記事一覧

第8回 広島2人デモ 8月10日 報告

ファイル 17-1.jpgファイル 17-2.jpgファイル 17-3.jpgファイル 17-4.jpg

◆画像説明
1.8回目チラシ表面
2.8回目チラシ裏面
※8月14日更新
チラシ裏の表の他社受電の「内非融通」「率」「融通電計」のピーク時平均が計算間違いをしていました。
お詫びして訂正いたします。

3.プラカード1表面
4.プラカード2表面

※裏面は前回、前々回と同じで
「債務超過の恐怖」と「地震の巣の上の大飯原発」でした。

=================

みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
広島2人デモ8回目の報告です。

今日の参加者は5人でした。

伊方ネットの原田さん、
終わりかけに、東京から避難して呉に住まわれている神原さん、
(神原さんは「原発引っ越し」という本を書かれている方のようです)
それから東京から来られていて首都圏反原発連合の抗議行動にも参加され
マイク握ったこともある!という辻さん
の5人でした。

集合場所に行くと、すでに原田さんが待ち構えていてくれました。
ありがとうございます。

しばらくすると顔なじみの警備課の方が。(いつも2名ついていてくださいます)
今日のチラシを渡します。
「先週は機動隊の方10人来ましたよ!配慮してくれましたけど!」と
しばらく笑いながら先週の軽い報告を警察にして、先週のチラシも渡しておきました。

哲野はチラシを片手に新顔のもう一人の警察官をつかまえて
主張やデータの中身の説明をしておりました。

時間が近づきます。

哲野「いつもなる、あの音楽なんだっけ」
網野「『花車』ですよ」
警察「フラワーフェスティバルのテーマ音楽ですよ」
哲野「あ、そうなの?」
警察「各所で流れますよ」
原田「県庁でも流れますよね」
網野「市役所でも」
哲野「長崎は、『ふるさとの町焼かれ・・』ってあの音楽が11時2分の時報で流れているのよ、いまでも。あの曲なんだっけ」
網野「『原爆ゆるすまじ』ですよ」
哲野「ヒロシマとナガサキは、根本から違うよなぁ。流す音楽違うんじゃないか?」

私もそう思います。
そういう点は広島のほうがちょっとおかしい。
8時15分に時報代わりの音楽流せばいいと思います。
毎月9日に集まって、11時2分に黙祷と少人数でも集会をやっているところも違う点です。
あつまって、被爆問題(被曝問題含め)色んな人が色んな見方で今現在持っている問題や意見を言い、発表の場を持ちます。
広島は胡坐をかきすぎです。

失礼、話が脱線しました。

花車の音楽と共に、出発します。

網野がスピーカーとプラカード2枚持ち
哲野がスピーチ、原田さんがチラシ配りをしてくれました。

今回、町は完全に「遊びモード」でした。
盆休みに入って来たなという感じです。
サラリーマンも少なかったです。

若い主婦層は「休み前の買い物モード」でしたし
中学生・高校生・大学生も結構出てきていましたが完全に遊びに出てきています。
サラリーマンもどこか、遊び・呑みモードです。

いつものように、スピーチをして歩きます。

今回のプラカードです。

(プラカードは上の画像をご覧ください)

やはりチラチラ見てくれます。
プラカードを見て通り過ぎる人がいます。
先週はもう、通り過ぎる人すべてが見る感じ、というくらいでしたが
今回はさすがにそこまでではありませんでした。
3分の1くらいでしょうか。

さすがに年齢層の高い男性、女性はよく見てくれましたし
仕事帰りの若い男性も良く見てくれました。
遊びモードの若い子も、チラチラ見ていました。

通り過ぎる際にプラカードをまじまじと見ながら通り過ぎるひとは
今回も結構多かったです。

それで気が付きました。

チラシを受け取りたいほどではない
だけど何を言っているのか、主張しているのか、概略知りたい、と思う人が
プラカードを見る、ということに気が付きました。

そういう人が通り過ぎながらもまじまじと、安心してプラカードを見るわけです。
若干離れて。
スローガンのプラカードにない、データプラカードならではの効果です。
回り込んだり、前を横切る振りをしてプラカードを見る人が今回多かったです。
遊びモードで街に出ている人がほとんどなので、そういう「見方」だったのかなという気もします。

チラシは50枚用意していきました。
原田さんが配ってくれたのですが、身体をよけつつ受け取る人も結構いたそうです。
ですが、差し向けると受け取ってくれる方が大半でした。
(残ったのは10枚もありませんでした)

今回は商店街のお店のご主人、今日は少なかったですが(忙しい時ですから)
それでも出てきて見ていただいてる方がいました。
今回もチラシを受け取ってくれました。

ここからが前回と違うところです。
特に男性に多かったのですが、女性もでした。鞄やポッケに入れるより
受け取ったチラシをすぐ、片手でもちつつじっと、歩きながら見てくれる人が多いのです。

面白い子もいました。
見目の良い若い男性でしたが遠くから立ちどまってじっと見ていました。
私たちが近づくと、「チラシ、くれないかな」と言う風にふら~~っと
その気がなさそうに装って近づいてくる人がいました。(笑)
(バレバレでしたよ。お兄さん(笑))

私が印象に残ったのは50歳代の仕事帰りのサラリーマンの方。
チラシの受け取り方は興味なさそうな感じでした。差し向けられたので取った、と言う感じでした。
片手に鞄なので、もう一方の片手でチラシを受け取って、2秒ほどチラと見ました。
そしてすぐ折ってもち、すたすたと本通りにある大型店舗前の人が少ない角に移動されます。
「あ~もうポッケにでも入れられるんだろうなぁ」と思いながら視界に入っていたので何気なく見ていると
立ち止まって、カバンを足元に置き、チラシをもう一度両手に持って開いて、じっと真剣に詳しく見はじめられました。
(意外な反応にびっくりしましたが、嬉しかったです)

これは私の感触ですが、恐らくチラシのタイトル
=============
「電力不足」「電気代値上げ」の脅し
きちんとした検証が必要です
次にだまされないために
=============
が目を引いたのだと思います。

それとプラカードやチラシをみて、スピーチを聞いて
私たちが別な目的を持っているのではない、という事が伝わったのだと思います。
それで安心して、見はじめられたのだと思います。

みんな明らかにこの動きは「おかしい」と思っているわけです。
検証する必要があるともおもっているわけです。
その検証ものが見たい、でも大手マスコミは「電力不足」を謳っているし
その電力不足にしてもデータとしては不十分。納得できるものがありません。
直接生活に関係ないので色々忙しいので自分で調べようとまでは思いません。

つまり多くの人が持っている「必要性」の思いにヒットしたのだと思います。

本通りも終わりかけのころ、20歳代の若い男の子に声を掛けられました。
その子は2~3人若い男性のグループの一人でした。遊ぶ気で街にでていたようです。
最初はじっとこちらを見ていました。
(実はこういう若者グループは結構いました。そして私達のデモを立ち止まって見ていたり、あからさまに前を通りすぎたりしていました)

そのうち1人ですたすたと寄ってきて
「写真撮っていいですか?自分、原発に反対なんで、プラカードを写真にとって自分のフェイスブックに上げたいんです」
いいですよ、とその場で立ち止まり、写真を撮りました。

写真を撮りたいと申し出てくれた方。
自分が出来る範囲で、自分なりに動く。
その気持ち、うれしかったです。ありがとう。

そして本通りも最終点のころ
「2人デモですか?違うんじゃないかと一回通り過ぎちゃった」と2人の男性が来ました。
それが、東京から避難してきた神原さんと、東京から来られた辻さんでした。
少し立ち話をしてせっかくだからとマイクを辻さんに渡します。
そして「東京から来ました・・」とご自分の思いをスピーチされ
シュプレヒコールを上げました。「大飯原発再稼働反対!」

辻さん、神原さん、本当にありがとうございます。

1人でも、2人でも3人でもいいから
意思表示することが大事だと言う点では意見が一致しました。

呉ではモノが言いにくいそうです。
一つにはバブコック日立(原発のお釜を作ってます)、IHIグループのおひざ元
遠慮する雰囲気があるんですね。

広島の危機意識のなさ、無関心さには
やはり多くの人同様、「意外」という感想でした。

そういえば、広島も長崎ほどではありませんが
立派に三菱重工の企業城下町、とは言えそうです。

広島・長崎 三菱グループは大事なところを抑えてますね、やっぱり。(戦前からではありますが)

少しほど立ち話をして、連絡先を交換してお別れいたしました。

以上今回のご報告でした。