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第71回広島2人デモ 10月25日報告

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みなさま

お騒がせいたします。
第71回広島2人デモ 10月25日の報告を致します。

参加人数は5人
哲野、網野、じゃけえさん、Kさん、
そして久しぶりの参加、ツナさんでした。
大歳さんからは仕事が忙しくなって年末参加が難しいと連絡が入ってきました。

集合場所に行って待っていると警察の方が来られたので
いつも通りの手順のあと
網野「雨が降らなくて良かった」
警察「台風がまだ九州沖にいますよ」
哲野・網野「ええっ?もう関東の方にいったのかと!」
警察「なんか1日停滞したらしいですよ、ほら・・・」
と携帯で気象サイトを見せてくれました。

それにしても雨が降らなくて良かったです。
広島2人デモはいつも小雨だったり上がったりで
空の神様に味方してもらっているようです。

哲野「しかし台風といい地震といい
    福島原発の対応を誤るな、なんとかしなさいという
    神様からの警告としか思えない」
同感ですが無神論者の哲野までそう感じるか、というほどです。
私は今回のM7レベルの地震が最終警告だと感じました。

さて出発はじゃけえさんと3人でした
その後折り返しに行くまでにKさん、ツナさんが合流しました。
チラシは40部持って行って30部売れました。

今回のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20131025_A4.pdf

哲野はチラシを説明する形でスピーチ。
詳しくは全文をご覧ください。

その次にマイクが渡ったのがツナさんです。
ツナさんはしばらく参加しない間に溜まっていたようです。

ツナ「え~すっかり、危険な放射能があるのが当たり前
   汚染水は漏れて当たり前
   市民は我慢して当たり前、
   なんかそんな空気が出来てしまいました。
   みなさん見事です。
   泣き寝入りの達人です。
   放射能で苦しんでも、笑顔で「おもてなし」・・・」

哲野「(笑いながら)あまり挑発しないように」

ツナ「(笑)ハイ。(スピーチ再開)
   あなたたちならできます。
   でも私はしません。
   そんなことをしたら子どもに顔向けが出来ません。…」

ツナさんの危機感がそのままスピーチになっていました。

その次にマイクが渡ったのがじゃけえさん。
いつものように伊方原発について訴えました。
Kさんは福島や関東、東北で起こっている健康被害について訴え
網野はチラシの内容をスピーチ、及び広島市議会に提出している請願の進捗を少し報告しました。

元安橋に帰る直前、振り返ると例の「原発反対」の右翼のおじさんがツナさんに激励をしていました。

デモが終わって・・・
哲野「僕のところに2人取りに来た」
じゃけえ「私のところにも2人」
Kさん「前は取りに来るひとがほとんどいなかったのに」
網野「数人といえど、取りに来る人、増えたよね」
Kさん「去年と明らかに違いますね」

なお今回、歩いていると配ったチラシが1枚落ちていました。
はじめてです。折ってないところを見るとカバンに入れようとした形跡はなく
「捨てた」感じがしました。

またいつも金座街で見かけるスーツの男性が
帰り道に見かけたので全員びっくりしました。
どういう人たちなんだろう?という話になりました。
網野「私はてっきりどこかの企業の人で、待ち合わせに街にでてたのかと」
Kさん「前はよくデパートの中にいらっしゃいましたよ。
    最近通りに出てきたなと思ってました。」
哲野「もしかしたら商店街のリサーチに出ている人かも。
    電力会社関連ではなさそうだ」

この後、余りの寒さにいつもの「立ち話」は近くの店に入ってすることに。
小一時間ほど色々議論したり分析したりして帰りました。
以上ご報告いたします。

▽以下全文スピーチ

◆哲野

原発の稼働に反対して歩いている広島2人デモです。
みなさんに知って欲しい情報を手を変え品を変え、こうやってスピーチしながら歩いております。
臨時国会が始まっております。
21日から予算委員会も始まりました。

予算委員会ではTPPの問題、福島原発事故の汚染水の問題、それから今国会で上程され可決されるであろうと言われている秘密保護法案の問題、色ん な問題が予算委員会で行われていますが
共産党の議員が安倍首相の汚染水問題に対する見解を質した時、安倍さんがその時で言い方を微妙に変えていくのでそこを突っ込んでいました。
言い方を微妙に変えていくのは揚げ足取りになるし大した問題ではないんですが
見過ごせないのは
「健康の影響も含めて完全にブロックされている」と言ったことです。
安倍さんの根拠は流した汚染水が基準値以内だから安全だ、健康に影響がない、これが論拠なようです。
食品の基準や環境放出の影響の基準など、みんなそうですが
基準値内だったら安全なのか、という話です。

例えば水質汚染汚濁防止法というのがあります。
ここでは1リットルあたりカドミウムが0.1mgが基準値だそうです。
1万分の1gですね。
これが安全値なのかというと、安全値とは扱われてなくて
基準値以上の、つまり1リットル0.1mgのカドミウムを環境中に出したら
これは処罰される。罰則がある。

つまり基準値は安全値ではなくて許容の上限値だからこういうことになるわけです。
食品の安全基準、普通一般食品はこれは放射性セシウムだけの話ですけども
1kgあたり100ベクレルが基準値です。
2012年4月に施行されました。それまでは500ベクレルでした。
(福島原発事故後から2012年4月まで)
500ベクレルから100ベクレルに落としてこれを基準値だと。

厚労省は「基準値内ならいくら食べても安全だ」とパンフレットの中に書いていますが
さっきのカドミウムの話を合わせてみますと
1リットルあたりのカドミウムは決して安全値として扱われているわけではありません。
ここまでは許しますが、こっからはダメですよ危険ですよというのが基準値です。

さっきの安倍首相の予算委員会での答弁
基準値内での汚染水だから健康への影響も完全にブロックされているという言い方は誤ったいい方になります。
基準値は安全値ではない。安全値ではないものを安全値であるかのように取り扱う。
放射性物質だけに限ってこういう取扱い方をされています。

放射能汚染食品も同じ考え方で作られております。
ただし、放射性物質はすべての公害基本法から全部例外扱いになっております。
確か今年の7月くらいだったと思います。
環境基本法が一部改正されました。
環境基本法一部改正のポイントは、放射性物質を環境基本法の中に取りこむ
理念として取りこむというのがポイントでした。
しかし理念として取りこんだだけで放射性物質を基準値以上
環境に放出した、食品に入り込んだ、これで罰則規定はありません。
放射性物質だけが全く例外扱いになっているわけです。

放射性物質の基準値はそのほかの環境法に規定されている様々な有害物質同様に
この基準値は安全値ではありません。
許容の上限値です。
許容上限値を安全値であるかのように言いふらすのは、これは『風評』というものです。
食品を食べて福島を応援しましょう、安倍首相のいう様に基準値内なら安全だ、
こうしたいい方は環境放排出の考え方に全く反しています。
こういう言い方が許されるのは放射性物質だけです。
つまり日本は、これは日本だけに限りませんけども
世界的に放射性物質だけは全く例外扱いされています。

今我々が住む日本も全く例外扱いされています。

事業者が基準以上の放射性物質を放排出しても、罰則規定もありません。
責任者が処罰されることもありません。
非常におかしなことが続いていると言わざるを得ません。

いま、福島第一原発からの汚染水だけが問題になっています。
汚染水はどうしても出てきます。
正常な循環機能が失われているわけですから
ほぼ剥き出しになった核燃料を冷やすためには水を入れなければならない
入れた水は汚れる、放射能汚染される

通常であれば循環システムによって異常に溜まるということはありませんが
事故を起こした福島原発は正常な循環機能が失われておりますので
どんどん溜まっていく
それに加えて地下水がやってくる
地下水が原子炉建屋やタービン建屋の汚染水と一緒になって新たな汚染水を生み出している
東京電力の管理状況もみなさんご承知のように非常に杜撰なものです。
汚染水タンク群の周りにはしょっちゅう汚染水が漏れている
これが台風などの雨と一緒になって処理しきれなくなって敷地内に漏れ出す
結局は海に溢れだすことになります。

汚染水が国際的な問題なったために汚染水だけがいま危険要素のように考えられていますが
実際には汚染水だけはなく、今現在も放射性物質がガスの形で福島第一から出ています。

キセノン133をはじめ、放出されている液体でない形の核種と量をチラシに載せています。
こまかく数えていくと60種類くらいの核種が今も出ています。

東電のwebサイトにアクセスして「よくある質問」を叩くと
その中に「いまでも1~3号機から放射能が出てるんですか?」という質問があり
東電は「出ています」と答えています。
その量は1時間あたり1000万ベクレルと推定していますと答えていますが
それはセシウム134と137だけです。
お配りしているチラシにあるように、福島第一からは
半減期30分とか20分とか短いものも含めて様々な核種の放射能が出ています。
セシウムだけが出ているわけではありません。
この放射能が時間をかけて、ゆっくりゆっくり全国に拡散しています。

プラカードにもありますが、事故前2011年3月11日3時ごろ、正門ゲートのモニタリングポストは
空間線量率0.014μSv/hでした。
福島から今も出ている放射能はゆっくりゆっくり拡散しています。
みなさん原子力規制委員会のホームページを叩いてみてください。
その中にモニタリング情報というところがあります。
それを見ると全国のモニタリングポストの空間線量率が見れます。
広島県は5つあります。
広島市、三次市、尾道市・・・・
今日の朝午前2時、0.049μSv/hの空間線量率でした。
広島県で一番空間線量率が高いのは、なぜか三次市です。
三次市は広島の空間線量率のほぼ倍、0.098μSvです。

ただ事故前の福島第一原発の正面モニタリングのゲートは0.014μSv/hでした。
広島県の先ほどの空間線量率と比べてみると
放射能が出続けているために、だいたい3倍から6~7倍くらいの空間が汚染されている
放射能汚染されている、こういう結果になります。

お配りしているチラシにデータを出していますがこれら放射能は北海道の泊原発から
九州の川内原発まで観測されています。
私たちの生活空間は本当にゆっくりですが、汚染されてきているわけです。
まずこのことをしっかり頭に入れておいてください。

しかし空間線量率は一定空間のガンマ線の量を測っているにすぎません。
空間線量率では表現されるガンマ線では表現することのできない、
内部被曝核種、外部被曝ではほとんど問題にならないが
身体の中に入れば少量でも細胞を壊していく核種、
アルファ線、ベータ線核種。
空間線量率の高い空間ではこうしたアルファ線やベータ線の細かい粒
2ミクロンとか5ミクロンとかそういう単位です。
1ミクロンが千分の1ミリですから、どれだけ細かい粒子か想像つくと思います。
もちろん普通のマスクは通ってしまいます。
こういうものが私たちの空間を汚しています。
どれくらい汚しているかのひとつの目安がさっきの空間線量率です。

最大の問題は福島原発からの気体の放出が止まっていない
これ、止めることが出来ないんですが
東電の発表ではセシウムだけで1時間1000万ベクレル、1日で2.4億ベクレル
長い時間かかって確実に我々の生活空間を汚染していっている
こういうことは言えると思います。

放射能に汚染されていない、クリーンな食品を常に摂取すればいいではないか
それはそれで間違いがありません。
被曝しないためには汚れた食品を摂らないことが第一です。
これはウクライナ政府の報告やベラルーシ政府の報告でもはっきり言っています。
放射性物質が体内に溜まる、いかにわずかな量であろうとも細胞を破壊していく
すぐに破壊される細胞もあれば、10年20年30年かかって破壊される細胞もある
その細胞に対する破壊行為の一番酷いのが「がん」です。
内部被曝をした結果、一番酷い結果ががんですが、がんだけではありません。
いろんな健康損傷が出ます
放射能汚染されていない食品を摂取することが絶対条件なんですが
プラカードに表現しているように
人が食べたり飲んだりする時に当然マスクは出来ません。
ものを食べるためには口は無防備に開きます。
たとえどんなに綺麗な食べ物でも、環境が汚れていれば内部被曝を起こす
考えてみれば当たり前のことです。

大事な事は汚れた環境で暮らさない、放射能で汚染された環境で暮らさない
このことが一番大事な事になるわけです。

いま福島の話をしているのではありません。
広島の話をしています。

ところが今我々の空間環境は福島原発事故以降、3倍から6倍汚染されています。
これは福島からやってきたものです。
そして福島原発からの放射能を止める手立てがないとすれば
私たちの環境はどんどん汚れていく、ということになります。
このことも一つ頭に入れておいてください。

こうした食品汚染、食品汚染というのは汚れた環境で食品を食べることや
汚れた食品を体内に摂取することを汚染食品の摂取と言っていますが
放射能汚染食品の摂取をしないことはなかなか難しい
難しいのでチェルノブイリ事故の起こったウクライナやベラルーシでは
まだ放射能被害に苦しんでいる。

これはまた別なメカニズムになりますけども『ゲノムの不安定性』というのが発見されました。
『ゲノムの不安定性』というのは一度狂った情報を持ったゲノム、
ゲノムというのは遺伝子情報のことです。
遺伝子そのものがハードウェアとするなら、その中にあるソフトウェアがゲノムです。
遺伝子情報です。形のないものです。
これが狂うと、その狂いは遺伝する、次の遺伝子に引き継がれる
これがゲノムの不安定性といわれる要素ですが
2世代、3世代と重なるにつれ、ゲノムの不安定性が大きくなった人たちが増える、
これがまた一つの健康損傷の原因になっている
今ウクライナではポスト・チェルノブイリの子どもたち、
全くチェルノブイリ事故を知らない12歳、13歳、14歳の子どもたちの健康損傷が
年を追うごとに増えている
2013年の統計になりますけども、ウクライナの子ども、これは14歳以下を差していますが
約8割の子どもが何らかの健康損傷を訴えているということが
ウクライナ政府の報告書の中に出ていました。

年を追うごとにこの比率は上がっています。
ですから放射線被害というのはなにも単純にひとつやふたつの要因で起こっているわけではありません。
様々な要因がダイナミックに絡み合って健康損傷を起こしています。
21世紀に入って細胞に関する学問、科学が急速に発達していますが
その科学によって今までわからなかったことが説明されるようにもなりましたし
さらに細胞に関する学問が発達することになってわからないことも増えている
こういう事も言えます。

これは3つ目です。

このスピーチでみなさんにどうしても頭に入れておいていただきたいことは
福島第一原発からの放射能、汚染水ばっかり言われていますが
実際には事故が発生して以来、ずっと放射能が出続けている
正常な値以上の放射能が出続けているという意味です。
その量は東電の試算ではセシウムで1時間あたり約1000万ベクレル
これはどうしてもそれ以上に下げることが出来ない、
それが年を追うにつれ、日本国内に蓄積し
私たちの生活環境を汚し始めている
福島から遠く離れたこの広島でも数値として見えてきている
このことを一つみなさん、頭に入れておいてください。

2つ目は、そうした環境が放射能に汚染された度合いが高くなればなるほど
私たちは内部被曝をする可能性が高くなるということです。

私たちは原発反対ではありますが
原発反対の前に、みなさんが割と正しく事実を知る必要があると思っています。
原発反対をいくら言ってみても、みなさんは原発反対とはならない
ただし原発と被曝に関する様々な事実、これは秘密情報ではありません
全部公開されています。
公開された情報を1個1個当たってみるとここ本通りを歩かれている95%の人が
原発反対に傾かれると思います。

原発が必要だ、エネルギー問題だと言われていますが
それは原発がいかに危険か、低線量内部被曝がいかに我々の生活と健康を壊していくかを
あまり御存じないからだと思います。

事実をみなさんにしっかりお伝えし理解していただくこと
これが原発をなくす一番の近道だと私は思います。

◆ツナさん

みなさん今晩は!広島2人デモです。
原発とか放射能とか色々反対して歩いております。
2人デモですが今は4人になりました。

え~すっかり、危険な放射能があるのが当たり前
汚染水は漏れて当たり前
市民は我慢して当たり前、
なんかそんな空気が出来てしまいました。

みなさん見事です。
泣き寝入りの達人です。
放射能で苦しんでも、笑顔で「おもてなし」

哲野「あまり挑発しないように」

あなたたちならできます。
でも私はしません。
そんなことをしたら子どもに顔向けが出来ません。
だからしません、しないんです。
何をしないか?内部被曝です。
食べて応援です。
何も考えずに安いものを買って食べて
それを子どもに食べさせて
それって人殺しなんです。

ところでみなさん、国が人殺しをすると思いますか?
国が自分の国の国民に、毒を盛ると思いますか?
国がそんなことをするわけはないだろうと
もしかしたら他の国の人たちならやってしまうかもしれないけど
まさか自分の国の国民じゃないだろうと
あるんです。
それがあるんです。
なぜ国がそんなことをするのか。
知りたいですか?知りたいですよね?
だって殺されるのはいやですもんね。
死ぬのはいやですもんね。
死にたくないと言うことはカッコ悪いとみなさん思ってらっしゃるかもしれませんし
実際それは恥ずかしいです。
でも死にたくないですよね。
だったら生きてください。
生きてこの世界に留まってください。
そのために何ができるか
何をしなければならないか
何をすれば国に殺されることなく
この放射能まみれでも生き残ることができるか

それをこのチラシで知ってください。
情報を取ってください
行動してください
3月11日に地震が起きて福島原発が爆発して、そこから放射能が漏れて
その放射能は今も漏れ続けています
汚染水だけではありません
空気中にも漏れています
そして漏れた放射能は食べ物だとか
食べ物を作る肥料だとか
牛や豚の飼料だとか
そういったもので世の中を回っています

そしてそれを食べればどうなるか
昔チェルノブイリ原発が爆発したときに
何が起きるかは、もうはっきりわかっています

それをこの国で私たちが繰り返そうとしてるんです
どうか知ってください
その繰り返しを阻止するために
何が出来るか、何をしなければならないか
死にたくないと思ったら、殺したくないと思ったら、殺されたくないと思ったら
行動してください

別にこの本通りの人混みの中で大きな声で歩く必要はないんです。
黙って原発の放射能のないほうへ行ってください。
私たちは放射能で何が起きるか、本当は知ってるんです。
科学で証明されていないとか言いますけど事実では起きてるんです。
事実では証明されているんです。

どうか知ってください。このチラシを取ってください。
私たちの配るチラシをとって
あなたが放射能を口にしたら何が起きるか知ってください。
どうすれば生き残ってどうすればチェルノブイリの悲劇を私たちが繰り返さないで済むか
どうか知ってください。
私たちが思っている以上に、色々なところで計測して数値が公表されていますが
それ以上に放射能は出回っています。
計測なんてしきれません。
そして放射能は今も出続けています。
汚染水は完全にブロックと安倍さん言いましたけども
どこで何がブロックされているのか、その発言はぶれ続けています
汚染水は港湾内でブロックされているとか
健康への影響はブロックされているとか
もう訳が分かりません。

そんな訳の分からない政府になぶり殺されるのは止めましょう。

◆じゃけえさん

ご通行中のみなさま、商店街のみなさま、お騒がせしております。
毎週金曜日恒例の広島2人デモです。

それぞれが原発に反対したい一心で個人的な意思を持って集まり
みなさんに知っていただきたい内容をスピーチしながら歩いております。
少しでも耳を傾けていただけると幸いです。

毎回チラシを作成し、お配りしております。
原発問題について考える際、是非参考にしてみてください。
チラシはwebでもご覧いただけます。
広島2人デモで検索してみてください。

日本の原発は事故を起こさないことを前提に稼働してきましたが
福島原発で事故は起ってしまいました。
原発事故が起ってしまってからの日本では、原発事故が起ることが前提で再稼働されます。
事故が起きたら避難してください、と言われています。
事故が起きないと言って原発を稼働してきましたが、事故は起きました。
事故が起きてからの日本は、原発は事故を起こすもの、として再稼働していきます。
日本全国に原発があります。
今日本の原発は一基も動いていません。
これからどんどん再稼働がされていく予定です。
いま停まっている原発のなかで再稼働最有力候補は
広島から一番近いところにある、四国の愛媛にある、伊方原子力発電所が
再稼働最有力候補となっています。

もし伊方原発で福島並みの苛酷事故が起これば
広島に人が住めなくなってしまうようなシミュレーション結果が出ています。
伊方原発再稼働を容認するということは
伊方原発で事故が起こっても構わない
伊方原発で事故が起こったら、広島で築き上げたものすべてを捨てて避難しても構わないと
言ってるのと変わりません。
広島から一番近いところにある、四国の愛媛にある、伊方原子力発電所が
再稼働最有力候補となっています。
伊方原発再稼働を容認しないでください
黙っていると容認しているのと変わりません。

広島市議会に伊方原子力発電所再稼働反対の決議を上げてもらうための請願を提出しました。
広島市民の1541名の署名とともに提出しました。
この請願はただ今継続審議中となっております。
この伊方原発再稼働反対の決議を求める請願に対して広島市当局は
広島市民の生活権、生存権の問題だと訴えているのに対し
原発は日本のエネルギー問題として対応しているとの返答がありました。
原発問題は色んな問題を抱えていますが
何がなくとも命がなくては日本の社会もなにも成り立ちません

伊方原発再稼働を容認しないでください。
黙っていれば賛同しているのと変わりません。
伊方原子力発電所再稼働反対にご賛同いただける方は是非ご署名のご協力を宜しくお願いいたします。

結・広島で検索してみてください。

◆Kさん

毎週お騒がせしております。
広島2人デモです。
みなさんに考えていただきたいことがあります。
福島第一原発から空気中や海に放射能が漏れ続けています。

もしも自分の住んでいる近くで、もし工場のようなものが爆発して
目には見えない何か化学物質のようなものが出ましたが
すぐに健康に被害が起きる量ではありません。問題ありませんと言われて、
「ああ、大丈夫なんだ」って安心して暮らし続けることが出来ますか?

知らない間に空気や水の中に混ざり、雨と一緒に土にしみこみ
自分達の食べ物の中にもそういう得体のしれないものが入っているかもしれない
それでも毎日毎日空気を吸い、水を飲み、食事をしないわけにはいきません。

そして数か月、数年経って、自分や家族、周りに住んでいる友人知人が病気になっていったときに
関連はありません、そう言われて納得することができますか?

今、東北や関東で起きていることはそういうことです。

白内障、緑内障、心臓病、口内炎、じんましん、鼻血、
気管支炎、様々ながん

ごく身近な人たちや自分もなったことのある軽い病気や症状かもしれません。
けれど震災以前には、わずかしかなかった病気や症状が
みんながよく罹っている、常に体調不良に見舞われるようになってきています。

テレビの報道をみていておかしいと思いませんか?
今年になって今まで聞いたことのない無菌性髄膜炎やアトピー性白内障などいう
病名を耳にしていませんか?

今東北や関東のことを考えるということは、自分の身を守るために必要なことです。

自分の命と家族の命、家族の健康、
これから先、生まれてくる子どもたちのために
今どうしてもみなさんに考えてほしい事です。

いろんな報道のなかで汚染水が漏れ、そのことと今の健康被害を結びつけることはありません。

たとえ水揚げした場所が福島沖ではないにしても
福島沖を回遊しているサンマやカツオを食べたときに被曝するのは当然のことだと思います。
いままで聞いたことも見たこともなかったような病気が
確実に震災以降増えています。
自分達の命を守るために色んなことを考えてみてください。
宜しくお願いします。

◆網野

毎度毎週金曜日に本通り、金座街、胡通りを歩いております広島2人デモです。
私たちは団体ではなくて個人が集まって原発や放射能のことについて
調べたことをチラシにしてお配りしたりスピーチしてお知らせするために歩いております。

調べた内容は広島2人デモと言うサイトで公開していますので
良かったら見てください。

去年の6月23日から毎週1回金曜日、歩いております。
みなさんに今日知っていただきたのは放射能のことについてです。
空中線量率というのが計られ新聞などに掲載され
私たちの身の回りの放射能量を知る手がかりになっております。

この放射能量はいったいどうやって、何を測っているのかというのは
実は私たちはあまりよく知りません。

その空中線量率を測って出てきた数字がそのあたりの空中の放射線量全てを出しているのかというと
実はそうではないんです。
これは地上1mのところに計測器を設置して、ガンマ線だけを測っています。
放射能は色んな核種があり、数種類の放射線があります。
その中で私たちの健康を害する、今一番問題になっているのは
アルファ線核種、ベータ線核種ですが
実はこの核種は計測できません。

飛距離があまりにも短かすぎて、計測できません。
やろうと思ったら出来ないことはないんですが
あまりにも手間と時間をお金がかかります。

なので今私たちが簡単にどれくらい放射能で環境が汚染されているのかを知る手掛かりは
実はガンマ線を計測したものです。
ではそのガンマ線がどういう核種からどれだけ出ているものを計測してるのかというと
今福島から大量放出されている放射性物質の本当にわずか5%や10数%しか計測できない
なぜかと言うとガンマ崩壊をするのはセシウム137、他にもあるんですが
福島から出ている核種のほとんどはベータ崩壊するのでこのベータ線は計測できません。

ということで空中線量率で全ての放射線量が計測されているとみなさん、誤解しないようにしてください。

もしよかったら調べた内容をチラシにしてますのでご覧ください。
数十種類の放射能が福島原発からまだ出ています。
東電はセシウムしか発表していません。
大量放出期が終わっただけで物凄い量の放射能は出ています。空中のほうに。
これはしっかり計測されているはずですが、私たちに公開されているのはセシウムだけです。

汚染水の問題だけに目に行きがちですが福島からはまだ放射能が大量に出ています。
通常放出される放射能よりはるかに大量のもの、本来出てはいけないものが大量に出ています。
そしてその放射能がもう広島に届いております。

福島の事故前正門のあたりは0.014~0.016μSv/hだったんですが
今朝の2時40分に計測したところによると
広島で0.049μSv、三次市で0.098μSvです。
ちなみにこの辺りのレストランで計測すると0.2μSvの値がでました
これはなぜこうなるのかというと、人がたくさん集まる、溜まるところには
人の身体に付着した放射性物質が滞留しやすいので
0.2μSvという値になります。
人の身体に付着したほこりが溜まりやすいところは、だいたい放射性物質もたまりやすい
という風に考えていただければと思います。

こういった放射能のことを私たちはきちんと政府に対策を取っていただきたいんです。
私たちは何を政府を打倒しようとかいうんじゃなくって
自民党なら自民党、民主党なら民主党さんでいいんです
とにかく国民の健康と命、財産を第一義的に守る政府、時の政権の首相にキチンとした政策を採っていただきたい

市議会なら市議会が広島市民の命と健康を財産を守るためにキチンと働いていただきたい
県なら県知事が、きちんと県民の健康と安全と財産を守るために
こういうことをしっかり考えていただきたいんですけれども
全くそういう様子が見られないので、いまこうなってますよということを
皆さんにお知らせすべく歩いております。

市議会のほうは市議の方が動いてくれて、今勉強して市とのやりとりを開始しております。
しばらくしたら報告が出来るとは思います。

安倍首相が「基準値内なら安全」というモノのいい方をしていますが
みなさん騙されないでください。
基準値は規制の上限値であって、採らなければ採らないほどいいというものです。
安全値ではありません。

よかったらみなさん、放射能のこと原発のこと、被曝のことお調べになってみてください。