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第23回 広島2人デモ 11月23日 報告

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◆画像説明
1.第23回チラシ表面
2.第23回チラシ裏面
3.プラカード1・2(表裏)
4.プラカード3・4(表裏)

みなさま

毎度毎週お騒がせいたしております。
第23回広島2人デモのご報告をさせていただきます。

本日の参加者は6人でした。

哲野、網野、大歳さん、Kさん、
途中飛び入り参加の愛媛県出身のシュウドウさん
同じく飛び入り参加でしばらく一緒に歩かれた男性の方
の6人でした。

バタバタして着いたのは10分前でした。

すでに大歳さんとKさんが到着。
なにやらツイッター情報を確認している様子・・
確認していた情報はこれでした。

南相馬市経済復興研究チームによる文書7月14日作成(年度が入っていない)
http://www.city.minamisoma.lg.jp/mpsdata/web/5125/jirei.pdf

次に警察の方が登場。マスクをしていらっしゃる。
網野「あら。まだ風邪抜けませんか?」
警察「いや、もう抜けました、先週ですし。大丈夫です。マスクは念のためです」
よかった。先週は本当に顔色もお悪かったので心配していました。
今日は顔色がいいし、体調が戻られたようでほんとよかった。
指令書の確認をし、チラシを渡します。

▼本日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121123.pdf

網野「おととい、島根県が原発事故時の避難計画を出したんですが、これは昨年から取り組んでいたものらしいのです。
    原子力規制委員会の出した拡散シミュレーションと重ねてみるとこうなります。
    100キロで4.67mSv、50キロで約17mSv、30キロで100mSVです。
    10キロなんか500mSvです。
    もう、10キロ圏内の松江市の中心街の人は全部避難対象ですよね。
    大飯原発反対だけど、大飯と止めないと次の原発再稼働は止められませんから」
警察「島根はまだ入ってませんでしたよね?
    どこでしたっけ?忘れたけど関西の原発だったような」
網野「旧安全保安院時代、耐性検査したのは伊方でした。
    関電は高浜をやりたいとは言ってますけど原子力規制委員会の新基準が出来るまでは取りあえずストップでしょうね」

そんな感じで説明をして、しばらくしたら音楽が鳴ってスタートです。

今回のプラカード
※上の画像をご覧ください。

大歳さんのスピーチが始まりました。

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 大飯原発の再稼働に反対してデモを行っていますが、本日は私たちの身の回りの水産資源と原発に関してスピーチしたいと思います。私たちの住むこ の広島の中で特に瀬戸内側に関して言うならば、再稼働して最も影響がある原発は中電管内の島根原発ではなく、むしろ四国電力管内の伊方原発のほう なのです。伊方原発は愛媛の佐田岬の付け根部分に位置し、広島市街地から直線距離で約100㎞しかありません。その間にあるのは海と点在する島々 だけです。伊方からこの広島にある比較的大きな島といえば、柳井沖にある平郡島と大畠のすぐ前にある周防大島です。また平郡島の西に上関半島と上 関原発予定地の長島があります。これらの地域はいずれも豊富な海産物が獲れ、同時に釣りのメッカでもあります。

 広島県は人口当たりの釣り人の数が全国一位らしいですが、広島県内でも特に西部に住む釣り人の皆様の多くは周防大島や上関まで足を延ばしてい らっしゃいます。この上関、平郡、周防大島から伊方原発までの距離はわずか30~50kmほどしかありません。事故が起これば、もうそのエリアだ けでなく瀬戸内の他のエリアの、魚もイカもエビもタコも牡蠣もサザエもアワビもワカメもヒジキも食べられなくなります。事故がなくとも加圧水型の 伊方の原子炉は大量のトリチウムという猛毒を排出します。さらに上関原発まで建てられては冗談ではありません。自民党の石破茂氏は安全性と地元の 理解が得られれば、上関原発建設を認める考えを明らかにしました。

 上関は全国有数のマアジの生息地であり、それを食べて大型化するアオリイカとハマチの生息地でもあります。マダイも有名です。上関原発の建設予 定地である田の浦と目の鼻の先である祝島は、山口、広島の釣り人から永く愛されてきた伝統のある美しい島です。その島に住む島民の方々の30年に 及ぶ中国電力との永い戦いがあるからこそ、今でも田ノ浦に原発が建てられず済んでいます。祝島は高級ヒジキでも有名です。

 その周辺の島々は、祝島も長島も平郡島も奇跡の海の名にふさわしい素晴らしい島々です。広島から柳井までは車で約一時間半から二時間、平郡島へ はフェリーで、祝島へは定期船で訪ねることができます。運が良ければ船内や海岸線からスナメリクジラの群れを発見することができます。電力会社と その裏にいる金融資本は、一体、何の権利があって、この海を汚そうとするのでしょう。

 今、原発があるのが他県であればいいという問題ではありません。私たちが口にする魚に県堺など存在しないのです。当然ですが、海を泳いでいる魚 は「ここは山口県だ」とか「ここは愛媛県だ」とか考えて回遊してはいません。大型の回遊魚にとっては50km、100kmぐらいの距離は海流に 乗ってしまえば、造作もなく移動できる距離なのです。餌さえあればどこまでも泳いでいくのが魚です。最近では呉と広島の間の国道31号線沿いか ら、盛んにジギングと呼ばれるハマチ釣りが行われていて、まれに80センチを超えるブリクラスまであがっています。すごいことです。それらのハマ チやブリも遠くから泳いできたのでしょう。遊泳力の弱いと思われがちなイカでさえ、例えばアオリイカなどは、山陰浜田で印をつけた新子が大きく なって長崎の五島列島付近で発見されています。アオリイカは広島湾内でも取れますが、やはり山口で生まれたかもしれない、愛媛で、あるいはもっと 遠くで生まれたのかもしれません。繰り返しますが魚やイカの回遊ルートに県堺など関係がありません。放射線物質は食物連鎖のなかで上位に行けば行 くほど、濃縮されていきます。もし伊方で事故が起これば、魚たちが放射性物質の運び屋になってしまいます。

 これ以上放射能をまき散らすことは、たとえそれがガレキの焼却であったとしてもやめるべきです。内部被爆は主に食べ物の摂取より生じます。低レ ベルの内部被爆がどのようなものであるかについてはお配りしているチラシを参考にしてください。複雑なメカニズムになっていて基準値以下なら大丈 夫ということは決してありません。厚生労働省が「基準値以下ならいくら食べても大丈夫」などというひどい嘘を盛んにばらまいていますが、この国の 役人たちはどうも国民を被爆させたいらしいです。どうかお気を付けください。

 本日は伊方と上関を中心にスピーチしておりますが、他にもこの中国電力管内の島根原発で事故が起こった場合、日本海から吹く風で中国山地が汚染 されてしまいます。農作物は当然のことながら、太田川水系と三次方面を流れる江の川水系が汚染されてしまいます。我々の飲む水が汚染されます。ア ユ、ヤマメ、イワナ、アマゴ、ゴギという貴重な淡水魚も汚染されてしまいます。

 電力不足と、火力燃料の高騰という大デマが崩れた今、原発再稼働、新規建設の目的が核利益共同体の純然たる金儲け以外にないということは誰も目 にも明らかです。選挙が近づいてまいりました。どうかこれをお聴きのみなさまは、テレビにも新聞にも惑わされず、ご自身で情報を集め、責任なるご 判断をされることを切に祈っております。これまでのスピーチは「広島二人デモ」とウェブ上で検索して頂けたら再確認することができます。ご参考し ていただければ幸いです。私からは以上です。どうもありがとうございました。

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大歳さんに後で「いいスピーチでした。さすが大歳さんってかんじですね」というと
大歳「マニアックすぎませんか?」
網野「そんなことないです。私だってわかります。
    それにお父さんが釣好きな人って話きかされているから子どもだってわかる子いますよ。
    男性の人とか、居酒屋の人とかはじっとみて聞いてましたし」

地元の海の話で直接わたしたちの食べるものに関わるのです。
特に男性が振り返ったりして反応が顕著でした。

今日の商店街は祝日で人も多かったです。
先週はえびす講の飾りつけでしたが、今日は本通りもドリミネーション仕様で飾りつけがありました。
時折とまっては携帯を出して飾りを撮影している人も多かったです。
そんな人通りの多い中、雰囲気ぶち壊しの原発反対デモ。

プラカードはよく見てもらえました。
振り返ってみる人は多かったです。

いつもの商店街のオーナーの方が、私たちが近づくとこっちをじっと見て待っているのがわかりました。
哲野が顔なじみになったオーナーにプラカードを持ったまま、チラシを渡しに行きました。

本通り半ば近くまできて、大歳さんのスピーチが終わり、哲野にマイクがスイッチします。

哲野「お騒がせします。毎週金曜日恒例の広島2人デモです。
    大飯原発再稼働に抗議・反対して歩いています。
    先日、島根県は原発事故を想定して広域避難計画を発表しました。
    島根県人口71.7万人、そのうち松江市など30キロ以内の36.9万人を避難させるというものです。
    避難先は広島県、岡山県、鳥取県などです。
    ですが原子力規制委員会の放射能拡散シミュレーションをかさね合わせてみると
    100キロ圏で4.67ミリシーベルト
    50キロ圏で17ミリシーベルト
    30キロ圏内で100ミリシーベルト
    10キロ圏内で500ミリシーベルト
    という予想被曝線量が出されています。
    100キロというと、広島県で言えば安芸高田市、三次市、庄原市がすっぽり入ります。
    松江市などは約10キロしか離れておらず、500ミリシーベルトです。
    36.9万人の人々を避難させるなど全く現実的ではありません。
    本当に県民の健康と安全を考えるなら
    避難計画をつくるより、原発をやめるべきです。」

哲野のスピーチ中、振り返ると一緒に歩く若い男性が。
賛同して飛び入り参加のようです。
だまってずっとついて歩くので、ちょっと気持ち悪くなって哲野が警備の警察の方にめくばせしました。
そうすると警察もウンとうなづいて、す~っと近づいて何か話しかけました。
それから警察がすっと離れて、哲野にまた目配せしました。
おかしな人ではないようです。
哲野が話しかけました。
この方はずっと最後まで歩いてくださった、シュウドウさんです。
(シュウドウさん、ごめんなさい。)

ふと前を目にやると、チラシを手にした中年の男性がデモを追い抜いて行きます。
チラシをじっと見ながらすたすた歩いていましたが、そのうちぱぱっと4つ折りにしてすぐポッケに入れました。

折り返し近くに来て、哲野から網野にマイクが渡ります。
網野「お騒がせします。毎週金曜日恒例の広島2人デモです。
    大飯原発に反対して歩いています。
    私たちは、仕事仲間同士で、放射能や被曝の事を勉強していくうちに
    いてもたってもいられなくなり、こうして歩いている市民です。・・」

1.放射線被曝に安全量はない、これが世界中の科学者が一致している見解である
2.放射能汚染食品の基準値は「安全値」ではなく「被曝許容上限値」であること
3.また、その数値も「がまん値」であること
4.人によって、特に子どもなどは放射線リスクは高いこと
5.厚労省のリーフレットで「基準値以内の放射能汚染食品はいくら食べても安全」は嘘であること
6.ご自身で信頼できる情報を調べていただきたいということ

をスピーチして歩きました。
じっとたって見ている人もいます。
通り過ぎる時にプラカードを凝視して行く人も居ます。
それも年齢層が様々です。

折り返しを過ぎて金座街からまた哲野にマイクをスイッチして歩きました。
先ほどと同じ、島根の事をスピーチして歩きます。
やはり地元に近いせいでしょうか、反応があります。
遊びに出ていた若い男の子たちからもです。

アンデルセンの近くまで来て、また網野にマイクが渡ります。

網野は放射能汚染に安全量はないという話、
それから今度は大飯原発になぜ私たちが反対して歩いているかをスピーチしました。
網野「なぜ広島の私たちが、関電の大飯原発に反対して歩いてるのか。
    それは、大飯を止めないと、次々と原発が再稼働するからです。
    広島から一番近い原発は中国電力の島根原発ではありません。
    四国電力の伊方原子力発電所です。
    広島から直線で100キロしか離れていません。
    しかもこの原発は内海に向けて建っています。
    もし、伊方が事故をおこせば、瀬戸内海が汚れます。
    南風に乗ってわたしたちの広島市も汚染されます。
    広島の特産であるカキ養殖もダメになります。
    原発は通常でも放射能を出します。・・・」

この時に30歳半ばの男性の方が、チラシを取りに来てしばらく哲野としゃべりながら一緒に歩いてくれました。
その人がとつとつと
「原発止めてしまえば、話は簡単なんですけどね。原発、僕はいらないな。」と言っていました。

そして最後の元安橋までは放射能被曝に安全量はないというスピーチをして歩きました。
    
最後に「お騒がせしました。ありがとうございました」と言ったとたんに拍手が聞こえました。
ふと見るとカフェ・ポンテという元安橋にあるカフェ・レストランで
食事中の女性客約7名からの拍手でした。
(この店の前でちょうどデモが終わるのです)

客「大飯原発反対デモでしょ?」
網野「はい、そうです」
客「頑張ってください!」
網野「ありがとうございます!」

すかさず哲野がチラシを渡しに行きました。
哲野「チラシをまとめて渡しておいた!」

チラシは約50部用意していったのですが、手元に残ったのは7部。
チラシを今回結構取りに来てくれた人が多かったようです。

飛び入りで参加してくださったシュウドウさん含め、元安橋には5人が帰ってきていました。
警察の方にお礼を言ってお別れし恒例の立ち話になりました。
1時間かかりました。
今回シュウドウさんも立ち話に加わり話が進みました。

哲野「シュウドウさんはどうやってこのデモ知ったんですか?」
シュウドウ「いや、本通りを歩いていたら原発反対だっていうんで、私もついて歩こうと思ったんですよ。」
哲野「こうやって本通りを見てると、原発に反対だって言う人はけっこういると思うんですよ。
    でもデモをするのはちょっと勇気が要りますかね?」
シュウドウ「勇気が要りますよ。1人や2人で歩くっていうのは、勇気が要ると思います。」
哲野「毎週金曜日、あそこの橋のたもとから歩きはじめますので、また来てください」
シュウドウ「いや、僕、たぶん途中参加しますよ。」

11月25日はツイッターノーニュークス中国主催のデモがあります。
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反原発デモ@広島
なくせ原発!とめろ再稼働!放射能はいらない!
11月25日(日)広島平和公園 原爆ドーム前13:30集合 14:00出発
http://twitnonukescgk.blog.fc2.com/blog-entry-24.html
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多くの人が参加してデモをします。
このところ、広島市内も反原発を掲げてめっきりデモが増えました。
みてると、自民党や他の勢力が総選挙で原発を大きな争点にしないつもりのようです。
総選挙で反原発・脱原発を大きな争点にしなければなりません。
そのためには街頭に出て、多くの市民に訴えることが今、必要だと思います。

事務所に帰って哲野がボソリ。

哲野「手ごたえはあったけど、まだまだ、だね。
    いつもデモの前は気が重くなるんだけど終わってみたら来週もまたやらなきゃいけないな、と思う。」

以上ご報告いたします。