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第83回広島2人デモ 1月17日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第83回広島2人デモのご報告です。

まず今回のチラシですが誤植・訂正等あります。
ダウンロードされた方は再度ダウンロードください。

http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20140117_A4.pdf

今回の参加者は6人
哲野、網野、じゃけえさん、Kさん、原田さん
そして初参加のムラカミさんです。

出発前、プラカードを作るのですが
一つはマスコミがしつこく「安全審査」を使うので
「安全審査ではない」というプラカードをつくろうとしました。
ただ、今までのプラカードは説明が不十分で正確ではありません。
さてどうするか。
哲野「絶対安全な原発はない、でも彼らは動かしたい。
    それで、起こしてもいい事故の規模を決めよう、
    事故の規模はセシウム137で100兆ベクレルの放出までは許容しよう、
    でも、それ以上はダメだ、
    その駄目というやつ安全目標にして、それを稼働原発の性能標準とした、
    その性能標準を基準化したのが今の規制基準だ、
    だから単に言葉の言い換えじゃなしに、
    今の規制基準と、前のクリアすれば事故は起らない、安全だとする安全基準は
    全くロジックの組み立てが違う、
    だから今やっているのは
    あくまで規制基準に適合しているかどうかの審査であって
    安全性を審査しているわけではない。
    マスコミは知ってやってるのか、知らずにやってるのか・・・
    ほら、こないだ朝日新聞に電話したじゃない。
    その時の答えは
    『安全審査は適合審査と全く同じ意味ですが、
    適合審査は行政用語なので安全審査を言い変えております』、という
    返事だったよね。」
網野「そうそう。で翌日の記事に『適合審査』と書かれた記事が出て笑った」
哲野「だから、僕は朝日がわかってないとは思わない。
    その意味では確信犯だと思う。
    でも一般の人はやっぱり安全審査、合格したらその原発は安全なんだと思っちゃう。
    しつこくやんないといけないね、この問題。」
網野「じゃ、それ、そのまま、しつこいプラカードにしちゃおう。」
哲野「どうやって?相当長くなるよ。横位置には入らんだろう。」
網野「いいよ、フンドシにしちゃおう」

ということで1つは縦長のプラカードになりました。
(プラカード4を参照のこと)

集合場所について待っていると警備の警察の方が来られ
指令書の確認をして今日のチラシをお渡しします。
今日も寒いですね、と話をしていると音楽が鳴りました。

2人で出発です。

(なお、今回全員のスピーチ全文はこの報告にはありません
後日文字起こししてサイトに追加でアップいたします。)

出発して哲野がスピーチをはじめた時です。
哲野に近づいてきた人がいたので哲野がスピーチを中断し
チラシを渡したところ、ぼそっと「僕も参加します。」
哲野「あ、そりゃ助かります。今2人なんで。手が足りないんですよ。」
それがムラカミさんでした。

ムラカミ「ほんとに2人なんですね。」
哲野「ええ、2人デモですから。」
ということでムラカミさんにはプラカードを持って歩いてもらいました。

ムラカミさんは関西圏から仕事の関係で広島に長期出張中だそうです。
関西圏にいるときは、関電前の抗議行動に都合がつけば参加されていたとのこと。
広島でもデモをしていないかと検索したところ、
広島2人デモのサイトを見て来ていただいたそうです。
網野とムラカミさんは並んで歩くことになり、自然とそのまま歩きながら情報交換。
ムラカミ「広島はやっぱ関心薄いですか」
網野「いえ、表面そう見えるだけです。
    実際には原発の再稼働とか、被曝問題とか関心持った人は多いですよ。」
実際その通りなんです。
伊方原発再稼働の問題でも、情報を正しく提供すれば、
自民党支持の人だって、伊方原発再稼働だけは反対と言ってくれるんです。
問題はこちらの情報の提供の仕方にあります。

哲野は今回のチラシの内容をスピーチして歩きました。
最初は細川さんの発言を枕に、原発問題が国の存亡問題だという話の分析を
スピーチしました。
哲野「細川元首相が東京都知事選に立候補を表明しました。
    勝つか負けるか、わかりませんけど
    76歳の元首相が東京都知事選に立候補する、前代未聞ですよね、これ。
    その時、細川さんは原発問題は国の存亡に関わる、と言ったそうです。
    私は細川さんは相当な危機感を持っているんだと思います。
    それで原発問題を重要選挙の争点にしようと
    そして注意を喚起しようとしているのではないかと思います。
    その点ではご本人も言っているように、勝ち負けは度外視だと思います。
    原発問題は国の存亡に関わる、この点だけは私も全く同感です。」

やはりプラカード、結構目を引きます。
特に中高年層のビジネスマンが「日本の電力料金は米・韓の2倍以上」と
「原発問題は国の存亡に関わる」を凝視します。
少なくとも10数人は振り返りながら凝視しました。

しばらく行くと、じゃけえさんが参加。

じゃけえさんにマイクが渡ります。
じゃけえさんはいつものように広島から一番近い伊方原発の危険についてスピーチしました。

ここで原田さんとKさんが参加。これで6人になりました。
じゃけえさんの次にもう一度哲野にマイクがわたり、その次に原田さんに渡りました。
原田さんは中国電力が島根原発を再稼働させたいのは
中国電力の経営とその融資をしている金融機関を守るためだとスピーチしました。

その次に再度哲野にマイクが渡り
原子力委員会で資料にされた原発に関する動向調査の内容を解説しました。
哲野「・・・この動向調査で非常に興味深いのは
    原発ゼロに賛成の人は85%もいる、特に、即ゼロの人は30%を超してます。
    しかも、福島原発事故から時間が経つにつれてこの割合は増えています。
    これが実態です。
    新聞が報じなくなったからと言って事故が風化しているのではありません。
    むしろ、時間が経つにつれ、深くものを考える日本人が増えています。」

次に網野ですが、安全審査ではないといういつものスピーチに加え
伊方原発で苛酷事故が起こって避難してくださいと言われたら
実際どうなるかをイメージしてみましょうと訴えました。

元安橋に帰ってデモ終了。
チラシは40部持って行って、35部ははけました。
寒いので早々に解散しました。

あとで、この日のチラシのページビューを解析ソフトで調べたところ、
チラシをアップロードした17日だけで3528件、アクセスがありました。
哲野と顔を見合わせてびっくりしました。

以上ご報告いたします。

広島2人デモ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/