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第3回 広島2人デモ 報告

ファイル 7-1.jpgファイル 7-2.jpgファイル 7-3.jpg

写真は出発点の元安橋東詰でプラカードを撮った写真。
今回からチラシを作っています。

▽広島2人デモチラシ PDF
http://hiroshima-net.org/cat-crew/ivent/pdf/20120706.pdf
__________
みなさま

広島の網野です。

本日の首相官邸前、映像を7時半から見ました。
参加した皆様、お疲れ様でした。

=========

今日、広島2人デモの報告です。

最初は7名でスタートしました。
府中からきてくれた石岡真由海さんとお友達の方。
あいにくの天気にも関わらず来ていただいた岡本三夫先生ご夫妻
そして久野さん
いつもスピーカーを持ってきてくれてありがとうございます。

雨がひどくなってきたので先に来ていただいた方は
先に本通りに避難してもらい、スタートしました。

スピーチをしながら歩いていると、
明らかに興味を持ってじっとみている人が多かったことが印象的でし た。

また、プラカードを通りすがりに、近づいてまわりこんでみる人が多かった。
私が気が付いただけでも5~6人はいたでしょうか。

本通り、金座街のお店の方も、いくつかのお店の方が出てきてじっとみてくれていました。
「また来た。何を言っているのか見てみよう。」という感じでした。

今回も、うるさいな、とかそういうそぶりはありませんでした。
恐らく、人数は少ないし、シュプレヒコールはないので、
全く威圧感がないらしく
「変な奴らじゃないな」と安心して見ている、と言う感じでした。
スピーチも「みなさん、お騒がせしてすみません。私たちは再稼働反対で歩いています・・・」で始まるのでそれも良かったのだと思います。

石岡さんは「次は伊方が再稼働される。広島とは距離があまりない・・」と大事なポイントを言ってくれました。
石岡さんのお友達は「私は子供を持つ主婦です・・」と子どもを持つ親の立場の反対意見を言ってくれました。

主婦らしき中年の女性が近づいてきてチラシを求められました。
哲野がチラシを渡し、「2人でやっているんです」と言うと
「2人でやってるの?カッコイイ!」と言ってくれたそうです。
それから哲野はその2人にチラシを使ってデータの説明をしていました。(笑)
そしていつの間にか、一緒に歩いてくれておりました。
哲野が「あなた、デモに参加してますよ?」と言うと
「ああ、そうですね。」でしばらく歩いた次第です。

途中から、ツイッターで知ってくれたTさんという方がきてくれました。
スピーチをお願いすると、ためらいながら
「みなさんは、『被曝している』という現実を知って欲しい・・」と
食品被曝などに関連して大事な部分を訴えてくれました。
認めたくない現実に触れてくれました。

興味深そうに立ってみていただいた、壮年のサラリーマンの方に
「よかったらご覧になっていただけませんか?」とチラシを向けると
「ああ、はい」と受け取ってくれました。

本通り・金座街を歩く限り
「電気が足りない」という脅しに対して
みんな相当に疑問を持っているということがわかりました。

プラカードやチラシの中で、一番みんなが注目していたのが
関西電力の原発・火力発電・水力発電の、比較データだったように思います。

この「電気が足りない」という脅しが、結局、大飯原発再稼働、
そして次には伊方原発再稼働を、不承不承納得させている要因であることを考えると
やはり、この点をきめ細かくデータで示し、訴えて行く必要があると思います。
単に、電気は足りている、というスローガンだけでは説得力はないとわかりました。

哲野と網野は2人で申し合わせました。
これからは、「反原発・反被曝」の営業マンになろうと・・・。
営業マンとしては説得データを整備しなければなりません。
(営業マンとしてちょいと頭が高そうな気がしますが)

あと「大飯原発再稼働反対」は、相当手ごたえがあります。
しかし、伊方原発は、まだ多くの広島市民に認識されていないようです。
何か考えなければいけませんね。

来週は、この「さまざまな営業データ」をアピールすることに
営業戦略にして歩いてみようと思います。

また反応をリサーチしてご報告いたします。

ある方からの応援メールに対する返信

多くの方に、応援や励ましのメッセージを頂きました。
その中で、ひとつだけ、ある東京の方からのメールに対する返信を掲載いたします。

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はじめまして網野沙羅です。
U様、メールをありがとうございました。
お返事が遅れて申し訳ありません。
大変励みになりました。

無数の滴がなければ大河は生まれない。
広島はまだですが、いま東京の人たちは、一人一人が滴になっている、と感じました。

広島でも無数の滴を生んでいきたいと思います。

U様は被爆者でいらっしゃって、「被曝者を増やすことが許せない」とおしゃっている。
とてもうれしく感じます。

というのも今年の2月でしたでしょうか、
内部被曝に関する資料のチラシを配っていたら
「あたしは被爆者なの。こういうのはコワイから思い出したくないからいやなの」とチラシすら拒まれました。イベントのチラシではなく、食品内部被曝の資料をまとめたものです。

私は唖然としました。

福島事故を受け、着の身着のまま、友人を頼って小さな子供の手を握り逃げてきた家族が大勢いる。
原爆よりくらべものにならない放射能が出ているのです。
被害を訴えている人が居るのです。
なにより福島のことではない、今広島にいる私達も、日本全国も、世界の人々が有効な手立てをこうじなければ、これから食品のみならず放射能の汚染被害に遭うのです。
私達自身の新たな問題ですし、これからの人の事を考えば
なによりもまず被曝を良く知る被爆者が、先導切っていいはずなくらいの問題なのです。

でもそれにしても、被爆者であることは、何も関係ないのです。

いけしゃあしゃあと、「私は被爆者なの」と自分が被爆者であることを売り物にする。
水戸黄門の印籠のように、「自分は許される」とばかりに振り回す。

私はその感覚が全くわかりませんでした。
広島内部では被爆者運動は一種「被曝者援護」問題で
お金が出ればよかったと言う人がいますが
本当だったのかとすら思いました。
明らかにブランドものの綺麗なおべべを着て、指には大きな宝石をしていらっしゃいました。
老い先短いその人生を楽しむのは自由です。
しかし、「被曝者であることを振り回す」のは間違っていると思いました。

もちろん、こういう人はごく少数だと思いたいです。
そういう人にあたってしまっただけに、
やっぱりそういう人だけじゃないのだと、余計にU様のメールはうれしく思い
ました。

被爆者の人は日々生きるだけでも闘いだということも知っています。

私の祖母も被爆者です。
(といっても広島地元市民で被爆者が身内に居ないというひとはほとんどいないでしょう。)
私が小さい頃から脳内出血で倒れ、
奇跡的に一度は良くなりましたが
それでもただただ家族のために働き、身を粉にし、
体調が悪い事も言わず、愚痴ひとつこぼさず
2度目の脳内出血で倒れ、寝たきりになり
苦しんで生き、死んでいく様を傍で見てきました。

被爆者の方に、老体を鞭うつような事はしてほしくないのですが
出来る範囲で、と、被爆者の方が動いてくださることを
本当に心強く感じます。

話は変わりますが
私も小さい頃から「平和学習」と称して原爆を勉強してきました。
しかし何時まで経っても核実験は続く
それどころか日本は核の傘に入っていく
自衛隊募集のポスターすら恐ろしいと思ってたのに
当たり前になり軍備が進んでいく

着々と戦前へ戻っていくこと
そのことにたいして何も言わない大人や平和を訴える人
原爆反対を訴える人たちに違和感を感じ
形骸感を感じていました。

もっと言えば社会人になって初めて
あれだけ原爆反対の運動に参加したのに
それが全く効果のないものに参加させられて
ガス抜きにされていたことも知りました。
巨大なものに操られていたことを知りました。
利用されていたことも知りました。

そして地元の元ABCCが、今の放射線防護体制の方針を出す
ICRPの基礎になる被爆者のLSSが元になっているとも知りました。
内部被曝に関しては意図的に研究されていないことも知りました。

今の被曝は1回の外部被爆データをもとに作られているのです。
チェルノブイリの研究が活かされていないどころか無視されているのです。

広島と長崎の被爆者が利用されていた、
いまだに利用され続け、原発産業を推し進めるもとになり
フクシマを生んだ、このことを知りました。

私はその時から、心の底から湧きあがる怒りを覚えました。
慰霊碑に被爆者を祭り上げ、利用している広島市、外務省、日本政府も許せません。
(これではA級戦犯を奉る、どこぞの神社と変わりはしません)

私の死んだ祖母の尊厳を取り戻すためにも
死んでいった多くの被爆者のためにも
これからの人たちのためにも

ともすれば目をそむけそうになる今の現実を直視し
ともすれば私は職を奪われるかもしれない

でも、それでも少しずつでも積み上げて変えたいと思いました。
二度と同じ過ちを繰り返したくない。

慰霊碑にも刻まれた言葉です。
地に足をつけ、勉強しながら実践して行こうと思います。

すみません、長くなりました。
メール本当に励みになりました。
ありがとうございました。

第3回 広島2人デモ 告知

みなさま

7月1日の広島怒りの緊急デモ参加者の皆様、お疲れ様でした。

7月1日、大飯原発は再稼働しました。

これだけの国民の声を無視してでも進めるということは
国民の支持など得なくても彼らにとってはかまわない。
別な権力による支持があるとみる方が妥当でしょう。

私たち市民(国民)の手に権力がないということでしょう。

私たちのことは私たちで決める、そんな当たり前が
本当は日本にいままでなかったのだ、
それがあからさまにわかる形で如実に出たのだと思います。

しかも私たちは目を塞がれ、耳を塞がれ、口を閉じられ
操られていたということがはっきりわかりました。
口が自由な人は「おかしい」と叫んでいますが
目と耳から入る情報を権力側から操作されていては、
なかなか真実も浸透しない。
そんな世の中にされていたと知りました。

私たちの手に政治権力を取り戻したいです。
そして止めましょう。やめさせましょう。

広島2人デモをしますので、お知らせしておきます。

【広島2人デモ】
7月6日(金)18:00~19:00
広島平和公園 元安橋東詰集合 出発
コースはいつも通り、本通りと金座街を往復して歩きます。

これからも毎週金曜か土曜の夕方にしていきます。

もしたまたまお出かけになっていて、鉢合わせしたら
少しだけでも一緒に歩いてくださるとうれしいです。

いままでたった2回ですが、私が歩いた時に思ったことは
シュプレヒコールをあげるより
はっきり、「私はこう思っています」と
ゆっくり、語るようにスピーチをして歩く方が
遙かに、みなさんの心に入っていくと知りました。

示威行動ではなく、訴求行動です。

私たちが動かそうとしているのは政府ではなく
本来、主権を持っている一人一人、
人生の先輩方、社会人、知識人、生活に追われる人たちです。
しかもいままで政治や市民運動に無関心になるほど、
あらゆる側面で信用を裏切られて、あるいは圧力を感じ
諦め、口をつぐんできた人たちです。

広島は国の出張機関もある企業城下町、
関連して働く人、下請けで働く人が多い町です。
生半可な主張で動く人たちではありません。
しかも広島市民はデモに慣れています。

こちらも普段からいろんな勉強をして
「何を馬鹿なことを」「わかっとらんな、こいつ」と思われないよう、
しっかりした主張を準備しておかないといけません。
(はるかに向こうのほうが人生経験豊富なのですから)

等身大の、等身大なりにしっかり考えた
無私からくる主張の声は必ず聴いてもらえます。
私の実感です。
「まだこういうことはわかっとらんけど、良く調べとる。真剣だな」と思ってもらえれば、それだけでもまず正解だと思うのです。
(既成権力側ではなく、こちら側に片足をつっこんでもらうのです)

いつか、市民運動に信用を取り戻し
新しい人がきてくれるかもしれない。

新しいつながりをうみ、新しい世界をつくっていく、
知恵を生み出す仲間になるひとが
参加してきてくれるかもしれない。

なにより、一人一人が問題を真剣に考えてくれるかもしれない。

私は少なくともそういう気持ちで歩こうと思います。

第2回 広島2人デモ 報告

ファイル 4-1.jpg

写真は、6月29日にようやく撮った、プラカードです。
本来カメラマンである私が主催しているため、デモ中の写真は一切ありません。
=====

みなさま

首相官邸前のデモは15万人とか・・20万人とか・・・25万人とか飛び交ってますね

今日、【広島2人デモ】をしてまいりました。
報告です。

集合場所の原爆ドーム前でプラカードを生垣に差して佇んでいると
パシャパシャと写真を撮る男性がいたので声をかけました。

「沖縄から来たんです。広島でもやってるんだなって・・・原爆ドームを背景に
プラカードの写真、これアップしようと思います」
今から歩くんですよ、7月1日はもっと大勢でデモをやるんです、とチラシを渡し
ました。
すると「これからですか?同時ですね?首相官邸前デモがありますよね?」
ええ、それも告知しながら歩くんです、マスコミ報道しないから・・と
その場で少しお話をして別れました。

集合場所から出発場所までトボトボと、哲野と2人で移動しました。

警察の方は私服で3人。
申し訳ないなぁと思っていたら、2人参加がありました。合計4人。
平川さん、久野さん。
久野さんはスピーカーを持って歩いてくれました。

今日のデモは前回のデモで一番、街のみなさんが興味を引いた
「電気は足りてる」「福島収束はまだなのに再稼働を許してはいけない」
を繰り返し歩きました。

時々、首相官邸前デモと、関西電力前デモの告知をしながら歩きました。

本通りを歩き始めてすぐ、
「福島の収束がまだなのに、原発の再稼働はいけない、福島の人はまだ苦しんで
いる・・・」と言ったところで
「福島からきとるんですよ」と4~5人のおじさんおばさんたちに声を掛けられ
ました。
「少し一緒に歩きましょう」と言ってくれ、笑顔で一緒に歩きました。
したがって正確な参加者は今回、合計9人。

先週のデモよりも、はるかに私たちのデモに、目が向きました。

うるさいな、なに言ってるの?という目は全くありませんでした。
路頭に立つホストの兄さんとか、そこいら辺のお姉さん含め。中高生含め。
聞いてくれていたことがわかりました。

一緒に歩いた平川さんは
「広島と福島は距離があるとおもっているかもしれませんが
 私はそうは思いません。」
と食品汚染の心配を語ってくれました。

久野さんによると
電気は足りてる、というスピーチの説明を聞いた通りすがりの中年の女性が
「電気が●%だって・・」と電力に話題を変えたそうです。

あと、これは私の感触ですが、うずうずしている感じがしました。

もし「みなさん!一緒に歩いてください!」と言えば
もしかしたら一緒に歩く人が出てきたかもしれません。
もし「みなさん!再稼働賛成ですか?反対ですか?
反対の人、手をあげて!」と言えば
たぶん、手を挙げる人は前よりもっと多かったと思います。
意思表示がしたいけど恥ずかしい、という感じでした。

10人くらいで、毎週一回、繰り返し歩くと
たぶん気軽に一緒に歩こうと思う人がでてきたり
意思表示できるいいデモになると思います。
(見た目、2~3人だと入りにくいんですよね)

警察の人に「また小規模デモ、やりますか?」と聞かれましたので
またやりますと答えてしまいました。
警察も在特会などの妨害、チャチャを入れるひとだけを
心配してずっとついていてくれました。

広島の本通り、金座街は、本来車道なので申請が要ります。
ですが歩行者天国なので、交通警察などに依頼する必要がなく
警備課の人間だけでつくことが出来るそうです。

以上、ご報告いたします。

次は7.1怒りの緊急デモですね。
私も哲野も参加します。

第2回 広島2人デモ 告知

あるグループメールに流した文章です。

===============
皆様

広島の網野です。
また広島2人デモをします。

==========
大飯原発再稼働反対!
【広島2人デモ】
6月29日金曜日
17:50 原爆ドーム前集合
18:00 元安橋東詰スタート
約1時間で本通りと金座街を歩きます。
==========

申請は20人です。
10人でしようとしたら警察の人に

「20人にしておいたほうがいい。多めにしておきなさい。
 (警察は)こないだのように、3人で私服でつくから。
 (警察は)妨害だけを心配してるから。
 せっかく来て参加してくれているのに離れて歩いてもらう人が出てしまう。
 もったいないからね」

と言われました。
しかも申請は10分であっという間に終わりました。

というわけで、もしご都合が良ければご参加ください。
7月1日の前座のつもりで・・・

同時刻、首相官邸前デモがあります。
それも告知しながら歩きたいと思います。

それから今日、デモ申請時に、
こちらが聞いてもいないのに警察の人が

「中国電力の総会で警備に行ったんですが
去年は右翼の街宣車が来て祝い島の人と乱闘になった。
今年も右翼が来たんですが
『みなさん!去年はすみません!頑張ってください!』と
言ってましたよ。」

と教えてくれました。
純粋神道はもう反原発まで行ってますが
純粋右翼はとりあえず「再稼働反対」にまわったようです。

これで右も左も「再稼働反対」になったようですね。
(一部の金で動く、暴力団まがいのエセ右翼を除いて)

以上です。