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第56回広島2人デモ 7月5日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第56回広島2人デモのご報告を致します。

(報告はwebサイトにも掲載します
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

今日の参加者は
哲野、網野、Kさん、じゃけえさん、京都のタケダさん、広島のトモダさん
の6人でしたが、大歳さんがスピーチweb参加なので、7人になります。
※末尾のスピーチを参照ください。

Kさんが事務所にきてくれ、目にもとまらぬ早業で
チラシを折ってくれました。
いつも哲野の「いくら折っても終わらない!」という
愚痴を聞かされ続けた私にとっては
哲野より非常に強力な助っ人でした。

集合場所に行って待っていると
おじさんがプラカードをみて、「こんにちは!」と声をかけてきました。
このおじさんは、昨年夏あたりでも、話しかけてきた人で
原発問題はこの時はあまり関心がなさそうでしたが
核兵器廃絶を強く願う人でした。
プラカードとじっと見て哲野に
男性「反被曝って初めて聞く言葉だけど、どういう意味があるのかね?」
哲野「初めて聞かれますか?
    この言葉の意味は、すでにある被曝を最小化して
    私たちへの健康影響を最小限に抑え込もうと言うことです。
    例えば、全国で瓦礫と称する低レベル放射性廃棄物が拡散されました。
    これを阻止しようとすることは、反被曝の闘いということになります。
    また、学校給食でクリーンフードを食材として政府が責任をもって供給すること、
    これは代表的な反被曝政策ということになりますね。」
男性「ああ、福島あたりじゃ、相当汚染されとるんじゃろ?」
哲野「いや、福島はまた特別な対応をしないといけませんが
    今の話は全国レベルの話です。」
男性「基準値以内なんじゃろ?全国レベルで言えば」
哲野「基準値は上限値で、安全値ではありませんよね。
    実際、チェルノブイリでのケースを見てみると、
    毎日例えばセシウム137に例を取ってみると
    1ベクレル、2ベクレルを摂取し続けて内部被曝健康損傷を起こす
    ケースが多いんですよ。」
男性「でも身体の外に出るんじゃろ?」
哲野「ええ、出ます、生物学的半減期という言葉がありますが
    セシウム137の場合は100日程度とされています。
    問題は、1回きり摂取ならまだしも、一番怖いのは
    慢性的な被曝状況です。
    身体の外に出て行ったそばから毎日毎日とりこんじゃうんですから。
    そういう慢性的な被曝状況を脱するためには毎日摂取する給食などは
    全くゼロにしておかないといけません。」
男性「そうよ、1回のことしかいわんよねえ。」
網野「そうなんですよ、1回だったら医科学者が言ってることは正しいんですけど
    毎日毎日食べてたら、蓄積する方が大きくなるんですよ」
哲野「例えばサナトリウムを全国に作って、若いお母さんや子どもたちを
    1年に2~3か月は暮らしてもらうと、それだけでも違うんですよ。」
男性「なに?サナトリウムって」
哲野「これはウクライナやベラルーシなどで実施されている研究を読んだんですけど
    要するに、2か月でも3か月でも全く放射能フリーの環境と食品を提供する
    このことが先ほどの慢性被曝環境を軽減する効果があることが確認されています。
    これも重要な反被曝政策ですよね。
    ですからこれからは原発を動かさない、ことはもちろんとして
    反被曝政策を強めていく必要がある
    これを国レベルの政策に採用するような政府を作って行かないといけない、
    ということでこのプラカードに『反被曝政策を!』を入れました。」
男性はその後も長々と話し込み出発直前の音楽が鳴ってもまだ話をしていました。
男性「安倍首相がこないだ、外国に原発を売りにいったじゃろ?
    あれはいけんよ、がっかりしたよ。
    国がどうなろうかいうときに、なにをしよるんか思うて。国の代表が。
    外国に原発を売るいうのは、あれはいけん。」

ちなみに、この時点で思い出しましたが、この人はガチガチの右翼の人です。
しかし、今日は「私も原発は反対」とはっきり言いました。
その時、出発の音楽はとっくに鳴っていました。

哲野「じゃこれから歩いていきます。」と哲野が立ち上がると、男性は
男性「おう、これからデモにいくんか?」
哲野「ま、デモったって歩くだけですけどね。」
男性「そりゃ邪魔して悪かった」
哲野「いえいえとんでもない、ありがとうございます。」
男性「頑張ってください!」

と何度も何度もお互いにありがとうと言いながら、別れました。
出発は哲野、網野、Kさんの3人です。
大歳さんツナさんはお仕事で抜けられないと連絡がありました。
原田さんは職場で残業続き。この時間に来ることは出来ません。

歩き始めてから哲野が警備課の人に
哲野「昨日参議院選挙公示ですよね?我々の方で何か注意しておくことはありますか?」
警察「うーん、それは選挙管理委員会が基本的に判断する事項で
    私たち警備課が口を出す問題ではありません。」
哲野「それを承知でお尋ねをするんですが、何かアドバイスがありませんか?
    これからスピーチなもんで。」
警察「まぁアドバイスというほどではありませんけど、
    やはり『良識』が一番大切だと思います。」
哲野「ああ、私もやっぱり、そう思います。
    悪意のあることとか、中傷とか、そういうものはいけませんね。」
警察「市民的な良識を守る、これがやはり基本だと思います。」

今日のチラシ
A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130705_A4.pdf
A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130705.pdf

で、哲野のスピーチがはじまります。
哲野は大飯原発稼働継続容認で、原子力規制委員会の馬脚が現れたこと
マスコミと政府が『安全審査』と言う言葉を使い始めているけれども
これは誤魔化し、規制委の言葉使いは『規制基準適合審査』です。
8日から規制基準が施行されますが、この規制基準も大きな問題が少なくとも3つあること

1.フクシマ原発事故の教訓が全く盛り込まれていない
2.日本の原子力業界・電力業界全般について言える安全軽視、コスト最優先の思想に踏み込んでないという点
3.現行原発設備や装置自体はを問題がないものとして規制基準をつくっている

新潟県職員が福島県や福島第一原発に行って
事故対応を学んできた、という話を取り上げ
県職員としてなすべきは、事故対応を学ぶことではなく、事故原因を除去することではないか
などと様々なトピックを取り上げてスピーチしました。

網野「長かったわね今日は。」
哲野「人数少ないからね。長めにやっとかないと。
    ネタはいやんなるほどあるけど。」

哲野のスピーチ中に、じゃけえさんが参加。
しばらくするとKさんが哲野の背中をつつくので振り返ると
見慣れぬ若いお二人がチラシまきをはじめていました。
哲野「ん?」
聞いてみると、お一人は京都から広島に遊びに来られたタケダさん、
もう一人はそのお友達の広島のトモダさんでした。
これで、今日は6人になりました。
哲野「しまった、長くやりすぎちゃった。」

マイクはKさんに渡ります。
Kさんは自分で調べ、考えて原発が本当に必要なのかもう一度よく考えてくれと訴えました。

次に京都のタケダさんにマイクを渡しちゃいました。
タケダさん、いきなり振られてそれでもスピーチをはじめました。

タケダ「あーどうも。
    京都からいま広島に遊びにきているんですけど。
    京都もすごい近くに…大飯原発が再稼働が決まり
    昨年のいま時分に再稼働したんですけど
    京都からも多くの人が駆けつけて、テントはってずっと(反対運動)をやってたんですけど
    それでも再稼働してしまいまして…
    福井県は原発銀座と言われてますけど、本当に物凄い数の原子力発電所があり
    関西の琵琶湖で生活している文化圏は、
    言ってしまうと事故が起きたらどうしようもないと言われている場所なんですが…
    もちろん福島原発で直接被害を受けた場所や
    関東は津波や地震で被害を受けた場所、関東から東に向けた場所なんで
    やっぱそちらの方のほうが、基本的に意識が高いというか、活発にされてますけど。
    実際に原子力発電所の数を見ると、西日本が本場だと思うんで。
    広島ももちろん、立地的には喫緊の場所だとは思います。
    伊方もありますが。
    …あとなんじゃろ?
    この2人デモ、噂は聞いてましたけど、今回参加しながら
    すごい…チラシを見てもそうですけど、このエネルギーで毎週毎週やってるのは凄いなと
    ホントにちょっと思っております、今。」

哲野「黙っていられない…」

タケダ「ええ、ほんとに、今回56回目だそうですけど
    こういう人たちが広島にいてやってるってことだけでも
    僕ちょっと感動してますが 
    もしよかったら話に耳を傾けて、チラシを見て
    なにかメッセージでも答えてあげたらすごいいいかなと思っています。」

次に広島のトモダさんにマイクを渡しちゃいました。

トモダ「広島2人デモに初めて参加します、トモダです。
    どれほどの方が聞いておられるのかわかりませんが
    原発に関するデモということで
    今福島ではいまだに収束していないわけですね、原発が。
    これから先何年も、何十年も私たちが背負っていかなければならない問題だと思っています。
    被曝労働に行かなければならない人の人数を考えただけでも
    誰一人無関係ではないんですけども。
    当たり前のように遠い広島では日常を過ごしてしまいます。
    原発が必要だと思っている人がどれほどいるのかわからないんですけれども
    あんな事故もあったことだし…
    今中国電力管内では一基も動いてませんよね。
    電気はどう考えても足りているし
    オマケに危険な電力ということで、存在を許す必要は全くないと思っています。
    それでもいまだに中国電力は山口県の上関に原発を建てる計画を全く諦めていません。
    中国電力本社のある広島の人ももう少しそのことを考えていただきたいと思います。」

そして次にじゃけえさんにマイクが渡ります。
じゃけえ「投票に行かなければ大手の政党の思うつぼになるからです。
     投票に行って是非ましな政党を選んで投票してください。
     このままでは憲法も改憲されます。
     TPPも通されてしまいます。
     原発も再稼働されます。
     私たちが住んでいる広島から一番近い伊方原発もこのままいくと再稼働されます。」
哲野「まず間違いないね。」 と、相の手。

じゃけえ「原発はそこにあるだけで危険です。
     稼働していても危険です。
     事故が起っても危険です。
     廃炉に100年はかかります。
     放射能の管理に2万年はかかります。
     私たちが生きている時間軸では考えられないような時間です。
     そんな恐ろしいものを人間は作ってしまったのです。
     これから生きていく子どもたちに
     その負の遺産を遺すことはとても恥ずかしい事です。」

と訴えました。
あとで哲野が網野に感想。
哲野「今日のタケダさんのスピーチやトモダさんのスピーチを聞いてもそう思うんだが、
    僕は感心する。というのは、みんな自分が考えたことや、思った事を等身大に表現している。
    それが一番大切だと思う。それが一般市民には説得力なんだと思う。
    既成の市民運動の人の中には、何か立派なことを言おう、おおげさに言おう、
    みんなを奮い立たせようとして等身大ではないスピーチをしてしまうひとがいる。
    これはやはり、一般市民から見ればかえって『胡散臭い』と捉えられてしまう。
    等身大に自分が考えたこと、思ったことを言う、これが大切だと
    改めて今日思ったよ」

次に哲野に再びマイクが渡り
哲野は参院選公示が昨日だということに触れ

哲野「…こういった反被曝の政策はどこの政党もゼロでした。
    私たちにとって選ぶ政党はないわけです。
    だから選挙にいかないのか、これも間違いです。
    よりましな政党な、よりましな候補を選ぶほうが間違っています。
    私たちの選挙行動は、より悪くない、より悪質でない、政党や候補者を選んで入れるべきです。
    ですから選挙には絶対行った方がほうがよろしい。
    棄権をする、投票をしないということは何を意味するか。
    それは今政治政権を握っている政党や政治家に白紙委任状を出すことになるからです。
    棄権した本人は入れるところがなかったからと思っているかもしれませんが
    客観的に政治的に見れば棄権行為は、実は今、政権を握っているひとに
    あんたに全部まかせるという白紙委任を出すことと同じになるからです。
    白紙委任を出してはいけません。
    私たちは棄権をすることによって白紙委任を出すことになります。
    棄権をしないようにしましょう。」

と訴えました。
網野にマイクが渡ります。
網野はチラシを是非読んで下さいとお願いし
網野「私たちが一人一人、市民として国民としての権利を行使しないと
    私たち自身の権利や命が守れなくなっていると思います。」
スピーチしました。

元安橋に帰ってデモ終了です。

今日の感想ですが
街はサラリーマンが少なかったです。
網野の分析ですが、前日、前々日と大雨で早めに引き上げた反動か、
恐らく多くのサラリーマンが、残業をしてるのではないかと思いました。
現実に、私たちの事務所の隣の会社は、ず~~っと徹夜残業続きです。
私の先頭を歩いた観察では、前回ほどプラカードを凝視したり、通りすがりに見る人は少なかったです。
Kさんによると、離れてじっとみていた人に気が付いて、チラシを持っていくと
「わ~ここまでありがとう、頑張ってね」と言われたそうです。
哲野も同じ感想で、遠くからプラカードを半信半疑で見ている若い奥さん
(哲野から見るとみんな若い奥さんですけど)に「お読みになりますか?」と差し出すと
躊躇しながらも受け取った人が多かったそうです。
しかしチラシは余ってしまいました。
余った半分はKさんが地元で撒くために持って帰りました。
Kさん「それでも40部は売れたよ!」

で、恒例の立ち話ですが、トモダさんがチラシをくれました。
7月19日に、こだままこと(祝島)、ヒデヨヴィッチ上杉(京都)、のっこん(広島)の
ジョイントライブのチラシでした。
会場は安佐南区上八木のカフェ・テアトロ・アビエルトというところだそうです。
ちなみに大飯原発オキュパイ行動の上映会もあるそうです。
▼詳しくはこちら
http://cafe-teatro-abierto.com/のイベントをご覧ください。

立ち話には、実はもう一人参加者がいました。
名古屋のマスゾエさんという男性です。
鹿児島からヒッチハイクで名古屋に帰る途中で、昨日広島に着いて今日平和公園に来たそうです。
あいつらなにやっとるんかいな、と思いながら近づいて
チラシを受け取ったところから立ち話の仲間に入りました。

さよなら原発ヒロシマさんが、今日はデモだけでなく街頭宣伝をするというので
立ち話のあと、スピーチを聞きにいきました。

▼本通り交差点を歩く市民に「選挙に行ってください!」と呼びかけるスピーカー
(写真1)

▼チラシを配る街宣参加者有志
(写真2)

哲野の感想
「えらいよね。いま、街に出ないと、いけない時だもんね。」

以上報告します。

▼以下参加者スピーチ全文です。▼
京都のタケダさん、トモダさんは本文中全文引用してあります。
なお、大歳さんが、webスピーチ参加ということで原稿を上げております。

◆大歳

今週のトピックスを3点取り上げたいと思います。
トピック1、東京電力は2日、新潟県の停止中の柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に向けた安全適合審査を申請することを決めたと発表しました。
トピック2、電力会社10社が7月1日から電気料金の一斉値上げを始めています。
トピック3、一票の格差たいした是正もないまま参議院選に突入しました。

ということで、トピック1の柏崎刈羽原発の再稼働ですが、報道によれば東京電力は、新潟県にある柏崎刈羽原発6、7号機を再稼働させて経営再建を して黒字転換に持っていきたいとしています。当然、地元新潟では早くも反発の声が高まっています。
新潟・泉田県知事は「福島第1原発事故の十分な原因究明や対応策ができていると思えない。」とコメントし、さらに規制委員会に対して「新基準は事 故を起こさないための安全基準ではなく、(規制を実行すれば、後は知らない)といっているようなものだ。」とかなり厳しく批判していますが、至極 まっとうな意見です。そこは曲げずに貫いていただきたいと思います。
東電が黒字転換したいといっても、あれだけの事故を起こしておいて黒字転換などあり得ません。これから何十年にもわたって賠償し続けていかなけれ ばなりませんが、その財源作るためにも再稼働するというのはかなり狂った判断です。
やはり、東京電力に再稼働をさせたがっているのは株主であるメガバンクと東京都でしょう。猪瀬知事は当選前から「東京を電気の輝く街にしたい」と いって柏崎刈羽原発の再稼働をさせたがっていました。首都圏の人口流出はすでに始まっていますが、そこは知らないふりをしてオリンピックに誘致を 一生懸命やっていらっしゃいます。
福島原発にしても、新潟の柏崎刈羽原発にしても実は東京電力の管内ではなく、東北電力の管内の場所に立地しています。しかしこれを所有し運転して いるのは東京電力です。
つまり首都圏のように人口が多い場所には置いておけないから、たとえ電力の輸送コストがかかっても地方に金ばらまいてでも、原発を所有していると いうのが、福島原発であり柏崎刈羽原発です。危険なものをお金の力に頼って押し付けるのが原子力マフィアです。お隣山口県の上関でも30年間、そ うした買収を中国電力が行ってきました。
原発を再稼働するとなぜ経営再建ができるか、これを大手の新聞社は書きません。一般に原発の発電コストが安いからと思われていますが大きな嘘で す。総括原価方式という電気料金のカラクリによって、実は高コストな原発の運用コストをそのまま需要家に価格転嫁できるから、原発を動かしたいの です。これが本当の理由です。

トピック2、電力会社10社が7月1日から電気料金の一斉値上げを始めています。これに関しても悪質な情報操作が大手マスコミ各社によって行われ ています。あたかも火力燃料に頼っているから値上げがされるというように報道されていますが、火力燃料を石油並みに高く買っている国は日本だけで す。天然ガスや石炭をアメリカ相場の6~9倍の価格で買い取っています。そしてコストが高すぎて、今やほとんどの国がやらなくなった石油による発 電を続けているのも日本ぐらいとなっています。
火力発電はコストが高いとどの新聞でも書いていますが、火力しか持たない沖縄電力も、関西電力に外部供給している大阪ガスの子会社も黒字経営で す。大手の新聞社の大口スポンサーは、電力会社なのでこうしたことが発表されることはありません。
今報道の世界で行われることは、火力に頼り続けていると電気料金はどんどん上がっていくという刷り込みを国民一般に与えることです。
こうした報道に私たちが対抗するには「海外の相場はえらい安いのに、これっておかしくないですか?」と厳しくツッコミをするのが一番賢い方法で す。ちなみに、このたびの値上げの本当の原因となっているのは無策なアベノミクスが引き起こしたインフレです。どうか騙されないようにしてくださ い。

トピック3、一票の格差たいした是正もないまま参議院選に突入しました。前回の参院選で一票の格差が5倍ちょっとだったのを4.7倍にして選挙を 行うらしいですが、こんなものは是正のうちに入りません。これでは裁判所からまた憲法違反の判決が下るので、昨年の衆院選と同じくあからさまな不 正選挙ということになります。
なぜ今の議員の方々は選挙区の区割りを一票の格差をギリギリまで1倍にする努力をしようとしないのでしょう?それは今の議員のほとんどが親や祖父 の代から強固な地盤を譲り受けた世襲議員だからです。選挙区の区割りを小さくされたり大きくされたりすると今までの選挙運動が通用しなくなるの で、そこはいじりたくないのです。
こんなことでは国政選挙のたびに毎回、裁判所が違憲判決を下すことが延々と繰り返されるでしょう。自民党は日本の憲法を変えたくてしょうがないみ たいですが、それ以前に現行の憲法も理解していません。総裁である安倍晋三氏からして理解をしていないでしょう。無理もありません。彼は漢字が読 めないからです。

◆哲野
大飯原発が再稼働したのは昨年の7月でした。ちょうど1年経ちます。
今の規定によると13か月に一度は定期点検をしなさいということになっていますので
この9月からは定期点検に入ります。
大飯原発はそこで一端停止するわけです。

7月8日に原子力規制委員会が9か月かけてつくった商業原子炉用の規制基準が施行になります。
大飯原発は問題なしと、正式な審査を受けないまま稼働を続けることになります。
おかしな話です。

規制基準が施行されると、いきなり規制基準の適格審査を受けていない原発が目の前に稼働していることになります。
おかしな話です。
おかしな話といえば色々出てきます。
新聞を読んでいると、原発の「安全審査を受ける」「受けない」と言う様な事を言っております。
原子力規制委員会の田中委員長は3月、安全基準と言う言葉をやめる、規制基準にするといって規制基準になっております。
田中委員長が呼び方を変えたのは安全基準というと、適格審査に合格すれば安全であるかのような印象を受ける
これは正しくない、原発適格審査を受けたとしても、誰も安全であることの保証はできない、
原発はもともと絶対安全とは言えない
さらに日本の電力会社、原子力業界はやや安全文化に欠けている
安全基準と言う言葉を使って、それで安全と思われるのはよくない、
だから規制基準と言う言葉に変えると
この時極めて妥当なことを田中委員長は言っていました。
しかし新聞等は「安全審査」という言葉を使っています。
自民党の幹部の人、安倍首相も時々、安全審査に適合した原発はどんどん稼働させると言っています。
しかしこれは正しくありません。
規制基準に適合した原発というべきです。

安全審査という言葉を使う事によって7月8日に施行される規制基準に適合すれば安全なんだという印象を
持たせようと言う意図を感じます。

原子力規制委員会の安全基準が規制基準と名前を変えています。
みなさんこのことをしっかり頭に入れておいてください。

毎度毎週お騒がせします。
毎週金曜日の夕方6時から関西電力大飯原発再稼働に反対して歩いております広島2人デモと申します。
2人デモですが、今は3人で歩いております。

2人や3人のデモはおかしいなと思われるかもしれません。
私たちは普通の一般の市民ですが黙っているわけにはいきません。
黙っていることはYESと同じです。
黙っていることは原発を認めることになります。
プロの市民運動家でも政治家でも宗教団体でもありませんが
一人の市民として黙っていられない、こうやって歩いております。

現在の原子力規制委員会が成立したのは9月19日でした。
原子力規制委員会が最初に手を付けたのは、原発を再稼働させるための新規制基準作りでした。
この7月8日からいよいよ施行させます。

いまかいまかと待っていた電力会社は一斉に再稼働を申請すると見られます。
7月8日に新規制基準が施行される、このことを皆さん、頭に入れておいてください。

次に頭に入れておいていただきたいのは、この新規制基準には大きな問題があるということを頭にいれておいてください。

1.フクシマ原発事故の教訓が全く盛り込まれていない

国会事故調が福島事故の分析をして、未解決問題を先送りしました。
本来原子力規制員会が引き継いでその原因を追及していかなればならなかったのですが
原発再稼働の規制基準を作ることを優先して福島原発事故の分析を後回しにしました。
福島原発事故分析に関する評価会合がスタートしたのは今年5月になってからです。
しかもまだ2回しか開かれていません。
規制基準に福島原発事故の教訓を盛り込むことは元々できない話でした。
それほど原子力規制委員会は原発再稼働のための基準作りを急いだことになります。

2.日本の原子力業界・電力業界全般について言える安全軽視、コスト最優先の思想に踏み込んでないという点です。

田中委員長は日本の原発業界、電力業界は安全文化をなおざりにしていることだと口では指摘していますが
その中身が全く規制基準のなかに盛りこまれていません。
例えば定期点検のありかた、定期点検のチェック事項、
それから最大の問題、アメリカではすでに実施されていますが規制基準に違反した場合に罰金を取る
あるいはあまり悪質な場合にはNRC、アメリカ原子力委員会が司法省に告発をして刑事事件にしていく
こうした観点が今回の規制基準の中に全くありません。

安全文化形成だといっても、それは口先だけにならざるを得ません。

規制基準に違反した場合、軽くても罰金、重くて刑事罰を与える
こうした仕組みを取り入れて行かなければ結局規制基準は紙の上のことだけになりかねません。

3.現行原発設備や装置自体は問題がないものとして規制基準をつくっている

原子炉、タービン、蒸気発生器、特に蒸気発生器の中にある細管、
コスト最優先の原発設計思想
今の原発は設計の段階から、あるいは設計思想の段階から様々な問題を持っています。
それが原発事故の基礎的原因になっていることは否めません。

今回の原子力規制委員会の基準はその原発の装置、機器そのものの安全基準に全く踏み込んでいない。
大きく言って、今回の規制基準にはこの3つの問題があります。
このことは規制委員会もしっかり認識していて
規制基準を施行したからといって安全だとは一言もいいません。

新潟県の職員が福島県を訪れたそうです。
一昨日の新潟日報の記事に出ていました。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130705052825.html
(ログインしないと記事全文を公開しないようにしている)

新潟県と言えば東電の刈羽柏崎原発があります。
新潟県の職員が福島原発を訪れました。
福島県も訪れました。
目的は原発事故が起った時の対応を学ぶのだそうです。
原発事故が起った時の対応を新潟県の職員が学ぶ。
良く考えてみると非常におかしなことだと思います。

福島原発事故のような事故が起れば、本来対応の仕様がないわけです。
ただひたすら県民をより安全なところに逃がす以外には手がないわけです。
その対応を学ぶよりも避難しなければならないようなものを
新潟県から叩きだす、新潟県にそうした危険源があることを取り除く
そのことのほうが私ははるかに重要だと思います。

みなさんは原発の存在が危険だと思っていらっしゃらない方も多いと思います。
しかしながら原発の危険は放出する放射能にあります。
原発に限らず核施設というものは事故を起こさなくても放射能を出しています。
政府の言葉を使えば、これを「計画被曝状況」というのだそうです。

原発・核施設は事故を起こさなくても放射能を出している
このことを「計画被曝状況」と言っているそうです。

事故を起こすとフクシマのときのように大量の放射能が出ます。
私たちが恐れなければならないのは、この放射能です。
放射能の人体に対する影響は様々な議論があります。
放射能の影響について私たちが学ぶことができるデータは
1986年に旧ソ連のチェルノブイリ事故が最も適切だろうと思います。

チェルノブイリ事故の健康影響については長い間私たちは知らされることはありませんでした。
ひとつは旧ソ連の秘密主義、もう一つはIAEAや国連科学委員会、ICRPなど国際的核・原発推進の側にたつ
国際機関が極端に原発事故の影響を過小評価してきたからでもあります。

1980年代後半から200年代に入って、チェルノブイリ事故の影響はだんだん明らかになってきました。
いまでもインターネットで3000以上の論文が読める、そんな時代になっています。
またチェルノブイリ原発のあるウクライナ政府が、分厚な報告書を出しました。

こうした研究や政府、あるいは研究機関の研究成果を私たちは読むことが出来るようになりました。
それが2000年代に入ってからの大きな特徴です。
その一端はお配りしているチラシの中に入れてあります。
お配りするチラシをご覧ください。
そしてご自分で判断されるといいと思います。

(ここで京都のタケダさん、広島のトモダさんが飛び入り参加)

ウクライナ政府が2010年に発表したデータをチラシに載せてますが
健康な子ども(12歳以下)の割合がどんどん減っている
慢性的な病気を持つ子どもが年を追うごとにどんどん増えているという現象が
ウクライナでは起っています。

お配りしているチラシのデータを出せば健康な子どもの割合は20%をもう切りました。
2009年の結果では8割くらいの子どもが何らかの慢性疾患を持っています。
事故後27年も経って健康な子どもの割合がどんどん減っている。
これはどう説明したらいいのか?
様々な説明ができると思いますが
依然として汚染された環境にいて、その汚染された環境から
主として食品摂取によって内部被曝をしている、これが一つ。
それから両親が被曝をした場合、遺伝子の中にある遺伝情報、これはゲノムと言いますが
そのゲノムが非常に不安定になることが知られています。
これは『ゲノムの不安定性』と呼ばれていますが
被曝した遺伝子はその遺伝情報、ゲノム、つまりソフトウェアですけども
そのソフトウェアが非常に不安定になっていく
それは親から子どもへ受け継がれるとき、或いはひとつの細胞が分裂して次の細胞に受け継がれるとき
そうした時にゲノムの不安定性が発生する、そのことが一つの大きな原因だろうと言われています。

低線量内部被曝の影響というのは確かにわからないことが多い。
しかしすべてがわからないことではありません。
今私たちが低線量内部被曝の影響、特に1mSv以下の被曝を極低線量被曝と呼んでいますが
極低線量被曝の影響を私たちは知ることができます。

1957年の旧ソ連のウラル核事故、これは兵器級プルトニウムをつくっていたところですが
マヤークという核施設ですがここで爆発事故が起りました。
このことが知られるようになったのは旧ソ連の崩壊、情報公開があって以降のことです。
しかしながら今でも研究が追い付かず、広範な内部被曝の状況についてはまだ大きな情報がありません。

この、まとまった研究が1999年から2005年にかけてやっと世間に出始めました。
チラシの中に入れているのは1999年に女性の研究者グループがまとめた研究です。
それによりますと、だいたい25年間の間で平均1mSv以下、チラシでは0.98mSvと書いていますが
被曝した人たちのうち、1000人に11人の死産が発生している。
これは驚くべき数字です。
我々が死産や流産について統計を取るとき、尺度を1000人にとるということはまずあり得ません。
なぜなら1000人の尺度にすると数字がゼロになってしまうからです。
普通は10万人を尺度に取ります。
ところがマヤーク事故の研究では1000人です。
1000人に11人が死産、流産あるいは乳児死亡。
事故から30年以上経ってもこの状況が続いている。
これが低線量内部被曝の影響の実態です。

政府やIAEAや、UNSCEARの報告のように
『福島原発事故の影響はほとんどない』『それは低線量だからほとんどない』
この話は全く・・・こういう言葉を使うべきではありませんが、デタラメです。
言ってしまえば、放射能の影響を軽く見せようとするデマだと思います。
100mSvどころか1mSv以下の被曝で、いかに私たちが20年、30年、40年にわたって苦しめられるか。
そのほんの一端が、今回のチラシの中に盛り込まれています。
どうかご参考に、チラシをご覧になってください。

◆2回目

昨日、参議院選挙が公示されました。
去年衆院選の投票率は59.32%でした。
たしか戦後2番目に低い投票率だったと思います。
なぜこんな低い投票率になってしまったのか。
ひとつは我々に選択肢がなかったと思います。
政党も候補者も、これだという人がいなかった。
これがひとつ大きな原因だと思います。

もう一つは世論調査という名の世論操作に我々が惑わされたことが大きな原因だと思います。

大手メディアは何度も何度も「自民党大勝」を伝えました。
このため自民党に票を入れたくない人は早々と棄権してしまったことが次に挙げられると思います。

選挙に行って、投票したくない
それは私も同じ思いです。
参院選の各党の公約をざっと読みましたけども
曖昧な反原発、曖昧な脱原発の政策を掲げている政党はありましたけれども
肝心の反被曝政策を掲げた政党は一つもありませんでした。

反被曝政策というのは、たとえば
全国の学校で提供される給食を、完全にクリーンな食材、
放射能フリーの食材を使って提供することを政策に掲げるとか
あるいは福島を中心とする子どもたちやお母さんたちを
1年間に2か月でも3か月でも、完全にクリーンな空間を提供する
ウクライナやベラルーシではこれをサナトリウムと呼んでいます。
サナトリウムの中では2か月でも3か月でも、クリーンな空間の中で、クリーンなフードを食べる。
このことだけで体内に蓄積したセシウム137は約10%から多い人で15%減っていくという
研究結果もでています。
一番怖いのは、慢性的な、途切れの無い、内部被曝の環境です。
ですから若いお母さんや小さな子どもたちを1年間に一度クリーンな環境に置く
各県にサナトリウムを設置する。

こういった反被曝の政策はどこの政党もゼロでした。

私たちにとって選ぶ政党はないわけです。
だから選挙にいかないのか、これも間違いです。
よりましな政党な、よりましな候補を選ぶほうが間違っています。
私たちの選挙行動は、より悪くない、より悪質でない、政党や候補者を選んで入れるべきです。
ですから選挙には絶対行った方がほうがよろしい。

次にどうしても投票をしなければならないもっと、重要な理由があります。

棄権をする、投票をしないということは何を意味するか。
それは今政治政権を握っている政党や政治家に白紙委任状を出すことになるからです。
棄権した本人は入れるところがなかったからと思っているかもしれませんが
客観的に政治的に見れば棄権行為は、実は今、政権を握っているひとに
あんたに全部まかせるという白紙委任を出すことと同じになるからです。

白紙委任を出してはいけません。
私たちは棄権をすることによって白紙委任を出すことになります。
棄権をしないようにしましょう。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
金曜2人デモです。
原発の再稼働に反対して歩いております。
みなさんに考えてほしい事があります。
放射能がどんなものなのか、自分たち、この世界に対してどのような働きをするものか。
みなさんが考える放射能、それはアメリカやソ連が持っている武器に使われているものであり
平和利用と言う名目で発電のひとつになっています。

例えば刃物は人を殺すためにも使えるけれど、料理するためには必要、
だからそれと同じように放射能も使えると考えている人もいっぱいいると思います。

ですが、いくら平和利用といっても、放射能はもともと毒なんです。

包丁は持っていても動かさなければ怪我はしませんが
放射能はそこにあるだけで、周りの空気や、人や動植物、
全てに対して悪い影響があります。

東海村で放射性物質が漏れた時に換気してしまった事故がありましたが
平和利用だからと放射能が目にみえないのをいいことに
毒性について考えないことにして、
いますぐ自分の身体に悪影響はないと思い込み
そうやって自分を騙しながら放射能をつかってきていたのに
いざ漏れた時に恐ろしくなって換気してしまったんだと思います。

人間はミスをします。
ミスをしたときに取り返しがつかないものになるのが放射能です。

土地も汚れ、海も汚れ、空気も汚れ、
放射能に汚染された食べ物しかなくなっても
普通に健康に生きていきたい、そんなことは気にしない。
放射能があっても大丈夫、といいながら暮らしつづけることが出来ると思いますか?

どうかもう一度本当に、放射能が私たちの生活に必要か考えてみてください。
原爆が落とされる前やチェルノブイリ事故の前のように
放射能は人体に影響がないと信じて暮らしていけるほど
私たちは無知ではないはずです。

チェルノブイリ事故によって今でも健康被害で苦しんでいる人たちが
いっぱいいることを無視して
日本は大丈夫、そう思って暮らしていくには放射能は危険すぎます。

お願いだから放射能がどのように人間を壊し、生活を壊し
それが自分の家族や仲間たちに
そしてこれから生まれてくる子どもたちに
どのような影響があるのか、そういうことをもう一度よく考えてみてください。
宜しくお願いします。

◆じゃけえさん

毎度お騒がせしております。
広島2人デモです。
原発に反対したい一心で毎週金曜日、市民が集まって
みなさんに知っていただきたいことをスピーチしながら歩いております。
少しでも耳を傾けていただけると幸いです。

もうすぐ選挙ですね。
みなさん選挙にはいかれますか?
前回の選挙では投票率が60%未満でした。
自民党は勝ちましたが投票率はほんのわずかでした。
本来なら投票に行かなかった人が大多数だったということになります。
投票にいかなかったことを責めるつもりは全くありません。
投票をするような価値のある政党はなかったと思います。
しかしその意見が通るようなことは今の選挙ではままならないので
是非ましな政党をえらんで投票してください。

投票に行かなければ大手の政党の思うつぼになるからです。
投票に行って是非ましな政党を選んで投票してください。

このままでは憲法も改憲されます。
TPPも通されてしまいます。
原発も再稼働されます。
私たちが住んでいる広島から一番近い伊方原発もこのままいくと再稼働されます。

原発はそこにあるだけで危険です。
稼働していても危険です。
事故が起っても危険です。
廃炉に100年はかかります。
放射能の管理に2万年はかかります。
私たちが生きている時間軸では考えられないような時間です。
そんな恐ろしいものを人間は作ってしまったのです。
これから生きていく子どもたちに
その負の遺産を遺すことはとても恥ずかしい事です。
今生きている私たちの命さえ削ってしまいます。
未来を生きる子どもたちの命をも削ってしまいます。
今度の選挙は是非ましな政党を選んで選挙に行ってください。
投票しないということは大手の政党の思うつぼになるからです。
このままいけば、憲法は改憲されます。
TPPも通ってしまいます。
全国54か所(福島原発4基は廃炉決定なので50基)の原発が再稼働されることになるかもしれません。
私たちが住んでいるところから一番近い伊方原発は
このままいけば再稼働されます。
原発はそこにあるだけで危険です。
稼働していても危険です。
事故が起ったらもちろん危険です。
事故が起れば、私たちは広島に住むことは出来なくなります。
今度の選挙は是非ましな政党を選んで選挙にいってください、宜しくお願いします。

◆網野

みなさん、お騒がせします。
広島2人デモです。
原発に抵抗して、毎週金曜日、本通りと金座街を往復して歩かせていただいております。

チラシをお配りしております。
よろかったらお手にとって見てください。
調べたデータを揚げております。

サラリーマンの人が見て面白いのは
各電力会社の原発運営コスト、有価証券報告書から抜粋して挙げております。
よかったらお手に取ってみてください。

電源開発の発電設備と、原発を持たない・・・実は火力発電は赤字になるといいながら
電源開発がいかに利益を上げているか
サラリーマンの人が見たらわかりやすいと思います。
数字だらけですけどよかったら見て下さい。

それから被曝に関して、チェルノブイリの健康損傷を調べた研究を
まとめてありますので、良かったら見てください。

私たちが原発に反対するのは
ひとつ大きな原因として放射能被曝に反対するからです。
放射能被曝の内部被曝が恐ろしいというのは広島の方だったらわかると思います。

政府とか医科学者がいう様に、がん、白血病というのはかなり小さな数字です。
実際に多くの近所の人たちが死んだのは、脳内出血、それから心臓病です。
私の実感としてもそうです。

あそこのおじさんが亡くなったといえば、あそこの人も亡くなったと
一気に亡くなる人が多かった時期というのはあります。

実はそうしたことはわからなかった。
放射能のせいだとみんなの噂にはなるけれども
医科学的な証拠がなかったので言えなかったんですが
今分子生物学が発達して、このことが検証されつつあります。
私たちは今後20年、30年、放射能被曝に苦しめられることがわかっております。
これからいかにその被害を抑えるかというのが、本来私たち大人が真剣に考え
そして政府に仕事をやらせなければなりません。
そうしないと次の世代、子どもの命に責任は持てません。
その基本資料となるものをチラシにまとめてあります。
もしよろしかったらお手に取ってみてください。

チェルノブイリでも多くの方が亡くなられていますが
心臓疾患が多いです。
それから消化器系、循環器系、脳なんかの病気も多いです。
福島原発事故以降、心臓病でなくなられている方がいま、増えています。
日本もこれから徐々に健康障害が増えて行きます。

私たちは原発に反対し、被曝に反対し
一人の市民として意思表示をしたいとはじめたデモの2人デモです。

私たちがなぜこれだけ歩くほど危機感を持ったか
調べた内容をチラシにして歩いております。
よかったらご覧になってみてください。

参議院選挙の公示がありました。
今は選挙期間です。
少しでも悪くない人に投票していただきたいと思います。
どこにもまともな政党はありません。
私たち市民の立場にたって本気で考えてくれる政党は政策を読む限りありません。
ですがそのことはとりあえずおいといて
少しでも悪くない人に、悪くない党に投票してください。

今投票をしない、棄権するということは白紙委任するということと同じことです。
昨年の衆議院選挙の時、大手メディアが自民党圧勝を公示前、公示後も出して
それに絶望した人が選挙に行かなかった人がでました。
そのため最低投票率になりました。59.32%です。
自民党大勝、自民党大勝と言われ、私たちマスコミに惑わされましたが
蓋を開けてみれば、自民党の得票率は27.6%しかありませんでした。
(本当にマスコミに騙されましたね!)

私たちが一人一人、市民として国民としての権利を行使しないと
私たち自身の権利や命が守れなくなっていると思います。

是非みなさん、調べて、色んなことを調べて考えてみてください。
宜しくお願いします。