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第10回 広島2人デモ 8月24日 報告

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【画像説明】
1.第10回チラシ表
2.第10回チラシ裏
3.プラカード1表
4.プラカード2表
※裏は「債務超過」と「地震の巣の上の大飯原発」でした。

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第10回 広島2人デモ
8月24日18:00~元安橋東詰スタート

みなさま

毎度毎週すみません、お騒がせしております。
広島2人デモのご報告をさせていただきます。

今回のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20120824.pdf

今日は参加者は9人でした。
二見さん、原田さん、そしてKさんと
ツイッターを見て来てくれたご家族4人。

先ほど、広島に遊びに来ている東京在住の福島県人の方が
この機会にぜひ、と駆けつけようとしてくださっていたとツイッターで知りました。
交通アクセスの関係で間に合わなかったとのことでした。
そして応援のメッセージを頂きました。

今回も久野さんからスピーカーを借りました。
いつも応援ありがとうございます。

集合場所にはすでにKさんと二見さんがいらっしゃいました。
今回のチラシをお渡しして、説明します。

二見「家庭内で節電したからって知れてることがデータでわかるよね。
    企業が使う電力がどれだけ多いか。結局ここが動いてなかったらこれだけだもん。
    それを家庭の生活の電気のせいにして。
    その割にはオール電化とか、夜間電力とか、電気使わせるようにしておいて・・」
哲野「実際にデータで見ると、日常生活、インフラを含めて必要な電気は関電管内でピーク時で2000万kW弱。
    それにビジネスが加わると600万kW上乗せになる。というのが実情でしょうね。
    それから関電の有価証券報告書を見ると、家庭で使う電力は2000万kW全体の3分の1、約800万kWというところでしょう。
    あとは社会全体を運営するための電気、例えば交通であるとか、街灯、公共機関、病院など、これが結構大きい。
    家庭で10%節電してみてもそんなこと不可能ですけど。家庭での節電効果って8~90万kWってとこでしょうか。」

うーむ。今日の朝日新聞の記事はまた嘘っぱちかい。

哲野「四国電力の有価証券報告書を分析すると
    電気料金、家庭が1kWhあたり20円、小規模事業者12.5円、融通なんか約9円。
    関電と四電が同じ料金構造を持っているとすれば、3分の1のお客さんから倍取っているという事になりますかね。」
二見「ほんっと腹立つわ」

哲野は二見さんと会うと話が弾む。

哲野「その上、解った事は超大規模事業者はもう関電に依存してないんですよ。
    自前で発電所を持っている。
    なかには神戸製鋼所のように140万kW。これは神戸市全体のピーク時の需要の70%を賄える量です。
    こういうところが関電に電気を売っている。

    1kWhあたりの火力の電力の燃料コストだけど
    石炭2.6円、LNGなどのガス火力約5.9円、原油や重油が一番高い、12.9円。
    関電は12の火力発電所を持っているけど、7つがまだ原油・重油依存で、1690万kWの設備容量に対して
    約1000万kWがまだ原油・重油。
    だから高くつくわけですよ。
    燃料費が高くなるからと言って、それで料金値上げじゃたまらない。

    しかもコストダウンの労を取らない。
    火力発電に使われる原油・重油は低硫黄じゃないといけない。
    油種がせいぜい10種くらいしかない。
    3.11以後、石油会社が生産地を抑えて値段を吊り上げて、それを唯々諾々と買っている。
    どこから仕入れるかわかっているからね。
    
    入札にするといえば、ロシアがすぐ来るよ。
    でも関電をはじめとする電力会社はやらない。
    この癒着構造も暴いていかないと・・・」

おしゃべりしているといつもの警備の警察官さんが来ます。
チラシを渡し、「では恒例の指令書の読み上げを」
主催者は指令書を携帯し、事前に確認の作業があります。
警察「では6時になったらいつでも出発してください」

警備の警察官が「今日のチラシを貰えませんか?」と哲野に話しかけます。
「あ、失礼しました」といつもの通り2枚お渡しします。
どうも報告用ばかりではないみたいです。

あと2分だねと言っているところに原田さん登場。

音楽がなって出発です。

「皆さん、お騒がせします。お騒がせします。毎週金曜日おなじみの広島2人デモです・・・」

哲野がマイクを持ってチラシの説明をします。

今回のプラカードです。
※プラカードは上の画像をご覧ください。

裏は先週と一緒です。

二見さんと原田さん、Kさんがチラシを撒いてくれます。

今回町は平常モードに戻っていました。
盆休みが明けて「働く人」が多く歩いています。
夏休みで大学生や中学・高校生も多く歩いております。

前々回のように、とにかくプラカードにみんなが注目するということはありませんでした。
ですが、通りすがりにプラカードを見る人、回り込んでみる人
何を言っているんだろうと遠くから見る人、結構いました。
私が気がついのは3~4割くらい、でしょうか。

ところが原田さんによると違ったそうです。

<原田報告>
1.聴いている人が多い。
2.見ている人が多い。
3.無理なくチラシを受け取ってもらえる。
4.前回サラリーマンが多い、との印象だったが、今回は、特にどういう層というのはなく
  女性、中高年層、学生、ほぼ受け取ってもらえた。
5.むしろ、チラシを受け取りたがっている印象を受けた。
6.一人、印象に残ったのは、本通りの電停を渡ったところで
  後ろから追いかけてきて、チラシを求められたこと。
  背広を着、カバンを持った年配の方。60代後半に見えた。
  じっと念入りに見て丁寧に折りたたんで、カバンにいれ
  「頑張ってください」を声をかけて、去って行かれた。

ということです。
チラシをスムーズに受け取ってくれたというのは全員の感想ですが
哲野に聞くと喋りに夢中だったので
原田さんの感触はチラシをよく受け取ってくれた以外はまったくわからないそうです。

Kさんは家族連れ、ベビーカーを押している人は大概とってくれた、とのことでした。

哲野は若い人、お店の人、を狙って渡したそうですが
意外に若い人が良く取った、中高生くらいかなぁ?との感想です。
お店の店主でこちらを見ている人がいたら
お店の奥にいてもチラシを持っていったそうです。
5人でしたが全員受け取ってくれました。
それを哲野から聞いたとき、客商売からかな、と思ったのですが
哲野によると「彼らは興味津々だ」

これもチラシまき部隊ほとんどの感想ですが、私も気が付きましたが
チラシを受け取ったあと、見ながら歩いている人が結構いました。
読んでくれています。

初めて2人デモに参加した二見さんは、後でこんな感想のメールをくれました。

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8月10日(金)に参加した静岡市でのデモに比べて、市民の反応はイマイチでした。

違いはやはり、「浜岡原発が近くにある」ということで、広島市民より事態を深刻に受けとめていることだと思います。

デモ参加者は多くはありませんでしたが、市民の反応が温かく、
「再稼働反対」「子どもを守れ、命を守れ」というシュプレヒコールを沿道の人が返してくれたり、ボクが官憲に言いがかりを
つけられていたとき、全く主催者と関係のない(ということをボクはしらなかったのですが)青年が、ボクの代わりにシュプレの
コールをしたりといった、面白い状況でした。

被爆地ヒロシマが、原発に対して他人事のように思っている状況を変えたい。
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被爆地ヒロシマが極めて関心が低いのは事実です。
これが「何故か?」は極めて面白い研究の対象です。
しかし、表には出さないけど再稼働問題はみんな実は興味津々なのだと今では思います。

アンデルセンの前に来たとき
(アンデルセンの前には椅子があって、通行人が休めるようになっています。)
二見さんが座っている人にチラシを配ります。
すると「2人デモですか?」と声を掛けられました。
そうです、と二見さんが返すと、なんと参加してくださるとのこと。
二見さんは2人デモのことを知っていることに逆に驚いたそうです。

明るい笑顔が素敵なご夫婦と、かわいらしいお子さん2人、計4名で参加いただきました。
ツイッターで知ってご存知だったそうです。
東広島からいらしていた方でした。

そしてチラシ配りをしてくれました。
以下は二見さんの報告です。

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ボクがチラシ配りをお願いしたわけではなくて、
お母さんが、子どもに「配ってみる?」と向こうからチラシ配りを志願してくれたのです。
ほほえましく、そしてこんなことって画期的だよね。
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(いつお離れになったのかわかりませんで、ろくにお礼も言えずすみません。
本通りの途切れるところまでお付き合いくださったようです。
この場を借りて、ありがとうございました)

本通りと金座街は繋がっているのに雰囲気が違います。
金座街に入ると途端に、注目度がアップします。
仕事帰りの人が多く通るのもあるのでしょうが
高級感のある雰囲気作りをしているし老舗も多く残っております。
以前から感じてはいましたが、やっぱり層が違います。

こちらに注目する人プラカードを見る人も7割に上がります。
哲野がマイクを二見さんにバトンタッチし、二見さんがスピーチしてあるきました。

チラシはいつも50枚なのですが、通常の倍、100枚持っていきました。
哲野が「前回占いの人が置いてくれたから余ったら持っていって置いてもらおう」と言うのです。
100枚用意していったのですが
私はそれほど取る人はいない、余ると思ってました。
余ったらそれでもいいやと思っていたのに折り返しを過ぎて半分でなくなってしまいました。

一筆色紙を書いている露店のお兄さんが20枚ほど、受け取って「渡しておく」と言ってくれました。

みんなの感想を聞くと、200枚でもいけたな、とのことでした。
というのはチラシがなくなってスピーチして歩いているとき
「今配っているチラシをご覧になっていただくと・・・」と哲野が言うと
二見さんと原田さんが小声で「哲野さん!チラシないよ!どうする?」
哲野「え~~・・・チラシはなくなりましたが、チラシに書いてあります・・・」

チラシあったら欲しいなというサラリーマンや中高年層がじっとこちらを見てスピーチを聞いていたのです。

帰って哲野と網野で大議論になりました。

なぜ、チラシの受け取りが良かったのか?
どうも納得がいきません。
2人で共通してあげた要因は

1.町が平常モードだったこと
2.撒き手が多かったこと(原田さんも言ってました)

どうもこれだけの要因ではないような気がします。
わからないです。わからないですが、無理やり理由付けをするのは今やめておきます。
あとで振り返った時に、「あの時が境目だったんだ」と言うことになるやもしれません。

この件について何かご意見があればお寄せいただきたいです。

(ヒロシマは放射能問題・被曝問題・原発問題に関しては、非常に特殊な環境にあります。)

以上ご報告いたします。