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第62回広島2人デモ 8月23日告知

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A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130823_A4.pdf
A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130823.pdf

みなさま

おはようございます。
今日、第62回広島2人デモの告知をさせていただきます。
いつも通り18時から平和公園元安橋東詰を出発してアーケードを往復します。

チラシが出来ましたのでご覧ください。

A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130823_A4.pdf
A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130823.pdf

東電の汚染水問題はマスコミが報道するほど楽観的なものではありません。
第2苛酷事故の徴候があらわになってきた、と見るべきだと思います。

詳しくはチラシをご覧ください。

では今日も歩いて参ります。

第61回広島2人デモ 8月16日報告

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みなさま

毎度お騒がせします。
第61回広島2人デモのご報告です。

お盆最後の週末とあって、広島市内、平和公園共に賑やかでした。

集合場所にはじゃけえさんと大歳さんと一緒に向かいました。
集合場所につくと早速チラシについての談義がはじまります。

警察の方も来ました。指令書の確認をします。
チラシ内容の説明をしていると
あの「わしは原発反対だ!」と言った右翼のおじ様がちょうど通りかかって声をかけてきました。
男性「原爆がどこに落ちたか、説明しようか?」
(哲野の顔を見て)
男性「ああ、いいや。あんたか。観光客と間違えた。」

ゴング代わりの音楽が鳴りました。
4人で出発です。

▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130816_A4.pdf
▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130816.pdf

大歳さんからスピーチがはじまります。

大歳さんは今現在も戦争は終わってなく、延長線上にいることを指摘し
原発問題に関しては「本当の保守なら国土と財産を守りなさい」とスピーチしました。

ここで、本通り電停を渡ったのですがKさんが参加。
続いて「機会があれば参加したい」と意思をメールで伝えてくれていた、いさじさんが初参加。
合計6人になりました。

次に哲野にマイクが渡ります。
哲野はチラシの内容を説明するスピーチで
原子力規制委員会の審査状況を見てみると、四電以外デタラメな申請で
審査に入れていない状態であること、
四電伊方原発の審査が進み、再稼働が年内に行われそうだということ
また、伊方原発の危険性についてスピーチしました。

次にマイクがじゃけえさんに渡ります。

じゃけえさんは伊方原発が苛酷事故を起こせば、
広島市内に人が住めなくなる、そのシミュレーションが原子力規制委員会からでている
署名運動を始めたので賛同の方はご協力願いたい、とスピーチしました。

次にKさんです。

Kさんは
福島で起きていることは原発に囲まれた広島でも起こり得ること、
小学生から20歳代、30歳代の突然死が増えていることをスピーチしました。

(※地元福島の新聞の訃報欄がページの3分の1を占めるそうです。
  死因が伏せられていますが、20歳代~50歳代の訃報が多くなっています。
  私が見たのは福島民友という新聞の切り抜き(7月17日付け)で確認しています)

次にまたマイクが大歳さんに渡り、次に哲野にマイクが渡りました。

哲野は

「現在の福島原発敷地内に相当するような放射能汚染をするというシミュレーションがでております。
こうなった場合、私たちは一時移転しなければなりません。
一時移転というのは言葉のアヤで、避難です。
つまり伊方3号機のために、避難しなければならないかもしれないというそういう状況になります。
これは誰が考えてもおかしな話です。
本来、電気をつくる原発は我々の生活を豊かにし、生活水準を上げるための存在のはずです。
しかしその原発が事故を起こしたら我々が避難しなければならない。こんなバカは話はありません。
避難しなければならないようなシロモノであれば、動かしてはなりません。
私たちが生活のこの社会の主人公なのであって原発が主人公ではありません。」

とスピーチしましたが全くその通りだと思います。
いさじさんは初回なのでとスピーチは遠慮されました。

次に網野にマイクが渡りましたが
伊方原発の再稼働反対署名についてスピーチしました。
原発賛成反対関係ない、原発のことをまず知ってからにしましょう。
知らないことが一番いけないことだと訴えました。

元安橋に帰ってきてデモ終了。

警察にお礼を言ってお別れし
立ち話をしていると、プラカードをじっと見る女性3人組みがいるので
Kさんが「よかったらチラシどうぞ」と渡すと受け取ってくれました。
哲野「広島の方ですか?」
女性「香川です。」
網野「香川も心配ですよね、伊方原発」
と少しお話してお別れしました。

今日の感想としては、プラカードをよく見てくれていた割にチラシを受け取る人が少なかった、ということ。
みんなの分析は「お盆の最後で遊びモードだから」それに多くが観光客。分析は当たっていると思います。
40部用意したのですが、売れたのは36部。
チラシを手に持って読みながら歩いてくれたのは、今回やはり女性が多かったです。

いさじさんは今回初参加なので感想をお聞きしました。
いさじさん「シュプレヒコールのデモと違って、警戒・敬遠されませんね。距離が近い。
       コールだけのデモってみんな、こう、離れるんですけど。」
少人数というのもあると思いますが、本当にデモなのか通行人なのかわからないくらいです。

立ち話を約30分ほどして終わりました。

以上ご報告いたします。

http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

◆以下各人全文スピーチです。◆

◆大歳さん

今日は8.16日、昨日は8.15日の終戦記念日でした。しかし戦争はまだ終わっていません。
福島では大量の放射能が大気中と海に排出され、沖縄ではオスプレイが配備され、
暴走するファシスト政権は、憲法改悪と再軍備の準備を進めています。
いまだ先の大戦の連続性の中に私たちは生きています。
そして再びかつて通った道にまた戻ろうとしています。
残念ながら8.6日や8.15日に黙とうするだけでは、この流れを変えることはできません。
たちあがって私たちを踏みつけるあらゆる支配に対して反対の声を上げること、そして行動すること以外にこの流れに抵抗することはできません。

 昨年7月に不条理な手段を尽くして強行された大飯原発3.4号機は9月から定期点検に入ります。
しかし、この広島市内から最も近い原発である伊方原発3号機の再稼働が目前となってきています。
私たちは今、伊方原発再稼働に反対する決議を広島市議会から上げさせるための請願書を作り署名を集めている次第です。
どうかご協力お願いいたします。

「伊方原発が再稼働するといっても震災前には動いていたのだからいいのではないか。」と、呑気なことを言っている場合ではありません。
明らかに日本列島は地震の活動期に入りました。
地震学者の間でも、南海トラフの大地震が近く起きるだろうと言われています。
再稼働のために原子力規制委員会が行う審査を新規制基準適合審査と言いますが、これは安全審査ではありません。
マスコミはそう伝えていますが、当の規制委員会は認めていません。

 ここは重要なポイントなので、どうか覚えていただきたいのですが、現在行われている審査は、
大地震が起こっても大丈夫ですよ、という審査ではありません。
原発というものは配管だらけの精密機械です。
とても大きな地震に耐えられるようなものではありません。

 再稼働のための、必要条件の一つであるフィルター付きベント装置は、
過酷事故が起こったとき爆発しないように原子炉の圧力を外に逃がすためのものです。
高濃度の気体をそのまま逃がすわけにはいかないのでフィルターを付けたというものです。
加圧水型の伊方の原子炉にはこの装置の取り付け猶予が5年ありますので、
2018年まではこの装置がないまま運転が行われることになります。
ただでさえ伊方3号機は、通常のウラン燃料より制御が難しく危険だと言われているプルサーマル炉です。
絶対に再稼働を許してはいけません。

 現在福島第1原発では、毎日300トンの汚染された地下水が海洋に漏洩していると言われています。
実際にはもっと多いかもしれません。
残念ながら日本有数の好漁場と言われた三陸は、人類未体験ゾーンの汚染水域となってしまいました。
したがって当然、日本の海産物は比較的汚染の少ない海域のものがますます重要になっていきます。
ここも大変重要なポイントです。

 伊方原発は加圧水型の原子炉を持ちます。
加圧水型原子炉は放射能核種の中でも、とても厄介な特性を持つトリチウムを大量に排出してしまう原子炉です。
今、伊方原発を再稼働させることは、まったく愚かなことです。
いうまでもなく、広島の名産品は牡蠣です。三原にはタコがあります。山口東部にはひじきがあります。
原発の再稼働に反対するということは私たちの生存権を守るというだけでなく、共通の財産を守るということでもあります。
「財産なんか守らなくていい。」という人はおそらくいないでしょう。
私たちのような運動をしている人を勝手に「左翼だ」と決めつける方もいらっしゃいますが、
本当の保守ならば国土と財産を死守するはずです。
「原発も財産だ」という人は実は人口の1%にも満たない庶民とは無縁の方々です。
煽るわけではありませんが、我こそは真の保守と自負される方は、
どうか伊方原発の再稼働を阻止する運動にご協力願いたいと思います。よろしくお願いいたします。

◆哲野

毎週金曜日お騒がせしております。

今日本で唯一稼働している原発は
福井県の方にありますけども関西電力大飯原発3・4号機です。
現在の原子力規制基準によると原発は13か月が最長の連続稼働期間とされています。
大飯原発が2012年7月に再稼働して13か月経って、今年の9月2日、9月15日に定期点検に入ります。
定期点検ということは、原子炉から燃料を抜いて点検するわけですから原子炉は稼働しません。
13か月ぶりに日本では原発ゼロがやってきます。

現在のところ、大飯原発の再稼働は原子力規制委員会で議論されてますけど
活断層の問題があって、いったん定期点検で稼働を止めてしまうとなかなか次の再稼働ができにくい状況にあります。
9月15日以降、13か月ぶりに原発ゼロとなります。
原子力委員会がいま、稼働申請を規制基準適合審査中ですが
どこが最初に再稼働するでしょうか?

今の流れでは広島から最も近い、四国電力の伊方発電所が最初に再稼働する原発、
日本で最初に再稼働する原発になることはほぼ確実です。
原子力規制委員会で議論されている内容をみますと、
ほとんどの申請が、ま、いい加減というか、デタラメというか
ほとんど審査に入れないような状況です。

その中で、最も条件を整えて、最も適正審査上問題が少ないのは伊方原発。
ですから伊方原発の審査だけがどんどん前へ進んでいる。
伊方原発が再稼働することはほぼ間違いがありません。
伊方原発が適合性審査にパスしたからといって安全だということにはなりません。

例を挙げます

伊方原発には3つの原子炉があります。トリチウム水が放出されていますが53兆ベクレル
2011年でこれだけ出しました。
福島原発事故は今から28ヵ月前に発生していますが
東電の発表によると今まで液体の形で出したトリチウムは40兆ベクレルです。
苛酷な原発事故を起こした福島第一原発事故が放出した液体の形のトリチウムは40兆ベクレル
それに対して伊方原発がたった1年間で放出した液体の形のトリチウム、
これが事故を起こして放出したんじゃありません。
事故を起こさなくても原発は放射能を出してますから。
これが53兆ベクレル。

いかに伊方原発が危険な原発であるかということがわかります。
この危険な伊方原発、広島から100kmのところにある伊方原発が11月末までには再稼働を始める見込みです。

◆2回目

今原子力規制委員会のホームページの資料や会議の動画を見ればわかるんですが
伊方原発の審査だけが進んでいます。
このままいくと伊方が11月末ごろに再稼働する見込みです。

伊方は100km、福山に原発があるようなものです。
福山には山など隔てるものがありますが、伊方は海しかありません。隔てるものはありません。

もし福島原発事故並みの苛酷事故が起った場合、
どういう風に放射能が拡散するかというシミュレーションを(原子力規制委員会が)出したことがありますが
100km離れた広島は約4mSvの被曝をします。
空間線量率に直すと、40μSv、これは現在の福島原発敷地内の重要免震棟付近で観測される値です。
当然防護服がなければなりません。
現在の福島原発敷地内に相当するような放射能汚染をするというシミュレーションがでております。
こうなった場合、私たちは一時移転しなければなりません。
一時移転というのは言葉のアヤで、避難です。
つまり伊方3号機のために、避難しなければならないかもしれないというそういう状況になります。
これは誰が考えてもおかしな話です。
本来、電気をつくる原発は我々の生活を豊かにし、生活水準を上げるための存在のはずです。
しかしその原発が事故を起こしたら我々が避難しなければならない。こんなバカは話はありません。
避難しなければならないようなシロモノであれば、動かしてはなりません。
私たちが生活のこの社会の主人公なのであって原発が主人公ではありません。
原発が我が物顔にのし歩いて、それにビクビクおどおど暮らす、そんな社会はどこかおかしいと思います。
どこか不条理だと思います。
原発の再稼働をどうしても止めなければなりません。

◆じゃけえさん

毎度お騒がせしております。
広島2人デモです。
毎週金曜日6時からアーケードを往復して歩いております。
本日で61回目になります。
ご通行中のみなさま、商店街のみなさま、お騒がせしております。
原発に抵抗したい一心で歩いております。
毎回チラシをお配りしております。
原発問題に関して考える際、是非参考にしてみてください。

チラシは毎週更新されております。
またチラシはwebでもご覧いただけます。
広島2人デモで検索してみてください。

広島から一番近い四国にある、愛媛の伊方原子力発電所はいま停止しておりますが
日本にある原子力発電所の中で再稼働最有力候補となっております。
広島から100km圏内にある原子力発電所です。

伊方原子力発電所で福島並みの苛酷事故が起れば広島市内には人が住めなくなってしまいます。
原子力規制委員会がシミュレーションした結果が、事故が起れば広島には人が住めなくなる、というふうに訴えています。
日本の原子力発電所は苛酷事故は起こさないことを前提に稼働されてきましたが、福島で苛酷事故は起ってしまいました。
事故が起ってからの日本の原子力発電所はフクシマ並みの苛酷事故が起ることが前提で再稼働されます。

広島から一番近い四国にある、愛媛の伊方原子力発電所で福島並みの苛酷事故が起れば広島には人が住めなくなってしまいます。
事故が起こることが前提で稼働させるのなら、原子力発電所を稼働させないほうが道理にあっているのではないでしょうか。
広島市議会に伊方原子力発電所再稼働反対の決議を上げてもらうための署名活動を行っております。
署名に強制力はありませんが、多くの人が原発再稼働に反対しているという抑止力にはなります。
伊方原発再稼働反対にご賛同いただけるのでしたら、御署名のご協力を宜しくお願いいたします。

事故が起ったあと、
原発再稼働のための規制基準が作られましたが、福島のような苛酷事故が起ることを前提に作られています。
規制基準を満たしたからといって安全というわけではありません。
事故が起ることが前提ですから、事故を起こす可能性が充分にあるということです。

これから日本で再稼働される原発は福島第一原発のような苛酷事故が起ることが前提で作られた
基準に適合した原発となっております。
つまり福島第一原発事故のような苛酷事故が私たちから一番近い四国の伊方原発でも起ることが充分にあるということです。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
金曜2人デモです。
原発の再稼働に反対して歩いております。
みなさんに考えてほしい事があります。
原発がどういうものなのか
そして放射能がどういうものなのか、

目に見えず、においもなく、息苦しさもなく
食べて口に入れたとしてもわからないものです。

みなさんが考える放射能、それはアメリカやソ連が持っている武器にであり
平和利用と言う名目で発電のひとつの方法になっています。

例えば刃物は人を殺すためにも使えるけれど、料理するためには必要、
だからそれと同じように放射能も人間が知恵を出しあえば
安全に使いこなせることができると考えている人もいっぱいいると思います。

ですが、いくら平和利用といっても、放射能はもともと有害な毒なんです。

包丁は持っていても動かさなければ怪我はしませんが
放射能はそこにあるだけで、周りの空気や、近くにいる人や動植物、
全てに対して悪い影響を与えます。

東海村で放射性物質が漏れた時に換気してしまった事故がありましたが
平和利用だからと放射能が目にみえないのをいいことに
毒性について考えないことにして、
いますぐ自分の身体に悪影響はないと思い込み
そうやって自分を騙しながら放射能をつかってきていたのに
いざ漏れた時に恐ろしくなって換気してしまったんだと思います。

人間はミスをします。
ミスをしたときに取り返しがつかないものになるのが放射能です。

土地も汚れ、海も汚れ、空気も汚れ、
放射能に汚染された食べ物しかなくなっても
普通に健康に生きていきたい、放射能は気にしなければ大丈夫、
そんな風に暮らしつづけることが出来ると思いますか?

福島県鮫川村で停止していた堆肥センターを再稼働させるようです。
汚染された材料でつくった堆肥に放射性物質は濃縮され濃度が高まります。
汚染された堆肥で汚染された農作物が作られます。
汚染された畑で作られた作物、その作物を食べて育った家畜の肉。

広島市の給食の放射能検査の方法をご存知ですか?
作る前に食材を調べるのではなく、食べ終わってから検査していました。
汚染された食材が入っていたとわかった時には、子どもたちは食べた後なんです。
そして1年間、汚染された食材がなかったということで今年度は検査もしていません。
中国からの大気汚染がニュースになっていますが
北九州や大阪で震災瓦礫が燃やされ、アスベスト、そして放射能がここ広島にも届きました。
事故のあった福島から遠く離れていても広島は安全ではないのです。

今福島で起きていることを知ってください。
今福島で起きていることは原発に囲まれている、ここ広島でも起こるんです。

テレビや新聞は本当に大切なことを言いません。
それでも隠しきれずに情報を少しづつ出しています。
テレビ局の女子アナが何人も留学しました。
彼女たちは報道されない沢山の情報を知っているはずです。

芸能人の病気や訃報が多いと思いませんか。
今年に入ってからは芸能人だけでなく小学生の子どもや
20歳、30歳代の突然死、そういうことがニュースになっていると思いませんか?
これは氷山の一角で
沢山の人がいろんな病気になっていることを現しているんだと思います。

放射能に色はありません。
においもなく味もしない、息苦しさもない
それでも確実に体は蝕まれていきます。
症状が現れたときには間に合わないんです。

食事のたびに放射能の心配をする、地震のたびに原発の心配をする
それを死ぬまで、自分たちが死んだ後も、子ども、孫、これから生まれてくる子どもたちにも
ずっと続けさせるのはおかしいと思います。

本当に原発が必要かどうかよく考えてください。
色んなことを調べてよく考えてみてください。

宜しくお願いします。

◆網野

いつもお騒がせしております。
広島2人デモです。
毎週金曜日夕方、原発に反対して本通り、金座街、胡通りを歩かせていただいております。
私たちはただ広島をまもりたい、ただその一心で、署名運動をはじめました。

もうすぐ愛媛にある四国電力伊方原発
広島から100キロのところにある伊方原発が再稼働されます。
恐らく年内11月末までには再稼働されると思います。

伊方原発は非常に危険な原発です。
苛酷事故、重大事故を前提に再稼働されます。
今原子力規制委員会が行っている適合審査は安全審査ではありません。
原子力規制委員会の田中俊一委員長も、みなさんにこれが通れば安全だと思われては困ると言っています。
だから名称を安全基準から規制基準に変えました。
マスコミはみなさんにそういう風に思ってほしくないようなので
わざわざ安全審査と言う言葉を使ってみなさんを騙そうとしています。
この手に載らないでください。
原子力規制委員会のホームページを見れば、ちゃんと規制基準適合性審査と書いてあります。

原子力規制委員会のシミュレーションによると、ここが苛酷事故を起こせば
1時間あたり空中線量率40μSvという高い線量になって、私たちは広島に住めなくなります。
逃げなくてはいけなくなります。

6月5日に公表されております。
マスコミは言いません。
みんなにわかって欲しくないからです。

もし伊方原発が苛酷事故を起こしたら、私たちは逃げてもいいよと認めている状態になります。
私はこれを許すことができません。
私の大事な故郷です。
原発推進反対関係ありません。
みんな命を守りたい。財産を守りたい、みんな一緒だと思います。

ご賛同いただける方が是非署名にご協力ください。
署名にご協力いただけなくても、今どういうことになっているか、チラシにしてお配りしています。
是非チラシをご覧ください。

原発推進反対関係ありません。
まず知りましょう。
まず正しく情報を知りましょう。
でないと私たちは正しい判断ができません。

私たちは広島を捨てて逃げることはしたくありません。
もし伊方原発で苛酷事故が起れば私たちは広島に住めなくなります。
逃げなくてはならなくなります。
そういう基準が出来ていることを知らないまま、再稼働を許そうとしています。
それは私たちが逃げてもいいよと認めたことになります。
誰も責任は取れません。
認めた私たちが悪いのです。

認めていてはいけないと思います。
広島市民としてこの再稼働に反対しようと思います。
なにより大事な故郷、先祖代々続く土地、豊かな自然、土、水、瀬戸内海
これらを守りたいと思います。
そのために伊方原発再稼働反対の署名運動をしようと思います。

サン・オノフレ原発が廃炉になりましたけれども同じような原子炉が伊方原発です。
同じように三菱重工業の蒸気発生器があります。
サン・オノフレ原発で廃炉になったものが、なぜ伊方で正常とされるのか。
それは規制基準が緩いからです。

伊方原発は危険な原発です。

色んな資料をまとめてチラシにしております。
是非お手にとって読んでみてください。

原発推進反対、関係ありません。
本当に、まず原発の事を知ってください
知らないということが一番いけないと思います。

知ろうと思えばいまいくらでも知ることができます。
原子力規制委員会も、政府も、東電もホームページで情報を公開しております。
しかし、テレビ新聞などのマスコミは重要な事は伝えません。
ですから自分たちで調べるしかありません。
どうかその参考になさってみてください。
宜しくお願いします。

第61回広島2人デモ 8月16日告知

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▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130816_A4.pdf
▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130816.pdf

みなさま

おはようございます。
第61回広島2人デモの告知をさせていただきます。
いつも通り今日26日金曜日、18時~平和公園元安橋から本通り、胡通り、金座街
を往復します。

チラシができました。
宜しければご覧ください。
▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130816_A4.pdf
▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130816.pdf

タイトルは
大飯原発3号機9月2日、4号機9月15日から定期点検
9 月 15 日以降、日本で稼働する商業用原発はゼロに
新規制基準で最初に稼働するのは広島から一番近い原発、伊方原発 3 号機

本日のトピックは
●大飯原発3・4号機が9月から定期点検、稼働原発ゼロ、最初に稼働するのは四国
電力伊方3号機
●再稼働最短距離の伊方3号機 早ければ11月に再稼働か?
●規制基準に適合していることは安全を意味しない
●広島市議会、伊方原発再稼働反対決議の政治的意味

の4本です。

みなさん。是非最初のトピックの記事、2P目をご覧ください。
規制委員会の規制基準骨子もわかりやすくまとめていますが
現在各電力会社から申請されてる書類が、四電以外、いかにいい加減だったかわかります。
審査自体に入れないお粗末なケースもでています。
規制委員会審議官が手を空けて待っている状態です。

思わず笑ってしまうほどですが、こんな人たちに扱いを厳重にしなければならない
原発を任せていると思うと背筋が凍る思いです。
安全な稼働など、みじんも考えていない姿勢がありありと伝わります。

広島市議会に伊方原発再稼働反対決議を上げてもらうための署名運動も広島で起
こっています。
結・広島
http://hiroshima-net.org/yui/
ご紹介しておきます。

では今日も歩いてまいります。

第60回広島2人デモ 8月9日報告

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みなさま

だいぶご無沙汰しております。
広島2人デモ、続いております。
第58回、59回は報告が網野、哲野の仕事が忙しく出来ませんでした。
予定では8月2日に第60回を行う予定でしたが
ついにデモを中止せざるを得ませんでした。

8月9日、ちょうど長崎原爆の日に第60回を行いました。

第60回広島2人デモのご報告をいたします。
参加者は6人。
哲野、網野、じゃけえさん、Kさん、Kさんの娘さん、原田さんでした。

大歳さんはスピーチのみの参加になります。

この日、街は、8月6日前に比べると、観光客は長崎に移動したのか、だいぶ人が引けておりました。
とはいえ、外国人も岩国からの海兵隊と見られる若者も多く歩いておりました。
夏休みなので若い方も多く歩いておりました。

網野「今日何部用意しようか?」
Kさん「50枚!余ったらいただきます!」
ということで余るだろうと思って用意したチラシ50枚は終わる前に全てなくなりました。

子ども連れの若いお父さんがチラシを受け取ってくれたり
中学生らしき子もチラシを受け取ってくれたりしていたようでした。

今回のチラシは広島原爆、長崎原爆を例にとり、原爆などの核爆発と原子力事故などの被害要素の違いに焦点を合わせました。
広島原爆、長崎原爆が最大の悲劇という風に受け止めている向きが多いのですが、
放射能の被害、特に核爆発の一次放射線による被害ではなく
放射性降下物による内部被曝の被害という点ではフクシマ放射能危機は
広島・長崎原爆など足元にも及ばない深刻な被害をもたらす点を強調したチラシとなっております。

集合場所に行って待っていると警察の方が来ました。
指令書の確認をして、チラシをお渡しします。
毎回チラシが違うので「今回のテーマは?」と質問があって、大筋を説明します。
ちょうどいい世間話のネタになっております。

話をしているうちに、音楽が鳴りました。
出発です。

出発直後、原田さん参加。
5人で出発になりました。

▼今回のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130809_A4.pdf

原田さんからスピーチ開始です。

原田さんは7月末から「結・広島」を立ち上げ、伊方原発再稼働反対署名運動を開始されました。
http://hiroshima-net.org/yui/

原田さんは伊方原発が広島から一番近い原発であること、
広島100万市民は避難しなくてはならないというシミュレーションが出ていることをスピーチしました。

原田さんのスピーチ中にじゃけえさん参加。
6人です。

次に哲野にマイクが渡ります。
哲野は、チラシの内容を説明しました。
詳細は哲野の全文スピーチをご覧ください。
特に重要なのは
広島原爆・長崎原爆と、福島原発から放排出され、今もなおかつ出続けている放射能は比較にならない、
そして、内部被曝が全く闇の中の状態の広島・長崎原爆の被害は
福島原発事故による健康損傷を推し量る参考には全くならない点を強調しました。

次にKさんにマイクが渡ります。

Kさんはいつものように、福島で起こっていることを知って欲しい
それは広島でも起こり得る、と訴えました。

次にマイクが渡ったのがじゃけえさんです。

じゃけえさんは伊方原発で福島並みの事故が起ったら
広島は避難しなくてならないことを知っていましたか?と語りかけ
原発のこと、被曝のことを知ってくださいと訴えました。

再度哲野にマイクがわたり、その後網野にマイクが渡りました。

網野は今現在、福島の人々を苦しめているのは、広島・長崎の外部被曝データだ、と訴えました。
そしてヒロシマ・ナガサキが次のヒバクシャを生み出すのに利用されている、と訴えました。

元安橋に帰って警察にお礼を言ってお別れし
その後しばらく立ち話して解散しました。

哲野は反応が良くないという印象を持ったようですが、チラシ自体はデモが終わる前に全てなくなりました。

以上ご報告いたします。

◆以下全文スピーチ◆

※原田さんのスピーチは結・広島サイトをご覧ください。
http://hiroshima-net.org/yui/

◆大歳

今日は8月9日、大変暑い日が続いています。
しかし、こんなに暑くても電気は余裕で足りています。
無理をなさらず熱いと思ったらクーラーをつけて過ごしてください。熱中症には気を付けましょう。

そんな暑い、暑い週末8月9日金曜日、今週のトピックスです。
福島第一原発の高濃度の汚染水が止まりません。東京新聞の報道では、

「東京電力福島第1原発から汚染水が海に流出している問題で、政府の原子力災害対策本部は7日、
流出量は1日約300トンに上るとの試算を初めて明らかにした。
地下水が敷地内で汚染されて流出しているのが原因で完全に防ぐのは困難とみられる。」

ということです。そして福島原発敷地内観測用井戸からは7月はじめより、
ストロンチウムとトリチウムの高い汚染濃度が検出されていましたが、
今週の発表では、7/31日のトリチウム濃度28000Bq/Lから1週間後の8月6日で45000 Bq/Lと、1週間で1.6倍の上昇となっています。

このように地下水の汚染状況がどんどん悪化していく中で、その地下水が海洋流出している量が
1日約300トンということですから、これはとんでもないことです。
本来なら関東から三陸北部沿岸においては、漁業はもちろんのこと
海水浴も規制をかけなければならないはずです。
福島沿岸の漁業については規制されていますが、海水浴も含めそれ以外の規制はされていません。

なぜこの夏に入り、地下水の汚染濃度が上昇したのか?
また、なぜ今までと比べ桁外れに高い空間線量が観測されたのか?
メルトダウンした核燃料が再臨界している可能性が大いにあると思います。
いや、それ以外の理由がどこにあるでしょうか。

非常に残念なことですが、この状態がこれから先、何年か何十年かわかりませんが続くことになるでしょう。
メルトダウンした核燃料の状態によって周囲の空間線量は、下がったり、上がったりするでしょうが、
ほぼ今のような状態が続くでしょう。地下の汚染水の濃度も今よりさらに上がっていくことでしょう。
メルトダウンした核燃料の状態によって運が悪ければ、汚染の速度は急加速するかもわかりません。
今の状態だけ見ても1日300トンも海に流れ出ている汚染水を遮水壁などで止めることはできません。
もしかすると福一を収束するなど、今の技術では到底不可能かもしれません。
今これ私たちが直面している状況というのは、こうした救いのないような状況です。
こうしたなか政府はやっと国費で汚染水の対策に乗り出す方針を決めました。
どうしてもっと早くその決断ができなかったものか、という思いはありますがとりあえず国がフクイチの収束に乗り出すようです。
しかしだからと言って事態が好転するというものでもありません。フクイチは底なしの地獄の中にあります。
ただでさえこの熱い時期に、防護服を着て、分厚いマスクをつけて、決して高くもない報酬で、
地獄のような環境で働いていらっしゃる方々がいます。
本来ならそこに人がいてはならない環境です。
人類がかつて経験したことがないほどの海洋汚染が目の前にあります。
そして、この地獄の終わりは全く見えてもいません。この先何十年も続きます。

◆哲野

毎週金曜日お邪魔しております。
四国電力伊方原発の再稼働と全ての核施設に反対して歩いております。
2人デモですが現在6人です。

今日は8月9日です。
68年前の今日、長崎にプルトニウム型の原子爆弾が1個落とされました。

熱線と爆風と放射線のために45年12月までに約7万人の人が亡くなりました。
本日慰霊祭が行われましたがこれまで長崎原爆で亡くなった方は約23万人ということでございます。
8月6日、みなさんよく御存じのように、広島原爆が落とされました。

原発と原爆はいったいどこが違うのか。
明らかな違いは原爆は核爆発を伴いますが、原発は核爆発は伴いません。

核爆発の被害の源泉は、熱線、爆風、そして放射線でした。
広島原爆では約64kgのウラン235を中心とした兵器級燃料が使われました。
わずか64kgです。

64kgのうち核爆発を起こしたのはわずか800gでした。
1kgに足りません。

放射性物質の核爆発の威力というのは凄いものがあります。
ただし広島型の原爆は今日から考えれば、極めて小型の戦術核兵器。
極めて小さい核兵器にすぎません。

歴史上一番大きな核爆発をしたのは旧ソ連で設計されたツアリボンバという熱核融合爆弾で
http://bit.ly/13swjHu
TNT火薬換算で5000万トン、衝撃波は地球を3回まわったと伝えられております。

今日の核兵器に比べれば、広島原爆はまだ本当にヨチヨチ歩きの極めて技術的にも劣った原爆でした。
詳しい事はお配りしているチラシにございます。

今私たちが考えなくてはならないのは、広島原爆の実態ということです。
実は広島原爆も長崎原爆も、特に低線量内部被曝の実態は全く明らかになっていません。
68年経ったいまでも低線量内部被曝の実態は明らかになっていません。

理由は、当時のアメリカ軍部の方針にあります。

アメリカ軍部は放射線被害のうち、内部被曝の影響の宣伝をされることを非常に嫌がりました。
そのため、今なおかつ広島原爆、長崎原爆の影響は主として一次放射線の外部被曝による損傷しか扱っていません。
内部被曝の損傷については、ほとんど何もわかっていないというのが実態です。

広島原爆の内部被曝の実態がわかっていないということは
福島原発事故に対して大きな大きな意味を持ちます。

福島原発事故以降の健康損傷はほとんどが内部被曝、
しかも非常に低線量の内部被曝の健康損傷だということは誰の目にも明らかです。
特に1mSv以下の被曝のことを低線量のなかでもさらに低いという意味で極低線量被曝と言っておりますが
この極低線量被曝の実態は全くわかっていない。
唯一私たちが参照するのはチェルノブイリで起こった事の研究、いわゆるチェルノブイリ研究です。

その意味では福島原発事故による内部被曝健康損傷のこれからの展開は
広島も長崎も全く経験しなかった、未知の世界
全くわかっていない世界に突入しているんだということが言えると思います。

もう一つ、広島長崎の原爆と、福島原発はまったく質的に異なっているという証拠は
放射性物質の量です。

広島原爆ではわずか64kg
福島原発事故ではすでに116トンから117トンの放射性物質が
ガス、或いは液体の形で放出されました。
64kgと116トン。全く被害の深さも規模も、大きさも違う被曝になるということは明らかです。

福島原発事故による放射能、健康損傷のことを私はフクシマ放射能危機と呼んでいますが
広島でも長崎でも経験しなかった全く新しい未知の世界に足を踏み入れたことを意味します。

広島、長崎で起こった事はフクシマ放射能危機では全く参考になりません。

ひとつは広島・長崎の内部被曝健康損傷が明らかになっていない
もうひとつは元になる放射能量が全然違う

先日私はタクシーにのって運転手さんと話をしました。
その運転手さんは被爆者だそうです。
その運転手さんは
『福島原発事故なんかたいしたことないよ。
 わしらはヒバクした年にキャベツを植えて、翌年にモリモリ食うとった。
 なんでもなかった』
こんな風に運転手さんは私にいいました。
しかしこれは完全に誤っています。

広島原爆では本当にわずか64kgの放射性物質しか使われませんでした。
ほとんどがフォールアウト、放射性降下物となって広島の町に降り注いだわけですが
その放射性物質も45年9月に襲った枕崎台風でほとんど吹き飛ばされました。
我々が当面する放射能の量ということになると
広島原爆や長崎原爆とは全くくらべものにならない
規模もケタも、影響の大きさも違うものだ、
このことを理解しておいていただきたいと思います。

広島や長崎の方には「原爆こそ最大の被害だ」と思い込んでいる人が多く
福島原発事故による影響を過小評価する傾向にあります。
それは全く無根拠な話です。
放射能の量がぜんぜん違います。
福島原発敷地内には今なおかつ約2000トンの放射性物質、
ウラン235、プルトニウム239、ウラン238などといった、極めて危険な放射線核種が
今もなおかつ、敷地内に寝ている。
その2000トンのうち、半分1000トン以上はほぼむき出しのまま置かれている。
これがどれだけ危険な状態か
今、徐々に明らかになっております。

お配りしているチラシに書いてありますが
6月以降、6.7.8、この2か月半の間で福島原発敷地内では
様々は危ない事件が起こっております。

福島原発が正常な機能を失っている
原発として持つべき機能を失っていることに原因があります。

もう一つは福島原発敷地内が放射能だらけだ、このことに原因があります。

新聞でお読みになったかもしれませんが
安倍首相を本部長とする原子力災害対策本部は
約300トンの汚染水が太平洋に流れ込んでいることを認めざるを得ませんでした。

この時点で認めなければならない事情があったからです。
そればかりではありません。
福島原発の放射能、核燃料集合体と言いますけども水で冷やしているだけです。
申し上げたように正常な循環機能は失われておりますので
冷やした水は回収して、またある程度濾過して冷却水に使うわけですが
全部が全部冷却水に使えるわけではありません。
1日およそ300トンの汚染水が溜まっていく。

お配りしているチラシにこの半年、福島原発を上空から見た写真を入れております。
まるで様変わりしております。
緑で削って汚染タンクを並べていく。

その変わり様はわずか6か月のことです。
遅かれ早かれ福島原発敷地内に汚染水を溜めておくことは不可能になります。

甘利経産相は一定の基準以下の水は流してしまおうと言っていますが
これ以上汚染水を溜めることが出来なくなっている一つの現れです。

問題をさらに大きくとらえるならば
福島原発敷地内は高レベル、中レベル、低レベルの放射性廃棄物の仮置き場となっています。

草木を刈り取っても福島原発敷地内の外に持って行けません。
草木そのものが放射性廃棄物だからです。
敷地内に高濃度汚染水があふれ、冷やした水が高濃度汚染水に変わっていくその状態、
これは福島第2事故の徴候をすでに現しています。
安倍自民党政権は全く無関心です。
プラカードにも書いていますが、安倍政権は無関心であるどころか
無為、無策、無能です。
すべて東京電力一社に任せて処理に当たらせていますが
東電のこれまでの2年半を考えると、ことごとく裏目に出ました。

止水壁を作った、もうすでに止水壁を超えて水が流れ出してきています。
一番手を打たなければならないところを、後回し、後回しにしてきました。
これは東京電力からすればコスト最優先で対応しなければならないからです。
しかし私たちにとって福島原発は最優先の課題です。
もし何かのきっかけで第2事故が起ればもう東日本に人は住めなくなります。
今なおかつ世界40か国、厳密に数えると80か国はまだ日本の食品を輸入制限、輸入禁止にされています。
我々日本は放射能に汚染された国だと世界にはみなされています。
またそれは事実です。
今の放射能はたいしたことはないと思い込んでいるのは、
日本語のテレビや新聞を読んでいる日本人だけで
世界の認識は放射能に汚染された国、これが現実です。
これ以上、放射能に汚染されれば、私たちは生きていけません。
お配りしているチラシをご覧いただきたいと思います。
福島第2事故の可能性は刻々と高まっています。

今国をあげて最優先の課題として福島原発の鎮圧と収束に当たらなければなりません。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
広島2人デモです。
原発の再稼働に反対して歩いております。

みなさんに知っておいて欲しいことがあります。
今福島で起きていることです。
福島県郡山市の小中学生が、年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるようにと裁判を起こしました。
テレビや新聞などの大手メディアは、この裁判を報道しません。
政府、東電、東電の株主である企業がスポンサーだからです。
スポンサーにとって都合の悪い事は報道しないんです。
震災以前、子どもの甲状腺異常は1%未満でした。
しかし2012年4月に発表された甲状腺検査の結果、福島の13市町村3万8千人の子どもの35%、そして福島市の4万2千人の43%に嚢胞が見 つかっています。
甲状腺がんが見つかった子、急性白血病になった子、そういう子もいます。
通常ならば子どもの甲状腺がんは100万人に一人の割合にも関わらずです。

子どもたちは被曝線量を計るための機械を首から下げさせられています。
これは記録を取るためのものであって子どもや周りの大人に危険を知らせるものではありません。
汚染されているとわかっている福島産のコメを、給食で食べさせられています。

手抜き除染がニュースになっていましたが
国や県が中間貯施設を決めないまま、ただ除染を進めた結果、汚染土壌はあちこちに野積みされたままです。
汚染土壌を積み上げてホットスポットを作っているようなものです。
家を除染しても庭に袋に詰めた汚染土壌を置いていたら、そこから放射能は出続けています。
友人は宮城に住んでいます。
津波で家を失いました。
その友人の住んでいる仮設住宅の近くの一般廃棄物焼却施設で、
家庭ゴミに放射能で汚染された牧草を混ぜて燃やされたそうです。
牧草についた放射能は燃やされることで灰にも濃縮され、気化して空気中にも放出されます。
先月お父さんが心臓病で入院、お母さんは転んだだけで骨折したそうです。
明らかに放射能の影響が身体に出てきているんです。

東北・関東の人々は、福島原発から今も放出され続けている放射能、
汚染された食品、水、汚染物質を燃やした煙、それらで毎日被曝し続けています。
ここ広島は福島から離れているから大丈夫、そう思っていませんか?
広島市が子どもたちに学校で食べさせている給食が、放射能で汚染されていないかをどのように検査しているかご存知ですか?
給食を作る前に食材を調べるのではなく、食べ終わった分を検査しているんです。
そして去年1年間検査した結果、汚染されたものは含まれていなかったので今年はもう検査をやめるそうです。

福島県鮫川村では堆肥工場を再稼働させました。
福島原発から出る水で、海も汚染されています。
畑の肥料には海で捕れた魚を粉にして使っています。
汚染された材料で作った堆肥に放射性物質は濃縮され濃度が高まります。
そしてその堆肥を使った畑は汚染され、汚染された農作物が育ちます。
汚染された畑で育った作物、その作物を食べて育った家畜の肉。
汚染された堆肥を使えば西日本の野菜であっても汚染されてしまいます。
家畜も同じです。
自分たちが食べている、野菜、肉が西日本で作られたものであっても汚染されていないとは限らないんです。

テレビや新聞は本当に大切なことを言いません。
それでも隠しきれずに色んな情報を出してきています。
東京では眼科の手術が数年待ちの状態になっているそうです。
スポーツ選手の怪我、芸能人の病気や訃報、テレビ局の女子アナが何人も続けて留学。
放射能とは言いませんが、そういう小さなニュースで少しづつ、色んなことが考えられます。
ニュースにはならない他の沢山の人々が病気になっていることが想像されませんか?

色もにおいもなく、味もしない、息苦しさもない、それでも確実に体は蝕まれていくんです。
症状が現れた時にはもう間に合わないんです。
食事のたびに放射能の心配をする、地震のたびに原発の心配をする、それをこれから先死ぬまで、そして自分が死んだ後も子ども孫、これから生まれて くる子どもたちみんなに続けさせるのはおかしいと思います。
どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
どうか情報を探して、そして考えて下さい。宜しくお願いします。

◆じゃけえさん

毎度お騒がせしております。
広島2人デモです。
原発に反対したい一心で毎週金曜日アーケードを往復して歩いております。

みなさんに知っていただきたいことをスピーチしながら歩いております。
少しでも耳に入れていただけると幸いです。

広島から一番近い原子力発電所、四国にある愛媛の伊方発電所が再稼働最有力候補となっております。
このままだと再稼働される可能性が非常に高いです。
もし伊方原発で福島原発並みの苛酷事故が起これば広島は人が住めなくなってしまいます。

日本の原子力発電所はいまままで事故を起こさないということで動いてきましたが
福島で人類史上最悪の原発事故が起ってしまいました。
その事故が起ってから日本にある原発はいま2基しか動いていません。
福島の苛酷事故を受けて原発を再稼働させるための新しい基準が作られました。
その新しい基準はいままでの「日本の原子力発電所は事故を起こさない」という前提を覆して
「日本の原子力発電所は福島のような事故を起こすものである」という前提で作られた基準です
ですからこの基準に適合している原発は事故を起こす可能性は十分にあるということです。
つまり私たちの住む広島から一番近い原子力発電所が稼働し、
福島並みの苛酷事故が起れば、それは仕方のない事だとされているのです。
事故が起これば避難してください、と言われているのです。
事故が起ることが前提にあるのなら、原子力発電所は稼働しないほうが道理に合っているのではないでしょうか。
放射能は人間を命の危険にさらします。
日本の原子力発電所の事故はチェルノブイリを超えました。
チェルノブイリによる健康被害に苦しんでいる人たちが大勢いることを知れば
原子力発電所は世界に必要にないということは、明らかではないでしょうか。

広島から一番近い原子力発電所、四国にある愛媛の伊方発電所が再稼働最有力候補となっております。
このままだと再稼働される可能性が非常に高いです。
もし伊方原発で福島原発並みの苛酷事故が起これば広島は人が住めなくなってしまいます。
みなさん、そのことはご存知でしたでしょうか?
知っていたらやめてほしいと考えるのが普通ではないでしょうか?

四国電力伊方原子力発電所の再稼働を止める決議を出してもらうための
署名活動を行っております。

署名に強制力はありませんが、多くの市民が伊方原発再稼働に反対しているという抑止力にはなります。

ここでやめてくださいと声を挙げなければ
このまま再稼働されてしまうことでしょう。
これからの生活を思うのでしたら、原発問題について少し考えてみてください。
被曝問題について少し考えてみてください。
日本の被曝の基準が引き上げられている理由を是非考えてみてください。
東電が、日本政府が、放射能による健康被害の補償をしきれないから
そのことを隠して基準を高くして、これまでどうりの生活をさせようとしているのです。

貴方の命をまもるために、被曝問題について是非考えてみてください。
福島で原子力発電所の苛酷事故が起きました。
そのことだけでも原発に反対するという理由にはとても充分なことではないでしょうか。

広島から一番近い原子力発電所、四国にある愛媛の伊方発電所が再稼働最有力候補となっております。
もし伊方原発で福島原発並みの苛酷事故が起これば広島は人が住めなくなってしまいます。
日本の原子力発電所はいまままで事故を起こさないということで動いてきましたが
福島の事故から原子力発電所は事故を起こすことが前提で再稼働されます。
再稼働をやめてくれ、と言わなければそのまま強引に推し進められてしまうことでしょう。

是非原発問題について考えてみてください。
内部被曝について是非知ってください。

◆網野

前略

原発や被曝の問題に無関心でいることはできません。
税金の形で、あるいは電気料金の形で私たちはしっかり原発に関わっています。
私たちの生活の問題だからです。

私たちがなぜ原発に反対するのか。
私は原発事故が起る前までは感心がありませんでした。
放射能を調べて行くうち、放射能が実は通常原発からでていること
被曝の影響、それぞれの核種の影響、それらが身体に入った時どうなるのかという
チェルノブイリから起こった医科学的研究
これらを勉強していくうちに、とても恐ろしくなりました。

私の身内には被爆者がいますが
身内や近所の人たちがなぜ死んでいったか
なぜ脳内出血で死ぬ人が多かったか
なぜ心臓で倒れるひとが多かったか
これらの辻褄が全て合ったからです。

調べていくと実は広島長崎の原爆で一次放射線の研究しか行われておらず
核爆発時に飛散した、放射性物質による内部被曝の影響、これらは全く研究が進んでいないということもわかりました。
そして5年後から調べ始めた原爆傷害者寿命調査、これが元になって
世界の、そして日本の、そして福島で手当されている国際放射線防護委員会の勧告、リスクモデル
これらがつくられていることがわかりました。

つまり内部被曝のことを何も研究していない、正しく評価もできないうちに
仮定として内部被曝と外部被曝は同じだと無理やり仮定の結論をおき
科学的根拠もないのにそれらをいま強いられているのです。

いま、福島を苦しめているのはヒロシマ・ナガサキの外部被曝のデータです。

私たちには全く関わりはないとは言えません。
被爆者のデータが次の被曝者を生む。
そんなものに利用されていることを、調べていくうちにわかりました。

みなさんどうか被曝のこと、原発のこと調べてみてください。

今お配りしているチラシには、マスコミはあまり報道しませんが
原子力規制委員会の資料をまとめて今福島原発敷地内がどうなっているかをわかりやすく提示してあります。

どうかご参考になさってみてください。
そして出来ればご自身の目で調べてみてください。
その助けが出来ればと思って、私たちはデモでスピーチし、調べたことをチラシにしてお配りして歩いております。

私たちが正しい判断をしなければ、私たち自身、みんなの命、この故郷を守ることはできません。
テレビや新聞から正しい情報が得られないとわかったいま、
私たちは今自分で調べるしかないのだということに気がつき
こうやってデモをし、歩いております。

よかったらチラシをご参考になさってみてください。

広島原爆と長崎原爆、それから福島原発から出た放射能、これらは全く参考になりません。
広島原爆はたった64kgのウラン、しかし福島原発から出た放射能は116トンです。
まだ2000トンくらいの放射性物質があります。
そしてまだ福島原発事故は収束していません。
また核暴走を起こす、そういう危険もあり得るのです。
そういう危険がまだ続いているのだということをみなさん、どうか忘れないでいてください。

そしてどうか、ご自身の目で東電や原子力規制委員会のホームページを見て、お調べになってみてください。
私たちは調べようと思えばいくらでも調べられ、データも公開されています。
何も隠してはおりません。
私たちが知ろうとする権利は今のところ守られ、もう政府は準備しています。
ただし、マスコミやテレビは言いません。
アテにしないでください。
それは知らなかった方が悪いということにして、事がどんどん進んでいます。
国民の知る権利は今のところ守られております。
あとは我々がその権利を行使し、知ろうとするかどうか、
正しい判断を得ようとするための努力をするかどうか、
実はここのところの姿勢がかなり問われております。
いろんな問題、原発だけの問題ではありません。

原発だけの問題ではありません。
どうかみなさん、私たち自身、家族や私たちの大事な故郷を守るために
調べようとしてみてください、知ろうとしてみてください。
宜しくお願いします。