告用にと周りを撮影してました。
気が付くと空に珍しい雲の形が。
撮影してるところへ警察の方が。
網野「珍しい雲なのでつい撮ってました」
警察「ほんと珍しい雲ですね。そういえば低気圧が来てるみたいですよ…」
と携帯で衛星からの雲の様子を見せてくれました。
南側に低気圧。
衛星にもしっかり見ている雲が出ています。当然と言えば当然ですが。

そこへじゃけえさん登場。
指令書の確認をして雑談していると、しばらくして音楽が鳴りました。
出発です。

本日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130531_A4.pdf

いつものように各人の全文スピーチ内容は末尾にまとめてあります。

哲野「今日は寝不足なんで大歳さんの次、じゃけえさんお願いしますね」

大歳さんからはじまりました。

大歳さんは朝日新聞をはじめとするマスコミが
核推進の一機関である国連科学委員会の報告を取り上げ、
上位機関である国連人権理事会が福島原発事故後の対応について
人権侵害であると日本政府を批判していることを
取り上げもせず報じないことをスピーチしてくれました。
また、安倍首相がアフリカに札束をチラつかせて営業に行っていることにも触れました。
(自民党や大企業が稼いだ金ではない、私たちの血税ですが)
そして騙されないためにと今までの原発に関する流れをおおざっぱにまとめました。

大歳「ひとつ覚えていただきたいのは、火力発電は原発よりも何倍もコストが安いのです。
    電気料金の値上がりは無謀なアベノミクスによる円安によって引き起こされました。
    以上が電力会社がついてきた嘘です。
    次に自民党がついてきた嘘を述べたいと思います。
    昨年12月の衆議院選挙において東北から出た自民党の候補者たちは、これ以上の再稼働は認めないと公言しておりました。
    今彼らは何をしているのでしょう。
    原発だけではなく、TPPに関しても自民党議員の約半数はTPPへの参加を反対していましたが、
    安倍首相がTPP参加表明したあと、誰一人離党した議員はおりません。
    安倍首相は7月の参議院選までにみんな忘れてくれるはずとおしゃっているらしいです。
    有権者は完全にバカにされています。」

また、もんじゅの話に触れたあと、

大歳「…これで金食い虫でごく潰しのもんじゅを止めてくれて、
    原子力規制委員会はよくやったと言っている方もいらっしゃいますが
    JAEAには新たな金食い虫研究がなされております。
    私も知りませんでしたし、騙されるところでした。
    核融合研究開発は昨年の予算は110億円でしたが、
    震災復興特別会計から48億円がここに加わり、
    核融合研究開発の予算はトータルで367億円まで跳ね上がっています。
    原発も制御できないこの国が、核融合をできるという保証はどこにあるのでしょう。」

それ以前に震災復興特別会計からなんでこんなものに金が行くのかわかりません。
次にじゃけえさんにマイクが渡りました。

じゃけえ「・・・・福島の事故から2年経ちました。
     今になって放射能の被害はたいしたことはないと言っているのは何故でしょう。
     健康被害が現れてきている証拠ではないでしょうか。
     病気になったり突然死したり体調がずっとよくなかったり
     もしかしたら放射能のせいかもしれないと不安になった人に
     放射能の被害はたいしたことはない、病気も突然死も、
     慢性的な病気も放射能のせいではないですよと言いたいのかもしれません。

     みなさん放射能を気にしていますか?
     気にしていないのはなぜですか?
     周りの人たちが気にしていないからですか?
     テレビでは言っていないからですか?
     政府が安全だと言っているからですか?
     多数派だからですか?
     では多数派なら正しいのですか?
     テレビや政府が言っていることがなぜ正しいと思うのですか?
     あなたが信じるものの根拠は一体なんですか?
     自分の命を他人任せにするのはなぜですか?
     自分の命がかかってます。
     自分が納得いくまで調べて、考えて判断してください。
     貴方の判断は自己責任です。
     政府は責任を取ってくれません。
     是非自分で調べて考えてみてください。
     食べて応援はしないでください。」

と訴えました。
次に哲野にマイクが渡ります。
哲野は福島県浪江町の約1万人の和解仲介手続きの話をしました。

哲野「月10万円の根拠は交通事故の自賠責で入院した時に支払われるお金が月12万円なんだそうです。
    その12万円が根拠になって月10万円と政府の指針で決められたそうです。
    原発の放射能のために長年自分の住んでいたところを追われ、着の身着のままで逃げてもう2年以上も経つ。
    これでは生活ができない。
    でも福島の人は、政府が復興しましょう、早く復旧しましょうという掛け声にのってじっと耐えてきました。
    かつては現状回復、復興と言っていた人たちが、今は被害回復と言っています。
    そして浪江町の人々の訴えを読んでみれば、いったん原発事故が起ってみればいかに過酷な生活が待っているか。
    命があったとしても、自分の家を失い、故郷を失い、繋がりを失い、家庭の絆を失い、
    全てを失ってまるで流浪の民のように、あちらこちらで避難生活を続けている。
    報告を読むと、もう10回以上も避難所を変えた人がいるそうです。
    この人たちに月10万円の精神的慰謝料が高いのか安いのか私にはわかりません。
    ただ、1か月に10万円貰っても100万円貰っても(原発は)ごめん被ります。
    というのは、こうやって何の気なしに送っている日常。
    安全な家庭、空気、自然、これらはお金に変えられないものだからです。
    私たちは今安全だと信じて空気を吸っています。
    この空気にお金で値段はつけられません。
    毎日飲んでいる水、瀬戸内海の自然、こうしたものにもお金で価格をつけることはできません。
    失ってみて初めて浪江町の人たちは自分が失ったものの大きさに気が付きました。
    そしてお金の問題ではなく、被害回復が一番大事なんだと、2年経ってようやく行動を起こしました。」

とスピーチして折り返し地点の金座街に行くと、維新の会が街宣しています。
網野「どこの政党?」
大歳「維新ですよ。橋下さんの写真を裏返している」

哲野が気が付いて一言マイクで
哲野「橋下さんの写真が見えませんけど・・?」
と言うと、街宣のスピーチがぴたっと止まりました。
哲野が小声で「ま、いいか、イヤミ言うのよそうか」
橋下もグルですからね、大飯原発再稼働させたのは。
ここでKさんが参加しました。
5人になりました。

というわけで哲野スピーチが続きました。
その後は国連人権理事会の説明及びマスコミ批判のスピーチに。
そして最後に
哲野「私たちは大飯原発3号機4号機の稼働に反対して歩いています。
    原発問題は被曝問題、被曝問題は生存権問題だからです。
    私たちの生存権を根本から侵すので、私たちは反対して歩いています。
    原発問題はエネルギー問題ではありません。
    原発問題は被曝問題であり、健康問題であり、人権問題であり生存権問題であり
    それは私たちの基本的人権の問題です。
    そうした問題を国連人権理事会が第23回総会で初めて取り上げます。
    原発問題は被曝問題です。
    被曝問題は健康問題です。
    健康問題は人権問題です。
    特に基本的人権の3つの柱の大きな1つ、憲法25条の生存権の問題です。
    みなさん、原発の再稼働に反対しましょう。
    そして唯一稼働している大飯原発の稼働継続に反対しましょう。」

哲野のスピーチ中、ツナさんが参加。
哲野「(忙しいだろうに)よく来れたね!」
ということで早速ツナさんにマイクが渡ります。

ツナ「放射能は迷惑です。
    さあ、今日も明日から出来る原発反対運動、覚えて帰ってください。
    ①貯金しない
    ②食べて応援しない
    ③政治は徹底的に監視をし文句を言い続けよう!!
   みなさん貯金をしてはいけません。銀行は原発の株主です。
   銀行にお金を貸すということは、原発にお金を貸すということです。
   原発にお金を貸しても、高い電気代でむしり取られるだけです。
   放射能で返済される利子なんてまっぴらごめんです。
   ちょっと名前をあげると、三菱東京UFJと三井住友は最悪です。
   私も広島銀行から全部おろしました(一桁ですが)。

   ・・・そんな私も政治が大嫌いです。政治家が大嫌いです。だからはっきり言います。
    選挙なんて行く価値ありません。無いんです。
    ニュースで散々民主主義のためにとか国民の声をとか義務がどうのとか言いますが、選挙なんて行く価値ないんです。
    だって投票する価値のある候補者がいないんですから。
    じゃあどうしようか?このまま絶望して政治家の勝手にしてもらいましょうか?
    いやいや、それは困りますね。
    皆さん、絶望してください。大いに絶望してください。
    そしてその絶望を胸に、是非投票へ行ってください。
    その時あなたは、全く投票する価値のない候補者、私たちのことも、次の世代のことも、
    世界中のことも考えない自分のことだけが気がかりな連中の名前を目にするでしょう。
    怒ってください。イカってください。
    あなたのその怒りが、この世界を変える唯一の原動力です。
    そして政治家に文句を言い続けてください。
    誰が当選しようと、そいつがストレスでどうかなるくらいに言い続けてください。
    あなた自身が政治家になる必要はありません。
    あなたは一人のこの国に住む人間として、それを代表している政治家に文句を言えばいいのです。
    そして、その行動を監視してください。それこそが私たちの義務です。
    政治家を決めることだけでなく、政治家に政治をさせること、またもな政治をさせることが私たちの義務です。

    ・・・まともな政党はありません。繰り返します。まともな政党はありません。
    それでも、おかしいところがひとつでも少ない候補者に投票してください。
    そして、そのおかしいところを徹底的におかしいと文句を言い続けてください。
    政治家が泣くまで、泣いても言い続けてください。応援なんてしてはいけません。
    勘違いさせるもとです。とにかく「おかしい」「間違ってる」「それは悪意だ」言い続けてください。
    そうすれば、世界は少しずつでも変えられます。あなたがその一端を担ってます。
    分かってください。原発を止められるのはあなたです。
    原発を動かし続けられるのもあなたです。あなたにはその両方があります。
    だから、あなたが明日どうするかで、原発が明日どうなるかが決まるのです。
    世界を変えられないと思わないでください。
    あなたがそう思うことで、世界は一人分変わらない方へ流れます。
    世界が変わらなければ、私たちはもっと沢山の、この中和も治療も出来ない毒、放射能を持ってしまいます。
    世界が変わらなければ何も、私たちは次の世代が笑顔になるようなものを残せないんです。」

ツナさんのスピーチはちょうど本通り電停交差点を通る形になったのでボリュームを上げてスピーチを流しました。
終わったとたん「お見事!」と声を掛けました。
原発問題は日本の民主化問題でもあります。
大歳さんといい、ツナさんといい、参院選に向けて大事な事を言ってくれます。
哲野が一言。
哲野「ほんとだよね。選挙に行かなくて投票率が下がって喜ぶのは自民党だからね。
    この手で去年の衆議院選挙は28%の得票率で70%の議席を取ったんだからね」

次にKさんにマイクが渡ります。
いつものように福島集団疎開裁判の話に触れ
福島の子どもたちが被曝させられ続けていると訴えました。

Kさん「日本は縦に長い国です。
    震災に遭ったのは東北で、原発被害にあったのは福島だ、
    そんな風に思っておられませんか?
    風向きによっては広島に届いているかもしれないんです。
    (※広島に届いていることは確実。原子力施設運転管理年報平成24年度版参照のこと)
    チェルノブイリの時の大きな事故、世界中に拡がった放射能
    福島は事故自体チェルノブイリほどでなかったにしろ
    放射能は2年経った今でも出続けています。

    海は汚染され、空気中には放射能が放出され続けています。
    何百キロ離れていようと、風にのって放射能が届いていないとは限らないんです。
    この広島で自分たちが食べているもの、飲んでいる水、吸っている空気
    福島から離れているから安全だと思ってはいませんか?

    政府は何もしていません。
    東電も何もしていません。
    本当にやらなきゃいけないことをするためには
    莫大なお金と莫大な人の手が必要です。

    けれど政府は東電だけにその対応を任せて何もしていません。
    そして終わったかのように見せかけの報道だけを繰り返し
    原発の再稼働までしようとしています。」

と、福島だけの問題ではないと訴えました。

最後に網野にマイクが渡りましたが、元安橋に帰ってきてしまいましたので
一言「原発を止めましょう!」と言って終わりました。
哲野「なんじゃそりゃ!」
と言われましたが仕方ありません。
網野は言いたいことがすっかりぶっとんでしまいました。

警察の方にお礼を言ってお別れし、
情報交換会になりました。

まず最初に今日の反応から。
チラシは40部用意していたのですが、10部くらい余ったようです。
というのも最近みなさん、反応のある人とか渡したい人、取りに来た人しか渡さなくなっているのでそのせいもあります。
哲野「警察の方が肩をたたくので振り返ると、ずっとチラシくださいと話しかけてた女性がいたらしい。
    僕気が付かなかったよ。
    あとで警察にお礼を言っておいた」
哲野は前にもありました。後ろから話しかけられると気が付かないようです。
じゃけえ「チラシを交換しましょうと言われて交換しました」
見ると、核兵器廃絶に関する中国新聞の記事のコピーだったようです。
網野「プラカードをサラリーマンがよく見てたのはわかった」
サラリーマンのほぼ8割が見てました。
Kさん「チラシはとらなかったけどね。」
Kさんの感触はよかったようです。チラシを渡していたところも見ました。
Kさん「渡したチラシをじ~~と見ながらずっと向こうまで歩いている人がいましたよ。
    思わずどこまでチラシを見るのか、ついていきたくなった」

それから通りの中ほどでデモを追い抜いた高校生男子2人が
「原発は・・・」と話題にしていたのを見かけました。
話の内容が聞けなくて残念です。

哲野「今日もツナさんが食べて応援をやめよう、と言ってたけど本当だ。
    食べて応援しようという人たちの頭の中には、
    放射能汚染食品は基準値以下であれば安全という誤解が刷り込まれている。
    現実はそうではない。
    チェルノブイリ事故で汚染食品摂取の内部被曝のケースを見てみると
    セシウム137の話だけど、1kgあたり数ベクレルの食品を毎日摂取して
    50~60ベクレルの蓄積になったところで様々な病気を発症している。
    (12歳以下のベラルーシの子どものケース)
    食べて応援は結局放射線被曝の強制になってしまう。
   風評被害がもしあるならば、それは東電や政府が補償すべきだ。
   わずかな放射能でも十分に内部被曝の危険がある。
   つまり政府や東電は自ら責任がある補償を、
   風評被害、食べて応援という掛け声で私たちに押し付け、被害補償を安く買いたたいている。
   どこの国でもそうだけど、一般庶民というのは善意の塊だ。
   困っている人があれば助けてあげたい、と思うのが普通だ。
   この善意と、充分な放射線被曝についての情報を与えず
   いわば無知につけこんで食べて応援と掛け声をかけて
   結局被曝強制をしたうえ、補償を安く値切っている。
   ツナさんは正解だね。」
網野「そうだね。
    善意の人が福島の人は可哀そうじゃないか、と
    私たちを酷い人間扱いするのも政府は計算ずくなんだろうね。」

長くなるのでこの辺で終わります。
情報交換会は2時間越えになりました。
色々話し合ったのですが長くなるので割愛します。

ツナさんがツイートでこんな言葉をつぶやいていました。
「ずいぶん私はキャッチーなスピーチをしたと思ってます。
 声にならない声が多いことは、差別問題を見れば明白です。
 世界を少しずつ変えると言っても、その少しには途方もない時間と労力を伴います。
 それでも私は原発が嫌いなので、諦めたくはありません。 」

以上ご報告いたします。
ちなみに来週6月7日は広島恒例の祭り、「とうかさん」があります。
いつの間にか、とうかさんが浴衣の着初めイベントとなった観があります。
それで、私たちも浴衣でデモする予定です。

=====以下各人のスピーチ全文です。======
◆大歳
日本の大手のメディアは橋下徹氏の発言問題と、オリンピックにおけるレスリングを種目から外すかどうかという問題、そして東京都のオリンピック誘 致の問題などを盛んに報じておりますが、その一方で国連人権理事会のグローバー報告における日本政府への原発事故後の対応に対する激しい批判に関 しては、一切無視するという態度を取りつづけております。
確かに橋下徹氏の発言は論外なのですが、橋下氏をあそこまで増長させてきた責任はメディアにもあります。メディアというものは、国民が関心を持つ かどうかだけではなく、重要なことを伝えていくこともその役割になります。
その橋下氏を激しく追及している朝日新聞は、5月27日の一面トップに、福島事故はチェルノブイリの30分の1であるというUNSCEARの報告 書を取り上げました。
UNSCEAR(国連科学委員会)とは国連人権理事会と同じく国連に属する組織です。
(※しかし国連人権理事会は総会の直下の下部組織、UNSCEARより遙かに上位の組織です。)
正しくは「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」の略とのことですが、核推進勢力であるIAEAやICRPの国連版のような組織です。
こうした権威の衣をまとった原発推進勢力は、福島の事故は実はたいしたことはない、というデマのキャンペーンを流し、その勢力を維持しようと必死 になって務めています。
それに喜んで手を貸しているのが朝日新聞ということになります。
プロメテウスの罠のような原発問題の闇をあぶりだす一方で原発推進に加担する一貫性を欠いたスタンスを続けており、朝日新聞はエセ紳士と言われて も仕方のない新聞社です。
なぜこのような国際的な原発推進勢力は福島の事故は実はたいしたことはない、というデマを世界中に刷りこもうとしているのか。
それは世界中の新興国に原発を売り込みたいからです。
安倍首相は今日からアフリカ各国の首脳とリレー会談を開始していくとのことですが、ベトナム、インド、サウジアラビアなどの国々に対して原発の セールスを行ってきたのと同様に、『日本の世界一安全な原発はいかがですか』と日銀に刷らせた札束をチラつかせて話を持ちかけるかもしれません。
冷却水の確保が難しい国に、無責任にも事故を起こした日本の原発を輸出する、恐らく安倍首相の思考回路にはそういったことは恥ずかしいことだとい う概念が存在しないのだと思います。
暴走したファシスト政権が今から始めていくことは、国内は原発の再稼働ラッシュであり、国外においては原発の輸出ラッシュです。そうしたことを進 めながら人々の記憶の中からフクシマを忘却させていく、そういったことを大手メディアと大手広告代理店を通じてやっていきたいと考えているのが ファシスト政権自民党であり、財界と官僚、そして米国です。

これ以上彼らに騙されないために、本日は私たちがいったいどれだけ騙され続けてきたかという総点検をしたいと思います。

2011年3月11日、巨大な地震と津波が福島を中心に東北地方東部沿岸を襲いました。
そして福島第一原発は破壊され、同時に日本の原発は壊れないという原発安全神話も壊れました。
ではそれ以前、原発に関してどのようなコマーシャルが流れていたでしょう。
原子力発電は地球の温暖化の原因であるCO2の排出が少ない、エコでクリーンな発電方法です、というコマーシャルがテレビやラジオで繰り返し放送 されていました。
これに出演していた有名人や文化人は高額なギャラが支払われてきましたが、これらの広告代の源泉は当然、私たちが支払ってきた電気料金です。
原発事故が起ったあと、さすがにそのような嘘はつけなくなりましたが、次に考え出されてきたのが、原発を止めてしまうと電気が足りなくなるという キャンペーンでした。
東京電力管内では計画停電が行われましたが、こんなことは必要なかったということがすぐにばれてしまいました。
今稼働している原発は大飯原発の3号機と4号機だけであり、これを止めても一切電力不足は起こらないことがわかっております。
つまり、大飯原発再稼働の理由は関西電力の経営上の理由だけのことです。
そして、苦しくなった電力会社が次に考え出したことは、「火力発電はコストが高い、これに頼っていると電気料金を上げなければならなくなる」とい う嘘でした。
これも実は電力会社が大手商社から通常の何倍も高い値段で火力燃料を仕入れていることがわかりました。
このことは今でも新聞テレビでは報じられていないために、今でも火力燃料が高いと信じているひとが少なくありません。
ですから今日、ひとつ覚えていただきたいのは、火力発電は原発よりも何倍もコストが安いのです。
電気料金の値上がりは無謀なアベノミクスによる円安によって引き起こされました。
以上が電力会社がついてきた嘘です。
次に自民党がついてきた嘘を述べたいと思います。
昨年12月の衆議院選挙において東北から出た自民党の候補者たちは、これ以上の再稼働は認めないと公言しておりました。
今彼らは何をしているのでしょう。
原発だけではなく、TPPに関しても自民党議員の約半数はTPPへの参加を反対していましたが、安倍首相がTPP参加表明したあと、誰一人離党し た議員はおりません。
安倍首相は7月の参議院選までにみんな忘れてくれるはずとおっしゃっているらしいです。
有権者は完全にバカにされています。
そしてその有権者をバカにしている自民党から7月の参議院選挙で広島から立候補するのが溝手顕正さんになります。溝手さんに票を入れてしまうと脱 原発は出来なくなってしまいます。
どうかみなさん、これ以上騙されることなく、責任あるご判断をされることをお願いしたいと思います。
私から最後にひとつ、騙されないためのニュースをお知らせしたいと思います。
このたび原子力規制委員会はJAEAに対して高速増殖炉もんじゅの運転再開だけではなく、運転再開のための準備作業も認めない方針を明らかにしま した。
これで金食い虫でごく潰しのもんじゅを止めてくれて、原子力規制委員会はよくやったと言っている方もいらっしゃいますがJAEAには新たな金食い 虫研究がなされております。
私も知りませんでしたし、騙されるところでした。
核融合研究開発は昨年の予算は110億円でしたが、震災復興特別会計から48億円がここに加わり、核融合研究開発の予算はトータルで367億円ま で跳ね上がっています。
原発も制御できないこの国が、核融合をできるという保証はどこにあるのでしょう。
この聞きなれない核融合研究に関してはまたの機会にしたいと思います。

◆じゃけえ

毎度お騒がせしております。
広島2人デモです。
原発に抵抗して歩いております。
みなさんに知っていただきたいことをスピーチしながら歩いております。

私たちは専門家ではありません。
団体でもありません。ましてや宗教でもありません。
一般の市民が原発に抵抗するために集まって歩いております。

毎回チラシを作っております。
よろしかったら是非読んでみてください。

国連人権理事会が日本政府のICRP勧告に基づく放射能への対応を、厳しく批判しました。
ICRP勧告のデータには誤りが多く、事実と反しています。
放射能被害を過小評価しています。
放射能が人に及ぼす健康被害は何代にもわたります。
放射能が環境に対する放射能汚染は何万年にもわたります。
チェルノブイリ原発事故から27年経った今でも住民の被害が深刻であることから
ICRPの見解をあてにしてはいけないことがわかります。
つまり、ICRPの言っていることは嘘です。
そのICRPにならい、模範的に実践しているのは日本政府です。
国民の不必要な被曝を容認しています。
放射能による健康被害を日本政府は容認しています。
放射能汚染拡大を日本政府は進めています。
国連人権理事会が日本政府の放射能汚染対応を厳しく批判したことを日本のマスコミは報道していません。
その代り、放射能の健康被害はたいしたことないです、と報道しました。
主要メンバーがICRPと変わらないUNSCEARの報告を元に報道しています。
福島の事故から2年経ちました。
今になって放射能の被害はたいしたことはないと言っているのは何故でしょう。
健康被害が現れてきている証拠ではないでしょうか。
病気になったり突然死したり体調がずっとよくなかったり
もしかしたら放射能のせいかもしれないと不安になった人に
放射能の被害はたいしたことはない、病気も突然死も、慢性的な病気も放射能のせいではないですよと言いたいのかもしれません。
みなさん放射能を気にしていますか?
気にしていないのはなぜですか?
周りの人たちが気にしていないからですか?
テレビでは言っていないからですか?
政府が安全だと言っているからですか?
多数派だからですか?
では多数派なら正しいのですか?
テレビや政府が言っていることがなぜ正しいと思うのですか?
あなたが信じるものの根拠は一体なんですか?
自分の命を他人任せにするのはなぜですか?
自分の命がかかってます。
自分が納得いくまで調べて、考えて判断してください。
貴方の判断は自己責任です。
政府は責任を取ってくれません。
是非自分で調べて考えてみてください。
食べて応援はしないでください。
宜しくお願いします。

◆哲野

毎度毎週金曜日お邪魔しております。
今唯一稼働している原発、関西電力の大飯原発3・4号機に反対して歩いています。
2人デモですが、現在4人で歩いております。

5月27日、福島原発事故のために、まだ避難生活を強いられている福島県浪江町住民が約2万1千人いるそうですが、そのうち半分の1万1千人が日 本原発賠償仲裁機構、いわゆる原発ADRに仲裁申立てしました。
精神的賠償は今月額10万円だそうですけど、これを月額35万円にしてくれという、こういう申立てをしました。
月10万円の根拠は交通事故の自賠責で入院した時に支払われるお金が月12万円なんだそうです。

その12万円が根拠になって月10万円と政府の指針で決められたそうです。
原発の放射能のために長年自分の住んでいたところを追われ、着の身着のままで逃げてもう2年以上も経つ。
月10万円ですから年間120万貰っている計算になります。
これでは生活ができない。
でも福島の人は、政府が復興しましょう、早く復旧しましょうという掛け声にのってじっと耐えてきました。
しかし2年以上も経ち、これ以上は我慢できない。
かつては現状回復、復興と言っていた人たちが、今は被害回復と言っています。
そして浪江町の人々の訴えを読んでみれば、いったん原発事故が起ってみればいかに過酷な生活が待っているか。
命があったとしても、自分の家を失い、故郷を失い、繋がりを失い、家庭の絆を失い、全てを失ってまるで流浪の民のように、あちらこちらで避難生活 を続けている。
報告を読むと、もう10回以上も避難所を変えた人がいるそうです。
この人たちに月10万円の精神的慰謝料が高いのか安いのか私にはわかりません。
ただ、1か月に10万円貰っても100万円貰ってもごめん被ります。
というのは、こうやって何の気なしに送っている日常。
安全な家庭、空気、自然、これらはお金に変えられないものだからです。
私たちは今安全だと信じて空気を吸っています。
この空気にお金で値段はつけられません。
毎日飲んでいる水、瀬戸内海の自然、こうしたものにもお金で価格をつけることはできません。
失ってみて初めて浪江町の人たちは自分が失ったものの大きさに気が付く。
そしてお金の問題ではなく、被害回復が一番大事なんだと、2年経ってようやく行動を起こしました。

私たち広島は福島から相当離れています。
原発事故の悲惨の実感はありません。
そして失礼ながら、歩いておられる方の多くは恐らくは自分に関係がないこと、と無関心でいらっしゃると思います。
しかし、自分の身近で起こればそれは無関心時ではありません。
福島で起こっていることが自分の身近で起こっていることと感じられるかどうか、福島で起こっていることは自分の問題と感じられるかどうか、これが 問題だと思います。
残念ながら多くの広島の人達は、まだまだ他人事です。
しかし5年以内にこれが他人事でない時代がやってきます。
それは低線量放射線被曝による健康損傷です。
チェルノブイリ事故の例を見てみれば多くの場合心臓の病気で死んでいく
死因の第一が心臓の病気、その兆候は日本各地に現れていると思います。
あと2年、3年もすると覆いようのない、隠しようのない現実として私たちの目の前に見えてくるのだと思います。

浪江町の人たちが集団申立てをした背景にはそうした原発の苛酷事故の現実があります。

(ここで維新の会が街頭宣伝してたの見て)
橋下さんの写真が見えませんけど!
まあいいか、イヤミ言うのよそうか。

スイスのジュネーブで5月27日から6月14日の日程で
国際連合人権理事会が開かれます。
年に1回開かれる、国際連合人権理事会の総会がはじまります。
27日からですからもう始まっていますね。
この総会の大きなテーマの一つが福島原発事故です。
福島原発事故は人権侵害ではないか、人々の健康を守るという観点からは、福島原発事故は人権侵害ではないか、こういう観点から議論します。
議論のための報告書はもう出ております。
インターネットで読むことも出来ます。
日本語になっていないのですが読むことは出来ます。
その内容をお配りしているチラシに簡単にまとめています。
一言で言うと、事故後の日本政府の対応は、人間の健康を侵している、つまり人権侵害だ、これが第一です。
第二は日本の政府が放射線防護政策で依拠しているICRP国際放射線防護委員会、このリスクモデル、この防護勧告は誤っている。
人間の健康をリスク対経済効果…リスク対経済効果と言うのはICRPの放射線防護の3原則の重要な柱ですが
つまり健康よりも経済的利益が優先である、これが放射線防護政策の柱としてICRPは打ちたてていますが
その考え方は人権を守る、一人一人の人権を守るという枠組みからは外れていると報告しています。
国連関係者からICRPの考え方を明確に否定したコメントで私たちとしては非常に注目すべき内容でした。
その他にも色んな意見を述べています。
放射線被曝に安全量はない、このことは世界中の常識になっているんですが
この常識を通用させない日本政府、日本の官僚を厳しく批判しております。
日本政府は100mSv以下では安全であるかのような宣伝を行っておるが、これは間違いである。誤った考え方を日本の市民に持たせる恐れがある。 こういう教育は、こういうパンフレットはやめるべきである。
むしろ子どものときから放射線に対し正しい知識を持つように教育しなさい。こういう勧告をしております。
非常に真っ当な意見です。
国連の沢山ある理事会のひとつですが、その理事会の中の報告がはじめて真っ当な報告を述べました。
しかしこの国連人権理事会の報告は、ほとんど報道されませんでした。
朝日新聞が1段8行くらいの記事で、しかもこの人権理事会報告の中身を全く外したような紹介記事を書いていたのが目につく程度でした。
みなさんが国連人権理事会で日本の福島原発事故による放射能危機が国際的な人権問題として取り上げられている、人間の生存権問題として取り上げら れている、このことをご存知の方はほとんどいないと思います。
しかし皆さんがご存知であろうがなかろうが、みなさんが関心を持とうが持つまいが、国連人権理事会が指摘するとおり、福島原発事故による放射線被 曝、低線量被曝による健康被害は人権問題、特に基本的人権の3つの柱の一つである生存権に関わる問題、このことは間違いありません。
みなさんが知ろうが知るまいが、関心を持とうが持つまいが、生存権問題は事実としてそこに存在します。
報告は日本の憲法第25条にも触れていました。
これは我々国民の健康で最低限の生活をおくる生存権基底の問題として有名です。
国連人権理事会の報告書は日本にはこうした法的枠組みがあるのだから、この法的枠組みをしっかり守るように日本政府に強く勧告しています。
全く同じ時期ですが、5月27日、朝日新聞大阪本社版のトップはこの国連人権理事会の報告ではありませんでした。
なんとトップは国連科学委員会。
国連科学委員会も今月末からジュネーブで第60回総会を開くんですが、ここに対する報告書案を報告していました。
この報告書案は一言で言えば、福島原発事故はチェルノブイリに比べて3分の1から4分の1である、発症する病気は甲状腺がんのみである、甲状腺が んの発症は被曝線量を考えると恐らくチェルノブイリの30分の1から10分の1であろうと推測しています。
それでは、チェルノブイリ事故は甲状腺がんの発症はいくらだったか。
国連科学委員会の報告は約6000人だったとしています。
6000人の甲状腺がん以外は、チェルノブイリ事故では被害はなかった、健康損傷はなかった、健康損傷であることの因果関係は見つけられる病気は なかったと報告しています。
従って、チェルノブイリ事故を例にとれば、福島原発事故の健康被害は甲状腺がんが10分の1から30分の1。
普通の一般の市民で、この朝日新聞の記事を内容を含めて正確に理解できるだけの知識を持った人はほとんどいないと思います。
朝日新聞の記事も実効線量と等価線量の区別も全くつけず、単にシーベルト、シーベルトというだけで、書いている自分が何を書いているかわかってい るかどうか、もわかりません。
ただ、印象としては日本の福島原発事故の放射線による健康被害はたいしたことはないということを強く印象つける内容になっていました。
2000年に入って、特に2005年以降、チェルノブイリ事故のおびただしい研究成果が日本に入ってきています。
ほとんどがインターネットで読めます。
中には日本語に直されているものを多いです。
研究機関だけではなく、ウクライナ政府がかなり赤裸々な放射線による被害の報告を書いてます。
つまり私たちは、チェルノブイリ事故の放射線被害の現状を知ることが出来るわけです。
みなさんがそれを知りたいと思っているかどうかは私はわかりません。
私は知りたい。だから一生懸命読みました、調べました。一生懸命勉強しました。
そうすると死者だけでも20年間にウクライナ1か国で約650万人。
今現在ウクライナ政府が登録している患者・被害者の数は約220万人。
全ヨーロッパに広げると恐らく数千万人の人がチェルノブイリ事故で被害を受けました。
がんばかりではありません。
がんはむしろ少ない。
本当に多いのは心臓、呼吸器系の疾患。
これは一言で言えば人間の身体が老いていく、老化していく。英語では「non specific ageing」
非特異的老化と言いますが、つまり放射線の人体に対する影響は全般的な老化をもたらす、
自然老化ではなくて、理由のはっきりしない老化をもたらす、
ですから心臓もおかしくなれば、呼吸器系もおかしくなる。
生殖器系も泌尿器系も循環器系も感覚器官も筋骨格系もすべてがおかしくなる。
これらの報告を総合して表現した内容です。
この時代がすぐにやってきます。もうすでに兆候が現れているのかもしれません。
心臓病で突然亡くなる、30歳代40歳代の人が突然亡くなる、これは99%、直接間接的に放射能が関係していると言えます。

私たちは大飯原発3号機4号機の稼働に反対して歩いています。
原発問題は被曝問題、被曝問題は生存権問題だからです。
私たちの生存権を根本から侵すので、私たちは反対して歩いています。
原発問題はエネルギー問題ではありません。
原発問題は被曝問題であり、健康問題であり、人権問題であり生存権問題であり
それは私たちの基本的人権の問題です。

そうした問題をはじめて国連人権理事会が第23回総会で初めて取り上げます。

原発問題は被曝問題です。
被曝問題は健康問題です。
健康問題は人権問題です。
特に基本的人権の3つの柱の大きな1つ、憲法25条の問題です。

みなさん、原発の再稼働に反対しましょう。
そして唯一稼働している大飯原発の稼働継続に反対しましょう。

◆ツナさん

皆さん、毎度お騒がせしております。静かな静かな放射能と、ウルサイウルサイ私たち。どちらが皆さんにとって迷惑だろうと考えることがあります。 そして、今日も確信を持ってここに参りました。
放射能は迷惑です。
さあ、今日も明日から出来る原発反対運動、覚えて帰ってください。
①貯金しない
②食べて応援しない
③政治は徹底的に監視をし文句を言い続けよう!!
みなさん貯金をしてはいけません。銀行は原発の株主です。銀行にお金を貸すということは、原発にお金を貸すということです。原発にお金を貸して も、高い電気代でむしり取られるだけです。
放射能で返済される利子なんてまっぴらごめんです。
なお、郵貯銀行や一部の信金に電力会社の株を持ってないものもあります。
そこをどう利用なさるかは私は申し上げませんが、金融市場というものが原発と同じような体質で一部の人間が弱いものから力を吸い上げるように出来 てるものだということを蛇足ながら申し上げておきます。
ちょっと名前をあげると、三菱東京UFJと三井住友は最悪です。私も広島銀行から全部おろしました(一桁ですが)。
それから皆さん、食べて応援してませんか?被曝してませんか?放射能にやられて鼻血出してませんか?放射能、もう少し気にしてください。放射能が あるから原発事故はヤバイのです。そして何より放射能がヤバイのです。そこの所よろしくお願いします。
特定の地域の物を避けるのは心が痛いです。そんなことしたくないのは私も同じです。しかしそうは言ってられない。なぜならば、私たちが「仕方な い」と思って浴びている放射能は本来もっと閉じ込めて避けるかとが出来る物なんです。私たち「面倒だからあいつらのことは諦めよう」って放射能浴 びせられてるんです。そこの所よく知っておいて下さい。
さあ今日は夏の参院選が少しずつテレビでも取り上げられてくるでしょうタイミングで、少し政治のお話をしたいと思います。
皆さんは支持政党はありますか?おうちの壁に公明党のポスターが貼ってあるとか、祖父は昔赤狩りに遭い投獄されてましたとか、勤務先の病院で岸田 外務大臣を外来のロビーで総出でお出迎えしましたとか、皆さん何らかの政治に関するしがらみをお持ちでないかと思います。そして、あるいは政治が 嫌いなんじゃないかと思います。
私もそうです。私も政治のしがらみがあります。あれは総理大臣になる少し前の麻生太郎のパーティーで今の岸田外務大臣が一所懸命に太鼓を持ってい たのを知っています。そんな私も政治が大嫌いです。政治家が大嫌いです。だからはっきり言います。
選挙なんて行く価値ありません。無いんです。ニュースで散々民主主義のためにとか国民の声をとか義務がどうのとか言いますが、選挙なんて行く価値 ないんです。だって投票する価値のある候補者がいないんですから。
じゃあどうしようか?このまま絶望して政治家の勝手にしてもらいましょうか?
いやいや、それは困りますね。
皆さん、絶望してください。大いに絶望してください。そしてその絶望を胸に、是非投票へ行ってください。
その時あなたは、全く投票する価値のない候補者、私たちのことも、次の世代のことも、世界中のことも考えない自分のことだけが気がかりな連中の名 前を目にするでしょう。
怒ってください。怒ってください。
あなたのその怒りが、この世界を変える唯一の原動力です。
そして政治家に文句を言い続けてください。誰が当選しようと、そいつがストレスでどうかなるくらいに言い続けてください。あなた自身が政治家にな る必要はありません。
あなたは一人のこの国に住む人間として、それを代表している政治家に文句を言えばいいのです。
そして、その行動を監視してください。それこそが私たちの義務です。
政治家を決めることだけでなく、政治家に政治をさせること、またもな政治をさせることが私たちの義務です。
人間というのは力を持てば使いたくなります。
だから人間はとうとう核爆弾というものまで作ってしまいました。
そんな力、権力を持った政治家は私たちがきちんと監視して私たちが制御しないといけないんです。
それを怠ったから、原発が爆発するまで私たちは一瞬でも原発を全て止めることが出来なかったんです。
そして未だに原発を止められないんです。
皆さん、まずは少しでも原発を嫌いな候補者に投票してください。そんな奴はいないかも知れません。残念ながら現実です。では、どうやってこの悪ど い政治を握りつぶしてやりましょうか?
政党で見れば、自民党は再稼働ゴーゴーな政党です。民主党は原発0を維持する意志を持たなかった政党です。公明党は日和見です。論外です。維新の 会は大飯再稼働を阻止するふりをして容認した再稼働お助けマンな政党です。社民は地方選で自民や民主と連立して候補者を推薦することがある保身の 党です。生活の党はトリチウムという非常に厄介な放射能を出す核融合という技術を推進しています。みんなの党は絆の震災瓦礫広域処理に賛成した党 です。あれで日本中が放射性廃棄物処分場になる布石が出来ました。共産党も同じくです。あの党は新しいことを知りません。はっきり言います。まと もな政党はありません。繰り返します。まともな政党はありません。
それでも、おかしいところがひとつでも少ない候補者に投票してください投票してください。
そして、そのおかしいところを徹底的におかしいと文句を言い続けてください。政治家が泣くまで、泣いても言い続けてください。応援なんてしてはい けません。勘違いさせるもとです。とにかく「おかしい」「間違ってる」「それは悪意だ」言い続けてください。
そうすれば、世界は少しずつでも変えられます。あなたがその一端を担ってます。
分かってください。原発を止められるのはあなたです。原発を動かし続けられるのもあなたです。あなたにはその両方があります。
だから、あなたが明日どうするかで、原発が明日どうなるかが決まるのです。
世界を変えられないと思わないでください。あなたがそう思うことで、世界は一人分変わらない方へ流れます。世界が変わらなければ、私たちはもっと 沢山の、この中和も治療も出来ない毒、放射能を持ってしまいます。世界が変わらなければ何も、私たちは次の世代が笑顔になるようなものを残せない んです。
どうか原発のことを嫌いになってください。私たちも、私たちの次の世代も不幸にする原発を、どうか嫌いになってください。お願いします。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
広島2人デモです。
原発の再稼働に反対して歩いております。

みなさんに知って欲しいことがあります。
今福島で起きていることです。
福島県郡山市の小中学生が、年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるようにと裁判を起こしました。
テレビや新聞などの大手メディアは、この裁判を報道しません。
政府、東電、東電の株主である企業がスポンサーだからです。
スポンサーに都合の悪い事は報道しないんです。
震災以前、子どもの甲状腺異常は1%未満でした。
しかし2012年4月に発表された甲状腺検査の結果、福島の13市町村3万8千人の子どもの35%、そして福島市の4万2千人の43%に嚢胞が見 つかっています。
甲状腺がんが見つかった子もいます。
通常ならば子どもの甲状腺がんは100万人に一人の割合にも関わらずです。

子どもたちは被曝線量を計るためのものを首から下げさせられています。
これは記録を取るためのものであって、子どもたちや親に危険を知らせるものではありません。
汚染されているとわかっている福島産のコメを、給食で食べさせられ被曝させられ続けています。

日本は縦に長い国です。
震災に遭ったのは東北で、原発被害にあったのは福島だ、
そんな風に思っておられませんか?

風向きによっては広島に届いているかもしれないんです。
チェルノブイリの時の大きな事故、世界中に拡がった放射能
福島は事故自体チェルノブイリほどでなかったにしろ
放射能は2年経った今でも出続けています。

海は汚染され、空気中には放射能が放出され続けています。
何百キロ離れていようと、風にのって放射能が届いていないとは限らないんです。
この広島で自分たちが食べているもの、飲んでいる水、吸っている空気
福島から離れているから安全だと思ってはいませんか?

政府は何もしていません。
東電も何もしていません。
本当にやらなきゃいけないことをするためには
莫大なお金と莫大な人の手が必要です。

けれど政府は東電だけにその対応を任せて何もしていません。
そして終わったかのように見せかけの報道だけを繰り返し
原発の再稼働をしようとまでしています。

放射能は色もにおいもなく、味もしない、息苦しさもない。
目で見ることも出来ません。
それでも確実に体は蝕まれていくんです。
どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
食事のたびに放射能の心配をする、地震のたびに原発の心配をする、それをこれから先死ぬまでずっと、
そして自分が死んだ後も、子どもや孫、これから生まれてくる子どもたちに続けさせるのはおかしいと思います。
どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
自分で情報を探して、そして考えて下さい。宜しくお願いします。