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総選挙惨敗は次へのステップ

みなさま

「広島2人デモ」です。

今回総選挙では、反原発・脱原発・卒原発勢力は惨敗でした。
今日から本番が始まります。
この惨敗は、ほんの手始めです。
ながいながい闘いとなると思います。

それと同時に私たちは
今回惨敗の原因分析をしておかねばならないように感じます。

様々な要因、様々な分析が可能でしょう。

確実な事から言えば、
反原発・脱原発・卒原発の主張は結果として一般市民の投票行動を決定するほど
説得力のあるものではなかった、ということは最低限言えると思います。

確かに、反原発は多くの、圧倒的多数の、一般市民の願いだったことは間違いありません。
例えば一時期10万人以上集めたと言われる首都圏デモは
その裏付けということが出来ると思います。

しかしその首都圏の人たちも、反原発に結集するよりも
経済的安定を消極的に選択したと言えると思います。

反原発はその意味ではメイン・イシューではなかった、という事にもなります。
ここから深刻にこれまでの運動のあり方を自己批判せざるを得ません。
その自己批判から出てきた中間的結論は以下のようなものでした。

1.原子力ムラがあるように、市民運動側にもムラが存在し
  そのムラ社会で運動が完結していなかったか?
  このことは私たちが
  「一般市民を第一の説得相手としての取り組み」が弱かったのではないか?
  という疑問を抱かせます。

2.「政治とは生活だ。」と言ったのは、かの田中角栄でした。
  生活の中の重要課題として反原発を取り上げてきたか?
  市民の中から政策を考えてきたか?
  という疑問を抱かせます。

3.今回各党の政策を点検して気が付いたのですが
  反原発、卒原発、脱原発はスローガン、あるいは政策として存在しました。
  が、反被曝はほとんど政策らしきものはありませんでした。
  反被曝とは
   ①これ以上、社会と環境に新たな被曝を付け加えないこと
   ②現在ある被曝を最小化すること
  だと理解しております。
  反被曝から問題を取り上げた時に、それはすぐに様々な具体的な政策に結びつきます。
  また、反被曝の問題を掘り下げれば掘り下げるほど、
  生活にこれほど密接に関連した政治課題もないと思います。
  反原発こそ、田中角栄の言う、「生活」そのものなのだと気づきます。
  従って、反被曝・反原発を情緒的にではなく、理知的に一般市民に働きかけ
  これを説得していく、という取り組みが次のステップアップを準備するものだと思います。

いまから、30年以上も前、
ニューヨークの5番街を様々な工夫や衣装を凝らした反原発パレードが練り歩いていたことをいま思い出します。
明日にもアメリカ中の原発が停まるかのような雰囲気でした。

しかし、それは一定の効果(例えば新規の原発建設を差し止めるなど)をあげましたが
政治的に大きな力とはなりませんでした。
アメリカの反原発運動が、正念場を迎えていくのは、むしろ90年代以降だったように感じます。

派手な人目を引く運動から、原発地元住民を中心とした地道な調査、研究、説得活動に変化していったのだと思います。
確実に地元社会の政治勢力となり、政治的に原発を禁止する州も現れてきました。
また、全米レベルでは

「放射能被曝補償法」(the Radioactive Exposure Compensation Act)
<http://www.radiationexposurecompensationact.com/>

も不充分ながら成立しました。
これらは原発からの放射能がいかに低レベルであっても人間の健康に大きな害を与えることを
ひとつひとつ、事実に基づいて確認し、説得した結果だったろうと思います。
原発推進勢力も反原発の本質は反被曝であることを、充分認識しているのではないかと推測します。

ですから私たちの打つ手を先まわりする形で
「放射能安全神話」(すなわち100ミリシーベルト以下の被曝は安全だ)を様々な形で、
時には小・中・高校生の教育現場にまで持ち込んで悪宣伝これ勤めているのだと思います。

歴史的に見れば、反原発勢力が、今回選挙で惨敗を喫したのは
次のステップのための、一つの重要なプロセスだったのかもしれません。

これを良い私たちの教訓として大きな力にせねばもったいないです。

広島2人デモは、引き続き、大飯原発の息の根を止めるまで
そして、日本中の原発の息の根を止めるまで
そして、反被曝政策が確立するまで
歩きます。

(実際に歩きつづけるかどうかは不安ですが・・哲野も年ですので・・・
 ですが活動としては歩き続けます。)

広島2人デモ

http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

第9回伊方原発再稼働反対デモ 12月15日

ファイル 68-1.jpgファイル 68-2.jpgファイル 68-3.jpgファイル 68-4.jpgファイル 68-5.jpg

◆画像説明
1.第9回伊方デモチラシ表
2.第9回伊方デモチラシ裏
3.プラカード1・2
4.プラカード3
5.プラカード4

伊方原発再稼働反対デモ
12月15日(土)15時~16時
平和公園元安橋東詰出発
主催:伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク・広島

応援アップします。

▼チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121215.pdf

総選挙前日です。
選挙前としては最後のデモです。頑張ります。

====以下報告
みなさま

12月15日、広島で行われた第9回伊方原発再稼働反対デモに
参加しましたので私からも報告を致します。

主催の原田様からは次のように報告が上がっています。
============
昨日(12月15日)の 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース 第9回 伊方原発再稼働反対デモの報告です。

午後3時15分~4時、雨模様の中、今日は、いつもの3人かと思いきや、
3人の女性が参加してくださって、6人でのデモとなりました。
雨がかなり降っていたので、アーケードに入ったところからの出発・ゴールとしました。

私たちの前に、他の市民団体のデモもあったらしく、また、いろいろな政党の総選挙前日の「最後のお願い」が本通りで行われており、なん とも奇妙なエネルギーに満ちた空間が現出していました。

今回のチラシは、「広島2人デモ」のサイトに掲載していただいています。
12月15日の項をご覧ください。
 ↓
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

今回は次のようなことを訴えました。
「広島から一番近い原発は、四国電力の伊方原発です。広島市から100キロです。」
「伊方原発は世界最大級の活断層 中央構造線の上に建てられています。」
「危険な伊方原発は今すぐ廃炉にしなければなりません。」
「しかし、もし原発推進政党が政権を握ったら、必ず伊方原発を再稼働させようとするでしょう。」
「私たちは、私たちの力で、放射能から環境を守り、命を守る政治を実現させなければなりません。」
「明日の総選挙は、私たちの意思を表す絶好の機会です。」
「原発戦犯政党に政権を握らせてはいけません。」

スピーカーがハウリングしないよう、選挙妨害にならないよう、気を使いながらのデモでした。

今回のチラシには、14日の「広島2人デモ」のチラシに掲載されていた「私たちが当面する政治課題・最低限必要な措置」を転載していた だきました。
まさに、今、早急に取り組まなければならない最低限必要な措置です。
チラシ上段左ページ(2つ折りにすると4ページ目に当たります)をぜひご覧ください。

選挙を通じて、そして選挙後も、これらを実現させていくよう私たちは諸政党・政治家に力をかけつづけていかなければいけません。
また、これからは、政策を作っていく力を市民がつけていく必要があると感じます。

==========
以下私からの詳細報告です。

途中で合流した原田さんと哲野と3人で現地に向かいました。

網野「おかしい。前日の予報では雨のち晴れだったのに!」
哲野「網野・・・あれは天気予報じゃない、お天気占いだぞ?」
網野「いや違う。きっと日頃の行いの悪い人が出ているせいだ!」
哲野・原田「なるほど!」

元安橋東詰めでは私が残ることになり、哲野と主催の原田さんはアーケードに行ってもらいました。

警察との打ち合わせでは、15時に他のデモが平和公園あたりで終わるらしく
そのあと、こちらにきてくださる予定になっていました。
が、すでに警察の方が来ていました。
網野「あれ?前のデモはもう終わったんですか?」
警察「ええ、終わりました。あともう一人(担当の警察)来ますから待ちましょう。
    あと、今日雨ですけど、どうします?
    昨日みたいにアーケードから出発されますか?」
網野「はい、そうしたいと思います。
    もう主催の原田さんにはあちらにいっていただいているので、
    もう一人の方がいらっしゃいましたら、あちらに行っていただけますか?
    私は15時まで念のためここで待とうと思います」

ということで15時まで待って、誰も来ないことを確認しアーケードに向かいます。
なにやら自民党の車が止まり、同じアーケードの端に自民党の一団が
せっせとのぼり旗とか出されています。
どうも同じ時間から自民党が本通りで練り歩き選挙活動をするようです。

警察「どうします?先に行きますか?」
原田「いえ、先に行かせましょう。」

ということで15分ほど出発をずらしました。

目の前で岸田候補が準備をしています。
原田さんの知人がちょうど通りかかって「どうして自民党のところにいるの!?」
原田さんは伊方デモがこれからで、
重なってしまったので待っているんだと説明し、
証拠品のプラカードを見せてチラシを渡したそうです。

警察「選挙活動は、申請しなくていいですし、いきなり始まりますから、読めませんよね」
と慰めてくれました。
選挙前日に各党が本通りを練り歩くのは知ってましたが
まさかスタート地点が重なるとは不運です。

自民党の団体が出発してだいぶ離れてからデモを開始しました。

今日のプラカードです。
2人デモの使い回しもあります。

※プラカードは上の画像をご覧ください。

原田「私たちは伊方原発の再稼働の危険性を皆様に知っていただきたく歩いております。
    広島から一番近いのは中国電力の島根原子力発電所ではありません。
    四国の伊方原子力発電所です。
    広島から100キロの位置にあります。・・・」

やはり選挙活動と重なるのか、素知らぬふりをする人が多いようですが
でもプラカードを見る人は結構いました。
やはり地元に関係する話となると関心があります。
振り返りながら見る人、通り過ぎながら見る人、じっと見る人もいました。

街は休日で雨もあって人が多いなんてもんじゃなく
本通り中がごったがえしていました。
その上に選挙活動、イベントの100Wスピーカーの騒音、それに負けじと声を張り上げる呼び込みさん、
いやはや、まぁ・・・・原田さんは奇妙なエネルギーと言っていましたが
「異様なエネルギー」でした。

原田さんによると、若い女性(高校生くらい)が会話しているのが聞こえたそうです。
女性1「あ、あれ、いつものやつだ。
     (もう一人の女性に)広島に一番近い原発はどこでしょう?」
女性2「島根じゃないんでしょ?」
女性1「そう、四国の伊方原発!100キロしか離れてないってやつ」
クイズ番組のノリですね。少しづつですが、認知されてきているようです。

しばらくするとMさんが参加してくれました。
M 「あれ?これだけ?」
原田「いつもこんなもんよ。宣伝広報デモだから。」

本通り電停に近づくと、未来の党が交差点の角で選挙活動をしていました。
スピーチを消して、横断歩道を渡りきったところでKさん親子と合流。合計6人です。

しばらくしてスピーチを再開しようとしましたが
ところが先に前に行かせた自民党が、支援者と握手しながらゆっくり歩いているので
だんだん近づいてきてすぐに声が出せなくなりました。

そこへちょうど維新の列がすれ違います。
自民と維新から「頑張りましょう!」という声が飛び交い
お互いにエールを交換しているところを見ました。

そして通り過ぎる維新の列の横を
プラカードを掲げて過ぎました。

しばらく歩きましたが、自民の隊列がゆっくりで離れそうにありません。
追い抜こうとしたら今度は歩くスピード上がったりして同じなのでいつまでも声が出せません。

このままだといつまでたってもスピーチが出来ない。
原田さんと私と、警察とで目が合いました。
原田「追い抜きます!」

だっと駆け出す原田さんを追いかけるデモ参加者と警察。
しかも自民を追い抜いたあと、声がある程度かぶらない位置までいかないといけません。
デモは基本小走り禁止ですけど、もうこれはやむをえません。充分に配慮したあげくのことです。
こちらだって政治意思を示す権利があります。
このままずっと潰されてはかないません。
政党さんにも妨害にならないためという私たちの意図も伝わり、警備の警察の人も一緒に走りました。

充分離れたところでスピーチ再開。

金座街に入ります。
ところが金座街の先に、こんどは「みんなの党」が選挙活動しています。
妨害にならないところでスピーチをやめ
選挙カーの前を折り返しました。
無言でプラカードだけ高く掲げて歩いていたところ、しばらくして
Kさん「プラカードだけのデモもありですよね。」
哲野「?」
Kさん「いや、結構プラカード見てもらってましてね。
    私もう3人チラシを受け取ってもらえましたよ。」
哲野「なるほど・・・・プラカードで訴えるか・・・なるほど・・・」
と関心していました。

離れたところでまたスピーチ再開

本通りに入ってドトールのあたりで自民党がスピーチをしていたらしく停まってました。

ちょうど終わったところらしく、動き出す自民党の列。
「みなさんのために頑張ります」とスピーカーから聞こえてくるなか
岸田文雄本人と応援隊の列の横を、
しっかりプラカードを高く掲げ無言で歩きました。
自民党の隊列から「なんだ?」という声が聞こえました。
気まずい空気が漂う横を10センチくらいの幅ですれ違いました。

彼らに見えていたのは実はこの2つ。
プラカード1とプラカード3

16日の中国新聞の使われた写真には、通りかかるところが使われたらしく、
名前を消した候補者の列の向こうにプラカードが。ピンがあってないのですが映っていました。

しばらくしてまたスピーチ再開。
「福島事故の戦犯政党に政権を握らせてはいけません!」

と最後までスピーチしました。

雨なのでアーケードの端で終了しました。
警察にお礼を言って解散したあと
しばらく立ち話に。
やはり昨日の2人デモでも感じたことですが
中学生・高校生の「原発・放射能」に対する問題に関心が高いことが確認できました。
彼らは何が本当なのか、新聞で言われていること、世間で言われているようなことを
そのまま受け止めてはいないようです。
自分たちなりに、見定めようとしている感じがします。

「反原発」というよりも、むしろ「反被曝」に高い関心を持っているような気がします。

チラシは雨に濡れたぐちゃぐちゃになった5~6部が残りました。

以上ご報告いたします。

第26回 広島2人デモ 12月14日 報告

ファイル 69-1.jpgファイル 69-2.jpgファイル 69-3.jpgファイル 69-4.jpg

◆画像説明
1.第26回チラシ1P、4P
2.第26回チラシ2P、3P
3.プラカード1・2
4.プラカード3・4

みなさま

毎度毎週お騒がせして申し訳ありません。
少し遅くなりましたが第26回広島2人デモの報告を致します。

参加者は7人
哲野、網野、大歳さん、Kさん、Kさんの娘さん2人、原田さんでした。

いつもスピーカーを貸して応援くださる
久野さん、ピースリンクの皆さん、ありがとうございます。

選挙前の最後の金曜デモとあって
参加してくださったみなさん、気合が入っていました。

予想通りのあいにくの雨になりましたので
本通りのアーケードの端から歩くことにしました。

網野だけ集合場所に行って待っていると
警察の方がいらっしゃいました。
スタート地点を変えたことを伝え
指令書の確認をして移動しました。
哲野と大歳さんが来ていました。

が、まだ5分前だったのです。
ちょうどくらいの時間になって、心配になり
いつも来られる方が集合場所に来ていないかと見に行こうとしたところ
「いいですよ、ここに居てください。私が行きましょう」と警察の方が動いてくれました。
網野「申し訳ないなぁ・・・」
哲野「ほんとだね、警察の仕事じゃないんだけど」
誰もいなかったと報告を受けました。
ほっとしましたが、警察の方の温かい心遣いに
「すいません、本当にありがとうございます」とお礼を言いました。

時間になり音楽が鳴りました。
スタートです。

▼今日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

▼今日のプラカード
上の画像をご覧ください。

大歳さんのスピーチから始まりました。

「お騒がせします。毎週恒例、金曜日の広島2人デモを始めたいと思います・・・」

以下大歳さんのスピーチ全文です。
=====

いよいよ衆議院選挙が間近となりました。明後日の日曜日が投票日となります。

明後日の選挙は、日本の未来にとってきわめて重要な選挙です。この選挙で、原発推進派もしくは容認している議員や党に票を入れないことが脱原発に とっての絶対条件となります。

思い出せば、4年前の衆議院選で民主党が政権を獲ったとき、元々、自民党に票を入れていた多くの有権者の方々が民主党に票を移しました。

これは長引く不況をいつまでたっても克服できずにいる苛立ちから、「キツイお灸をすえる」という意味で民主党に票を移した方が多くいらっしゃった ということです。

しかし、民主党がまったく公約守らないどころか、勝手にころころ公約変えていったことに幻滅して、では元の自民党に戻そうかという発想は少し短絡 的です。

自民党は故・正力松太郎氏や中曽根康弘氏の時代から一貫して『原子力ルネサンス』を支え続けた、いわば核利益共同体の一部であるといっていい党で す。今でも脱原発派の衆議院議員は党内にたったの三人しかいません。

ただ自民党の悪口ばかりではアンフェアなので、良かったところも少し述べたいと思います。自民党はいわゆる保守本流の党として高度成長期からつい 以前までほとんど野党になることがなかった政党であり、元々いろいろな考えをもつ議員が存在する多様性のある政党でもありました。だから過激なま での市場原理主義を推進する勢力や自衛隊を海外に出そうという勢力が出てきても、一定のブレーキがかかる仕組みを持っていたというのが以前までの 自民党のいいところでした。ところが小泉純一郎氏が総理になった少し前ぐらいから変わっていきました。反対意見を持つ勢力に対し〈抵抗勢力〉の レッテルを張り、ことごとく、失脚もしくは自分から出ていかざるを得ないような状況をつくりだすことで、口うるさい古株を追い出し、現在のような ネオコンとネオリベラルばかりに党になってしまいました。

自民党が政権に返り咲くようになれば、原発再稼働だけでなくTPP参加まで押し通そうとするでしょう。後ろに電事連と経団連、アメリカのシンクタ ンクががっちりと支えているからです。原発とTPPは実は無縁な話ではありません。

これらを強力に進めているのは、国際金融資本や多国籍企業という、エネルギー、金融、企業乗っ取り、武器輸出まで何でもありの国際マフィアです。 何やら怪しげな話をしているようですが、例えば日本に最も多くウランを輸出しているのがオーストラリアで、日本国何のウランの33%はオーストラ リア産です。次がカナダで27%です。

オーストラリアのウラン鉱山の所有者はRTZ社という企業です。日本が脱原発したら取引している大手商社はこれらの巨大資本から資金を引き揚げら れ長期契約している場合では最悪訴訟の対象になります。これは日本より早く脱原発を決めたドイツで起こっていることです。ドイツの原子炉メーカー に投資していたスウェーデンのエネルギー関連企業が投資に見合わなかったと訴えを起こしています。TPPに参加すればこうしたリーガルモンスター たちが白昼堂々訴訟起こしていくことでしょう。またISD条項によって日本政府が海外の企業から訴えられることもあります。つまり巨大資本が国家 すらも超える力を持つということです。すなわち、エネルギー政策という国の根本さえも海外の巨大な私企業に支配されうるということです。

だから『原発は反対』で『TPP参加は賛成』とか『原発は推進または容認』で『TPP参加は反対』といっている議員や政党も存在しますが、国際的 な力学ではこれは無理になっていきます。相手は国家を超えているからです。どうかこうしたことも十分にご参考になさって責任ある1票を入れていた だきたいと思います。ついでに申しあげますと私たちは党派的な団体ではありません。あらゆる原発に反対してデモを行っています。
もう一つ申し上げたいと思いますが、7年前の911小泉内閣郵政民営化選挙の時、アメリカのウォール街から日本の電通という大手広告代理店に 5000億円という資金が流れています。その資金がテレビ業界にも流れ、テレビを中心に、その時の選挙の争点が「郵政民営化か否か」だけがクロー ズアップされ、それ以外を伝えようとしませんでした。一種の洗脳的操作です。実はこれに最も加担したのはNHKです。

なぜアメリカのウォール街なのかというとつまり外資が日本の貯金を狙っているということです。今回は特に争点が、原発、TPP、増税なので、郵 政民営化の時よりもはるかに経済規模が大きいのです。ウォール街から多額の資金が流れたり、その他の工作がないと考えるほうが不自然です。テレ ビ、新聞はこうした資金に実に買収されやすいメディアなのです。

大手メディアは最近、触れたくないようですが、忘れてはならないのが福島第一原発1~4号機は、大量の制御困難な核燃料を抱えたまま今に至って います。修復のめどは立ちません。作業環境の劣悪化、何重にもなる下請け構造による低賃金から、作業員の確保ができていないこともわかっていま す。地盤沈下して建屋が傾いている4号機には1500以上の使用済み核燃料棒があります。今そこに大地震が起これば、北半球全土が汚染されます。 当然日本には住めなくなります。

そうしたことは今では誰も触れたくないようです。

しかし危機は依然として存在します。今これに真摯に対応できる政府が求められています。それを作るのは我々の一票です。今お配りしているチラシに は、各政党の脱原発にたいするスタンスをまとめておりますので、是非ご参考にしていただきたいと思います。
私からは以上です。ありがとうございました。
=========

大歳さんのスピーチ中に、哲野が横にきました。
哲野「反応どう思う?」
網野「プラカード見てくれてるよ」
哲野「だろ?俺もそう思う。」

街は雨が降り始めたせいで、仕事帰りの人、買い物の人が
アーケードの中に入ってきて割と人が多かったのです。
警察の方がデモ前に
「雨をよけて入ってくるひとがいるので、たぶん2割増しになっていると思いますよ」
とおっしゃったとおりです。
特に交差点付近は傘をたたんでアーケードに入ろうとする人でごった返していました。

本通り近くまで来たところで、本通り電停交差点で維新が選挙活動をしていました。
妨害になってはいけないので、随分前から音を消しました。

そそくさと横断歩道を渡り、スピーチを再開しはじめたところで、Kさん親子3人が合流。
チラシ撒きをKさんにお願いし、下の娘さんと私でプラカードを持って先頭へ。

大歳さんのスピーチが終わって、哲野にマイクが渡ります。
哲野はチェルノブイリ事故後のウクライナ緊急事態省の報告、
チラシに載せた内容をスピーチして歩きました。

1.ウクライナの緊急事態省の報告によると
  放射能の影響で失った人口は20年足らずの間に
  ほぼ650万人と報告されていること

2.現在でもチェルノブイリ大惨事の影響を受けているとして
  ウクライナ政府労働社会福祉省に登録されている市民は
  225万人以上もいること

3.そのうち12歳以下の子どもの被害者が約50万人登録されていること

4.低レベル放射性物質を含んだ食品を食べる成長期の子ども
  8歳から12歳、成長過程にある少年期と青年前期が
  もっとも危険な年齢層グル―プであること

5.ウクライナ政府の対応は、10年遅れました。
  私たちも打つ手が遅れれば遅れるほど
  放射能による惨事が拡がります。

6.低線量内部被曝に手を打ち、
  被害を最小化すること以上の最優先の政治課題はありません。

  また、これは政治の力でしか解決できません。
  総選挙です。反被曝の施策を実施する政権を作りましょう。

7.ましてや原発推進政権を誕生させてはいけません。

と呼びかけました。

折り返しを過ぎて歩いていると原田さんが合流しました。

反応はあるのですが、「選挙活動」と勘違いされているのか
半分くらいは無視されている感じもします。

ところがいつもの商店街のオーナーさんが待ってくれていました。
哲野がチラシを渡して簡単にポイントを説明します。

本通りの電停では今度は未来の党が選挙活動をしていました。
選挙妨害にならないよう、スピーチをやめ、電停を渡りスピーチ再開

今度は原田さんがマイクを握りました。
哲野と原田さんも同じようにスピーチをしてくれました。

そしてデモの終わりは雨もあるので本通りアーケードの端で終了しました。

最後にみんなで軽く立ち話をしました。

哲野「中学生・高校生が意外と興味を示していたなぁ。
    一人、小学校の4年生?(とKさんに相槌を求める)が
    プラカードをじ~っとみてたので
    近づいて行って黙ってチラシを渡したら、
    受け取ってお母さんと一緒に歩きながら読んでた。」
Kさん「中学生・高校生レベルが関心が高かったのは事実ですね。
    私も高校生のグループがこちらを見て立ち止まっていたので
    まとめてチラシを渡したら、受け取った。
    プラカードも良く見ていた感じがする。」

Kさんの感想、やはり「選挙活動と思われてる感じが伝わる」そうです。

Kさん「選挙活動と思われたら、まず無視されますね。」

選挙活動と思われないようにするにはどうしたらいいのかこれからの課題です。
絶対にはずせない条件は「選挙が済んでも続ける」ことです。
もちろん続けますし、もう今年分は申請も済ませています。
最後の最後、28日まで歩きますし1月4日も歩きます。

大飯原発が稼働を停止すれば、このデモもとりあえず停止なんですが・・・
早く停止してくれないかなぁ・・・

警察に以前申請に行ったときこんな会話がありました。
警察「1月4日はどうされますか?」
網野「もちろん歩きたいと思いますが、
    警察の方でご都合が悪いとか、ありますか?
    ご家族でお正月休みは過ごされたいでしょうし、
    もしご負担をかけそうなら考えます。
    少しずらした方がいいのであれば・・」
警察「いえ、もうこちらは1月4日は仕事始めで仕事してますし、大丈夫ですよ」
12月28日も世の中的には仕事納め、
警察の方にも、あまり負担のない日取りになってよかったです。
警察「元旦デモとか考えられてるのかな~とか・・・そうだとちょっと考えないといけないので・・・」
網野「やめましょうよ~正月は!さすがにそれはないです!」(一同笑い)

ここまで26回歩いてきてわかったことがあります。
こうやって定期的に歩くことが町のひとの変化を知るリサーチになること
街の人の反応は、私たちの提示に対する批判や情報として返ってくること
批判や情報は次への改善に役立つこと

デモを待って、チラシを心待ちにしてくれている人
この報告を毎週見てくださっている人
いけないけど、いつも気持ちは一緒に歩いてくださっている人
そして遠くから応援の声を送ってくれる人

共にがんばりましょう。

明日は総選挙です。
私たちの思う結果にはならないかもしれません。
なが~い長い、闘いになることを覚悟しております。

しかしそれが早ければ早いほどフクシマ放射能危機は小さくできるのですが・・・
各党の選挙公約的文書を調べてみて驚きました。
(チラシの見開き1P目参照)
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

「原発」は濃淡の差こそあれ、イシューになってました。
しかし、「反被曝」はほとんど独立イシューになっていません。
せいぜい、福島の復興の中で小さく取り上げられているだけです。
全く触れてない政党も数多い。
政治家が福島に行ったとしても、何も見ていない。何も聞いていない。何も学んでいない。
その証拠だと思います。
また、チェルノブイリ事故の現状を学んで研究しようとすれば
今はいくらでも材料があるにも関わらず、全く学んだあとがない。
恐らくは、政府、ICRP、IAEA、WHO、日本の権威ある放射線医科学者の言い分を
程度の差こそあれ、受け入れているのだと思わざるを得ません。

各政党の現状認識は極めてお寒いものがあります。
選挙が終わってどの政党が政権を握ろうが、
わたしたち市民が彼らを教育していく、
有効な政策を採らせる、
既存官僚の提出する政策を打ち破っていく、
それだけの力量を私たち市民サイドが持たねばならないと、
痛切にこの選挙を通じて感じました。

では来週も懲りずに歩いて参ります。

広島2人デモ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

第26回 広島2人デモ 12月14日 告知

ファイル 63-1.jpgファイル 63-2.jpg

◆画像説明
画像は、最初に告知したチラシの内容です。
当日朝、原子力規制庁のニュースを見て急遽変更しました。
ただ、それまでの事実関係では何も問題はありませんので
経過情報として再掲いたします。
▼PDF
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214-botu.pdf

第26回広島2人デモ
12月14日 18時~
平和公園元安橋東詰スタート

チラシが出来ました。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

以下告知文

みなさま

毎週お騒がせいたします。
広島2人デモの告知です。
明日12月14日(金)18時~元安橋東詰出発です。

・・・赤穂浪士討ち入りの日ですね!
広島と言えば浅野藩
陣太鼓でも持っていきたいところです。

明日は雨の予報が出ています。
ご参加いただける方は、もし雨の場合は、本通りアーケード東端でお待ちください。
18時すぎて東詰め出発したあと合流ください。

明日のデモのチラシが出来ました。
主な政党の反原発政策をまとめました。

宜しければお目通しください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

では明日も歩いて参ります。

===
12月14日15時
広島2人デモチラシ修正のお知らせ
===

みなさま

失礼いたします。
広島2人デモのチラシを修正についてお知らせします。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121214.pdf

同じファイル名で差し替えています。
URLは一緒です。

本日のチラシ1Pの内容を全面的に差し替えることにしました。

原因は原子力規制委員会が苛酷時避難基準を変更する様子なのです。
これまでは、7日間で100ミリシーベルトの被曝(実効線量)が避難基準でした。

しかし13日原子力規制庁次長レベルが記者会見し、
避難基準を1時間で500μシーベルトとする案を単独発表しました。

従ってこれは原子力規制委員会の正式基準ではまだありません。
しかしこれまでの原子力規制委員会の議事進行について見ますと
まず事務方(原子力規制庁)が案を準備しそれを規制委員が審議するという形態で進められており、
この案が委員会に提出されることはまず確実です。

ただ案を事務方(規制庁)が先に発表するというのは異例で
委員会と事務方の間に何かあったことを窺わせます。

ともかく、避難基準が変更されるので
「避難基準の範囲」を割り出すことを目的としたシミュレーション自体も
全面的にやり変えなくてはなりません。

原子力規制委員会の示す避難範囲に基づいて各自治体は
避難計画を中心とする原子力防災計画を作成しなければなりません。

来年7月にできあがることになっている再稼働新基準の要件の一つが
各自治体の「防災計画」が完備していることですので、
避難シミュレーションは極めて重要な情報となります。
その避難シミュレーションの、肝心の避難基準が変わるわけですから、
何か都合の悪いことが起こったと見なければなりません。

さらに13日の委員会でこれまでのシミュレーションのパラメータの誤りが
議題に上がっており、
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/20121213.html
これが混乱に拍車をかけます。

朝日新聞などは間違いがあって全面的にシミュレーションをやり直す、と書く始末です。
これまでのシミュレーションの訂正と新たなシミュレーションは全く別問題です。

新シミュレーション自体は規制委員会の議題にすらあがっていません。

どちらにせよ規制委員会が避難基準を
「7日間100ミリシーベルト(実効線量)」から
「毎時500μシーベルト(実効線量による線量率)」
に変更することは確実で
この理由も知りたいところですが、
ともかくこれまでのシミュレーションデータは使えなくなりました。

先のシミュレーションでは100km圏内の被曝実効線量を
指数関数で表現してくれていましたが
新しいシミュレーションでは恐らく公表しないのではないか、と恐れています。

もしかすると、100km圏内まで公表したのは
失敗だったと思っているのかも知れません。

以上ご報告します。

伊方再稼働反対デモ 12月9日

ファイル 67-1.jpgファイル 67-2.jpgファイル 67-3.jpgファイル 67-4.jpg

伊方原発再稼働反対デモ
12月9日(日)16:00~17:00
平和公園 元安橋東詰出発
主催:伊方原発の再稼働を止めよう!市民ネットワーク・広島
▽チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121209.pdf

===
みなさま

主催の原田様から報告が上がりました。

◆==
12月9日(日)の午後4時~5時、元安橋東詰めー本通りー金座街往復コースで
第8回目の伊方原発再稼働反対デモを行いました。6名で行いました。

チラシを添付します。

1週間後の16日は総選挙です。
今回は、「原発推進政権が誕生したら、伊方原発が動く!私たちの命が危ない!」を前面に掲げました。

12月7日には、東北地方でM7.3の地震が起こりました。
「地震のたびに、原発はどうなったのかと怯えながら生活するのはもうイヤです」
「広島市から100キロの伊方原発は、世界最大級の活断層の上に建っています」
「こんどの総選挙で原発推進政権が誕生したら、伊方原発は必ず動きます」
「原発推進政権を誕生させてはいけません」こんなことを訴えました。

今回、若い人たちの反応が目立ったようです。
原発は、まだ選挙権を持たない人たち・若い人たちの上に大きな負の遺産としてかぶさっていきます。
選挙権を持つ大人たちが、「福島原発事故の戦犯政党」をまたもや政権の座に就かせるようなことをしてはいけません。

次回、第9回目のデモは、次のような予定です。
日時:12月15日(土) 15:15~16:15
コース:元安橋東詰ー本通りー金座街(折り返し)

他の催しと時間帯が一部重なって(今回もそうでした)申し訳ございませんが、
今こそ街の人たちに広島の間近にある原発の危険性・犯罪性を訴えていきたいと思います。
◆==

参加した私からも報告を上げさせていただきます。

参加者は6人、
原田さん、森本さん、本間さん、哲野、網野、Kさんでした。
本間さんは森本さんがツイッターノーニュークスで知り会った方のようです。

集合場所の元安橋に行くと原田さんが最初にきてました。
しばらくすると、森本さん合流。
森本さんはギリギリ用意してきた「選挙に行こう」と「NO NUKES」の紙を
買ったボードに貼ろうとプラカードの仕上げをし始めました。
そこに警察の方が登場。

原田さんと指令書の確認をして
今日のチラシの説明を哲野がします。

哲野「四国電力の有価証券報告書から火力発電と原子力発電の操業コストを調べて比べてみました。
    そうすると、確かに、燃料費では火力発電が原子力発電の5倍かかってます。
    ここだけを比較すると、確かに原発がコストの安い発電手段と見えるんですが
    原発独特のコストが余計にかかってますよね。
    人件費は除いて計算してみたんですけど
    おおざっぱに言って、火力発電4か所380万キロワットが1068億円
    原発一か所で202万キロワットで880億円
    設備容量1キロワットあたりを計算してみると
    火力発電が38,184円、原発が43,521円となるんですね。」
警察「ふつうそれって、1キロワット/hで比較されませんか?」
哲野「そうなんですよ。それが一般の比較なんですけど
    なんかおかしい。
    というのは、四国電力なんかは、原発の利用率を上げるために
    火力発電を抑えてきましたから、
    当然、火力発電は能力に比べて利用率が低い。
    だから、ワット/時で計算すると、コストが高くなってしまう。
    それで、設備容量に対するコストで比較してみたんですよ。
    そしたら元々、四国電力の火力発電は関西電力同様、高コスト体質なんですけど
    それでも原発より設備能力で比較すると
    火力発電の方が安くなってしまう。
    これ以外にこの表では現れてこない膨大なコストが将来に先送りされている。
    こういうことでしょうね、きっと」   

説明していると16時になりましたので
出発します。
▽チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20121209.pdf
(思いっきり日付けが間違ってました。修正は後日します)

▽プラカード1

▽プラカード2

原田さんのスピーチから始まりました。

「広島から一番近い原発は四国電力の伊方原子力発電所です。直線で100キロです」
「世界最大級活断層、中央構造線の上に立てられています。」
「事故が起こる危険は非常に高いと言わざるを得ません。」
「原発推進勢力が政権をとれば、伊方原発は確実に動きます」

本通りの電停まで出てくると
維新の候補者が街宣していたので
マイクの声が大きく聞こえるようになったところで
妨害にならないよう、中断しました。

「広島の原爆は、上空560mでさく裂し・・・」と
広島の人間に広島原爆を説明しているおかしさを聞きながら
「・・・大阪にかえりんさい」と横断歩道を渡りつつ思わずつぶやいてしまいました。
周りもシラ~~っとしていました。

そして電停を渡り、妨害にならないほど離れてからスピーチを開始しました。

そのあと森本さんにマイクが渡りました。
「311までは原発の事に関心はなかった。311以降、原発をなくしたい、その思いで歩いている」

次に哲野
「12月7日には、東北地方でM7.3の地震が起こりました。」
「地震のたびに、原発はどうなったのかと怯えながら生活するのはもうやめましょう」
「どうして一部の人たちのために、怯えて暮さねばならないのか」
「原発推進政権を誕生させてはいけません」

その次に本間さん
「いらないっしょ。原発。
 自然のきれいなところにビルが建つようなもんでしょ。
 想像してみてください。
 普通に空気吸って、大丈夫だろうかと心配している人がいること。
 子どもが外で自由に走り回れないこと
 広島じゃ想像できないかもしれないけど
 福島は現実に起こっているんです。
 先日、友人が死にました。
 でも福島では放射線量が高くて、
 まだ生きていて助けられた人も
 政府が規制して救助すらできず
 死んでいった人がいる
 いま、歩いている恋人、夫婦、家族、大事な人が
 同じような境遇だったらと想像してください。
 助けるどころか死に目にすら会えないんです。」

プラカードは見てもらえましたしスピーチも聞いていました。
ただしKさんの観察では(当たっていると思いますが)
時節柄「クリスマスのことや年末の雰囲気で頭がいっぱい」という感じでした。

選挙中なのか、やはり「選挙活動かも」「誘導されるかも」と警戒されている空気もあります。

ただこれは哲野もKさんも一致してビラまきをしてたので
感じたことですが、中学生、高校生が素直な反応を返してくれました。
意外でした。

折り返して本通りの電停に帰ったころ
「頑張れよ!」と声をかけた見知らぬ若者に本間さんが「お前が頑張れよ!」と
じゃれ合うほんわか雰囲気もあったり、
チラシを配っている原田さんのところに学生の集団が来て原田さんが説明したりと
なかなか良い雰囲気でした

最後に私も一言、元安橋に帰った時に言わせていただきました。
「人を守れない人間が、国を守れるわけがありません。
 自分の命を一番に大事に考え、権利を、政治を、一票を、行使してください」

余りに寒かったので、立ち話もなく
警察も挨拶してすぐに解散しました。

チラシは間違えて90部も用意してしまいました。
事務所に帰って数えると13部残っていました。
ということは意外とはけたようです。

ほんとにこの日は寒かったです。
スピーチする時はみんな口がこわばってました。

以上ご報告いたします。

追伸
島原市の市長選挙の結果(12月9日投票日)を
Kさんに教えていただきました。
(12月10日新聞休刊)

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島原新聞抜粋
http://www.shimabara.ne.jp/shimabara_newspaper/headline.php#1370

任期満了に伴う島原市長選は9日、投票が行われ、即日開票の結果、青果店を経営する元市議で新人の古川隆三郎氏(56)が1万4739票を獲得 し、再選を目指した現職の横田修一郎氏(66)を2141票の大差で破り初当選を飾った。
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古川氏は無所属
現職横田氏は自民・公明・民主推薦でした。
同じ日の朝日は
「古川隆三郎氏(56)=無新、前市議、初当選。横田修一郎氏(66)=無現、民・公推薦=の再選を阻む。投票率は70.24%。 」
http://www.asahi.com/politics/update/1209/SEB201212090006.html

長崎新聞

長崎新聞はこの結果を伝えずに
●政治面のトップが「自民21%、維新・民主は10% 共同通信の比例投票先調査」
http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20121210/po2012121001001781.shtml
をかかげてあげていました。

●前副知事の猪瀬氏リード 追う宇都宮、松沢両氏
http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20121210/po2012121001001842.shtml

も次に挙げています。
マスコミの世論調査は本当なんでしょうかねぇ?