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第121回広島2人デモ 2015年1月9日告知

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みなさま

第121回広島2人デモ 1月9日のお知らせです。
18時よりいつも通り、元安橋東詰め(花時計前)から
本通り・金座街を往復します。

チラシができました。
宜しければご覧ください。

▽第121回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150109.pdf

▽タイトル
原発問題はとどのつまり放射線被曝問題なのです
フランスのTV番組にみる日本と西ヨーロッパとの被曝観の大きな落差

▽トピック
1.ドキュメンタリー「終わらない悪夢」
2.トリチウムに対する大きな認識の落差
3.魚、セシウム137で600Bq/kgは高濃度汚染
4.原発・核施設から大量に放出されるクリプトン85など希ガス放射性物質
5.ハンフォード核施設、ラ・アーグ核施設、そしてマヤーク核施設
6.低線量内部被曝の健康損傷はむしろ非がん性疾患
7.原爆のデータを低線量内部被曝モデルにあてはめることはバカげている
8.広島・長崎のデータ(LSS)を低線量内部被曝にあてはめることの誤り
9.原発問題はとどのつまり、低線量内部被曝による健康被害問題

広島2人デモはこのデモが終わったら
しばらくお休みをいただきます。
理由は、生活のためのお仕事です。

デモやデモチラシは出来ませんが、お休みの間は必要に応じて
webサイトにて情報発信するつもりです。

今後とも何卒宜しくお願いいたします。

広島2人デモ
哲野イサク
網野沙羅

今年最初の第 120 回広島 2 人デモ 2015年1月2日報告

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みなさま

毎度お騒がせしております。
今年最初の第120回広島2人デモの報告です。

正月2日のデモとあって、実はやや引け目を感じておりました。
日本人にとって正月とは、“ハレ”の日であり、あらゆる日常から解放されて
仕事も家庭の問題も全て忘れて楽しむ時です。
そこに原発問題などという、極めて深刻な話題を持ち込むことに
引け目を感じていたのです。
考えてみれば2014年の2人デモは1月3日でした。
3日ならば、まぁ、許されるか、翌日は仕事始めだし・・・と考えて
実施しましたが、今年は1月2日で弁解の口実すらありません。

時間も18時からスタートということで、本通りのシャッターが閉まったアーケードを、
まばらな人通りを眺めながら歩くことになるのだろうか、と想像しつつ
頭の中にはアーケードにむなしく響くスピーカーの音まで想像しておりました。

事務所で原田さんと合流、
原田さんが来てくれたおかげでプラカードとチラシがなんとか間に合いました。

集合場所の前に来て3人が「えっ!どうしよう」
雪が物凄く降り始めたのです。

▽元安橋東詰め交差点の様子(右側がいつもの集合場所の花時計前)

▽花時計前

集合場所で待っていると、じゃけえさん登場。
哲野「あれ?今日は正月の振袖どうしたの?」
じゃけえ「もともと振袖じゃなかったけど、着物で来るつもりで準備万端だったのに。
     この雪で着替えてきました。」
哲野「僕も。今日は正月だから、きちんとした服装で来ようと思ったんだけど、
   ほら見て、この頭。床屋にも行ってない。網野も美容院すら行ってない」
ということで、全員防寒服で正月らしからぬいでたちでした。

警察の方が登場。網野は雪景色の撮影中。開口一番、警察の人
警察「今日は本通り、人通り多いですからね。通行に気を付けてください」
哲野「やっぱりそうですか。正月2日だから、がらがらだと思って来たのに、
   アーケードの方は人通りが多いし、駐車場も最後の1台になんとか滑り込んだんですよ。」
警察「正月の様相も毎年大きく変わってきてますよね。」
哲野「そうでしょう。去年は3日だったけど、こんなに人通りは多くなかったな」
てな話をしていると、網野が「お待たせして申し訳ありません」と戻ってきました。
正月の雪って珍しいものだから、平和公園を撮影していました。

▽修復中の原爆ドームも雪化粧

▽花時計の周りの植え込みもすっかり雪をかぶって「雪時計」に

▽花時計前の植え込みに立てるプラカードも今日は雪に囲まれました。

今日はたぶん県庁と市役所から聞こえてきた音楽で18時を知り、出発です。
網野と哲野が先頭でプラカード、じゃけえさんがスピーチで原田さんがチラシ撒き。
哲野がチラシまきに行こうとしたので、網野が哲野と原田さんが入れ替わるように指示。

▽第120回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150102.pdf

▽タイトル

原発再稼働に許可を出すのは他ならぬ私たち1人1人です
法体系もそれを支持しています
原発再稼働に発言権がないなどとはトンデモない話です

▽トピック
1.原発再稼動、クリアすべき難関は突破したのか?
2.繰り返しますが、30km圏地元同意は再稼動の法的要件です
3.再稼働地元同意の法的仕組み
4.「広域避難計画」は誰も審査、許可・認可しない
5.旧立地自治体概念に基づく原子力安全協定
6.「30km圏自治体同意権」より安全協定を重視する毎日新聞
7.再稼動のための2つの絶対条件がまだ満たされていない川内原発と高浜原発
8.原発再稼動、各原発申請・審査状況-原発各社の頑強な抵抗
9.北海道電力-どう見ても本気とは見えない泊1・2号炉
10.関電大飯3・4号機再稼動を妨げるのは地元同意と「差止仮処分命令」
11.基準地震動Ss-1最大の懸案が片づいた四電 伊方原発3号機
12.全体まとめに入る九州電力玄海原発3・4号機
13.柏崎刈羽原発の審査結果にお構いなく経営改善を進める東電
14.東通原発再稼動が絶望的な東北電力
15.中国電力の本命は未申請の島根3号機
16.巨大地震発生の懸念がある中部電力4号機
17.もう企業の体裁をなしていない日本原子力発電-東海第二
18.ほとんど無謀に近い電源開発(Jパワー)の大間原発
19.重要棟直下に活断層の疑いがぬぐえない志賀原発

▽本日のプラカード

じゃけえ「新年早々お騒がせしております。
     毎週金曜日恒例の広島2人デモです。
     お正月の楽しい気分のなか、無粋な事を言うようで大変申し訳ございません。
     広島2人デモ、もちろん今日も原発の話をスピーチしながら歩いています。
     毎回チラシを作成し、お配りしております。
     原発問題について考える前に色んな情報を知ったうえで考えてみてください。
     チラシはその参考にしてみてください。
     過去のチラシは全てwebでご覧いただけます。
     広島2人デモで検索してみてください。

     2015年最初の2人デモ、今日で120回目になりました。
     今日のチラシは16頁あります。

     ・・・原発の再稼働審査が進んでいます。
     仮に審査に合格したとしても、その原発の周りに住んでいる人たちに
     再稼働してもよろしいでしょうかと聞いて
     ダメだとなれば、その原発は再稼働できません。
     原発規制行政の法体系全体も、そのようになっています。
     詳しい話はチラシにまとめてありますので、どうぞご覧ください。
     考えてみれば、当たり前の話です。
     福島原発事故以降、原発は苛酷事故が前提で再稼働されようとしています。
     原子力規制委員会の規制基準もそのような内容になっています。
     その時、原発のまわりや、私たちが、同意しないまま、
     再稼働などとは許されることではありません。
     日本の現在の法体系も、そのようになっています。
     別な言い方をすれば、私たち一人一人がOKだと言わない限り
     再稼働できない法の仕組みになった、
     これが福島原発事故後の大きな変化です。

     テレビや新聞の報道で、あたかも原発の再稼働が決まったかのような
     ニュースが流されていますが、審査が合格した原発はひとつもありません。
     ましてや、再稼働が決まった原発などひとつもありません。
     
     最低限、30km圏の自治体の反対があれば、その原発は再稼働できません。
     そして30km圏にとどまらず、特に関心の高い周辺自治体も
     反対だといえば、原発の再稼働はできません。
     その意味では、日本の全ての自治体が原発地元なのです。
     私たち国民が反対だといえば、原発は再稼働できません。」

じゃけえさんのスピーチ中の、プラカードを持って並んで歩く哲野と網野の会話
哲野「やっぱり今日は関心薄いねえ」
網野「やっぱりお休みモードなのかねえ」
哲野「うーん、お休みモードというより、正月モードだねえ。
   みんな日常の煩わしさからはすべて解放されたいんだよね」
網野「確かに、休日の方が関心あるね。」
哲野「こういう正月モードの時でも、関心を引きつけるような
   アプローチをしていかないといけないだろうね、これからは。」

次に原田さんにバトンタッチ

原田「明けましておめでとうございます。
   新年早々お騒がせいたします。
   この本通りが100年も200年も300年後もこうやって
   楽しく人々が行きかう街であることを祈って
   お騒がせいたしますけれども、歩かせていただきたいと思います。

   この町を守るためには、
   この町がいまどのような危機に直面しているかということも
   知っておかなければならないと思います。

   今日本中で原発は稼働停止していますけれども
   再稼働に向けての準備が行われております。
   みなさんに知っていただきたいのは再稼働に向けての
   規制基準適合性審査というのを原子力規制委員会がしています。
   この規制基準適合性審査に合格したら
   安全な原発だと思っていらっしゃる方はいらっしゃいませんか?
   これは大きな間違いです。
   現在の原発規制行政では、原発は苛酷事故を起こすことが前提となっています。
   原発は苛酷事故を起こすと言う事を前提としたうえで
   でも再稼働してもいいでしょうかということを、
   いま、実は私たちに問いかけられています。

   この広島から100kmのところにも原発があります。
   四国電力伊方原子力発電所です。
   この伊方原発も再稼働に向けて審査が進められています。

   昨年は嘘がはびこりました。
   日本の規制基準適合性審査は世界一厳しい安全基準で
   これにパスしたら安全という大嘘がはびこりました。
   規制基準適合審査に合格したからといって、安全だとは誰も言っていません。
   審査をしている原子力規制委員会も安全だとは一言も言っていません。

   どうかこのような嘘に今年は騙されないで頂きたいと思います。

   九州の川内原発では原子炉設置変更許可が出ただけで、審査合格し、
   地元同意がとれたという嘘がはびこりました。
   しかし実際には、原発再稼働に至るまでには法的な縛りがあります。
   そして大事なのは地元の同意ですが、最低でも原発が建っているところから
   周辺半径30km圏内の自治体全てがいいですよと言わないと、再稼働できない、
   これが今の日本の原発規制行政です。

   経済活性化のためには原発が必要だとお考えの人がいるかもしれません。
   しかしひとたび原発事故が起れば、その経済の基盤であるこの街自体がなくなってしまう
   そのことを考えていただきたいと思います。」

次に哲野です。
哲野は現在再稼働申請が行われている原発の審査状況を
チラシに沿ってかいつまんで説明したあと

哲野「それでは、原子力規制委員会の規制基準に適合したから、
   原発再稼働の法的要件が整うのかというとそうではありません。
   大きくは、半分しか要件が満たされていません。
   あとの半分は地元同意です。
   この地元の範囲も現在の原子力災害対策指針に沿って言えば
   概ね30km圏ということになります。
   現在、この原子力災害対策指針は30km圏外で放射能災害に遭うだろう地域(PPA)の
   防護策を検討していますので、
   この防護策がきまれば、地元同意の範囲はさらに拡がると、こういう仕掛けになっております。
   地元が、現在のところ最低30km圏ですが、
   再稼働OKですよ、この広域避難計画は十分実効性があって、大丈夫ですよ、
   信頼しますよ、と言ってくれなければ、当該原発は再稼働できない
   これが、現在の法体系の定めであり、ルールです。
   ここで大きな問題が起ってきます。
   わかりやすく言うと、私たちは、原発再稼働してもいいですか?と聞かれているわけです。
   答えるのは、私たちの番です。
   やみくもに反対だと言うのも考えものですし
   根拠もなしに賛成だと言うのも考えものです
   賛成にしろ、反対にしろ、私たちは一人一人根拠を持って
   この問題に一人一人が回答を出さねばなりません。
   そんなことは面倒よ、どうせわからないよ、偉い人に任せておけばいいんじゃない、
   こういう態度はもう、なしにしましょう。
   結局、私も含めて、こういう態度が福島原発事故を起こしたのですから。
   原発を推進する人たちも、福島事故から学んでもらわないといけませんけど
   私たちも、一人一人福島原発事故から学ばなければなりません。
   これが本当に福島の人たちに寄り添う姿勢です。
   口先だけの復興、食べて応援、福島の人に寄り添おう、
   こういう話がしばらく飛び交っておりましたが
   これは本当に寄り添うことにはなりません。
   福島原発事故から私たちが本当に学ぶこと
   これが本当に福島に寄り添う事です

   今この本通りを歩いておられるみなさん。
   皆さん一人一人、この問題に答えられるだけの知識や見識をお持ちでしょうか?
   準備は出来ていますか?みなさん、“Are you ready?”ですか?
   今年は、どちらにせよ、この再稼働問題が大きく浮上してきます。
   再稼働問題に答えられる準備をみなさん、一人一人お願いします。
   私たちには、再稼働を認める権利、拒否する権利、があります。
   その権利を有効に使おうではありませんか」

チラシは15部しか持っていきませんでした。
あとで聞いてみると、哲野はゼロ、じゃけえさんは取りに来た人3人に渡したとのこと。
残りは3部しかなかったので、あとは原田さんが手渡したのだと思います。
やはり正月でも取りに来る人がいると聞いて、ちょっと心強く思いました。
次が網野です。

網野「新年あけましておめでとうございます。
   毎週金曜日本通りアーケードを歩いております、広島2人デモと申します。
   原発や被曝の問題について情報提供を行うのが目的のデモです。
   商店街のみなさま、歩いておられる皆様、正月休みを楽しく過ごされておられるところを
   無粋な話で本当に申し訳ございません。

   大事なテーマの話でございますので毎週金曜日に歩くと決めております。
   今年はたまたま、1月2日が金曜日にぶちあたりましたので、ご容赦願います。
   もしよろしかったらチラシをお手にとってご覧くださいませ。

   今日のチラシのテーマは『原発再稼働を許可するのは私たち1人1人です』が
   なぜこういえるのか、日本の原子力規制法体系はどうなっているのか、
   その法体系からなぜこういうことが言えるのか、それをチラシで説明しております。
   私たち1人1人に、原発再稼働を許可する権限、止める権限、それと能力を備えております。
   少なくとも法律はそのことを前提に書かれています。
   私たち一人一人に原発再稼働を巡る権限と能力、権能を持っている、
   このことをどうか忘れずにおいてください。
   
   福島原発事故は収束どころか、継続中です。
   現在只今も、平常時とすれば大量の放射能を出し続けています。
   2011年3月11日に発令された東京電力福島第一原子力発電所による
   原子力緊急事態宣言はまだ継続中です。
   解除される目処もいまのところ立っていません。

  (緊急事態宣言を解除するのは、内閣総理大臣に与えられた権限ですが
   内閣総理大臣は原子力規制委員会の助言に従ってこの権限を行使することになっています。
   原子力規制委員会は現在の避難状況が解消されるまで
   この緊急事態宣言解除の助言をすることができません。
   帰還困難区域はすでに避難地区とみなされていません。)

   現在日本は原子力緊急事態宣言中であることも、忘れないでください。
   実はまだまだ大変な状況が続いているのです
   お騒がせいたしました、ありがとうございました」

雪がまた、ひとしきり降り始めたので、アーケードの切れ目で終了ということになりました。
終わった後、原田さんは雪で帰れなくなることを恐れてすぐに車で帰宅の途へ。
哲野「あたたかいところで珈琲一杯だけ飲ませて!」
網野「そういえば、珈琲今日、全然飲んでない」
ということで網野と哲野とじゃけえさんは、近くのコーヒーショップへ。

あとで気が付いたのですが、人通りが多かったのは
本通りと金座街の一角だけ。
お店が2日から開いていたので福袋とバーゲン、それと久しぶりに会う友人同士の人混みとわかりました。
昨年は本通り商店街もこれほど2日から店は開けていませんでした。
まず、スーパーが正月店を開け、売り上げと取られては大変と、デパートがこれに続き
今年は一般商店も正月売上獲得競争に参加したものと見えます。
それほど消費が落ち込んでいる、という観察も成り立ちます。

以上ご報告いたします。

今年最初の第120回広島2人デモ 1月2日告知

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みなさま

新春のお慶びを申し上げます。
毎度毎週お騒がせしております広島2人デモです。

第120回広島2人デモ
2015年1月2日18時~
広島平和公園元安橋東詰め集合
本通り・金座街往復

是非ご一緒にいかがですか。
飛び入り歓迎です。

チラシが出来ました。

▽第120回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150102.pdf

▽タイトル
原発再稼働に許可を出すのは他ならぬ私たち1人1人です
法体系もそれを支持しています
原発再稼働に発言権がないなどとはトンデモない話です

▽トピック
1.原発再稼動、クリアすべき難関は突破したのか?
2.繰り返しますが、30km圏地元同意は再稼動の法的要件です
3.再稼働地元同意の法的仕組み
4.「広域避難計画」は誰も審査、許可・認可しない
5.旧立地自治体概念に基づく原子力安全協定
6.「30km圏自治体同意権」より安全協定を重視する毎日新聞
7.再稼動のための2つの絶対条件がまだ満たされていない川内原発と高浜原発
8.原発再稼動、各原発申請・審査状況-原発各社の頑強な抵抗
9.北海道電力-どう見ても本気とは見えない泊1・2号炉
10.関電大飯3・4号機再稼動を妨げるのは地元同意と「差止仮処分命令」
11.基準地震動Ss-1最大の懸案が片づいた四電 伊方原発3号機
12.全体まとめに入る九州電力玄海原発3・4号機
13.柏崎刈羽原発の審査結果にお構いなく経営改善を進める東電
14.東通原発再稼動が絶望的な東北電力
15.中国電力の本命は未申請の島根3号機
16.巨大地震発生の懸念がある中部電力4号機
17.もう企業の体裁をなしていない日本原子力発電-東海第二
18.ほとんど無謀に近い電源開発(Jパワー)の大間原発
19.重要棟直下に活断層の疑いがぬぐえない志賀原発

正月早々無粋とは思いますが、誰一人として関係ない問題ではありません、大事な問題ですのでご容赦いただき・・・
本日も歩いて参ります

第119回広島2人デモ 12月26日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第119回広島2人デモのご報告です。

今日は「原子炉設置変更許可」は「規制基準適合」なのかという問題から。
哲野と網野のつい先ほどの勉強会終了後の会話から。

網野「さっき貰った、しんぶん赤旗の日曜版にも
   高浜原発3・4号機の原子炉設置変更許可申請書案のことを新規制基準に適合した、と書いてたわねえ。」
   (しんぶん赤旗日曜版 2014年12月28日・1月4日合併号 第一部 2ページ「原発再稼働へ動き急」)
哲野「うーん。考え込んでしまうよね。赤旗までこういう理解とは、ちょっと驚きだね」
網野「原子炉設置変更許可を規制基準適合と理解するのは、何が一体問題なんだろうかね」
哲野「確かに、規制基準適合の3要件、
   原子炉設置変更許可、工事計画認可、保安規定認可のうち、
   変更許可審査が根幹であって最も重要というのは事実だから、
   これを事実上の審査適合と解釈することもできるかもしれない。
   しかし、現実に変更許可だけでは要件を満たさないのだから、
   これは基準適合合格だと言えない、という形式上の問題がある。
   その点を考慮して、新聞などは事実上の合格とか、
   『適合』とか、注釈付ですよと断わったりしているよね。
   特に今回は設置変更許可、工事計画認可、保安規定認可の各申請が
   同時に出来ることになっていて、一体審査と銘を打っているから
   こういう解釈にも一理ある。
   問題は、これが単に形式上の問題なのかどうかという点だろう。
   内容の上でも、本当に原子炉設置変更許可だけでは適合審査合格と言えない、というのであれば
   やはり審査合格ではない。」
網野「内容的に言えば、どうなんだろうか。」
哲野「今現在、川内原発については12月に入って保安規定の審査がやっと本格化したというところだろうけど
   規制庁の指摘を見てみると、保安規定基準に合致してない、
   これじゃあ苛酷事故時のソフトウェア対応が十分じゃない、
   という指摘がいっぱい出てきている。」
網野「保安規定というのは結局、原子炉設置変更許可をハードとすれば
   ソフトウェアに対応するわけでしょ?」
哲野「規制委員会の概要説明ではそういうことになっている。
   つまり、ハードがいくら苛酷事故緩和に適合しているからといって
   実際に苛酷事故緩和作業をするのは人間だから
   その人間がとっさのときにちゃんとできるかどうか、これがもう一つのポイントだと。
   規制委員会はそう言っているよね。実際にもそうだろうと思う。
   たとえば福島原発事故の時にお釜の破裂を防ごうとして
   ベントに走っていったけど、真っ暗で、どこにベントバルブがあるかどうかわからない。
   やっとベントバルブを見つけて動かそうとしても動かない。
   そのうちどんどん、どんどん、崩壊熱が上がって行って危険な状況になっていったという事実があるわけだから
   設備や装置がしっかりしてますよ、といったって信用の出来る話ではない。
   人間の対応がそれにちゃんとついていけるかどうか
   その意味では保安規定の審査というのは、原子炉設置変更許可申請よりも
   ある意味では重要と言える。
   だから、内容的にも、保安規定審査を終えないうちには
   規制基準合格とは言えないと僕は思う。
   実際、今回の川内原発保安規定に関するヒヤリングの概要を見てみても
   九州電力の発想は保安規定を形式的なもの、と捉えていることがありありとわかる。
   原発安全神話時代そのままの発想だよね、あれ。
   だから規制庁の役人がこと細かく指摘するわけだけども、
   読んで行ってみると、こりゃ装置や設備や移動電源車なんか、どんなに積み上げてみても
   川内原発は事故を起こすだろうな、って感じよ。
   これ、しっかりやってもらわないと、とてもじゃないけど動かしてもらっちゃ困ると思うよ。」
網野「じゃホントに保安規定って要じゃないですか。
   九州電力の原発安全文化はお寒い、っていうことになるよね。」
哲野「お寒いどころじゃないよ。
   保安規定申請を単なる作文だと思っている節があちこちにある。」
網野「これ、公聴会もんだよね。」
哲野「そうそう。住民も参加して、やっぱり具体的に議論を深めて行って
   川内原発の再稼働を考えるということじゃないと、福島原発事故から何も学んでないということになる。」
網野「やっぱり中身の上でも、原子炉設置変更許可だけじゃあ、審査合格ではない、ということだね。」
哲野「僕はそう思うよ。強くそう思う。」
網野「確かに私もそう思うけど、なぜ『規制基準事実上合格』という報道をするんだろうか。」
哲野「僕は大きく2つ要素があると思う。
   主要なマスコミが今回の規制基準適合審査や規制基準の主旨を理解しきれていないと言う点が一つある。
   だから、原子炉設置変更許可が事実上の規制基準の中身だと、思い込んでいるところがあるんじゃないだろうか。
   もう一つは、こっちの方が悪質だと思うんだけど、
   出来るだけ早く規制基準適合→再稼働の既成事実を積み上げたい、という
   政府や電力会社の思惑をマスコミが手助けしている、
   つまりわかってやっている、という要素がある。
   毎日新聞なんかは、いまだに規制基準適合審査を安全審査と書いてるし
   共同通信配信記事も安全審査と書いて
   規制基準適合審査に合格すれば、その原発は安全なんだという印象を一般に定着させようとしているくらいだからね。」
網野「規制基準に合格してないものを、合格というのは、どんなメリットがあるのか」
哲野「いや、目の前にもう、事実、川内原発『地元同意』を早々とやった鹿児島県知事の例があるじゃないか。
   だから、11月7日だったけ、伊藤鹿児島県知事が川内原発再稼働同意表明をやったけど、
   あくまで規制基準合格が前提でないと同意表明ができない。
   だから無理矢理、設置変更許可は規制基準適合であると解釈して
   『同意』したじゃないか。この同意は無効だけどね。
   このケースだって、マスコミが『川内原発事実上の規制基準適合』と書いてくれなければ
   鹿児島県民だって規制基準に合格してないものを、なんで同意できるの?という話になるんじゃない?」
網野「そうだね。合格だと思えばこそ、『説明会』開催も承認したわけだもんね。」
哲野「そうよ。合格してない川内原発なのに、何を説明するの?って話にはなるよね。
   でも多くの鹿児島県民は川内原発は事実上合格だと思ってるから、
   説明会と言われても、ああ、いよいよ説明会の段階か、と思っちゃうよね。
   だからマスコミの『川内原発事実上の合格』という報道の効果はバツグンだったわけよ。」

てな話をしておりました。
前置きが長くなって申し訳ありません。
集合場所に着くまで、今日は時間がかかりませんでした。
官庁は今日が御用納めですけれども、街はすでに年始年末休暇モード。
車が少なく、予定より早く着いて網野の撮影時間も十分にありました。

網野「あれ?まだ薄明るい。」
哲野「冬至って過ぎたんだっけ。」
網野「過ぎたよ。22日くらいだったかな」
哲野「じゃ、これから昼間の時間が長くなるんだ。だからまだ薄明るいんだ」
網野「わずか1週間だけど、ちゃんと変わっていくのね。」

待ってると警察の方が来たので、今年最後の指令書の確認。
警察「今日は、原点に返って、純粋の2人デモですか?」
哲野「そうなるかもしれませんねえ。」

と言ってると、じゃけえさんが登場。
警察「今日は3人デモですね。」
先週同様、音楽が鳴りません。
網野「まだ修理終わらないのかしら」
警察「はい、いま18時1分過ぎました。いつ出発されても結構です。」
の言葉が合図で出発。

▽プラカード

▽第119回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20141226.pdf

▽タイトル
原発再稼働、30km圏自治体同意が法的要件
結局今年、審査合格原発一基もなし

▽トピック
1.結局今年、審査合格原発一基もなし
2.原子力規制委員会の規制基準適合とは
3.現行原子力規制行政法体系の不備を利用しつつ、誤魔化しながら再稼動を進めようとする安倍政権
4.菅直人氏と田中規制委員長の国会でのやりとり
5.露わになってくる現行原子力規制法体系全体の不備
6.九州電力川内原発にあてはめてみると
7.鹿児島県・薩摩川内市の再稼動同意表明は無効
8.早々と原発再稼動方針を出す安倍自民党内閣の詐術
9.川内原発再稼動にあたり「原発地元」の同意は法的要件
10.現実には次々と川内原発地元自治体が再稼動に反対
11.原発地元の範囲はさらに拡大することは確実
12.関西電力高浜原発は規制基準に合格したのか?
13.地元同意は法的要件になっていない?
14.最低限30km圏地元同意は原子力規制法体系全体が要求する再稼動のための必要十分条件
15.広域避難計画策定の責任はそれぞれの自治体にある
16.「30km圏地元同意がなければ、原発は稼働できない」を衆議院原子力問題調査特別委員会で確認

スピーチはいつものようにじゃけえさんがトップバッターです。

じゃけぇ「今日のチラシのテーマは、『原発再稼働、30km圏自治体同意が法的要件』です。
    最近、報道を見ていると、関西電力高浜原発が規制基準に適合して再稼働が決まったかのようなニュースが流れています。
    でもこれ、規制基準に適合したわけではなく、原子炉設置変更許可の審査書案が出ただけです。
    規制基準適合、合格までにはまだまだ多くのステップがあります。
    仮に規制基準に合格しても、再稼働するためには、地元住民の同意が必要です。
    地元住民の同意がなければ、再稼働は出来ません。
    設置変更許可の審査書案が出たというのは、第一歩、第一段階にすぎません。
    設置変更許可の審査書や審査書案が出ただけで、再稼働が決まったかのような報道が続いていますが
    今年、再稼働が決まった原発はおろか、その前提条件である
    規制基準審査に合格した原発は一基もありません。

    こうした報道は私たちに、もう再稼働は決まってしまったものなんだ、
    もう仕方がないんだと、思わせることが目的だと私は思います。
    では再稼働は誰が決めるのか。規制基準はどういうもので、その合格の流れはどうなるのか。
    そういったことの説明が今日のチラシに書かれています。
    原発再稼働は私たちの手の届かないところでどんどん進んでいるかのようですが
    実際にはそうではありません。
    みなさん、ご存知ないかもしれませんが
    再稼働をするかどうかは、私たち国民一人一人が決められることです。
    なぜなら原発は苛酷事故を起こすものだということが前提で規制基準審査が進められており
    もし、万が一、苛酷事故を起こせば、私たちは避難しなければなりません。
    取り返しのつかない被害を受ける私たちが、再稼働に賛成と言わなければ
    再稼働ができない、ということが現在では法体系の定めになっているからです。
    原発に無関係な人は日本の中に一人もいません。
    日本全国に原発はあります。原発から離れていても、その影響は私たち全員が受けます。
    テレビや新聞の報道に注意を払う事は必要ですが
    どうか、その内容を鵜呑みにしないでください。
    実際に何がどうなっているのかをご自分の目で確かめてから原発再稼働に関するご自分の意見をしっかり持ってください。」

じゃけぇさんのスピーチ中に、チラシまきをしていた哲野がプラカードとスピーカーを持って先頭を歩いている網野に近づいて
哲野「みんな、プラカードをよく見ていると思うんだけども。
    再稼働問題ってやっぱり興味があるのかな。もう、チラシも3枚取りに来たよ」
(哲野はチラシ撒きといいましたが、チラシなぞ撒いてはおりません。取りに来た人に渡すだけです
 チラシ撒きではなく、チラシ渡しです)
網野「先頭を歩いていると、あまりわからない。でも、チラホラプラカードは見てる人がいることはわかる。
   それよりも今日は、年末の買い物でバーゲン目当ての人が多いような気がする。」
次に哲野がスピーチします。

哲野「現在、原子力規制委員会というところで、原発の再稼働審査が行われています。
   審査にあたっては、規制基準と、こういうものを定めてこれに適合しているかどうかが
   審査されています。ですから、原子力規制委員会も自ら規制基準適合性審査、略して適合審査と言っています。
   ところが、新聞やテレビによっては、この適合審査のことを、安全審査と呼んでいます。
   いまこの本通りを歩いておられる多くの方が規制委員会の審査を
   安全審査だと思っておられる方は結構多いのではないでしょうか?
   安全審査というと、この審査に合格した原発はなんとなく安全なんだと、事故は絶対起こさないのだと
   こういう風な印象を持ってしまいがちですし
   結構、本通りを歩いておられるみなさんも、審査に合格した原発は事故を起こさない、
   安全のお墨付きを得たんだと、思っておられる方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
   ところが実際には、審査は規制基準に合格しているかどうかを審査をしてるのであって
   安全かどうかを審査しているのではない、
   このことは私がいっているのではなくて、田中規制委員長が再三再四、
   色んな機会を通じて言っていることです。
   現在の規制基準の骨子が固まった時、2013年4月ごろでしたでしょうか、
   それまで安全基準と呼称していた名称をわざわざ規制基準を言い変えて
   関連法令文書も全て規制基準と書き換えました。
   その時に、記者会見で安全基準と言うと、審査を合格した原発は、
   さも安全であるかのような印象を一般に与える、実際には規制委員会は
   規制基準に適合しているかどうかを審査しているのであって
   それに合格したからといって安全を保証するものではない、
   原発の安全は事業者が健全な安全文化を育成して達成していくものなんだと
   ですから、安全基準という言葉を、規制基準と言う言葉に言い変えます、と述べましたけど
   その後も多くのマスコミは、安全基準、安全審査と呼びつづけて、
   田中委員長が危惧したようなミスリードを続けております。」

  「また、この規制基準に合格したからといって、すぐ再稼働の法的要件が揃うわけではありません。
   地元、現在のところ地元の範囲は30km圏、ま、これも、
   地元の範囲内が法的に拡がって行く可能性があるわけですけれども
   とりいそぎは30km圏の自治体がOKだと、同意すると、
   こういってくれなければ再稼働の要件を満たさない、これ、法的要件の話ですよ。
   法体系が要求していると言う話ですけれども、これ結構、大変なことになります。
   言い換えれば誰かが再稼働に納得しないとか、
   この避難計画では実効性がなく
   安心して、苛酷事故を起こすかもしれない原発の再稼働を認めるわけにはいかない、と言えば
   再稼働ができない、こういう決まりになっています。
   ところがマスコミによっては、原発再稼働にあたって地元同意は法的要件になっていない
   法律が要求していない、あくまで原発事業者、
   電力会社の自主的なしくみであると主張しているところもあります。
   例えば朝日新聞は一貫して地元同意は法的要件ではないと書いています。
   実際には、非常に大事なところなんですけれども
   地元同意は法的要件です。
   言い換えれば、地元の人たちが、わかった、納得したと言ってくれない限りは
   再稼働できないのです。
   この説明はややこしい話になりますので、どうか今お配りしているチラシをお読みください。
   ただ、申し上げたいことは、地元の人たちが同意しなければ、再稼働が出来ないと言う法的定めは
   決定的に重要で、言い換えれば、原発の再稼働を許可する権限は地元の自治体にあると、
   その自治体も現在の法的定めでは、30km圏の自治体ということですが、
   自治体が、地元の住民が、再稼働の許可を出すんだと
   これが極めて重要な点です。」

最後に網野です

網野「年末のお忙しいところ、また、お買いもの中のお楽しみのところの皆様、商店街の皆様
    お騒がせいたします。
    現在日本で原発の再稼働が進んでいますけれども、今の再稼働は原発苛酷事故が起るかもしれない、
    そのリスクは常にある、原発に絶対安全はない、ということが前提ですから、
    もし、万が一の時には、福島事故の時のような避難が必要になってくる
    こういう原子力規制委員会の定めです。
    で、良く考えていただきたいんですが、再稼働を最終的に許可するのは一体だれなのか。
    それは大げさにいえば、国民一人一人、私たち市民にその権能、権力と能力があります。
    原発を止める、原発を動かす、それを決める権力と能力がある。
    これを今の日本の法体系ははっきり認めている。
    こういうことをみなさんにしっかりお伝えしておきたい。
    本当は新聞やテレビ、マスコミがこういうことを伝えてくれたらいいんですけれども
    なぜかやっていただけません。
    物凄く単純化して言えば、私たちが原発の再稼働に反対だと言えば、原発は止まります。
    止めざるを得なくなります。というのは、苛酷事故が前提ですから、苛酷事故を受け入れますか?と
    聞かれているわけです。
    いや、苛酷事故は困るよ、そんなもの動かしてくれるな、と言えば
    原発を止めることができるんです。
    それが今の原子力規制法体系の一番重要なところです。

    ただしですよ、みなさん、これ、反対だと、苛酷事故は受け入れませんと言わないと
    どういうことになると思います?
    これは、困ります、反対です、とはっきり言わないと、
    OKです、賛成です、受け入れます、と言ったことになります。 
    ご自分は無関心だから、よくわからないから、黙っているんだと思っていらっしゃる方も多いと思いますが
    これ、政治的意思表示の話ですから、苛酷事故は困るよと、避難はしたくないと、
    だから原発再稼働反対だとはっきり言わなければ、賛成です。
    こういう仕組みになっています。

    じゃあ、新聞テレビさんはなぜこういう事を言ってくれないのか。
    そのことを私たちが知ってしまうと、原発を動かしたい、原発を推進したい、
    こういう人たちにとっては不利になってしまう。
    だから、マスコミはこういうことを私たちに伝えない。
    どうもこういうことじゃないかと思います。

    私たちには、原発を止める権力と能力がある。権能がある。
    このことをどうかみなさん、知っておいてください。
    非常に大切なことです。

    今お配りしているチラシに、その根拠が示してあります。
    また、いつどこで行われた議論なのか、誰が言ったのか、どういう法令にかかれているのか
    出典が明示してあります。
    チラシにかかれてあることを鵜呑みにするのではなく
    できれば、その出典にあたって、事実関係をご自身で確認してください。
    今非常に大切な時です。
    お騒がせいたしました。ありがとうございました。」

チラシはどうせ小難しい議論なのでさしてはけないだろうと15部しか持っていきませんでしたが
熱心に渡していけば、受け取る人は多かったろうと思います。
7~8部は取りに来られたかたがいらっしゃいました。

翌日例によって、アクセス解析を調べてみると、金曜日1日で3400の閲覧数がありました。
哲野と一体、誰が読みに来るのだろうと驚いて顔を見合わせました。
以上ご報告いたします。

なお、来年は1月2日金曜日、第120回広島2人デモを予定しております。
良い年をお迎えください。

広島2人デモ
網野沙羅
哲野イサク
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

第119回広島2人デモ 12月26日告知

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みなさま

第119回広島2人デモ 12月26日のお知らせです。
いつも通り18時から、元安橋東詰め(花時計前)から歩きます。

チラシが出来ました。
宜しければご覧ください。

▽第119回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20141226.pdf

▽タイトル
「原発再稼働、30km圏自治体同意が法的要件」
結局今年、審査合格原発一基もなし

▽トピック
1.結局今年、審査合格原発一基もなし
2.原子力規制委員会の規制基準適合とは
3.現行原子力規制行政法体系の不備を利用しつつ、誤魔化しながら再稼動を進めようとする安倍政権
4.菅直人氏と田中規制委員長の国会でのやりとり
5.露わになってくる現行原子力規制法体系全体の不備
6.九州電力川内原発にあてはめてみると
7.鹿児島県・薩摩川内市の再稼動同意表明は無効
8.早々と原発再稼動方針を出す安倍自民党内閣の詐術
9.川内原発再稼動にあたり「原発地元」の同意は法的要件
10.現実には次々と川内原発地元自治体が再稼動に反対
11.原発地元の範囲はさらに拡大することは確実
12.関西電力高浜原発は規制基準に合格したのか?
13.地元同意は法的要件になっていない?
14.最低限30km圏地元同意は原子力規制法体系全体が要求する再稼動のための必要十分条件
15.広域避難計画策定の責任はそれぞれの自治体にある
16.「30km圏地元同意がなければ、原発は稼働できない」を衆議院原子力問題調査特別委員会で確認

菅直人氏が12月25日、規制庁職員に高浜原発の審査が合格と報道されているが本当か、と呼びつけて聞いたところ規制庁職員からは、「審査は合格していない」と回答があったとブログに報告が掲載されました。
http://ameblo.jp/n-kan-blog/

菅氏だけではありません。
日本の主要マスコミの原発再稼働に関する報道ぶりは、目に余ります。

では今日も歩いて参ります。

追伸

第3次安倍政権発足の際、安倍首相がインタビューで「改憲を行いたい。国民のみなさんに理解を求める」という発言をしたと報道がありました。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2379762.html

これを唯々諾々と流すマスコミはすでに警戒心なく大本営発表体制に入っているといっていいと思います。

これは堂々たる憲法違反です。

憲法を遵守すべき第一義的義務を負う内閣総理大臣が改憲を言ってはいけません。
憲法は国民側から国家権力に結ばせた契約書であり
変える権利は国民しか持っていません。

さらに悪質なのは国民に理解を求めると発言した点です。
背任行為です。
現憲法を全く遵守する気はない、と発言したも同様で、本来であればマスコミは「首相、憲法違反」の大見出しをつけて報じ、色んな団体からの抗議、突き上げ、辞任を求めたり、提訴されるべき大問題です。
憲法が変えられてしまえば、福井地裁判決も吹っ飛びます。
憲法は私たちの主権、そして人権そのものだからです。

予測されていたとはいえ、大変危険な事態になりました。