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第112回広島2人デモ 10月17日報告

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みなさま
(いくつかのメーリングにお知らせします)

毎度毎週お騒がせしております。
第112回広島2人デモのご報告です。

今回は東京在住の被爆者、上田さんの参加で賑やかな2人デモになりました。
哲野と網野と、上田さん、じゃけえさん、途中から参加した、原田さん、Kさん、
それにお名前は聞いてなかったんですが、岩国出身のご夫婦、
これもお前がきいてなかったんですが、東京世田谷から避難してきていらっしゃる子ども連れの若い女性の方、
いずれも途中で参加されて、途中でお別れしました。
上田さんと歩きながら、話が弾んでいました。

デモが終わった後の哲野と網野の会話。

哲野「一口に被爆者、被爆者というけど、千差万別だね。
   上田さんみたいに、きちっと放射能の勉強をして
   低線量内部被曝の危険がわかっている人もいれば
   原爆被爆という自分の経験がいったいなんだったのか
   70年近く経っても全くわかってない被爆者もいる。」
網野「そういえば、いたわよね。
   福島原発事故の放射能なんか、たいしたことはない、
   ワシは、被爆した年に植えたキャベツをモリモリ食べてなんともない、
   という被爆者の人もいたわよね。
   あの時は、さすがに呆れた。」
哲野「だから、広島原爆と福島からの放射能はどだい、
   元になっている放射性物質の量が全然違う。被曝の仕方も違う。
   全く、違う種類の被曝なんだけど。
   でも、その人にも広島原爆で使われた放射性物質は
   核爆発したウラン235を含めて、せいぜい60kg
   そのウラン235もほとんどは核分裂せずに放射性降下物として広島の空に舞った
   福島はそうじゃない
   (新燃料換算で)100トン以上の放射性物質が一気に東日本を中心に日本中にばら撒かれた」
網野「日本だけじゃないけどね」
哲野「その被爆者の人に説明したよね。
   全く放射能の量が違うよって。
   もう一つは広島原爆では高線量外部被曝がまず第一番目に問題になったけど
   福島の放射能では高線量の外部被曝なんかありえない、
   (一部の本当に原子炉の近くにいた人を除けば)
   福島原発事故の放射能で僕たちが苦しむのは低線量内部被曝だ。
   広島原爆とは全く様相が違ってる。」
網野「そうそう、その被爆者の人、わかってくれたよね」
哲野「そうそう、やっぱり説明すると広島の人っていうか、被爆者はピーンとわかるんだよね」
網野「身の回りに、低線量内部被曝の色んな病気で苦しんだ被爆者が長い間いたのを、やっぱり見て、知ってるから。」
哲野「そうそう、がんとか白血病とか、そんな病気ばっかじゃなかったもんね。
   君のおばあさんは、結局は血管がボロボロになって、脳血管障害だったよね。」
網野「そういえばツイッターで見たけど、福島に住んでいる広島と長崎の被爆者が、
    福島の人たちは放射能に対してナーバスすぎる、
    私なんか、原爆の放射性物質で汚染された水源地の水を飲みつづけたけど
    ぜんぜん平気だった、とか
    子どもの甲状腺がんが増えてるというけど、あれは検査をしたから出てきただけでしょ、
    新聞の一面にそう書いてありましたよ、とか発言してるようだよ。」
哲野「ま、ツイッター情報だから本当にそういったのかどうかわからないけど、
    我々の経験から言えば、言いそうな人はいるよね。」
網野「どうして、そうなるんかねえ・・・」
哲野「だから、自分がした被爆体験が、一体なんだったのか、
    それを後から丁寧におっかけて勉強する人、そうじゃない人、で
    差が出るんだろうね。」
網野「だとしてもだよ、なんで自分のわからないことを言えるの?」
哲野「だから自分はわかってると思ってるわけだ。
   自分の被曝体験が唯一絶対の被曝体験だと思い込んでいる。
   広島原爆は大きく3つ、被害の源泉があった。
   熱線、爆風、放射線。
   熱線と爆風は五官で直接知ることが出来る。
   その意味では勉強は必要ない。
   勉強しなくても自分が何を経験したかがわかる。
   ところが放射能は五官で認識することができない。
   唯一放射能の危険を認識する方法は、頭脳という器官を使って認識するほかはない。
   それを怠った被爆者の人たちが、戦後70年近く経ってもいるってことだよね。
   僕が個人的に知ってる被爆者のご夫婦だけど、
   いまなお、自分が経験した放射線被曝はなんだったのか、
   一生懸命勉強していて、頭の下がる人もいる。
   被爆者、被爆者といって、絶対権威化するのは考えものだよね」
網野「そうだよね。でも広島も放射能の勉強をしてる被爆者、多くなったね」

みたいな会話をしておりました。

この日用意したチラシは20部と、参加者用に用意していた6部の計26部
・・・だったのですが、チラシは全部復路の途中でなくなりました。
(だから参加者はチラシなしで解散することになりました)
自分用にとってあっても、くださいと言われると渡してしまうのが人情です。
なくなってからも、チラシを求める方が10人くらい、いらっしゃいました。

今回のチラシのテーマは消費者庁の消費者調査意識をダシに使って
放射能汚染食品と内部被曝に焦点を合わせたのですが
やはり、関心は高い、と言う事だと思います。

今回の特徴は男性・40歳以上・ビジネスマン風、の人たちの関心が高かったという事だと思います。
いままでは会社帰りのビジネスマンは、この手の話題はさほど関心がなかったようにみえます。
(ただ、同じ人たちが土曜日になると、父親・夫に変身し、関心は高かったのですが
今回は金曜日の勤め帰り、ビジネスマンであっても関心が高かった、と言えそうです)

被曝問題、特に食品摂取による内部被曝の健康損傷は
新聞、テレビが全くといっていいほど取り上げなくなったことで
一般に忘れ去られつつある、と誤解されているようですが、
実態は逆で、関心がむしろ高まっている、ように思えます。
(やはり、身近で不審な事が色々起っているからではないでしょうか?)

▼元安橋。今日から懐中電灯使用です。


▼元安橋の欄干


▼集合場所お向かいのカフェ・ポンテ。
 外国人観光客でにぎわっていました。

さて、集合場所にはじゃけえさんと3人で向かいましたが
到着早々、上田さんがいらっしゃいました。
哲野と上田さんは避難の話にすぐなりました。
上田「避難するかしないかは、僕は個人の判断だと思う。」
哲野「そうそう。チェルノブイリでも、もう私はここで、死ぬつもりだと。
   覚悟を決めて汚染地域に住み続けてるおばあさんもいると聞きましたね。」
上田「そうそう。低線量の放射能の危険を、知ったうえで
   そこに留まりつづける、これも一つの判断だし、決断だと思う。
   問題は、知らないまま、知らされないまま、納得しないまま、理解しないまま、
   安全だと信じて避難をしないケースでしょう」
哲野「全く同感ですね。
   まず、避難するかしないかの前に、低線量被曝の危険をしっかり理解をしておくことですよね。
   その上で、逃げる逃げないが決定されないといけない。」

警察の人も来て指令書の確認も済ませました。
4人で出発です。

▼プラカード

▼第112回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20141017.pdf

トップバッターはじゃけえさんです。
じゃけえ「ご通行中のみなさま、商店街のみなさま
     毎度毎週お騒がせしております。
     広島2人デモです。今回で112回目になりました。
     原発や被曝のことに関して、みなさんに知っていただきたいことを
     スピーチしながら歩いております。
     毎回チラシを作成し、お配りしております。
     原発・被曝問題を考える際、是非参考にしてみてください。」

じゃけえさんは今日のチラシをかいつまんで紹介したあと、

じゃけえ「消費者庁は放射能汚染食品の基準値は、科学的知見に基づいて設定されており
    また、食品の検査体制は合理的に出来上がっているので、
    私たちが食べる食品は安全です、と言っています。
    これは本当なのでしょうか?
    合理的という検査体制も、実は東日本17都道県で、実施されているだけです。
    その検査体制も生産者段階で一回きり検査をするだけです。
    本来、放射能汚染検査は、プラカードやチラシにありますように
    生産者段階はもちろん、食品製造加工段階、流通の各段階、
    そして消費者の口にはいる直前の水際検査など、
    各段階で検査が行われなければなりません。

    また、検査の結果は食品パッケージにきちんと表示されるべきです。
    それでなければ、消費者は汚染食品購入の自由、判断材料が与えられないままとなります。
    消費者庁の主張とは違って、現在の検査体制は合理的とはいえません。」

次に上田さんです。
上田さんは、ご自分が被爆者であることを簡単に紹介したあと

上田さん「是非みなさん、今お配りしておりますチラシをお読みいただきたいと思います
     今回のチラシは消費者庁やが発表した、基準値内なら安全だ、風評被害だ、
     これに対して詳しい見解を述べています。
     放射性物質に対する私の理解は、なかなか事実が報道されていない、
     原爆のことに関しても、低線量の内部被曝は本当に大したことはない、軽いもんだ、
     こういうことで一貫して、政府は核物質、原発にたいしては
     なかなか正しい広報をしていないし、報道機関も正しく報道していない、というのが私の思いです」

    「こういう本当にコントロールできないようなものを
    私たちはエネルギーとして使用しています。
    そういうことではなくて、本当に自然エネルギー、クリーンエネルギーに
    私は変えるべきだと思います。
    放射性物質による人体に対する影響は、安全基準なんて私はないと思います
    基準値内なら安全という言葉に、私は疑いを持っております

    放射性物質が人体に与える影響は、ないほうがいいわけです
    (被曝ゼロならリスクゼロ、放射線被曝に安全量はない)

    そのものを、いくら以内だったら安全だというのは全く成り立たない
    これが私の考えです。
    みなさん、どうでしょうかね?
    こういったことを是非、みなさんと一緒に考えていきたい、
    事実はなんなのか、そのことを皆さんと一緒に考えていきたい、
    特にこの広島は人類で初めて被爆した地です
    平和に対する問題はみなさんも一生懸命考えていらっしゃると思います
    是非、事実を知って、こういったことが再び起きないように
    みなさんと考えを深めて行ければ、みなさんと一緒に歩めれば、こんなに嬉しい事はありません。

    私は1人の被爆者として、核兵器のない世界、原発のない世界を訴えております」

(上田さんのスピーチ全文は末尾に掲載しております。)
次に哲野です。
哲野は現在の放射能汚染食品の基準値がどういうふうにして出来たかを説明しました。

哲野「現在の基準値は厚生労働大臣が食品安全委員会に諮問し、
   食品安全委員会の中に『放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ』を設置して
   ここで9回の会合を重ねて、評価書をつくり、これを食品安全委員会が厚労相に答申、
   この答申に基づいて厚労相が基準値を公布し、
   2012年4月1日から施行されたといういきさつがあります。

(▼内閣府 食品安全委員会 放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ
http://www.fsc.go.jp/senmon/sonota/
各会合の詳細議事録も掲載されていますので、参考に是非ご一読ください。)

   ですから、基準値が適切なのかどうかは、
   このWGの議論が適切に行われているどうかに大きく依存しています。
   プラカードやチラシにやや詳しく説明しておりますが、
   このWGの議論、評価書の中身、一言でいって、全く科学的とは言えない、
   低線量内部被曝を考えれば、この基準値は全くものの役にたたない、
   ということになります。

   この基準値が全く役に立たない理由は、
   このWGが全面的に国際放射線防護委員会(ICRP)勧告を取り入れ
   また、ICRPのリスクモデルやその結論を支持する研究論文だけに着目して
   進められてきたからです。

   なかには、100mSv以下であれば、安全であるかのような評価書の書き方も見受けられます。
   100mSv以下は安全、基準値内ならいくら食べても安全、などという
   誤解を生じさせるような思わせぶりな書き方になっています。

   当のICRPも公式見解では100mSv以下は安全などとは一言も言っていません。
   どんなに低線量でもリスクはあるのだと言っています。
   ましてや、基準値内ならいくら食べても安全などというデマは、
   ICRPですら言っていません。

   現在の基準値は、結局は、私たちに低線量被曝、特に内部被曝を強制するものとなっています」

哲野のスピーチ中に、仕事を終えた原田さんが合流。
次に原田さんにマイクが渡ります。

原田「放射能汚染食品の基準値が決められています。
   国は、基準値内ならいくら食べても安全だと私たちに刷り込もうとしています。
   しかし、これは本当なのでしょうか。
   本当だと思ったほうが心の平穏は保てるかもしれません。
   でも、やはり真剣にこのことは私たち一人一人が調べ考えるべき問題だと思います。
   国の言う事を、鵜呑みにはできないのではないかと思います。
   国は、食品安全基準や放射線防護基準を設定する際、
   国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に全面的に従っていますが
   ICRPの勧告やその学説は、実は、広島・長崎の原爆被爆者寿命調査LSSが元になっています。
   このLSSは、原爆被爆者の高線量外部被曝に関する調査です。
   この高線量外部被曝に当てはまることを、
   低線量内部被曝にも機械的に当てはめて出来上がった学説です。
   この学説は実証的にまだ裏付けられていません。仮説に留まっています。
   結論的に言えば、高線量外部被曝にあてはまることは
   低線量内部被曝にまったくあてはまらない、
   高線量外部被曝のデータを使って、
   低線量内部被曝の健康損傷をあれこれ類推することは全く誤りです。
   だから、LSSを元にした、ICRP学説を使って、
   今私たちが直面する低線量内部被曝を考えるの誤りということになります。
   もしこれが誤りであるなら、その学説をベースにした
   放射能汚染食品や基準値も、全く信頼ができない、ということになります。
   私はそう考えております。
   みなさんにも是非お一人お一人、調べ考えていただきたいと思います。」

原田さんのスピーチ中に、息せききってKさんが合流。
Kさん、哲野に「チラシ!」
いつもはKさんが現れると哲野はほっとした顔でチラシを渡すところなのですが
今日は「ない!」
Kさん「へ?」
哲野「もうないのよ。チラシ。」
Kさん「うそぉ。なくなったの?」
手持無沙汰のKさんに、いきなりマイクが渡ります。

Kさん「政府は、放射能汚染食品について、少量なら放射能を摂取しても大丈夫だと
    そして、報道もそのようなことを言っております。
    しかし、放射能は毒です。
    その毒を少量なら大丈夫だというのは、どこかおかしいと思います。
    放射能は目に見えません。においもありません。味もありません。
    毒だと言われても、ピンときません。
    だから、大丈夫じゃないか、と思いながら暮らしていくことができるのです。

    安全です、安心です、とまるでお題目のように唱えている政府の人たちや
    報道機関の人たちは言いますが、
    目に見えない放射能が、目に見える病気という形で健康被害が現れたとき
    その被害を被るのは誰かと言えば私たちです。
    私たちが、被害を被るのです。
    他人事ではありません。自分たちの話です。
    一人一人、考えていただきたいと思います。
    宜しくお願いいたします。」

もう元安橋も目の前、デモの終了間際になって、スピーカーを哲野と変わり
網野がマイクをとります。

網野「原発に賛成、反対の様々な意見があります。
    被曝についても、たいしたことはない、という意見、
    いや低線量内部被曝はたとえわずかでも長期的には様々な病気を発症するんだという意見
    放射能汚染食品は基準値内ならいくら食べても安全、
    いやどんなに少量でも危険、出来る限りゼロに近づけるべきだ、という意見
    様々な意見があります。
    どの意見をとるにしろ、考えてみなければならないのは、私たち一人一人に
    それを判断し、結論付けるだけの情報や知識を持っているかどうかだと思います。
    広島2人デモのチラシは、そうしたみなさんに判断の材料を提供しようというものです。
    結論はお一人お一人が出されればいいのだと思います。
    一番いけないのは情報も少ないのに、政府や報道の言う事を鵜呑みにして
    理解するのではなく、信じることです。
    どうか結論を出す前に、お一人お一人が調べ考えてみてください。」

元安橋に帰ってデモ終了。
途中参加の世田谷から広島に避難してこられた、小っちゃい子どもを連れた若いおかあさんの感想。
「こんなプラカード初めてみた。」
哲野「どういう意味です?」
「普通、プラカードって、原発反対とか、再稼働許さないとか、そういう文句でしょ?
事実関係だけを伝えようとするプラカードって、私は初めて見た。」
哲野「ハハア。なるほど。いや、それは私たちにとっては褒め言葉です。ありがとうございます。」

というわけで、30分くらい、いつものように川岸のベンチでおしゃべりして、解散しました。
以上ご報告いたします。

▼以下、上田さんのスピーチ全文です。

◆上田さん

みなさんこんにちは
毎週金曜日、この本通りを2人デモという形で112回目を重ねております。

私は実は東京に住んでいまして、この広島の地で3歳の時に被曝しました。
家は今の平和公園のなか、元柳町にあったそうです。
3歳ですから被爆の実相はまったくといっていいくらい記憶がありません。
人類で初めて、この広島が原子爆弾によって一瞬のうちに、多くの尊い命が失われました。
その年の暮れまでに20万人(長崎含む)、プラスマイナス1万人と言われております。
二度とこんなことが起きないよう被爆者は一貫して核兵器のない平和な社会の実現を訴え続けてきました。
私たちの願いはなによりも、再び、ヒロシマ・ナガサキを繰り返してはいけない、
このことを訴え続けております。

つい先日も発表されましたけれども、私たちも何回となくノーベル平和賞にノミネートされております。
ノーベル平和賞を取ることが目的ではありませんけれども、私たちのそういった訴え、
核兵器のない平和な社会、このことが広く世論に支持されてノミネートされている
大変私は嬉しい思いでいます。

もちろん被爆者でないことが一番なんですけれども
広島・長崎に当時住んでいた時、約70年前近くになりますけれども
その多くの方々たちが被爆者として現在20万人近く生存しております

このデモは東日本の震災、福島第一原子力発電所が思わない事故が起きて
そして地域に大量の核物質を撒き散らした、
放射線の影響によって被爆者と同じような経過を辿るのではないか
私はそのことを一番心配します

福島の若い人たち、特に未来ある子どもたち、
これからどういう状況になっていくのか
放射線の被害が人々にどういう人体に影響を与えるのか
そのことを私は一番心配します

報道によりますと、福島の人たち、30万人の方たちが
甲状腺の検査を受けられたそうですけれども
100名以上の方が疑い、又は甲状腺がんと検証されたと報道されております
残念なことにそのことについても、県は残念ですが原発とは関係ないと
こういうコメントを出しております

一般的に甲状腺がんというのは100万人に数名、このように言われております
その何倍もの疑わしい、もしくは甲状腺がんがある、その事実があるにも関わらず
放射性物質との、因果関係はない、これが県の態度です

本当にそうなんでしょうか?
私はもっともっと私たちはそういう報道に対して
意見をだしていかなきゃいけない、このように思います
そういったことを二度と繰り返してはいけないと、そういう思いで
1人の被爆者として、たまたま今回広島に帰ってきましたので
参加させていただいております。

是非みなさん、今お配りしておりますチラシをお読みいただきたいと思います
今回のチラシは消費者庁やが発表した、基準値内なら安全だ、風評被害だ、
これに対して詳しい見解を述べています。
放射性物質に対する私の理解は、なかなか事実が報道されていない、
原爆のことに対しても、本当に大したことはない、軽いもんだ、
こういうことで一貫して政府は核物質、原発にたいしては
なかなか正しい報道をしてないというのが私の思いです

残念なことに世界は核抑止論、核兵器があるから平和が保たれているんだ、
こういう立場に立っていることが一番の問題だと思います。

原子力発電所は本当に、いったん事故が起きますと
プルトニウムの半減期は2.4万年ですか、それくらいかかると言われています。
そういったものを私たち人類はコントロールできる力がないと思います。
核廃棄物の最終処分地すら決まっておりません。
安全に保管することは、私はかなり困難だと思います。

北欧のある地域では1000メートル近い地下にその使用済み核燃料を保存して
安全に保管をしておくと。
しかし、10万年単位だと思うんですよね。そういったものを…
はたして、その、10万年後に生きている人類の人たちが
今の私たちの言葉を理解するのでしょうか?

こういう本当にコントロールできないようなものを
私たちはエネルギーとして使用しています。
そういうことではなくて、本当に自然エネルギー、クリーンエネルギーに
私は変えるべきだと思います。
放射性物質による人体に対する影響は、安全基準なんて私はないと思います
基準値内なら安全という言葉に、私は疑いを持っております

放射性物質が人体に与える影響は、ないほうがいいわけです

そのものを、いくら以内だったら安全だというのは全く成り立たない
これが私の考えです。
みなさん、どうでしょうかね?
こういったことを是非、みなさんと一緒に考えていきたい、
事実はなんなのか、そのことを皆さんと一緒に考えていきたい、
特にこの広島は人類で初めて被爆した地です
平和に対する問題はみなさんも一生懸命考えていらっしゃると思います
是非、事実を知って、こういったことが再び起きないように
みなさんと考えを深めて行ければ、みなさんと一緒に歩めれば、こんなに嬉しい事はありません。

私は1人の被爆者として、核兵器のない世界、原発のない世界を訴えております。
ありがとうございました。