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11月30日広島2人デモ妨害の女性の件について

参加している大歳さんからのメールが来ました。
やりとりを掲載いたします。

網野様

大歳です。報告いつもありがとうございます。
あれから私もいろいろ考えてしまいました。

あの方はこうも言っておられました。
「福島の人たちは、死んだのか、虐められたりしたのか、違うだろう」
「原爆病院で、重度の患者の世話もしたことがないならこんな運動やめなさい」

上の発言については、あの方は福島の情報をきちんと持っていない。
下の発言についても、完全に論理の飛躍(というより論理の拒否)が見られます。
原爆の被爆者の世話をしなくては反原発運動できないなんて聞いたこともありません。

ただ想像するに、広島の被爆者の中には
「福島の人間は、自分たちほどの苦痛を味わってない。
なのに、大きく報じてもらって復興予算までもらっている。」
と感じておられる人はいるかもしれません。
私は「福島の人が世の中で一番不幸だから支援しましょう。」と訴えてはいません。
どちらが悲惨なのか、を論じてもいません。
こういった議論は建設的ではありませんし健全ではありません。
こうした意見は、理屈ではなく感情から生まれるものだと思います。

ただ、これがヒロシマがフクシマをどう受け止めるかへの
大きな障害になるのではないかと考えたりしました。
網野様のおっしゃる「被爆者の悲惨を神格化し続けたヒロシマ」が
フクシマへの理解を困難にするのではとも思っています。

私はヒロシマからの洗礼を浴びたのだと今は感じております。
とはいえ、デモへの妨害は許せません。
次回からは妨害の意思を確認できたときは速やかに
警察の方に対応してもらうようにします。(迷惑でしょうけど)