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第7回 広島2人デモ【8月3日】 報告

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【画像説明】
1.8月3日チラシ表面
2.8月3日チラシ裏面
▽チラシPDF
http://hiroshima-net.org/cat-crew/ivent/pdf/20120803.pdf

3.プラカード表1
4.プラカード表2
5.プラカード裏3

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みなさま

毎度毎週お騒がせしてすみません。
広島2人デモ、8月3日のご報告をいたします。

今日の参加者は3人+(7~10人)でした。

まず、スピーカー貸してくださった久野さん、ありがとうございました!

そして出発集合場所の「元安橋東詰」へ移動します。

先日、デモ許可書ともいえる「指令書」と取りに行ったとき、警察の警備課の方より
「すみません、8月6日の警備かあって、今回我々がつくことができなくて、機動隊に応援をお願いせざるを得なくなって・・・」
「ええっ?!困りますよ!あの、せめて私服でつくよう、言ってもらえませんか?我々の目的は示威じゃないんで・・」
「ええ、それは良くわかっています。我々もよくよく伝えて、なるべく私服でつくよう、お願いしておきます」

というやりとりが事前にありました。

で、近づいていくうちに、制服が見えます・・・ああ、私服は駄目だったのかと思いつつ近づきます。
橋のたもとの石柱の傍に最初見えたのは2人。
近づくと・・・・あ、あれ?何この人数。約10人。全員機動隊の制服。
私達以外にもデモがあるのだろうか?

「あの~~今日の2人デモのものなんですが・・」
「ああ!聞いております!我々です」
「偉い人数が多いですが・・・他にもあるんですか?」
「いえ、全員今回の2人デモの警備です」
「ええ~~~っ?困りますよ~~、本当に二人なんですよ?これは威圧感があって、嫌だなぁ・・・」
「わかりました。威圧にならないようにいたします。離れて歩きますから」

どうも、感触がつかめないので、とりあえず10人連れて行って様子を見た模様。

本当に歩くときは1人だけ、若い警官が、2メートル後を歩いてくれました。
そのほかの人は数十メートル離れて歩いたり、
街角でいかにも関係なさそうに数人ならんで待機したりと、ちょっとかわいかったです。
配慮するように、と警備課の人に念を押されていたのもあるのでしょうが、とても温かな心配りを感じました。

で出発前までにあと5分だね、と哲野と言いつつ待っていると
若い男性が3人現れて「こんにちは」と声をかけられ「こんにちは!」と答えました。
「2人でデモの方ですか?」
そうです、という代わりに哲野がチラシを渡しますと、
「毎日新聞の者ですが、ツイッターで知りました」
哲野が「何もお話しできません。取材はお断りします」といってそっぽを向きます。
「え?どうしてですか?」
「写真もお断りしますよ。遠くから撮るのはいいですが近くは駄目です。勝手に書くのはかまいませんが、我々は何も話しません」
「写真もダメなんですか?なぜ取材ができないんですか?」
「君たちは、正確に記事を書くことを知らない。おそらく勉強もしてない。今まで六回も重ねたのに、いい加減なことを書かれたらぶち壊しだ。」

哲野も説明しましたが毎日新聞は私たちもメンバーになっている
「変えよう!被曝なき世界へ市民アライアンス」の出した、広島市への要請書
http://hiroshima-net.org/cat-crew/shiryo/20120406.html

に対し、
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○東日本大震災:がれき受け入れ拒否求め要望書 広島市長へ市民団体 /広島

市民団体「変えよう!被曝(ばく)なき世界へ 市民アライアンス」(西区)のメンバーが
6日、広島市役所を訪れ、放射線に汚染された震災がれきを受け入れないよう求める
要望書を松井一実市長宛てに提出した。

要望書は「がれきの中には相当量の放射性物質を含んだものがあるとみられている」
と指摘。同市の施設では低レベル放射性廃棄物を施設できないとして受け入れを
認めないよう求めている。代表の原田二三子さん(53)は「国が受け入れを求めて
いるのは低レベル放射性廃棄物。絶対に受け入れてはいけない」と話した。

□ソース:毎日新聞
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20120407ddlk34040645000c.html

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と放射能の汚染されていない、通常のがれき受け入れは賛成しているのにもかかわらず、
低レベル放射性廃棄物は広島市は処理能力がないので
受け入れてはならない、とした文章だったのに
「がれき受け入れを拒否」とタイトルにしニュースに流し、
「非国民!」「売国奴!」などとメールが飛び込む騒ぎとなりました。
いわば流言飛語を飛ばされたのです。記者は文章もろくすっぽ読まず。
このことに対する謝罪もありませんでした。

哲野ははっきり、「君たちは正しく書かないし、書こうともしないし、書けない。調べもしない。信頼できない」と指摘しました。

それに私たちはマスコミがニュースにしないことを調べ上げて伝えているのです。
本来ジャーナリズムがすることです。
その能力すらないマスコミに、動きを紹介されるということは良いように利用されるだけです。

彼らがしっかり自分の仕事をしてれば
私たちがこんな事をする必要もなかったわけです。

ということで腹立たしいなと思っていると6時の「花車」の音楽が。
「行きましょう!」と声を哲野にかけ、毎日新聞記者さんたちとはそこでお別れしました。

そして、歩き始め、スピーチを開始。
「みなさん、毎度毎週お騒がせしております、私たちは大飯原発に反対する2人デモです・・・」

なんと、直前を歩いていた約10人のグループは原水禁世界大会参加の宮城県の人々。
声をかけてきてくれました。
「賛同します。私達、宮城の者です。女川が止まった時は、生きた心地がしなかった・・・」
※昨年311のあと、M6レベルの地震が起きて一時女川原発も止まることとなった。
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/zatsukan/024/024.html

そしてしばらく一緒に歩きましょう、ということで歩いてくれました。

今回のプラカードを紹介します。
(上記プラカード画像を参照のこと)

哲野のスピーチは、

1.4月5月ごろ、政府関電は、夏場猛暑日電力需要は3015万キロワットと予測しました。
2.7月も終わり、関電公表のデータを調べてみると、2700万キロワットを超えた日は一日もありませんでした。
3.過大な需要予測をたてて、大飯原発再稼働に踏み切りました。しかも国民生活を守ると称して。
4.供給の面でも、嘘をつきました。関電の最大供給能力は原発なしで約2550万キロワットとしました。
5.関電公表のデータを見てみると、実際に3111万キロワット(原発なしで)あることが明らかとなっています。
6.政府・関電は需要で約300万キロワット以上のサバを読み、供給で約500万キロワットのサバを読んで
  「電力が足りない」と国民を脅しつけ、危険な大飯原発再稼働に踏み切りました。
7.私たちは、原発安全神話で一度嘘をつかれています。無関心から二度嘘をつかれ、
  これをそのまま認めるならもう私たちが悪い、ということになります。
8.嘘は必ず明らかになります。
9.この嘘を認めてしまってはいけません。

というものでした。

今回、今までで一番プカラードを見てくれる方が多かったです。
特に中高年層の男性は、必ず見ました。
サラリーマン風の人も必ず見ました。
回り込んでみる人は特に多かったです。

そして中高年層のおばさまも良く見てくださいました。

とにかく、歩いていると、向かってくる方がほとんどプラカードを見るのです。
見ながら通り過ぎる人がほとんどです。後ろから追い抜く人も
表をじっと見ながら通り過ぎる人が凄く多かった、という感じがします。
高校生も振り返りながらじっとみていました。

ビックリしました。
ここまで視線を感じたことはありませんでした。

遠くからでも、近づく私たちを感じて、待って見ている人までいるのです。

哲野と私は最初、8月6日前だし、夏休みに入ったし遊びモードだからどこまで伝えられるか?
この遊びモードの中で伝えられるかどうかが、私達の課題だ、と言っていたのですが
伝わっている感じがするのです。
少なくとも、見ようとしてくれているひとが多いことに、私のほうが面喰いました。

いつものホストのお兄さんたちは「また来た」という先週の笑顔と違いました。
先々週は「また来た。よくやるな」的にニヤニヤと
先週は「また来た」と好意的な笑顔
今週はなんとじっと全員見ていましたが、「いつもの奴だな」と仲間意識を感じました。
哲野は「目が笑ってなかったね。今日は。」と言っていました。

2人なのですが私がスピーカーをかかえプラカードを2つ持ち、
哲野がチラシとマイクをもって歩く状態です。

金座街に入った時、ふと哲野が言葉をつかえて、黙りました。その時です。
一瞬、静まり返りました。
哲野に聞いてみると、静まりかえったのはわかった。なんでそうなったのかはわからないと言います。

(この後説明しますが、パルコ前で、マイク音声が途切れました。
【この時、Kさんが参加してきて哲野と話を少ししたのです】
この時マイク音声が途切れたのですが、みんな、注目して、
次に何を話すのか、じっと待って注目していたのです。
これは私が様子を見て知っていますので、こういえます)

商店街にお店を出しているオーナーも、数店舗、わざわざ出て様子を見たり
聞きにでてくれていることがわかりました。
この様子を見て哲野が後で
「しまった・・・関電の対応で、一番被害を受けているのは小規模事業者なのよ。
 コレを言うのを忘れた」と言っていました。

(今関電は、数字の詐術の辻褄合わせのために
以前として節電モードを強いています。
この節電要請で、一番苦しんでいるのが
もう節電のしようもない、小規模事業者なのです。)

金座街も終わりのころでしょうか。折り返しを少し過ぎたところです。

前回来てくださったK様、途中から参加してくださいました。

前回意気揚々とプラカードを持ってくれた娘さんがいない。今日は娘さんはどうされました?と聞くと
「行きたい!と言ってたんですけど、来週予定があって。その分の宿題を終わらせないといけないので、今回は・・・」(笑)
そうなんだ~(笑)宿題が優先事項です!がんばって娘さん!

哲野がだいぶ喋って疲れているので、マイクを握ったのがKさんです。
前回同様、福島出身の友人さんの事をお話してくれました。(今は東京まで避難されているそうです)
「みなさん、こんにちは。福島出身の友人ことを聞いてください。・・・」
それにしても毎回思うのですが、津波ではなく放射能で家に帰れない、避難しなくてはならないわけです。
この理不尽が「国民全員」に対象にされているのものだと思うと、なんとしても原発は息の根を止めなければ・・と思いを新たにします。

Kさんがチラシ配りを手伝ってくださったのですが
哲野一人がしゃべり、配るよりも受け取る方が多くなり
中には、40歳代のサラリーマンの方がわざわざ取りに来てくださったりしました。

全体的には無関心さが薄れてきたかな、という感じがします。

来週は10日金曜日、18時からまた歩きます。

以上ご報告いたします。