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第27回 広島2人デモ 12月21日 報告

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◆画像説明
1.第27回チラシ表
2.第27回チラシ裏
3.プラカード1・2
4.プラカード3・4

みなさま

毎度お騒がせします。
第27回広島2人デモのご報告を致します。

今日の参加者は5人
哲野、網野、大歳さん、Kさん、Kさんの娘さんでした。

広島は冷たい雨が降っています。

集合場所には網野が残り、哲野にはアーケードに行ってもらいました。
しばらくすると警察の方が来ました。
出発地点をアーケードのに変えたことを伝え
指令書の確認をして移動します。

警察「また23日から冷え込むらしいですね」
網野「ホワイトクリスマスになるといいですね」
警察「子どもは喜ぶでしょうけど、車を運転する大人には・・・勘弁してほしいですけどね」

言わんとすることはわかりました。・・・さすが。
警察官らしい感想に思わず目じりが下がってしまいました。

アーケードに行くと、全員集合してました。(笑)

大歳「今日はスピーチが用意してありません。選挙の結果がショックで・・・スピーチを書こうとしても途中で手が止まってしまう・・」
哲野「はははは。ある漫画家さんのメールを見ると、選挙結果みながらのんだくれていたと書いていたね。」
大歳「僕もそんな気分です。気持ちがわかるな」
哲野「じゃあ今日のトップバッターは僕で。あとマイク渡します」

若い方にはショックを受けた人がかなりいたようです。

警察の方にチラシを渡しました。
哲野「自民公明はフクシマ事故の戦犯政党ですから」
網野「それに、なぜ広島市民の私たちが大飯原発再稼働を反対するのかも」
哲野「ま、もう一度再確認ですね」

音楽が鳴り、スタートです。

本日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121221.pdf

プラカードは上の画像をご覧ください

哲野「毎度毎週、お騒がせします。関電大飯原発再稼働に反対する広島2人デモです。
    毎週金曜日夕方、抗議・反対して歩いています。
    総選挙が終わりました。
    フクシマ事故戦犯政党の自民党・公明党に政権が握られることが確実となりました。
    みなさん、警戒しましょう。

    チェルノブイリ事故で放射線内部被曝を受けたウクライナは
    1991年から2009年の20年足らずのあいだに、650万人の人命が失われた、とウクライナ政府は
    2011年4月に世界に向けて報告しました。
    ベラルーシ政府はベラルーシ国民の放射線内部被曝の94%までが放射能汚染食品の経口摂取によるものと報告しました。
    日本政府は2012年4月から放射能汚染食品の規制を厳しくしましたが、これはザルです。
    強制義務がありません。
    みなさん、スーパーマーケットに行くとき、今お菓子屋さんの前を通っていますが
    そのお菓子屋さんでお菓子を買う時、もう少しいくとマクドナルドがありますが
    そのマクドナルドでハンバーガーを買う時、
    「放射能食品検査をしてますか?」と聞いてみてください。
    10軒に8軒は怪訝な顔をして「してません」と答えるはずです。

    今の食品規制はお飾りです。
    もっと厳しく実効のあるものにしていかねばなりません。

    福島事故戦犯政党が再び政権を握ることで
    来年7月以降、続々と原発が再稼働するでしょう。
    また、放射能汚染食品など、放射能拡散はさらに進んでいくでしょう。
    警戒しなければなりません
    そして来年の参議院選挙ではけっしてこうした原発事故戦犯政党に票をいれてはなりません。

    もし、私たちが、放射能の人体の影響について正しく知らされていたなら
    けっして、自民党などに票を入れるなんてことはありえなかったでしょう。
    原発安全神話に騙されていたように、今私たちは放射能安全神話に騙されています。」

みたいなはなしを繰り返しました。

途中から大歳さんにマイクが渡りました。

大歳「自民党と公明党に政権が渡りました。
    大ショックでした。原発が次々と再稼働するでしょう。
    特に広島は、四国電力伊方発電所の再稼働が心配です。
    中国電力の島根発電所の再稼働、、また
    上関原発の建設再開、島根原発3号機の建設再開、
    広島は瀬戸内海を挟んで原発に取り囲まれることになります。
    私はこれが、一番心配です。
    釣好きの私としては、事故を起こさなくても大量のトリチウムが放出され
    瀬戸内海が汚染されていくのが心配です。
    なんとか食い止めたいと思っています。
    みなさん、よろしくお願いします。私からは以上です。」

街の雰囲気は師走とクリスマスの感じです。
大歳さんと並んでプラカードを高く掲げて歩くKさんの高校生の娘さんのもくもくとうつむいて歩く姿が
今日は特に、印象的でした。
また、申し訳ないとも思いました。

プラカードをチラチラみてもらっているのはわかりました。

商店街のオーナーが、隙あらばと道路の真ん中まで出てくれていたのがわかりましたが
ちょうどお客が入ってきて、対応されていました。
チラシがお渡しできなくて残念です。

本通りに往復して帰って来た時、さよなら原発ヒロシマの「ヒロシマ・アピール・ウォーク」が目の前を通りました。
こちらは信号を4回待って、街宣状態でスピーチしました。

雨なのでアーケードの中で終了しました。
警察にお礼を言って別れ、
恒例の立ち話になりました。

網野「チラシ何枚残りましたか?」
Kさん「3枚」
全員「ええ~~~っ!!!!そんなに捌けたの?」
哲野「おかしいなぁ。今日は僕はよそよそしく感じたけどなぁ。」
大歳「いや、僕も。」
Kさん「いや、違うんですよ。行きと帰りじゃ全然違ってましたよ。
    私が思うに、時間帯のせいでしょうね。
    行きは6時過ぎ、みんな用事があって足早でした。
    プラカードもちらっとしか見ませんでした。
    だからよそよそしく感じたんじゃないですかね。」
網野「そういえば、みんな急ぎ足だったよね。
    振り返りながらプラカードみてた。」
Kさん「でも、帰りは違ってましたよ。もう、6時半過ぎると歩く速度が違うんです。
    ゆっくりになってますよ、ホラ。
    プカラードも見てもらえたし、チラシも受け取ってもらえました。」
哲野「僕は喋るのに気が取られていて全然気が付かなかったなぁ。」
Kさん「電車道の信号で、4回ほど待ちになったじゃないですか。
    あの時はチラシを取りに来た人も居ましたよ。
    また、若い男の子のグループにチラシを差し出すと
    誰かが「いらない」と手を振るんですが、誰かが「ちょうだい」といって結局受け取る。
    それからパルコの前ですけど、数人のグループにチラシを差し出すと
    「みんな、放射能いらないよね」と仲間に声をかけながら受け取ってくれましたよ。」
哲野「なるほど、よそよそしかったんじゃなくて、忙しかったのか!」
全員「そうでしょうね、やっぱり。」

そんな話をしているうちに、さよなら原発ヒロシマの会「ヒロシマ・アピール・ウォーク」に参加した人が
帰りがけですれ違いました。
向こうのメンバーも気が付いてくれて、「お疲れ様でした!」と声を掛け合いました。

そのメンバーの一人が話しかけてきて
男性「広島2人デモさんですね?ご苦労様です。このプラカード綺麗でよくできてますね」
網野「ありがとうございます」
男性「総選挙は残念でしたね。」
大歳「そうですよ、あんなに負けるとは思わなかった。大ショックですよ」
男性「僕も立候補したんですよ」
哲野「え?お名前はなんとおっしゃるんです?」
男性「大西オサムと言います。」
哲野「西区じゃないですか?僕入れましたよあなたに」
大西「ありがとうございます。」
哲野「他に入れるところがなかったんでね。今回の選挙はよりよいところにいれるんじゃなくて
   より悪くないところに入れるのが私の基準でした。」
大西「ああそうですか、でも僕西区には住んでますけど、1区ですよ」
哲野「1区?」
網野「哲野のところは2区じゃない?」
哲野「そうだっけ?あ、ぼく大西さんに入れてない!ぼく、いれたのはナントカ森さんというひとで、共産の人だったけど」
大西「中森ですね。」
哲野「ああ、そう!中森さん!他に入れる人がなかったもんで、白票入れるのも癪だし。他に入れるところがないんだもん」
大西「ああ、そうですか・・・」

しゃべっている間に、チラシが2枚はけて、Kさんの手元に残ったのは結局1枚でした。
来週はやはり福島事故戦犯政党自民党、公明党をなじりたいと思います。
特に、首相になる安倍晋三君は前回首相の時に国会答弁で「原発は絶対安全だ」と答弁を繰り返しています。
おじいさんの岸信介君同様に戦犯の中でもA級戦犯です。
A級戦犯が再び首相に返り咲くわけです。
国会の冒頭ではぜひとも戦犯政党を代表して一言、福島事故に対する謝罪があってしかるべきです。
この謝罪と反省なしに首相の重責を任せるわけにはいきません。

安倍君、謝りなさい。
謝るところから出発ですよ。
そういえば、君のジイサンも侵略戦争をこころから反省してなかったねえ。

新聞報道によれば公明党からは前代表の太田昭宏君が入閣だと伝えられています。
もしそうなれば、公明党を代表して国会でフクシマ原発事故に対して不明を詫び、一言、謝罪を聞きたいものです。

さらに繰り返し、これからも
フクシマ放射能危機の危険性を理知的に、データと共に
広報し、訴えていくことが必要だと、みなさんの反応から感じました。

以上ご報告を致します。
来週28日も歩きます。

第27回 広島2人デモ 12月21日 告知

第27回広島2人デモ
12月21日 18時~
平和公園元安橋東詰スタート

以下告知文

みなさま

毎度お騒がせします。
第27回広島2人デモの告知をさせていただきます。
18時からいつも通り元安橋出発です。

チラシが出来ましたので宜しければお目通しください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121221.pdf

総選挙が終わりましたから通常モードになっていると思います。

自民が圧勝した、どうせなにをやってもダメよ、
という空気の中を歩くのではないかと想像しています。

実際どんな空気になっているのか
恐いものみたさ半分です。

ご報告をお楽しみに・・
では明日も歩いて参ります。

www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

総選挙惨敗は次へのステップ

みなさま

「広島2人デモ」です。

今回総選挙では、反原発・脱原発・卒原発勢力は惨敗でした。
今日から本番が始まります。
この惨敗は、ほんの手始めです。
ながいながい闘いとなると思います。

それと同時に私たちは
今回惨敗の原因分析をしておかねばならないように感じます。

様々な要因、様々な分析が可能でしょう。

確実な事から言えば、
反原発・脱原発・卒原発の主張は結果として一般市民の投票行動を決定するほど
説得力のあるものではなかった、ということは最低限言えると思います。

確かに、反原発は多くの、圧倒的多数の、一般市民の願いだったことは間違いありません。
例えば一時期10万人以上集めたと言われる首都圏デモは
その裏付けということが出来ると思います。

しかしその首都圏の人たちも、反原発に結集するよりも
経済的安定を消極的に選択したと言えると思います。

反原発はその意味ではメイン・イシューではなかった、という事にもなります。
ここから深刻にこれまでの運動のあり方を自己批判せざるを得ません。
その自己批判から出てきた中間的結論は以下のようなものでした。

1.原子力ムラがあるように、市民運動側にもムラが存在し
  そのムラ社会で運動が完結していなかったか?
  このことは私たちが
  「一般市民を第一の説得相手としての取り組み」が弱かったのではないか?
  という疑問を抱かせます。

2.「政治とは生活だ。」と言ったのは、かの田中角栄でした。
  生活の中の重要課題として反原発を取り上げてきたか?
  市民の中から政策を考えてきたか?
  という疑問を抱かせます。

3.今回各党の政策を点検して気が付いたのですが
  反原発、卒原発、脱原発はスローガン、あるいは政策として存在しました。
  が、反被曝はほとんど政策らしきものはありませんでした。
  反被曝とは
   ①これ以上、社会と環境に新たな被曝を付け加えないこと
   ②現在ある被曝を最小化すること
  だと理解しております。
  反被曝から問題を取り上げた時に、それはすぐに様々な具体的な政策に結びつきます。
  また、反被曝の問題を掘り下げれば掘り下げるほど、
  生活にこれほど密接に関連した政治課題もないと思います。
  反原発こそ、田中角栄の言う、「生活」そのものなのだと気づきます。
  従って、反被曝・反原発を情緒的にではなく、理知的に一般市民に働きかけ
  これを説得していく、という取り組みが次のステップアップを準備するものだと思います。

いまから、30年以上も前、
ニューヨークの5番街を様々な工夫や衣装を凝らした反原発パレードが練り歩いていたことをいま思い出します。
明日にもアメリカ中の原発が停まるかのような雰囲気でした。

しかし、それは一定の効果(例えば新規の原発建設を差し止めるなど)をあげましたが
政治的に大きな力とはなりませんでした。
アメリカの反原発運動が、正念場を迎えていくのは、むしろ90年代以降だったように感じます。

派手な人目を引く運動から、原発地元住民を中心とした地道な調査、研究、説得活動に変化していったのだと思います。
確実に地元社会の政治勢力となり、政治的に原発を禁止する州も現れてきました。
また、全米レベルでは

「放射能被曝補償法」(the Radioactive Exposure Compensation Act)
<http://www.radiationexposurecompensationact.com/>

も不充分ながら成立しました。
これらは原発からの放射能がいかに低レベルであっても人間の健康に大きな害を与えることを
ひとつひとつ、事実に基づいて確認し、説得した結果だったろうと思います。
原発推進勢力も反原発の本質は反被曝であることを、充分認識しているのではないかと推測します。

ですから私たちの打つ手を先まわりする形で
「放射能安全神話」(すなわち100ミリシーベルト以下の被曝は安全だ)を様々な形で、
時には小・中・高校生の教育現場にまで持ち込んで悪宣伝これ勤めているのだと思います。

歴史的に見れば、反原発勢力が、今回選挙で惨敗を喫したのは
次のステップのための、一つの重要なプロセスだったのかもしれません。

これを良い私たちの教訓として大きな力にせねばもったいないです。

広島2人デモは、引き続き、大飯原発の息の根を止めるまで
そして、日本中の原発の息の根を止めるまで
そして、反被曝政策が確立するまで
歩きます。

(実際に歩きつづけるかどうかは不安ですが・・哲野も年ですので・・・
 ですが活動としては歩き続けます。)

広島2人デモ

http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

第26回 広島2人デモ 12月14日 報告

ファイル 69-1.jpgファイル 69-2.jpgファイル 69-3.jpgファイル 69-4.jpg

◆画像説明
1.第26回チラシ1P、4P
2.第26回チラシ2P、3P
3.プラカード1・2
4.プラカード3・4

みなさま

毎度毎週お騒がせして申し訳ありません。
少し遅くなりましたが第26回広島2人デモの報告を致します。

参加者は7人
哲野、網野、大歳さん、Kさん、Kさんの娘さん2人、原田さんでした。

いつもスピーカーを貸して応援くださる
久野さん、ピースリンクの皆さん、ありがとうございます。

選挙前の最後の金曜デモとあって
参加してくださったみなさん、気合が入っていました。

予想通りのあいにくの雨になりましたので
本通りのアーケードの端から歩くことにしました。

網野だけ集合場所に行って待っていると
警察の方がいらっしゃいました。
スタート地点を変えたことを伝え
指令書の確認をして移動しました。
哲野と大歳さんが来ていました。

が、まだ5分前だったのです。
ちょうどくらいの時間になって、心配になり
いつも来られる方が集合場所に来ていないかと見に行こうとしたところ
「いいですよ、ここに居てください。私が行きましょう」と警察の方が動いてくれました。
網野「申し訳ないなぁ・・・」
哲野「ほんとだね、警察の仕事じゃないんだけど」
誰もいなかったと報告を受けました。
ほっとしましたが、警察の方の温かい心遣いに
「すいません、本当にありがとうございます」とお礼を言いました。

時間になり音楽が鳴りました。
スタートです。

▼今日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

▼今日のプラカード
上の画像をご覧ください。

大歳さんのスピーチから始まりました。

「お騒がせします。毎週恒例、金曜日の広島2人デモを始めたいと思います・・・」

以下大歳さんのスピーチ全文です。
=====

いよいよ衆議院選挙が間近となりました。明後日の日曜日が投票日となります。

明後日の選挙は、日本の未来にとってきわめて重要な選挙です。この選挙で、原発推進派もしくは容認している議員や党に票を入れないことが脱原発に とっての絶対条件となります。

思い出せば、4年前の衆議院選で民主党が政権を獲ったとき、元々、自民党に票を入れていた多くの有権者の方々が民主党に票を移しました。

これは長引く不況をいつまでたっても克服できずにいる苛立ちから、「キツイお灸をすえる」という意味で民主党に票を移した方が多くいらっしゃった ということです。

しかし、民主党がまったく公約守らないどころか、勝手にころころ公約変えていったことに幻滅して、では元の自民党に戻そうかという発想は少し短絡 的です。

自民党は故・正力松太郎氏や中曽根康弘氏の時代から一貫して『原子力ルネサンス』を支え続けた、いわば核利益共同体の一部であるといっていい党で す。今でも脱原発派の衆議院議員は党内にたったの三人しかいません。

ただ自民党の悪口ばかりではアンフェアなので、良かったところも少し述べたいと思います。自民党はいわゆる保守本流の党として高度成長期からつい 以前までほとんど野党になることがなかった政党であり、元々いろいろな考えをもつ議員が存在する多様性のある政党でもありました。だから過激なま での市場原理主義を推進する勢力や自衛隊を海外に出そうという勢力が出てきても、一定のブレーキがかかる仕組みを持っていたというのが以前までの 自民党のいいところでした。ところが小泉純一郎氏が総理になった少し前ぐらいから変わっていきました。反対意見を持つ勢力に対し〈抵抗勢力〉の レッテルを張り、ことごとく、失脚もしくは自分から出ていかざるを得ないような状況をつくりだすことで、口うるさい古株を追い出し、現在のような ネオコンとネオリベラルばかりに党になってしまいました。

自民党が政権に返り咲くようになれば、原発再稼働だけでなくTPP参加まで押し通そうとするでしょう。後ろに電事連と経団連、アメリカのシンクタ ンクががっちりと支えているからです。原発とTPPは実は無縁な話ではありません。

これらを強力に進めているのは、国際金融資本や多国籍企業という、エネルギー、金融、企業乗っ取り、武器輸出まで何でもありの国際マフィアです。 何やら怪しげな話をしているようですが、例えば日本に最も多くウランを輸出しているのがオーストラリアで、日本国何のウランの33%はオーストラ リア産です。次がカナダで27%です。

オーストラリアのウラン鉱山の所有者はRTZ社という企業です。日本が脱原発したら取引している大手商社はこれらの巨大資本から資金を引き揚げら れ長期契約している場合では最悪訴訟の対象になります。これは日本より早く脱原発を決めたドイツで起こっていることです。ドイツの原子炉メーカー に投資していたスウェーデンのエネルギー関連企業が投資に見合わなかったと訴えを起こしています。TPPに参加すればこうしたリーガルモンスター たちが白昼堂々訴訟起こしていくことでしょう。またISD条項によって日本政府が海外の企業から訴えられることもあります。つまり巨大資本が国家 すらも超える力を持つということです。すなわち、エネルギー政策という国の根本さえも海外の巨大な私企業に支配されうるということです。

だから『原発は反対』で『TPP参加は賛成』とか『原発は推進または容認』で『TPP参加は反対』といっている議員や政党も存在しますが、国際的 な力学ではこれは無理になっていきます。相手は国家を超えているからです。どうかこうしたことも十分にご参考になさって責任ある1票を入れていた だきたいと思います。ついでに申しあげますと私たちは党派的な団体ではありません。あらゆる原発に反対してデモを行っています。
もう一つ申し上げたいと思いますが、7年前の911小泉内閣郵政民営化選挙の時、アメリカのウォール街から日本の電通という大手広告代理店に 5000億円という資金が流れています。その資金がテレビ業界にも流れ、テレビを中心に、その時の選挙の争点が「郵政民営化か否か」だけがクロー ズアップされ、それ以外を伝えようとしませんでした。一種の洗脳的操作です。実はこれに最も加担したのはNHKです。

なぜアメリカのウォール街なのかというとつまり外資が日本の貯金を狙っているということです。今回は特に争点が、原発、TPP、増税なので、郵 政民営化の時よりもはるかに経済規模が大きいのです。ウォール街から多額の資金が流れたり、その他の工作がないと考えるほうが不自然です。テレ ビ、新聞はこうした資金に実に買収されやすいメディアなのです。

大手メディアは最近、触れたくないようですが、忘れてはならないのが福島第一原発1~4号機は、大量の制御困難な核燃料を抱えたまま今に至って います。修復のめどは立ちません。作業環境の劣悪化、何重にもなる下請け構造による低賃金から、作業員の確保ができていないこともわかっていま す。地盤沈下して建屋が傾いている4号機には1500以上の使用済み核燃料棒があります。今そこに大地震が起これば、北半球全土が汚染されます。 当然日本には住めなくなります。

そうしたことは今では誰も触れたくないようです。

しかし危機は依然として存在します。今これに真摯に対応できる政府が求められています。それを作るのは我々の一票です。今お配りしているチラシに は、各政党の脱原発にたいするスタンスをまとめておりますので、是非ご参考にしていただきたいと思います。
私からは以上です。ありがとうございました。
=========

大歳さんのスピーチ中に、哲野が横にきました。
哲野「反応どう思う?」
網野「プラカード見てくれてるよ」
哲野「だろ?俺もそう思う。」

街は雨が降り始めたせいで、仕事帰りの人、買い物の人が
アーケードの中に入ってきて割と人が多かったのです。
警察の方がデモ前に
「雨をよけて入ってくるひとがいるので、たぶん2割増しになっていると思いますよ」
とおっしゃったとおりです。
特に交差点付近は傘をたたんでアーケードに入ろうとする人でごった返していました。

本通り近くまで来たところで、本通り電停交差点で維新が選挙活動をしていました。
妨害になってはいけないので、随分前から音を消しました。

そそくさと横断歩道を渡り、スピーチを再開しはじめたところで、Kさん親子3人が合流。
チラシ撒きをKさんにお願いし、下の娘さんと私でプラカードを持って先頭へ。

大歳さんのスピーチが終わって、哲野にマイクが渡ります。
哲野はチェルノブイリ事故後のウクライナ緊急事態省の報告、
チラシに載せた内容をスピーチして歩きました。

1.ウクライナの緊急事態省の報告によると
  放射能の影響で失った人口は20年足らずの間に
  ほぼ650万人と報告されていること

2.現在でもチェルノブイリ大惨事の影響を受けているとして
  ウクライナ政府労働社会福祉省に登録されている市民は
  225万人以上もいること

3.そのうち12歳以下の子どもの被害者が約50万人登録されていること

4.低レベル放射性物質を含んだ食品を食べる成長期の子ども
  8歳から12歳、成長過程にある少年期と青年前期が
  もっとも危険な年齢層グル―プであること

5.ウクライナ政府の対応は、10年遅れました。
  私たちも打つ手が遅れれば遅れるほど
  放射能による惨事が拡がります。

6.低線量内部被曝に手を打ち、
  被害を最小化すること以上の最優先の政治課題はありません。

  また、これは政治の力でしか解決できません。
  総選挙です。反被曝の施策を実施する政権を作りましょう。

7.ましてや原発推進政権を誕生させてはいけません。

と呼びかけました。

折り返しを過ぎて歩いていると原田さんが合流しました。

反応はあるのですが、「選挙活動」と勘違いされているのか
半分くらいは無視されている感じもします。

ところがいつもの商店街のオーナーさんが待ってくれていました。
哲野がチラシを渡して簡単にポイントを説明します。

本通りの電停では今度は未来の党が選挙活動をしていました。
選挙妨害にならないよう、スピーチをやめ、電停を渡りスピーチ再開

今度は原田さんがマイクを握りました。
哲野と原田さんも同じようにスピーチをしてくれました。

そしてデモの終わりは雨もあるので本通りアーケードの端で終了しました。

最後にみんなで軽く立ち話をしました。

哲野「中学生・高校生が意外と興味を示していたなぁ。
    一人、小学校の4年生?(とKさんに相槌を求める)が
    プラカードをじ~っとみてたので
    近づいて行って黙ってチラシを渡したら、
    受け取ってお母さんと一緒に歩きながら読んでた。」
Kさん「中学生・高校生レベルが関心が高かったのは事実ですね。
    私も高校生のグループがこちらを見て立ち止まっていたので
    まとめてチラシを渡したら、受け取った。
    プラカードも良く見ていた感じがする。」

Kさんの感想、やはり「選挙活動と思われてる感じが伝わる」そうです。

Kさん「選挙活動と思われたら、まず無視されますね。」

選挙活動と思われないようにするにはどうしたらいいのかこれからの課題です。
絶対にはずせない条件は「選挙が済んでも続ける」ことです。
もちろん続けますし、もう今年分は申請も済ませています。
最後の最後、28日まで歩きますし1月4日も歩きます。

大飯原発が稼働を停止すれば、このデモもとりあえず停止なんですが・・・
早く停止してくれないかなぁ・・・

警察に以前申請に行ったときこんな会話がありました。
警察「1月4日はどうされますか?」
網野「もちろん歩きたいと思いますが、
    警察の方でご都合が悪いとか、ありますか?
    ご家族でお正月休みは過ごされたいでしょうし、
    もしご負担をかけそうなら考えます。
    少しずらした方がいいのであれば・・」
警察「いえ、もうこちらは1月4日は仕事始めで仕事してますし、大丈夫ですよ」
12月28日も世の中的には仕事納め、
警察の方にも、あまり負担のない日取りになってよかったです。
警察「元旦デモとか考えられてるのかな~とか・・・そうだとちょっと考えないといけないので・・・」
網野「やめましょうよ~正月は!さすがにそれはないです!」(一同笑い)

ここまで26回歩いてきてわかったことがあります。
こうやって定期的に歩くことが町のひとの変化を知るリサーチになること
街の人の反応は、私たちの提示に対する批判や情報として返ってくること
批判や情報は次への改善に役立つこと

デモを待って、チラシを心待ちにしてくれている人
この報告を毎週見てくださっている人
いけないけど、いつも気持ちは一緒に歩いてくださっている人
そして遠くから応援の声を送ってくれる人

共にがんばりましょう。

明日は総選挙です。
私たちの思う結果にはならないかもしれません。
なが~い長い、闘いになることを覚悟しております。

しかしそれが早ければ早いほどフクシマ放射能危機は小さくできるのですが・・・
各党の選挙公約的文書を調べてみて驚きました。
(チラシの見開き1P目参照)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

「原発」は濃淡の差こそあれ、イシューになってました。
しかし、「反被曝」はほとんど独立イシューになっていません。
せいぜい、福島の復興の中で小さく取り上げられているだけです。
全く触れてない政党も数多い。
政治家が福島に行ったとしても、何も見ていない。何も聞いていない。何も学んでいない。
その証拠だと思います。
また、チェルノブイリ事故の現状を学んで研究しようとすれば
今はいくらでも材料があるにも関わらず、全く学んだあとがない。
恐らくは、政府、ICRP、IAEA、WHO、日本の権威ある放射線医科学者の言い分を
程度の差こそあれ、受け入れているのだと思わざるを得ません。

各政党の現状認識は極めてお寒いものがあります。
選挙が終わってどの政党が政権を握ろうが、
わたしたち市民が彼らを教育していく、
有効な政策を採らせる、
既存官僚の提出する政策を打ち破っていく、
それだけの力量を私たち市民サイドが持たねばならないと、
痛切にこの選挙を通じて感じました。

では来週も懲りずに歩いて参ります。

広島2人デモ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

第26回 広島2人デモ 12月14日 告知

ファイル 63-1.jpgファイル 63-2.jpg

◆画像説明
画像は、最初に告知したチラシの内容です。
当日朝、原子力規制庁のニュースを見て急遽変更しました。
ただ、それまでの事実関係では何も問題はありませんので
経過情報として再掲いたします。
▼PDF
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214-botu.pdf

第26回広島2人デモ
12月14日 18時~
平和公園元安橋東詰スタート

チラシが出来ました。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

以下告知文

みなさま

毎週お騒がせいたします。
広島2人デモの告知です。
明日12月14日(金)18時~元安橋東詰出発です。

・・・赤穂浪士討ち入りの日ですね!
広島と言えば浅野藩
陣太鼓でも持っていきたいところです。

明日は雨の予報が出ています。
ご参加いただける方は、もし雨の場合は、本通りアーケード東端でお待ちください。
18時すぎて東詰め出発したあと合流ください。

明日のデモのチラシが出来ました。
主な政党の反原発政策をまとめました。

宜しければお目通しください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

では明日も歩いて参ります。

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12月14日15時
広島2人デモチラシ修正のお知らせ
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みなさま

失礼いたします。
広島2人デモのチラシを修正についてお知らせします。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

同じファイル名で差し替えています。
URLは一緒です。

本日のチラシ1Pの内容を全面的に差し替えることにしました。

原因は原子力規制委員会が苛酷時避難基準を変更する様子なのです。
これまでは、7日間で100ミリシーベルトの被曝(実効線量)が避難基準でした。

しかし13日原子力規制庁次長レベルが記者会見し、
避難基準を1時間で500μシーベルトとする案を単独発表しました。

従ってこれは原子力規制委員会の正式基準ではまだありません。
しかしこれまでの原子力規制委員会の議事進行について見ますと
まず事務方(原子力規制庁)が案を準備しそれを規制委員が審議するという形態で進められており、
この案が委員会に提出されることはまず確実です。

ただ案を事務方(規制庁)が先に発表するというのは異例で
委員会と事務方の間に何かあったことを窺わせます。

ともかく、避難基準が変更されるので
「避難基準の範囲」を割り出すことを目的としたシミュレーション自体も
全面的にやり変えなくてはなりません。

原子力規制委員会の示す避難範囲に基づいて各自治体は
避難計画を中心とする原子力防災計画を作成しなければなりません。

来年7月にできあがることになっている再稼働新基準の要件の一つが
各自治体の「防災計画」が完備していることですので、
避難シミュレーションは極めて重要な情報となります。
その避難シミュレーションの、肝心の避難基準が変わるわけですから、
何か都合の悪いことが起こったと見なければなりません。

さらに13日の委員会でこれまでのシミュレーションのパラメータの誤りが
議題に上がっており、
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/20121213.html
これが混乱に拍車をかけます。

朝日新聞などは間違いがあって全面的にシミュレーションをやり直す、と書く始末です。
これまでのシミュレーションの訂正と新たなシミュレーションは全く別問題です。

新シミュレーション自体は規制委員会の議題にすらあがっていません。

どちらにせよ規制委員会が避難基準を
「7日間100ミリシーベルト(実効線量)」から
「毎時500μシーベルト(実効線量による線量率)」
に変更することは確実で
この理由も知りたいところですが、
ともかくこれまでのシミュレーションデータは使えなくなりました。

先のシミュレーションでは100km圏内の被曝実効線量を
指数関数で表現してくれていましたが
新しいシミュレーションでは恐らく公表しないのではないか、と恐れています。

もしかすると、100km圏内まで公表したのは
失敗だったと思っているのかも知れません。

以上ご報告します。