プロフィール

コンテンツ

記事一覧

第17回伊方原発再稼働を止めよう! 4月13日報告

ファイル 130-1.jpgファイル 130-2.jpgファイル 130-3.jpgファイル 130-4.jpg

▽A4版チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130413_ikata_A4.pdf
▽A3版チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130413_ikata.pdf

みなさま

4月13日土曜日の伊方デモに参加しましたので私からも補足報告いたします。
最初に主催の原田さんの報告です。

みなさま
(Bccで失礼します)

広島の原田です。
4月13日第17回目の広島 元安橋東詰めー本通りー金座街往復コース 伊方原発再稼働反対ウォークの報告です。

4月13日(土)15:00にスタート。今回は5人で歩きました。
前日と違って、春らしい暖かいお天気の中、本通りにもたくさんの人が歩いていました。

今回のチラシのタイトルは、「広島から最も近い愛媛・四国電力の伊方原発3号機再稼働がいよいよ現実へ」。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130413_ikata_A4.pdf

◇次のようなことを訴えました。

さきおととい(4月10日)、原子力規制委員会が、原発の「新規制基準案」を決定しました。
原発再稼働に向けての準備が着々と整っています。
原子力規制委員会の「新規制基準」に基づいて、最初に再稼働される可能性が一番高いのが、
広島市から一番近い原発、愛媛県の佐田岬半島にある四国電力の伊方原発です。
「新規制基準」が求める条件を、最も満たしているからです。

今朝も地震がありました。
淡路島が震源ということで、阪神淡路大震災を思い出します。
1995年の阪神淡路大震災が私たちに教えたことは、「日本列島の上では、いつ、どこで大地震が起こっても不思議はない」ということです。
まして、伊方原発は、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下にもぐりこむ境界面で引き起こされる南海地震の震源域に建てられています。
大活断層「中央構造線」が直近を走っています。
大地震に見舞われる可能性が、特に高いということです。
しかし、原子力規制委員会の「規制基準」に基づけば、伊方原発は「活断層のリスクはない」ということになります。
なぜなら、原子炉などの直下に活断層の露出がないからです。

伊方原発には、広島原爆の約1万倍の放射性物質が溜め込まれています。
しかも、再稼働の可能性が一番高い伊方原発3号機は、プルトニウムを燃料として用いることになっています。
プルトニウムは、核崩壊熱エネルギーがウランの40倍も大きく、溶融点が70度も低い核物質です。
それだけ、苛酷事故を起こす可能性が高くなるということです。
地震などによって原子炉が破壊されたとき、緊急停止に失敗してしまったら、「核暴走」が起きることになります。
だれも原子炉近くに近寄ることはできなくなり、水素爆発や水蒸気爆発の起こる可能性も大きくなります。
溜め込まれた核物質が飛び散るのにまかせる他なくなります。
その最大の被災地は、この広島市になるでしょう。

伊方原発の再稼動は粛々と進められていくでしょう。
それは、私たちの命が危険にさらされるということです。
私たちの命だけでなく、日本列島がもはや人や生き物の住み続けることのできない島になるかもしれないということです。
この、まちがいなく「国難」である危機から、今の政府も、マスコミも、目を逸らせようとしています。

いったい誰のために、国は原発は再稼働しようとしているのか。
決して、私たち一般の人間のためではありません。
「原発がないと電気が足りなくなる」というのは、真っ赤な嘘です。
お配りしているチラシに、四国電力管内の電力供給能力のデータや、
四国電力が行った「需要予測」と「供給予測」のトリックが示してありますので、ぜひご覧ください。
原発が決して「安い電気」ではないということも、データに示してあります。
ぜひご覧ください。

四国電力が再稼働を急ぐのは、ただただ四国電力の経営問題です。
四国電力は、純資産の大きな部分を原発施設が占めています。
もし廃炉が決まれば、これらは「資産」ではなくなってしまいます。
四国電力が倒産したらどうするんだ、という方もあるかもしれません。
しかし、四国電力が倒産しても、その従業員も、四国電力から電力の供給を受けている人も、困ることはありません。
国が、従業員ごと、倒産した四国電力を買い取り、事業を続けていけば、よいだけです。
ただ、困るのは、四国電力に、融資や、株や、高い燃料の売りつけによって利益を吸い上げている金融資本・旧財閥系グループです。
四国電力が倒産すると困るのは、彼らだけです。
彼らの利益を守るために、伊方原発の再稼動は行われようとしています。
これは伊方原発だけのしくみではありません。すべての原発に共通するしくみです。

原発再稼働は、電力会社に融資を行い、株を保有し、高い燃料を売りつけて
利益を吸い上げている巨大企業グループの利益を守るために行われるのだということを、銘記しておきましょう。

◇哲野さんにお話しいただきました。

哲野さんは、伊方原発と広島市との間には遮るものがないこと、海というものが放射性物質の運搬役を果たすことが過去の事故から明らかになっている こと、インターネットのある現在、市民ももはや「情報が隠されていた」「知らなかった」では済まされないこと、なども加えて、伊方原発再稼動が 迫っていることを繰り返し訴えてくださいました。

◇島根から参加してくださった、廃炉マトリョーシカさんは、中国電力島根原発の危険性について話してくださいました。

福島原発事故では、地震発生時、「幸いにも」制御棒が挿入されて緊急停止できたけれど、それができない可能性も十分にあるのだということ、
哲野さんとの掛け合いで、緊急停止に失敗した場合には「核暴走」という状態になることについても、話してくださいました。

◇「2人デモ」でよくお会いする大歳さんは、伊方原発再稼働が迫っていることに加えて、

原発を一貫して推進しつづけ福島原発事故を招いた「A級戦犯」は自民党だということ、
次の参議院選挙では、「A級戦犯」政党の候補者には投票してはいけないということを訴えてくださいました。

◇網野さんは、伊方原発からは、平常運転時でも放射性物質が大量に放出されること、

中でも、現在福島第一原発から出る汚染水で問題になっているトリチウムを、伊方原発は瀬戸内海に大量に放出してきたこと、
電力業界は「トリチウムは無害だ」という宣伝をしているけれどそれは嘘で、
トリチウムは、他の核種とはまったく違ったメカニズムで生物の体に害を与えることを話してくださいました。
トリチウムが崩壊するときに出すベータ線のエネルギーは大きくありませんが、
トリチウムは、水素の同位体であるため、細胞をつくる高分子に水素と間違ってとり込まれ、壊変してヘリウムになってしまうことで、細胞に損傷を与 えます。

現在福島第一原発から大量に出ている、トリチウムを除去できていない汚染水を、海に放出するか否かという問題に関して、
ある新聞は「『安全』でも風評被害」といった見出しで報じていましたが、
トリチウムは決して「安全」ではありません。きわめて危険な放射性物質です。

賛同にしろ、反発にしろ、街の人たちの反応が感じられた今回のウォークでした。
「お疲れ様です」と言ってチラシを受け取ってくださった方があったことには、感激しました。
いつもチラシ、プラカードをつくって、プラカードとスピーカーを掲げてくださる網野さん、哲野さんに、
ほんとうに「お疲れ様です」と感謝しなければなりません。
ウォークに参加してくださる方々にも…。

次回は4月27日(土)、同じコース・時間帯で歩く予定です。

以下網野から補足説明です。

さて、土曜日は快晴な上に暖かな日でした。
平和公園の雁木では「水辺のコンサート」が行われていました。

原田さんと一緒に集合場所に行くともう廃炉マトリョーシカさんと警察の方がきていました。
15分も前にです・・・・早すぎません?
警察の方はいつも10分前くらいにお越しになるのですが・・・・

原田さんと警察の方が指令書の確認をしている間に大歳さんもきました。
今日は原田さん、哲野、網野、シカさん、大歳さんの5人です。

先日針が狂っていた花時計はまだ直っていません。
時間になるまでと思いチラシのこととかで喋っていました。
警察「あ、もう時間になりました・・・」
ということでデモ開始。

原田さんからスピーチがはじまりました。
原田さんのスピーチは報告にある通りです。

次に哲野です。

哲野「みなさん、広島から一番近い原発はどこでしょうか?
   5人いらっしゃったら5人のうち1人は島根原発とお答えになります。
   5人のうち4人はわかりませんと言われます。
   広島から一番近い原発は瀬戸内海を隔ててお隣、愛媛県、四国の佐多岬にある伊方原発です。
   四国電力の伊方原発が実は広島から最も近い原発です。
   直線距離にしてわずか100キロメートル、100キロメートルというと広島から福山の距離ですね。
   福山に原発があると思えば距離感覚は掴めると思います。
   しかし広島と福山の間には山があります。
   それが遮蔽の防護壁になりますが、残念ながら伊方原発の間は海しかありません。
   しかもこれまでに起こった色んな核事故を調べてみると、海が放射性物質を媒介して海岸の沿岸を汚染する、これがわかっています。
   『海岸効果』というそうです。

   今現在原子力規制員会が進めている規制案の中身を照らし合わせてみると、
   なんとこの四国電力伊方発電所が最も再稼働に近い…これほぼ確実ですね、今の状況では。
   再稼働に近い原発です。

   伊方原発は3つの原子炉を持っています。
   お配りしているチラシを見ていただければわかりますが最も新しい原発が3号機です。
   3号機ですが、この3号機が最有力候補。
   これが私たちにとって最悪な事に、プルサーマルという原子炉です。
   プルサーマルというのはどういうことかというと、普通原子炉はウラン燃料を燃やすように設計されていますが
   そのウラン燃料の中にプルトニウム酸化燃料を混ぜて使うという、ちょっと考えてみるとおかしな発想なんですが
   燃料と原子炉設計は見合っていないといけないんですけどもプルサーマル炉というのは見合っていない
   ある意味無理やりプルトニウムを使うと言う無理をします。
   このため苛酷事故の危険は非常に高くなる。
   ウランを使った原発でも事故を起こす可能性は高い、それは福島第一原発事故が見事に証明しています。
   プルトニウムを燃料に使った原子炉はさらに苛酷事故を起こす可能性が高い
   それは元々ウランを使うように設計された原子炉に40倍も核崩壊熱エネルギーの高いプルトニウムを使うわけですから危険が大きい。
   もう一つ大きな理由はプルトニウム燃料は融解点が低い。
   つまりメルトダウンをしやすいということです。
   ウラン燃料に比べると約70度も容融点が低い。
   結局福島原発事故では水による冷却機能が失われた
   核崩壊熱で原子炉の中の温度がどんどん上がっていった
   約1900℃までで溶けるジルコニウム被覆管が溶けた
   2800℃までで溶けるウラン燃料ペレットが溶けた
   そしてメルトダウンをした
   約1600℃までで溶ける鉄鋼のお釜、ここに穴が空いちゃった、メルトスルー
   そして大量の放射能を放出した
   だいたいこういう経過になりますけども、事の発端はメルトダウンです。
   プルトニウムはウラン燃料よりもさらにメルトダウンを起こしやすい
   そういう原子炉を持った伊方3号機が7月以降に再稼働することはほぼ今確実です。

   今日はみなさんに広島から一番近い原発は中国電力の島根発電所ではない
   四国電力の伊方発電所だ、わずか100キロメートルしか離れていない
   まずこのことを皆さんにお伝えしておきたい

   2番目にお伝えしておきたいのは、この伊方発電所がこの7月以降
   再稼働することはほぼ確実、このことをお伝えしておきたい、
   というのは新聞がほとんど書いてくれんからです。
   新聞が書いてくれたら私たちがこんなことをやることはない
   新聞やテレビがこういう大事なことやってくれないから
   しょうがなくこうやって歩いておるわけです。

   3つ目、私たち広島市民にとって最悪なことに
   この再稼働最有力候補の伊方3号機というのは
   プルトニウムを使ったプルサーマル炉であるということです。
   このことをしっかり皆さんにお伝えしておきたい。

   わずか広島から100キロしか離れていない原発
   これが7月以降に最初に再稼働する、私たちにとって最悪の選択です。
   しかも最悪中の最悪は、その中でよりによって危険なプルサーマル炉を持つ3号機、これが再稼働する。
   危険の上に危険が重なってる状態です。
   このことを皆さんにお伝えしておきたい。
   最悪の状況だと私は思います。
   福島事故のような苛酷事故は絶対起こらないという安全神話はもう完全に崩れました。
   今の原子力規制委員会も安全神話は完全に捨てています。
   『原発とは苛酷事故を起こすもの』であることを前提に今の規制基準が作られています。
   規制委員会の発想は原発は事故を起こすんだから事故を起こした時にはその被害を最小にしよう、こういう発想です。
   事故を起こすもんなら作らなきゃいいと思うんですけれども、なぜか規制委員会はそういう発想をします。
   それによって基準ができる、つまり原子力規制委員会も原発事故は起こる、それは苛酷事故になる可能性がある、
   このことを条件にして規制行政を進めているわけです。
   それがよその国のことだったらまだしも、広島からわずか100キロメートルしか離れていない
   四国電力の伊方原発が最初に再稼働するというわけです。
   このことは原発賛成反対は別として事実としてしっかり知っておいていただきたい。

   なにか起こって『政府が悪い』『私たちは知らされてなかった』ということはもうできません。
   私たちが知ろうとすれば、情報はたくさん公開されています。
   今は情報は受け取る私たちに責任があります。
   『政府に騙されていた』『私たちは知らされてなかった』
   こういことは福島原発事故以降、一切通用しなくなりました。
   情報は公開されています。あとはその情報を我々が摂取するかどうか。
   そしてそこからものを考えるかどうか。
   やっかいなことになりました。昔は『騙されていた』で済んだ。
   今は騙されていたではもう済まなくなっています。
   一人一人の市民の責任が問われる時代になったともいえます。」

次に廃炉マトリョーシカさんです。

シカ「広島市民のみなさん、こんにちは!
   今日も島根から来ました。島根です、お隣の県です。
   広島県は四国電力の伊方発電所と、島根県の島根原発とに囲まれています。
   島根県民としてはみなさんにぜひとも訴えたいと思います。
   あ、ありがとうございます、ありがとうございます・・」

ちょうどこの時、年配のご婦人が丁寧に「頑張ってくださいね」と声をかけてきてくれました。
このご婦人はプラカードを持っている私たち先頭の2人にも声をかけていかれました。
哲野はスピーチに気をとられ、全く気が付いていません。

シカ「今私たちの生活は大丈夫なんでしょうか?
   家や車、或いは友達や家族、ご夫婦、そういう人たち
   私たちの周りの全てのものが1枚の氷の上に立っているんじゃないでしょうか?
   今もしその氷が突然割れた時、福島県の、いま放射能の問題に苦しみ
   生活再建の問題に苦しんでいる、福島県の人たちと同じ立場に立たされているんだということを
   みなさんに訴えたいと思います。
   私は島根原発3号機の運転稼働をやめさせる訴訟の会の原告として
   なんとしてもこの流れを押しとどめたいと思います。
   前回もみなさんにみなさんに訴えましたように
   島根原発3号機は制御棒の問題で1年間も認可が下りなかった、そういう原発です。
   島根原発3号機は欠陥を持った原子炉である、ということです。

   広島市民の皆さん、一歩間違えば奈落の底に突き落とされるような
   そういった薄氷の上に私たちは立っているんじゃないでしょうか?
   もし島根原発の制御棒が正常に動かなかったら。
   福島原発以上の非常に危険な状態になります。
   制御棒が正常に動かなかったら一挙に核暴走へと突き進んでしまいます。

   福島原発の教訓てなんでしょうか?
   いままで大丈夫だったから、これからも大丈夫なんでしょうか?
   福島原発では制御棒が完全に作動しました。
   だからといって、島根原発の制御棒が正常に動くという事がありますでしょうか?
   すでに原発の再稼働に向けて上の方では走り出しています。」

ここから機転をきかせて哲野との掛け合いに。

哲野「福島原発の時は制御棒が作動しましたけど、もし島根原発で福島原発の時のような大地震が来たら
   島根原発で制御棒が確実に作動という保証はあるんでしょうか?」
シカ「僕はこれまでの島根原発の色んなアクシデントを見る限り、非常に問題が大きすぎると思います。
   特に1号機はマーク1型と呼ばれる、福島原発と全く同じ形です。
   しかも40年を迎えようとしていて脆性遷移温度も上昇しており、
   玄海原発1号機と同じように中性子によって圧力容器の靭性(金属の粘り)が低下しています。

(脆性遷移温度:金属はある温度以下になると粘りがなくなって、衝撃に弱くなる。この境目の温度のこと。金属に中性子が当たり続けると原子の並び 方が乱れ、より高い温度でも壊れやすくなる。このことが最近問題になっているのは、2013年4月3日の原子力規制委員会で基本原子炉寿命40年 に例外規定があり、その例外規定の規則を決定する際、上記脆性遷移温度の決定方法で議論があった。要するに、中性子が当たりつづけて圧力容器が脆 くなっている、40年を超すと特にその脆さが顕著になる。)

   これらすべてを考えた時に、制御棒が正常に作動するかどうかも含めて、どういう事故が起るかわからない。
   島根原発でどういう事故が起るか全く予想がつかないんです。」

(原子力規制委員会の原子炉寿命20年延長許可の議論でも、『いかなる事故が起るだろうかの予測』を巡って現在も議論が続いている。この規則は今 年7月の原子炉等規制法改正時までに決定するとしている。2013年4月3日原子力規制委員会定例会議事録参照のこと)
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/20130403-kisei.pdf

哲野「制御棒が正常に作動しないということは何を意味するんでしょうか?
   圧力容器内では中性子をあててウラン235を核分裂させますよね?
   核分裂の連鎖反応がはじまるわけですよね?
   その制御棒は中性子の量を調整するんでしたよね?
   核分裂が勝手に進んでいったら何が起こるんでしょうか?」
シカ「核暴走です。核暴走が起こります。
   もはや人間の手によってなす術はありません。

(福島第一原発事故では、原子炉緊急停止装置が働いて、核暴走にはならなかったが、冷却ができなかったため核崩壊熱が上昇し、結局炉心溶融が起 こった。いわゆるメルトダウン、そしてメルトダウンした燃料がメルトスルーを起こした。その際、燃料棒を包んでいるジルコニウム被覆管も当然溶 け、水と反応して大量の水素が発生した。この水素が格納容器の外に漏れ出し水素爆発の原因となった。幸いにして、水蒸気爆発までには至らなかっ た。幸運と言うべきである。)

   もし島根原発で水蒸気爆発や核暴走まで起こったら
   私たちの生活は一瞬にして終わってしまいます。
   私たちの生活を守るために、私たち自身の命を守るために
   ぜひとも広島市民のみなさんにも声を挙げていただきたいと思います。
   島根原発3号機の運転差し止め訴訟の団結式が今月25日にありますが
   広島のみなさんにも是非サポーターになっていただきたいと思います。
   ご傾聴ありがとうございました。」

次に原田さんにマイクが渡りましたがこの時に変な男性が近づいてきて
「あんたらは許可を取ってやっとるんか?」と聞いてきました。
哲野が「警察の許可を取ってやってますよ。警察はえーと・・・あ、あそこです」
そういうと、その男性は去って行かれたようです。
哲野とあとでその話になったんですが、哲野にも意図がわからない、と。
妨害とかではなさそうですし、原発問題には関心なさそうですし・・・
網野「もしかして、あれじゃない?警察の方がチェックされてる人じゃない?」
哲野「うーんそうかもしれんなぁ・・・」
本通りは店が閉まってるとことかに露店を出す人や
大道芸人さんとか、素人で音楽をする人とかいるんですが
「ショバ代」を求め金銭トラブルを起こす人が存在するらしいのでそれじゃないか、と話になりました。
本当のところはわかりません。

次に大歳さんにマイクが渡りました。

大歳「週末にお騒がせして大変申し訳ありません。
    また今朝早朝、大きな地震がありました。
    この辺では震度3、淡路島では震度6弱という阪神淡路大震災のことが頭をよぎる大きな地震でした。
    幸いいままで大きな人的被害がないということで、ひやっとしただけで済みましたが、
    日本は今地震の活動期にあるんだということを再々確認させられる地震となりました。

    もし同じ大きさの地震が福島を襲ったらと考えると恐ろしくなります。
    縁起もないことをいう様ですが、ホラーシナリオを描くということは必要なので申し上げますが
    同じ大きさの地震が今、今朝あったような地震が再び福島を襲ったら
    汚染水をためこんでいる貯水プール、これは今も破損して、汚染水が地下に漏れていますが
    さらにこれに歯止めがかからなくなり、高濃度の汚染がさらに拡がり、収束活動をさらに困難にさせていく、
    こういうことが起こってきます。

    もし伊方原発や島根原発を再稼働させて同様の地震が起こったらどうでしょうか?
    原子力規制委員会は再稼働のハードルと少し上げただけの規制基準を設けましたが
    大地震が起こっても原子炉は大丈夫という保証はどこにもありません。

    実際に大きな地震実験台に原子炉を乗せて実験したわけではありませんから
    所詮、こんなものはシミュレーションにすぎないのです。
    危険なプルトニウムを使った伊方原発を再稼働させてはいけません。

    もし伊方原発で、今福島で起こっているような大量の汚染水が漏れるというようなことが起こったら
    いったい、瀬戸内海はどうなるでしょうか?
    瀬戸内海のように狭い海域、狭いがゆえに大きな潮汐力が働いて凄い速度で潮が流れていく海域においては
    放射能は瀬戸内海の端から端まであっという間に拡散されていくでしょう。

    もしこうなると、広島の名産の牡蠣、牡蠣なんか全滅しますし
    あらゆる水産物が駄目になってしまいます。
    水産物だけではありません。
    私たちに直接放射能の被害が襲い掛かってきます。
    広島から一番近い原子力発電所は愛媛県にある伊方原発です。
    島根にある島根原発ではありません。
    これを再稼働させてはいけません。

    選挙が近づいてまいりました。
    この7月には参議院選挙が行われます。
    過去30年、40年において原発を推進してきた政党はどこでしょうか?
    もちろんそれは自民党です。
    公明党も1999年以来自民党と連立政権を組み、原発を推進してきました。
    では次の参議院、自民党から出る広島の議員さんと言えば溝手顕正さんですね。
    溝手さんには票を入れないようにしましょう。」

ここで哲野に確認が入りました。
大歳「これ、公職選挙法に違反しませんかね?」
哲野・網野「大丈夫。いま選挙期間中じゃないから。どんどん言って。」

大歳「自民党がいままでずっと、原発を推進政策を進めてきました。
    正力松太郎さんや中曽根康弘さんが中心となって
    有力な議員さんたちが、ずっと原発を推進してきました。
    彼らは原発のA級戦犯政党です。自民党は福島原発事故のA級戦犯政党です。
    次の参議院選で広島から出る議員さんは溝手さんです。
    溝手さんには票を入れないようにしましょう。
    私からは以上です。」

次にまた原田さんにマイクが渡りました。
歩いていると杖をついた足のおぼつかないおじいさんが近づいてきたので哲野がチラシを渡すと
おじいさん「原発はいかんよ。島根もいかんよ。原発はやめさせにゃあいかんよ!」と言われ
哲野「そう!そうですよね!その通りです!」
というと満足そうにチラシを持って離れて行かれました。

元安橋に帰って来たのですが、網野に最後にマイクが渡りました。

網野「伊方原発というのは広島からたった100kmのところにあります。
    みなさんわかると思うんですが、台風とか来たら南から来ますよね?
    放射能は通常運転でも、ここ、出してます。
    希ガス(クリプトン85やキセノン133)も相当出しているんですが少量ですがヨウ素131も出しています。
    それより大量に出しているのは今福島原発でも問題になっているトリチウム(三重水素)です。
    トリチウムがなぜ危険かはチラシにも書いてありますが、大量に体内に取り込むと細胞の高分子結合を破壊します。
    これによって細胞が損傷します。
    これは実際にカナダで原発周辺で起こった健康損傷問題の原因になっています。
    日本の電力業界はこのトリチウムを全く無害だと言っています。
    (正確には、現在出ている量のトリチウムでは健康に全く影響はない、という言い方をしています)

    私たちが知らなければいけないのは、私たち自身が置かれている今の状態だと思います。
    私たちが知らなければ私たちは一人の市民として間違った判断をしてしまうと思います。

    今福島原発は危機的状況にあります。
    まず第1事故で破壊された施設は正常な復帰をしていません。
    すべて応急処置、仮設です。
    生命線の交流電源まで仮設です。
    さらに事故の鎮圧に伴って大量の高レベル中レベル低レベルの放射能が出ています。
    汚染水もその一つですけど、敷地内は汚染物だらけの状態になっています。
    核のゴミ捨て場と言ってもいいでしょう。
    ほとんどむき出しの状態です。
    今の法律ではこれは許されませんよね。
    原子炉等規制法違反です。
    でもそこはちゃんと手が打たれていて2012年11月7日付けで特定原子力施設に指定されて通常の法令の例外扱いとなっています。
    言ってしまえば治外法権状態です。
    だからこんなむき出しの核のゴミ捨て場になっても許される状態です。
    でも、法律が許しても現実は許しませんよね。
    法律が例外扱いしても、現実は例外扱いしませんから。
    福島原発が前にも増して危険な状態にあるということはみなさん、頭に入れておいてください。
    原子力規制委員会のホームページや東電のホームページをよく読みこめば、このことはお分かりいただけます。」

ということでデモ終了しました。

今日の感想として
シカさんからは
「最初からサラリーマン風の方が話しかけて来て、チラシを受け取りに来てくれた。
 同じような年配の女性の方もいた。
 (地震の影響かも?明確にこれまでと反応の違う人が出てきている。)
 学生の中に受け取る子が増えている。」との感想でした。

大歳さんは初めて土曜の伊方デモ参加でしたが
「今回初めて伊方デモ参加させていただきましたが、二人デモよりもチラシがずいぶん渡しやすく感じました。参加者のなかで最もチラシを配るのが苦手な私ですが・・・」
とツイッターで感想を寄せてくれました。

警察にお礼を言ってお別れし、1時間20分もの立ち話に。
長くなるので割愛しますが、大事な話が結構でました。
1点だけ。
「白い猫だろうが黒い猫だろうが、ネズミをとってくれりゃいい」
つまり、推進の動きから出ようが、反原発の動きから出ようが、
きちんと放射線や放射能の基礎理解をし、勉強し、検査器を扱うことができ
我々を放射能から守る力になってくれるのであれば、
どちらの金でその人材が生まれようが良い、という意味です。

私たちはICRPの批判をしますが、ICRPの学者の中にもしっかりした研究者はいます。
反対に反原発を言いながらしっかり研究・勉強していない学者もいます。
安易にレッテルを張ってこの人はICRPだからいう事は全部否定する、と言う姿勢を持ってはいけないと思います。
私たちは人ではなく、研究の中身と成果を見極める目を持つことも必要になってくるのかな、と思いました。
大変ですけどね・・・

あとシカさんの依頼でこの一言を載せてくれということなので・・・
「みんな楽しくHappy♡がいい♪」

以上ご報告いたします。

第44回広島2人デモ 4月12日報告

ファイル 129-1.jpgファイル 129-2.jpgファイル 129-3.jpgファイル 129-4.jpgファイル 129-5.jpg

みなさま

毎度お騒がせいたしております。
第44回広島2人デモの報告をいたします。

本日の参加は6人
哲野・網野・じゃけえさん・ツナさん・Kさん・Kさんの娘さん
大歳さん仕事で難しそうだと事前に連絡がありました。

集合場所に行くと18時前だというのに陽が高いことに気が付きました。
先週つぼみだったサツキも咲いていました。
晴れているのですが、風が相当冷たく寒いです。
(薄着の哲野はぶるぶる震えていました)
哲野「春じゃないの?!」
網野「だから風冷たいから温かくしたほうがいいよと言ったじゃないか!歳なんだから!」

「あれ?時間がおかしい?」
花時計の針が狂っています。
いつもこの時計で時間が来るまでのタイミングを計るのですが・・・

警察の方が登場。
指令書の確認をし、チラシを渡します。
あれ?マスクをされている・・?
網野「どうされたんですか?風邪ですか?」
警察「季節外れの冷え込みでやられました。4月も半ばになってまさか雪がふるとは・・」
網野「ええっ!雪降ったんですか?!」
警察「県北は雪が積もったんですよ、一面銀世界です。3~4cmくらいですかね・・・」
網野「道理で寒いと思った・・・昨日空が冬空で雪雲がかかってたのは見ましたが」
警察「高速も一部雪で通行止めになってましてね。
    3月末でタイヤ交換したばっかりの人、多かったと思いますよ。
    ホント、まいりますよ。
    まさかねえ・・・4月にもなって雪が降るとは思わんですよ・・」
哲野「温暖化はどこにいったんだ、温暖化は!」

今日は2人かなぁと思っていると
じゃけえさん、そしてツナさんが来ました。

皆「あれ~時計が止まってる!」
時々平和公園の警備をされているガードマンさんが通るので
会ったら伝えようと思っていましたが会えませんでした。
ま、誰かから通報入っていると思います。

チラシを渡してチラシの内容や雑談をしていると
音楽が鳴りました。

出発です。

▽本日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130412_A4.pdf

今日はいつもトップバッターをつとめる大歳さんがいません。
ですが彼のスピーチはいただきましたので
みんなのスピーチもですが末尾にまとめておりますのでご覧ください。

歩き始めてしばらく、ツナさんと哲野がチラシの内容についてスピーチせず議論。
じゃけえ「スピーチはじまりませんね?」
  網野「スピーチせずに歩いてみたらどこまで関心を持ってもらえるかやってみたいと
      哲野が言ってましたからしばらくスピーチしないみたい」

しばらくして哲野からスピーチがはじまりました。

哲野は関電の経営データを紹介しながら、
なぜ電力業界や経済界が原発再稼働や推進にこだわるのか分析説明をしました。

   「・・・それも原発が廃炉になってしまえば焼け石に水です。
    原発を廃炉にしないこと、これが関電、関電に約4兆円から4兆5千億円の金を貸しこんでいる
    銀行、生命保険会社、大手投融資機関、例えば日本政策銀行、
    それから関電の株を買っている株主、これも多くは銀行、金融機関ですが
    借金も貸付金もゼロ、株式投資もゼロ、一大パニックが起こります。
    このため、関電にどうしても原発を再稼働させなければならない、
    これが本当の理由です。
    電力不足の嘘はもう今年は使えません。
    経産省もついに諦めて今年は電力不足はないということを正式に認めました・・・」

しょっぱなから、スーツを着たサラリーマンが2人ほど、チラシを取りにきました。
一人は60歳代の白髪交じりの背の高い紳士です。
躊躇なく足をこちらに向け、チラシを受け取るとすぐに片手に持って読みながら歩いて行かれました。
耳の痛い話なのでサラリーマンに無視されるかと思っていましたが
そのサラリーマン層が早々とチラシを取りに来たのには驚きました。

本通り電停の横断歩道を渡ったところでKさん親子が合流。

街の反応ですが、じゃけえさんのツイートから引用しますと
「プラカードを見る人は、もうあからさまに凝視する人も目立ってきたような
 積極的に貰いに来てくださる方も毎回数名はいらっしゃって、
 チラシを受け取って「ありがとうございます!」といい反応してくれる人もいたり
 全く興味がない人と興味を持ってくださる方の温度差がどんどん広がっているような
 当たり前っちゃあ当たり前なんですが・・・。
 気にしていた人がより積極的になって来たという事でしょうか。」

次にマイクがじゃけえさんに渡ります。
じゃけえさんはチラシの要約に触れながら
  「選挙で誰を選ぶかよく考える事ももちろん大事ですが、選挙後も目を向け続ける事がより大事です。
   選挙活動中に言っていた事と違う事をしたら、すかさず指摘しなくてはなりません。
   当選すれば何をやっても言い訳がありません。
   その人を選んだ市民が悪いのではありません。
   嘘をつき、言い逃ればかりを考える政治家が悪いのです。
   私たちの代わりに考えるのは政治家ではありません。
   市民である私たち自身が考え、訴えて政策に影響を与えていきましょう。」

と訴え、国にお願いがあります・・・・と次の様な内容を伝えました。

  「・福島第一原発の収束に全力を挙げてください。
   ・汚染地域に住む人々をすぐに避難させてください。
   ・日本にあるすべての原発を廃炉にしてください。
   ・事故作業員の待遇・健康管理の改善をしてください。
   ・放射能汚染食品の規制を厳しく、少なくとも事故前に基準を戻してください。
   ・汚染地域の産業経営者への保障をしてください。
   ・日本全国に伝わるよう被曝の恐ろしさを広めてください。
   ・国民を守ってください。お願いします。
   これが叶うまでは日本に住む価値を見いだせません。
   豊かな生活は望みません。安全な生活を望みます。
   経済よりも先に原発問題を考えるべきです。」

至極真っ当な、豊かさは求めない、当たり前の安全な生活を望むスピーチでした。
こういう事を言わないといけない世界にいるのかと改めて感じさせられました。

じゃけえさんは後程ツイートに
「もっと聞いてる人に有益な情報を・・・!と思うのですが難しいですね。
 どんな語り口で、どんな角度からこの問題の投げかけをすれば耳に入れてもらえるのか?
 街頭で不特定多数に向けてスピーチしているのですから
 色んなスピーチがあっていいと思います。
 どんな人にどんなスピーチが響くのかはわからないのですから。
 より多くの人に届く事も大事ですが、一人でも伝わる事が大事と考えています。
 誰かの耳に届くスピーチを繰り返していこうと思います。」
と書いていました。

次にツナさんです。
ツナさんはチェルノブイリのあるウクライナ、プリピャチ市の健康追跡調査の問題に触れました。
350人を対象に行われたらしいのですが健康損傷をしていない子どもはゼロ。
そして内部被曝によって現在でも通院しており
心臓病、血管に関する病気や呼吸系疾患が多いこと、甲状腺も多いことに触れました。
また、ウクライナでは75歳から55歳に平均年齢が下がっていることにも触れました。
そして・・・
  「みなさんあまり御存じないかもしれませんが、そういう事も含めて調べてください。
  調べないとみなさん、死んでしまいます。殺されてしまいます。
  原子力発電所に殺されてしまいます。
  実際に原子力発電所にゆっくりゆっくり殺された国があるんです。
  1986年4月26日に原子力発電所が爆発して、ゆっくりゆっくりたくさんの人が殺されていった国があるんです。
  そして2年前に私たちもその当事者になったんです。
  当事者になったことにまず気づいてください。
  まず当事者になったことに気が付いて、そこから何をすればいいのか調べてください。
  正解はありません。
  どうか自分のこととして考えてください。お願いします。」
とスピーチしました。

その後ツナさんはツイートに
 「ウクライナを引き合いに出して危険性を訴えるのは、ある意味でエートスを肯定するようでしたくなかった。
 けれどもみんなに知って欲しかったし、自分のことに置き換えて考えて欲しかった。私たち当事者ですから」
とつぶやかれていました。

そう当事者になったんだ、と改めて認識させられました。
日本は原発事故当事国、私たちは当事者なんです。
福島はよその県・・・と思っていること自体おかしいことなんです。
放射能にとって国境も県境もありません。

歩いていたアジア人風の若いお母さん2人連れに哲野がチラシを渡しに行きました。
乳母車を押していた一人のお母さんがチラシを受け取り
「福島事故は続いているんですか?」と哲野に尋ねました。
哲野「外国からいらして、申し訳ないんですが、続いているどころか、まだ危機的状況にあります。
    このチラシにおおざっぱですが、書いておきました。」
女性「ほらね、今ちょうど彼女とその話をしていたんですよ。」
哲野「どちらからいらっしゃいました?」
女性「フィリピンです」
哲野はもう少し話をしたかったようですが、デモ隊に遅れちゃまずいと思ってそこでお別れしたそうです。

次にKさんです。
Kさんは
  「広島市が子どもたちに学校で食べさせている給食が、放射能で汚染されていないかを
   どのように検査しているかご存知ですか?
   給食を作る前に食材を調べるのではなく、食べ終わった一週間分をまとめて検査しているんです。
   汚染された食材が入っていたとわかった時は、子ども達が食べた後なんです。
   しかも去年検査をして放射能が検出されたなかったということで今年はもう検査をやめるそうです。」
広島の問題に触れました。そして
  「そしてこの間の停電事故以来、地震がなくても原発の心配をすることが続いていると思いませんか?
   それをこれから先もずっと死ぬまで、そして自分が死んだ後も
   子ども、孫、これから生まれてくる子どもたちにも続けさせるんですか?」
と語りかけました。

Kさんのスピーチ中にチラシまきをしている哲野の近くに寄って来た年配の女性がいて、
哲野がチラシを渡すと受け取ってすぐチラシを眺めはじめられました。
哲野「難しいですか?あの、よく言われて気にはしてるんですけども・・・」
女性「いいえ、どれも常識レベルでわかる事だと私は思います。
    大丈夫ですよ。思考停止状態の人は何を言っても難しい、わからない、と言うんですから。
    気にされないほうがいいですよ。
    私はこういうチラシのほうがありがたいですね。」
哲野「ありがとうございます。」

次に網野です。
網野は北朝鮮の問題で騒いでいるけど、政治的駆け引きつまり話合いでどうとでもなる問題より
話合いでどうにもならない福島第一原発事故の問題が深刻で、解決に国を挙げて取り組むべきだと訴えました。

 「バブル経済に酔いしれている場合ではないと思うんです。
  第2事故が起きたら、アベノミクスの何もかもあったもんじゃありません。
  まず基本的な危険を取り除いてから、物事を進めてほしいと思います。
  国は完全に対応を誤っていると思います。
  今国をあげてやらないといけないことは、福島第一原発事故の収束、
  それから放射能の食品による内部被曝を起こさないよう、充分なシステム、体制作りを整えることです。
  病気や死亡の多い国が経済発展できると思いません。
  経済の発展の基盤は、『人々が健康なこと』だからです。」
そして
 「日本そして世界の放射線防護体制はICRP、国際放射線防護委員会の
  リスクモデルや放射線防護勧告に基づいて作られています。
  これは広島長崎の被爆者の寿命調査が元で作られております。
  この寿命調査は外部被曝1回きり、中性子線とガンマ線
  しかも調査開始時期は1950年1月からです。
  1950年1月に生存している方を対象に行われています。
  つまり、私たちは内部被曝でしっかり調査されたもので守られているわけではありません。」
と、知らせました。

そして全員が自身のスピーチの末尾で
「自分で調べましょう」と訴えました。

最近の特徴ですが、チラシを取りに来る人が増えました。
はっきり記憶はないですが、2~3か月前ならチラシを取りに来る人があると
話題になったものですが、最近はみんな当たり前になってきたみたいで
毎回1人に対して2~3人は取りに来るようです。
哲野に聞いてみると、「うん、今日も僕のところには2人取りにきた」と言っていました。

Kさんによると、中学生の5~6人の集団がいたので
チラシを渡すと、次々に受け取って、1人を除いて全員チラシを持っていったそうです。
そして1人の子が「僕だけ取ってない!」と言いながら離れていったそうです。
Kさんは「子どもたちはやっぱり関心がある、情報に触れたいみたいだ」と感触を持っているようです。

なにか、はっきりしない変化を感じています。
これは、全員が共通して感じていることです。
なにかうまく言葉で表現ができません。

元安橋に帰ってきてデモ終了。

警察にお礼を言ってお別れし
寒いのにまた立ち話を2~30分してしまいました。
最初は全員でデモの感想や気が付いた街の雰囲気や変化を話しました。
やはりここでも何か変化を感じるというのは共通認識でした

色々話をしましたが長くなるのでこの辺で。

この晩、初めてですがデモでチラシを手渡した方から、メールを頂きました。
一言「敬意を表します」と書かれてありました。
この一言で、みんな元気になりました。

以上ご報告をいたします。

◆大歳「つい以前、福島第一原発ではネズミの侵入による停電波及事故が起こったばかりですが、
     今度は1~3号地下貯水槽で溜め込まれた汚染水が
     相次いでダダ漏れになるという事故が起きています。
     これらの貯水槽は地下にあるため、汚染水は当然地下に浸透しており、
     海洋まで流出しているでしょう。
     東電発表によれば漏えいした汚染水は120t、
     全放射線量は1億8000万ベクレルとのことですが、
     東電の体質を考えれば、おそらくこれはかなり少なく見積もられた数字であると思われます。
     さらに昨日の報道によれば、
     「水漏れしていた3号貯水池から汚染水を6号池に移送していたところ、
      配管接続部から高濃度汚染水が漏れているのが見つかった。」ということでした。
     もうここまで行くと本当の修羅場、本当の地獄になってきたとはっきりと言えると思います。
     今最も「原発も放射能ももうたくさんだ」と感じているのは現場で作業されている方々でしょう。
     東電単独ではこの無間(むげん)地獄を収束させることはもはや不可能です。
     国が出ていかなければならないし、
     原子力規制委員会も再稼働のための新規制基準など定めている場合ではありません。
 
     現在、福島県沿岸部における漁業の操業は規制されており、
     出荷目的のものは行われていません。
     http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/pdf/130401kaimen-zu2.pdf
     福島と両隣の茨木県と宮城県ではいくつかの品種の
     出荷規制を定めていますが操業自体は行われています。
     三陸沖で捕れた水産物は静岡その他の県で水揚げされ、
     その産地名で出荷されています。
     放射線物質は海流によって拡散されていくので、
     当然福島沿岸部だけ規制をかけても意味がないわけではありませんが、
     効力が限定的なものになります。

     今、現在福島沿岸部周辺で、出荷自粛されている魚にイカナゴがあります。
     イカナゴは瀬戸内でもちょうど今ぐらいの季節に
     大量に湧く小魚なのでご存知の方も多いと思います。
     このイカナゴの幼魚はコウナゴと呼ばれていて
     昼間は浅い砂地の中にいて夜になると砂地から出て行動します。
     つまり放射線物質は比重の重い微粒子なので
     砂地に沈殿しやすくコウナゴは、当然汚染されやすい魚であると言えます。
     コウナゴ、イカナゴはその他の大型魚に捕食されやすい、
     そして大型魚が好物の小魚です。
     私が知っている限りでもイカナゴを好んで食べる魚は
     アジ、メバル、スルメイカ、スズキ、マダイ、ハマチなどです。
     このうちスズキ以外の魚は三陸沖での漁業の規制対象にはなっていません。
     また放射線物質は食物連鎖の上部に行くほど濃縮されていきます。

     幸運にも私たちの住むこの広島には三陸の魚が流通することはそれほどありませんが、
     テレビ、ラジオ、雑誌そしてYAHOOトップページの広告でも
     三陸の海の幸を食べて復興を応援しようというキャンペーンが
     相変わらず大々的に行われています。
     私も原発事故さえ起きていなければ、
     どんどん食べて応援すべきであると考えていたでしょう。
     しかし思い出していただきたいのですが、
     阪神・淡路大震災や中越沖地震の時、
     これほど大々的に「食べて応援キャンペーン」が行われていたでしょうか?
     私の記憶の限りでは行われてはいませんでした。
     では、なぜこれほど放射能がダダ漏れになっている今でも
     相変わらずの「食べて応援キャンペーン」が続いているのでしょう?

     これはつまり、国と電力会社の加害性をごまかし、
     放射能の影響は大したことはないという比類なき悪質なデマを流布させ、
     定着させるためのキャンペーンであるというのが実際のところです。
     「福島の復興を応援したい」という気持ちは、尊敬すべきものですが、
     その前に責任問題を明らかにし、ここまで泥沼化している放射能汚染をしっかり見据え、
     今本当にすべきなのは何かを考えることが第一です。」

◆哲野「毎度毎週お騒がせします。
     関西電力大飯原発の再稼働に反対して歩いております広島2人デモです。
     現在ただいま4人で歩いております。
     原子力規制委員会が4月10日、再稼働のための規制基準を案として決めました。
     この規制基準を見てみると面白いことに再稼働に一番近い原発と
     再稼働に一番遠い原発と、廃炉に近い原発と
     はっきり色分けができることです。

     廃炉決定の原発を見てみると
     あらためてなぜ電力業界や経済界がなぜ原発を推進したいか
     その理由がわかるような感じがいたします。

     電力が不足する、或いは火力燃料費高騰で電力会社が赤字、というのは
     実はインチキくさいということも、今回よくわかります。
     関西電力の直近の経営指標を分析してチラシにしておりますので
     詳しくはチラシでご覧いただきたいんですが
     関西電力は現在、11基の原子炉を持っています。
     3つの原発で11基の原子炉をもっていますが
     11基のうち、9基までが30年以上
     正確には7機が30年以上、うち3基は40年を超えた原子炉です。
     1970年代の初めに運転を開始した原子炉です。
     原子力規制委員会の規制基準を見ると
     恐らく現在日本で運転をしている原発のうち
     30年以上のものは安全コスト、追加コストを突っ込まないと基準に合致しない、
     つまり30年以上経った原発は経済合理性がない
     こういう結論になってきそうです。
     もし、11基のうち、例えば9基までが廃炉となったら関電に何がおこるでしょうか?
     関電に限りませんけれども日本の電力会社と言うのは非常に面白い経営体質をもっています。
     関電に例を取ってみると総資産が約7.5兆円です。
     そのうち純資産が去年の12月末現在で1兆3千億円です。
     7.5兆円の総資産に対して、純資産が1兆3千億円ということは残りは負債ですね。
     負債で会社を賄っているのが現状です。

     再稼働に一番近い原発は、なんと広島から一番近い
     島根原発よりさらに近い、たった100キロのところにある
     愛媛県、四国電力の伊方原発3号機。
     これが一番再稼働に近い原発です。
     次に近いのが九州電力が鹿児島県に持っている川内原発。
     かわうちと書いて川内(せんだい)と読みます。
     川内市に持っている原発、原子炉が2基あります。

     電力業界や経済界が電力不足の嘘をでっち上げ
     つくられた赤字で燃料費高騰をなぜここまでしつこく言うのか、
      大手マスコミを使ったキャンペーンをなぜ張るのか
     その理由も見えてきました。
     もし関電の11基の原子炉が廃炉と決まると
     当然原発関連で計上されている資産はゼロ査定になります。
     関電の有価証券報告書を読んでみると
     原発関連の直接資産は1兆1000億円あります。
     純資産が1兆3000億円の会社で、うち1兆1000億円がゼロになってしまえば
     残りは2000億円しかありません。
     総資産7.5兆円の会社で純資産が2000億円・・・。
     昨年末、中間決算ですが9か月間の決算は約2000億円の赤字でした。
     2000億円の赤字を抱えた会社の純資産が2000億円しかない、
     ということは1年以内に債務超過に陥る、このことを意味します。
     今の日本の上場会社の規則では、債務超過に陥った会社は上場を取り消されますので
     債務超過=倒産です。
     このため関電はこの3月から企業向けの電気料金値上げ
     この5月からは家庭向け電力料金約9%値上げを実施します。

     このため恐らく3000億円から4000億円の増収が見込めますが
     それも原発が廃炉になってしまえば焼け石に水です。
     原発を廃炉にしないこと、これが関電、関電に約4兆円から4兆5千億円の金を貸しこんでいる
     銀行、生命保険会社、大手投融資機関、国策金融機関、例えば日本政策銀行、
     それから関電の株を買っている株主、これも多くは銀行、金融機関ですが
     借金も貸付金もゼロ、株式投資もゼロ、一大パニックが起こります。
     このため、関電にどうしても原発を再稼働させなければならない、
     これが本当の理由です。

     電力不足の嘘はもう今年は使えません。
     経産省もついに諦めて今年は電力不足はないということを正式に認めました。
     火力燃料費はどうでしょうか?
     関電に例を取ってみると1kWhあたり16円もするような高価な石油燃料を使って
     採算がとれるはずがありません。
     今、世界で商業用発電で石油や重油を使っている国は日本だけと言っていいでしょう。
     1バレル100ドル以上もするような高い石油を使って採算が取れるわけがありません。
     しかし関電は総電力生産設備のうち、20%までが石油と重油です。
     天然ガスは安くなっている、非常に安くはなっているんですが
     関電の天然ガスは石油の価格と連動するそういう一種のアジア・ハブと呼ばれる
     一種のカルテル組織から買っています。
     なんのことはない、関電の天然ガスは石油と同じ値段です。
     採算が取れるわけがありません。
     1kWhあたりの発電コストが4円から5円、平均すると3.5円くらいなんですけども
     石炭発電を関電がどれくらい持っているかと言うと
     総電力生産設備のうちわずか5%くらいしかありません。
     なんのことはない、関電はわざわざコストの高い火力発電設備を使い
     しかも特定の業者から・・・これは三菱商事が大きいんですが
     三菱商事との癒着でただでさえ高い燃料をさらに高く買っている。
     これで赤字にならないはずがありません。
     つまり関電の火力発電は作られた赤字ということができます。
     そして作られた赤字のツケを払っているのは
     電力料金値上げを押し付けられる消費者、つまり我々です。
     中国電力の場合はまた別な話になりますが
     これは日本の電力業界の実態です。
     なぜそんなことをするのか、それは原発の発電コストを安く見せかけたいからです。
     なにがなんでも原発を再稼働させたい、原発を動かしたい、
     これは電力不足のせいでもなければ燃料費高騰のせいでもない
     これをしなければ債務超過に陥って会社が倒産する。
     関電が倒産するのはかまいませんが
     関電の株を買っていたり関電にお金を貸している経済界は、これは大変なことになります。
     ですから関電を応援して原発再稼働を推進しているわけです。
     詳しくはチラシをご覧になってください。」

◆じゃけえ「毎度お騒がせしております。
       毎週金曜日恒例の広島2人デモです。
       私たちは団体ではありません。
       一般の市民が原発に抵抗して集まり、こうして歩いております。
       みなさんにお伝えしたいことをスピーチしながら歩いております。
       少しでも耳を傾けていただけると幸いです。

       今、福島第一原発は大変危険な状態にあります。
       収束どころかただひたすら応急処置をしている状態です。
       収束の目処も立っていないと言えます。
       そんな状況ですから、いつまた事故が起こるかわかりません。
       致命的な事故が起き、福島第一原発が更に倒壊したら
       放出される放射能が高すぎて人が近づけず手に負えなくなります。
       そうなると東京を含む東日本には人が住めなくなります。

       原発は安全でもなければ、コストのかからない発電方法でもありません。
       原発は動かしても動かさなくても維持するだけで3000億円もかかります。
       この金額には宣伝費、自治体への支援・補助金、研究開発費は含まれていません。
       つまり実質は更にコストがかかっているということです。
       これからは更に安全面にコストがかかってきます。
       原発は発電量に全く見合わない膨大なコストがかかります。
       原発は廃炉にも莫大なコストがかかります。
       廃炉とは使わなくなった原発を処分するということです。
       廃炉を先送りすることは次世代に負債を負わせることです。
       存在するだけで危険です。維持するだけでお金がかかります。
       処分するのにも莫大なお金がかかります。
       放射能は何万年も放射線を発し続けます。
       発電量に全く見合わないコストがかかります。
       「原発は要らない。」
       これが共通認識になる日がくるまで訴え続けます。

       福島第一原発事故を受けて、安全に原発を稼働させる為の
       「規制基準」はこのまま順調に完成し、
       施行されると7月には今、止まっている原発は再稼働されると思われます。
       安全の為の「規制基準」が施行されたのに原発が再稼働されるなんておかしいですね?
       それは安全とは名ばかりで原発再稼働の為の基準だからです。
       このままだと、7月以降、広島から一番近い伊方原発は再稼働してしまいます。
       事故を起こさなくても放射能を振り撒かれます。
       事故が起こったら広島に住めなくなります。

       たちまち一般市民である私たちが出来ることは、
       まず、被曝を回避して生き延びることです。
       核産業界に属している企業の製品を買わないこと、不買運動で意思表示することです。
       政治家を監視し続けることです。
       選挙で誰を選ぶかよく考える事ももちろん大事ですが、選挙後も目を向け続ける事がより大事です。
       選挙活動中に言っていた事と違う事をしたら、すかさず指摘しなくてはなりません。
       当選すれば何をやっても言い訳がありません。
       その人を選んだ市民が悪いのではありません。
       嘘をつき、言い逃ればかりを考える政治家が悪いのです。
       私たちの代わりに考えるのは政治家ではありません。
       市民である私たち自身が考え、訴えて政策に影響を与えていきましょう。
       私たちの代弁者はいません。
       私たちの意思は私たち自身で意思表示しなくては
       だれも代わりに訴えてくれる人はいません。

       このデモでお伝えしている事は大げさなことではありません。
       詳しく、正確にチラシに説明してありますので是非、ご一読ください。
       また、このチラシはインターネットでもご覧頂けます。
       「広島2人デモ」で検索してみてください。

       私から国へお願いがあります。
       福島第一原発の収束に全力を挙げてください。
       汚染地域に住む人々をすぐに避難させてください。
       日本にあるすべての原発を廃炉にしてください。
       事故作業員の待遇・健康管理の改善をしてください。
       放射能汚染食品の規制を厳しく、少なくとも事故前に基準を戻してください。
       汚染地域の産業経営者への保障をしてください。
       日本全国に伝わるよう被曝の恐ろしさを広めてください。
       国民を守ってください。お願いします。
       これが叶うまでは日本に住む価値を見いだせません。
       豊かな生活は望みません。安全な生活を望みます。
       経済よりも先に原発問題を考えるべきです。
       私からは以上です。ありがとうございました。

◆ツナ「みなさん今晩は。
    こちらは毎週金曜日にお騒がせしております広島2人デモと言うデモです。
    でも今6人で歩いてます。
    6人の・・・なんか良い言葉がないですね。
    みんなに知って欲しいことがあるので調べてきました。
    よければみなさん、自分の将来について考えてみてください。

    チェルノブイリ事故があった国、ウクライナといいます。
    ウクライナはちょっと遠い国なんですけど
    覚えていらっしゃる方もいると思います。
    あの事故があったのは1986年4月26日です。
    しばらく経って2009年、ウクライナ政府が放射能被害者が230万人いると発表しました。
    230万人です。これ覚えておいてください。
    230万人というと広島市の人口の2倍ですかね。
    ちなみに日本ペンクラブが取材をちょこっとしているらしいんですが
    見事に家庭崩壊しているらしいです。
    http://www.japanpen.or.jp/020-_4/post_327.html
    お子さんは生まれたときから頭に瘤があったりとか
    生まれてしばらくして発達障害であることがわかった子どもだとか
    そういう現実に耐えきれなくなってアル中になってしまったお父さんだとか
    発達障害の子どもを育てながら自分自身も身体のあちこちが癌におかされている母親だとか
    そういう国があります。
    この地球上にあります。
    そこは27年前、原子力発電所が爆発した国です。
    20数年後、私たちの国もそうなります。
    私はそう思っています。
    チェルノブイリから4km離れたところにプリピャチという町があります。
    4kmですから実際にチェルノブイリ原子力発電所が見えます。
    4kmというとここから旧西飛行場くらいでしょうか?
    人口は5万人程度、平均年齢は27歳くらいの町です。
    若い夫婦が多かったんですね。平均年齢27歳ですから。
    事故当時は妊娠していた女性もかなりいたそうです。
    もちろん彼女たちは全員被曝しました。
    放射能にさらされました。
    すぐに全員退避したそうなんですが、そのお母さんの中にいた胎児、
    胎児も体内で被曝をして・・・やっぱり間に合わなかったそうですね
    事故後に生まれた子どもの追跡調査、プリピャチ市から350人の子どもをピックアップした調査では
    健康に異常がない子どもは0%です。いません。
    全員健康に異常がありました。
    これ嘘だと思ったんで私も調べてみましたがどこからも0というデータしかどこからも出てきませんでした。

    ▽ウクライナ政府(緊急事態省)報告書 抜粋日本語訳など参照のこと
    http://archives.shiminkagaku.org/archives /csijnewsletter_010_ukuraine_01.pdf

    この調査、7歳児を対象に行われています。
    生まれてからしばらくして異常がでる子どももいるため、7歳になるのを待って調査が行われています。
    ちなみに70km西に離れたナロジチという町があります。
    福島原発事故の時アメリカが80キロ以上に退避指示を出していますね。
    同じくこのナロジチという町でも350人の調査が行われて健康異常が97.5%
    ほぼ100%近い数字ですね。

    要するに原子力発電所爆発してしまったら、もう逃げようがないです。
    ここ広島から一番近い原発は伊方原発ですが100kmです。
    100kmなら大丈夫じゃないか、100%じゃないじゃないかと思うかもしれませんが
    みなさん、確率に惑わされないでください。
    今このアーケードをたくさんの人が歩いています。
    もし仮に80%の人が放射能によってがんで死ぬとしたら・・・あなたかもしれません。
    その時はあなたにとって80%という数字はなんの意味もありません。
    あなたが死ぬのであればあなたにとってそれは100%です。
    自分自身のこととしてもうちょっと考えてください。

    ちょっと話を戻しましょう。
    ナロジチに退去命令が下っても、退去できない子どもたちが大勢いました。
    その中で1971人のうちに、1300人、70%の人が2010年現在、今も通院しています。
    覚えておいてください、通院している病気なにかというと、
    心臓病、血管の病気、呼吸器障害、で、何年も経ったあとで甲状腺です。

    放射線は、みなさん髪の毛が抜けて白血病になって死ぬというイメージがあるかもしれませんが
    白血病だけではありません。
    心臓病が一番多いです。
    心臓が放射能にやられます。
    心臓で一番みなさんが思うのは心筋梗塞ではないでしょうか?
    心筋梗塞は突然ですからね。ポックリですよ。
    チェルノブイリ事故がおこってウクライナ人の平均寿命は
    過去20年間で75歳から55歳、20歳下がりました。
    ところであなたのお子さん、何歳でしょうか?
    あなたはいまいくつでしょうか?
    あなたにのこされた時間はどれくらいでしょうか?
    日本の平均年齢が80歳としましょうか、20年後で60歳です。
    60歳まであなたはあと何年生きられますか?
    あなたの寿命は福島原発事故であなたの人生は20年削られました。
    そう思ってください。
    そしてあなたのお子さんの時間も20年削られています。
    これから先20年以上、どんどん削られていくんでしょうね・・・・

    こういう現象を私たち広島の町にあてはめてみます。
    私たち広島の抱えているリスクは
    まず一つ目、伊方原発があります。
    二つ目、食品による内部被曝の可能性があります。

    最近ニュースで流れたんですが、福島の子どもたちの内部被曝を調べたら
    内部被曝をしてなかった、よかったねえ!というニュース、聞いた方もいらっしゃるかと思います。
    あれ、全くのデタラメです。
    私もあのニュースがほんとだったらどれだけよかったかと思いました。

     早野龍五(東京大学教授)
     http://nucl.phys.s.u-tokyo.ac.jp/hayano/jp/
     英語原文
     https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjab/89/4/89_PJA8904B-01 /_article
     日本語抄訳
     https://docs.google.com/file/d/0Byf-QYeE0N7pTWFyRnVhMnhZNmM /edit?pli=1

    ところがあの検査で使われたホールボディカウンターという機械があるんです。
    検出限界値というのがあります。
    わかりやすく言うと、夜空の星を視力1.0の人が見るのか、0.1の人が見るのか、
    見えた星の数が何個かを計るんですが、当然視力0.1の人の方が見える星の数が少ないですよね?
    今回調査で使われたのが、その『視力0.1』なんですよ。
    検出限界値、一人の身体に対して300ベクレルという数字です。
    ホールボディカウンターは誤差が出ます。
    大体10倍くらいの誤差が出ると言われています。
    身体が20kgの子どもが検出限界値300ベクレルで検査してでなくても
    299ベクレルあるんですよ。可能性としてあるんです。
    キログラムあたり誤差を最大で見積もるとキログラムあたり149ベクレルの
    内部被曝をしている可能性があります。
    これは基準値を圧倒的に超えてますよね。
    食べ物の基準値も超えてますよね。
    みなさんあまり御存じないかもしれませんが、そういう事も含めて調べてください。
    調べないとみなさん、死んでしまいます。殺されてしまいます。
    原子力発電所に殺されてしまいます。
    実際に原子力発電所にゆっくりゆっくり殺された国があるんです。
    1986年4月26日に原子力発電所が爆発して、ゆっくりゆっくりたくさんの人が殺されていった国があるんです。
    そして2年前に私たちもその当事者になったんです。
    当事者になったことにまず気づいてください。
    まず当事者になったことに気が付いて、そこから何をすればいいのか調べてください。
    正解はありません。
    どうか自分のこととして考えてください。お願いします。」

◆Kさん「いつもお騒がせしております。広島2人デモです。
     原発の再稼働に反対して歩いています。
    みなさんに知って欲しいことがあります。
    福島で今起きていることです。
    福島県郡山市の小中学生が
    「年間1mSv以下の安全な場所で教育を受けられるように」と裁判を起こしました。
    TV・新聞などの大手メディアはこの裁判を報道しません。
    政府・東電・東電の株主である企業がスポンサーだからです。
    スポンサーに都合の悪いことは報道しないんです。
    震災以前、子どもの甲状腺異常は1%未満でした。
    しかし、2012年4月に発表された甲状腺検査の結果、
    福島の13市町村3万8千人の子どもの35%、
    そして福島市の4万2千人の43%に嚢胞が見つかっています。
    甲状腺ガンが見つかった子もいます。
    白血病で亡くなった子どももいるそうです。
    通常であれば、子どもの甲状腺がんは100万人に一人なのにもかかわらずです。

    子どもたちは首から放射線量を計るものを首から下げさせられています。
    これは記録をとるためのものであって、子どもたちに危険を知らせるものではありません。
    汚染されているとわかっている福島産のコメを給食で食べさせられています。

    手抜き除染がニュースになっていましたが、国や県が中間貯蔵施設を決めないまま、
    ただ除染を進めた結果、汚染土壌はあちこちに野積みされたままです。
    汚染土壌をかき集めてホットスポットを作っているようなものです。
   (※政府は除染と言っていますが、これは正しくは「移染」といいます。)
    家を除染しても庭に汚染物質を袋に詰め、置かれていたらなんの意味もないと思いませんか?
 
    友人は宮城に住んでいます。
    津波で家を失いました。
    その友人の住んでいる仮設住宅の近くの一般廃棄物焼却施設で、
    家庭ゴミに放射能で汚染された牧草を混ぜて燃やされたそうです。
    牧草についた放射能は燃やされることで灰にも濃縮され、気化して空気中にも放出されます。
    東北・関東の人々は、福島原発から今も放出され続けている放射能、
    汚染された食品、水、汚染物質を燃やした煙、それらで毎日被曝し続けています。

    ここは福島から遠く離れているから大丈夫、そう思っていませんか?
    広島市が子どもたちに学校で食べさせている給食が、放射能で汚染されていないかを
    どのように検査しているかご存知ですか?
    給食を作る前に食材を調べるのではなく、食べ終わった一週間分をまとめて検査しているんです。
    汚染された食材が入っていたとわかった時は、子ども達が食べた後なんです。
    しかも去年検査をして放射能が検出されたなかったということで今年はもう検査をやめるそうです。

    福島県鮫川村で稼働を停止していた堆肥センターを再稼働させるそうです。
    汚染された原料で作った堆肥に、放射性物質は凝縮され濃度が高まります。
    そしてその堆肥を使った畑は汚染され、汚染された農作物が育ちます。
    汚染された畑で作られた作物、その作物を食べて育った家畜の肉。
    放射能で汚染された堆肥を使えば西日本で作られた野菜であっても汚染されています。
    家畜も同じです。
    自分たちが食べている野菜・肉・魚が放射能に汚染されていないとは言い切れないんです。
    TVや新聞は本当に大切な事を言いません。
    それでも隠しきれずに少しずつ、いろいろな情報を出してきています。
    スポーツ選手のけがが多いと思いませんか?
    芸能人の病気や訃報が多いと思いませんか?
    TV局の女子アナが何人も続けて、外国に留学しました。
    彼女たちは報道されないたくさんの情報を知っているはずです。

    震災から2年以上経ち、以前にはありえなかった若い人達の突然死や
    いろんな病気が増えて話題になっているとは思いませんか?
    ニュースではやわらかい表現をしていますが、
    実際たくさんの人々が病気になっていることを想像できませんか?

    色も匂いもなく、味もしない。息苦しさもない。
    それでも確実に身体はむしばまれていくんです。
    症状が現れた時では、間に合わないんです。
    食事の度に放射能の心配をする。
    地震の度に原発の心配をする。
    そしてこの間の停電事故以来、地震がなくても原発の心配をすることが続いていると思いませんか?
    それをこれから先もずっと死ぬまで、そして自分が死んだ後も
    子ども、孫、これから生まれてくる子どもたちにも続けさせるんですか?
    どうか本当に原発が必要か考えてみてください。
    自分で情報を探して、そして考えてみてください。
    よろしくお願いします。」

◆網野「毎週金曜日お騒がせしております。
     原発、被曝に反対の意思を上げるために始めたんですけども
     同じく意思表示をしたいと言う人と歩いていまして、今は6人です。
     普通の市民です。団体ではありません。
     北朝鮮の問題が騒がれていますけれども、
     もっと大きな危険が実質的な危険が私たちの目の前にあると思います。
     それは福島原発です。
     政治的な駆け引き等々は話合いでどうとでもなりますが
     原発の事故だけはどうすることもできません。
     ましてや今はなんかとか冷却が続いていますが第2の事故にならないという保証はどこにもありませんし
     これまで何回か続いた停電事故、それから汚染水の問題
     ようやくマスコミが少し報道しはじめましたので、福島の状況がわかるようになったと思います。
     これは原子力規制委員会と東電のホームページを見ればわかることなんですが
     新聞やテレビが伝えませんのであまりお目に触れることがなく
     『もう大丈夫なんだろう』というイメージばかりが先行していたと思います。
     現実にはまだ応急措置の段階で、応急措置に応急措置を重ねて
     今福島第一原発の敷地内は放射性高レベルから低レベルまでの汚染物だらけになってます。
     この手当を急がないと、汚染水の保管場所がないという状況になっています。
     仕方がありません。
     というのは東電一社に任せたままで、国が最優先でやらないといけないんですけど
     国が最優先で収束に当たらず東電にまるなげ、国としてはほったらかしです。
     それで問題が大きくなっています。
     第2事故が起きたら、みなさんご想像つきますでしょう。
     第2事故というのは再びメルトダウンが起こる、核暴走が起こる状態を言うんですけれども
     冷却が出来なくなってそのような事態に陥れば、もう、今度は人が入れなくなります。
     人が入れなくなるということは核暴走に任せっぱなしになるということです。
     東京を含めた東日本に当然のことながら人は住めません。
     人が住めなくなるだけならいいんですけど、女川原発が近くにあります。
     福島第二原発も近くにあります。
     ここの原発どうなると思います?
     この危険を脱却したという言えるレベルではないんです。
     ここをしっかりしておかないと、私たちは次の展望が見えません。
     バブル経済に酔いしれている場合ではないと思うんです。
     (今のところ、プチバブルですけど。すぐ弾けそうです)
     第2事故が起きたら、アベノミクスの何もかもあったもんじゃありません。
     まず基本的な危険を取り除いてから、物事を進めてほしいと思います。
     国は完全に対応を誤っていると思います。
     今国を挙げてやらないといけないことは、福島第一原発事故の収束、
     それから放射能の食品による内部被曝を起こさないよう、充分なシステム、体制作りを整えることです。
     病気や死亡の多い国が経済発展できると思いません。
     経済の発展の基盤は、『人々が健康なこと』だからです。
     家族に病人を抱えた人はわかると思いますが、介護しながら、仕事する、出来るわけがありません。
     奥さんに介護を任せますか?奥さんが倒れたらどうします?
     実際私の家はそうなりました。
     そういう家庭が多くなるような時代がこれから来るかもしれません。
     来ると思ってますけれども、これを少しでも食い止めるために
     放射能の食品による内部被曝、これは極力防いでいかないといけません。

     最後に言っておきたいのは私たちが今置かれている放射線防護体制
     日本そして世界の放射線防護体制はICRP、国際放射線防護委員会の
     リスクモデルと放射線防護勧告に基づいて作られています。
     これは広島長崎の被爆者の寿命調査が元で作られております。
     この寿命調査は外部被曝1回きり、中性子線とガンマ線
     しかも調査開始時期は1950年1月からです。
     1950年1月に生存している方を対象に行われています。
     つまり、私たちは内部被曝でしっかり調査されたもので守られているわけではありません。
     100mSvの年間高線量やベクレルを内部被曝にまで用いて大丈夫とか
     5年以降に放射線による影響が出るとかいう学者さんがいらっしゃいますが
     全く根拠はありませんので、覚えておいてください。
     元になってる研究が5年以降から始まっているというだけです。
     そこを誤魔化されないようにしましょう。
     このことは調査して2人デモのサイトにも載せていますけども
     放射線影響研究所のサイトにも被爆者寿命調査(LSS)の論文が掲載されていますのでご覧ください。
     ICRPに関しては検索すれば出てきます。
     みなさん、自分の頭で調べましょう。
     自分の頭で調べないと私たち命が守れなくなってきています。」

第44回広島2人デモ 4月12日告知

みなさま

毎度毎週すみません。
第44回広島2人デモ 4月12日のお知らせです。
いつも通り18時~広島平和公園元安橋東詰を出発し
本通り・金座街を往復して歩きます。

チラシが出来ましたので宜しければご覧ください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130412_A4.pdf

では歩いて参ります。

広島2人デモ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

第43回広島2人デモ 4月5日報告

ファイル 127-1.jpgファイル 127-2.jpgファイル 127-3.jpgファイル 127-4.jpgファイル 127-5.jpg

みなさま

第43回広島2人デモのチラシに重要な誤りがあります。
今その誤りの訂正作業中で、しばらく時間をくださいませ。

誤りのポイントは文科省の「実効線量換算係数」の取り扱い方にあります。
この換算係数は本来体内蓄積した放射性物質(放射性濃度、ベクレル表示)を直接実効線量に換算する係数ではありません。
今回の例でいえば、セシウム137 1ベクレルを経口摂取した場合
実効線量として人間の身体にどれほどの影響を与えるかを表現する換算係数です。
(預託実効線量の概念、あるいは予測実効線量の概念と考えても差し支えありません)
セシウム137 1ベクレルを経口摂取した場合に0.013μSvの影響を与える、
と理解するのが正しい理解です。
ですから、蓄積したセシウム137にこの係数をかけ、実効線量として表現をするのは誤りでした。

文科省の換算係数はほぼICRPの換算係数の丸写しであり
ICRPがこうした換算係数を使って放射線物質の内部被曝を
極端に過小評価してみせている、という事実には変わりがありませんが
私の理解が浅かったため、今回の誤りが起きました。

なお、この誤りを指摘していただいたのはこの2人デモの報告をいつも読んでいただいている、ある専門家の方です。
この専門家の方には心よりお礼を申し上げたいと思います。

私たちの本意は、私たち自身を含む一般市民に、放射性物質の危険、内部被曝の危険を
正しく伝えていくというところにあります。
しかしICRPの考え方とはいえ、誤ったこと、不正確なこと、ましてやデマ・アジテーションを
伝えることは目的から逸れており、全く本意ではありません。
もし私たちがそうするとすれば、私たち自身を、「放射能安全神話」のデマを振りまくICRPと同じレベルに貶めることになります。

誤りがないように気を付けて勉強しているつもりですが、今回のような誤りが起こる可能性は今後もあり得ます。
従って、誤りがあれば、その都度訂正、謝罪するつもりです。
これからも私たちの誤りについてはどしどし批判・指摘していただくことは大変ありがたく、大いに期待しております。
重ねて御礼申し上げます。

またなお、このチラシの結論は
「内部被曝は状況、被曝核種によっては極低線量(1mSv以下)の被曝でも命に危険がある」というものですが
ICRPの内部被曝を極端に過小評価する「実効線量概念とその体系」を使っても
この結論を変更する必要は全く無いことを再度申し上げておきます。

(広島2人デモ チラシ作成文責者 哲野イサク)

いつもお騒がせいたします。
第43回広島2人デモの報告をいたします。

今日のデモ参加者は6人
哲野、網野、大歳さん、じゃけえさん、原田さん、Kさんの娘さんでした。

デモの終了時にKさんが仕事場からやっと間に合って、参加者は、合計7人です。

今日の天気、午前中は快晴だったのですが
昼から雲が張り出して、明日は雨と風の強い春の嵐だそうです。
花見も最後です。

集合場所に行く途中で、大歳さんとばったり合流。
スピーチとかチラシの内容で哲野と話が盛り上がります。

しばらくして警備の警察の方が登場。
指令書の確認をし、チラシをお渡しします。
警察「なんとか持ってよかったですね、明日ならアウトですよ。もうだいぶ雲がこっちきてるみたいですよ」
網野「ええっ?もうだいぶこっち来てるんですか?(雨雲が)」
警察「今日は別なデモ(さよなら原発さん)がありますから、ぶつかったときはいつも通りで」
網野「はい、こちらが人数少ないので、ぶつかったときは待とうと思います。」

色々雑談していると、6時の音楽が鳴りました。
3人で出発です。

▽今日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130405_A4.pdf

今日の町の様子は先週と違い、花見モードはほぼ終わっていました。
いつもの町という感じです。

大歳さんのスピーチからスタートです。

(大歳さんのスピーチおよび各人のスピーチ全文はスピーチ順に末尾にまとめてあります。)

スピーチがはじまったとたんに原田さんが登場。
車を置いて駐車場から息せき切って現れました。

大歳さんのスピーチは大分県の担当部署に大分県パンフレットの内容の件について
問い合わせたいきさつを説明する内容でした。
それでわかったことは、大分県の担当者もパンフレットの内容について確信をもっているわけではないことでした。
質問を重ねていくと、
「実際に100mSv被曝された妊婦さんがいたらあなたはその方に中絶しろとでも説得なさるのですか?
 いたずらに危機をあおるような発言は遠慮していただきたい」
と問題の論点を逸らす話にしたそうです。
(大分県の方が抗議の電話をしたところ、
 全く同じセリフを言われたそうです。
 これはどうも、抗議電話に対する、対応マニュアルの一つのようです)

しばらくして、じゃけえさんが合流。ここで計5人。

スピーチ中、プラカードを見る人が結構いました。
前に若いカップルが歩いていたのですが、女性が振り返ってプラカードを見ていました。
すると男性が「見るな、無視しろ」と言う風に肩を押し戻しました。
男性は関心がないというより、自分の彼女にそんな話題に触れさせず
自分のコントロール内に置いておきたいみたいでした。
年代問わず女性からはプラカードに視線が集まります。

スピーカーを持って先頭を歩いてる私にチラシまき担当の哲野が近づいて
哲野「若い人が特に女の人がよく取るよ。」
と、早々と報告が入りました。

次に原田さんにマイクが渡ります。

原田さんは民主主義の生存権に触れながら
「私たちは憲法で保障された「生存権」を持っているはずです。
 みなさんは、「生存権」は必要のない権利だとお考えになりますか?
 「今の憲法は変えたほうがいいから、生存権も要らない」とお考えになりますか?」
と語りかけました。

原田さんのスピーチ中、Kさんの娘さんが合流。計6人です。
娘さんがプラカード係りに回ります。
哲野「あれ?Kさんは?」
娘さん「まだ。仕事で動けないみたいです。」

原田さんのスピーチ中もプラカードが良く見られています。
また、後でみんなに聞いたのですが、
「チラシを取りにくる女性が多かった」
「チラシを取りに来る若い人が多い」(男性も)
だったそうです。

哲野に聞くと、チラシをくださいという人(いずれも男性)が2人いたそうです。
一人からは丁寧に「ご苦労さまです」と頭を下げられ
哲野がどぎまぎしたそうです。
「なんで、俺たち、頭さげられるんだろう?」

次にじゃけえさんにマイクが渡りました。

じゃけえさんはチラシの内容を、要約してスピーチしました。
締めくくりに
「みなさんの代弁者はいません。
 あなたの代りに考えてくれるひとはいません。
 今自分自身が考えなければ命の危険が迫っています。」
と結びました。

じゃけえさんのスピーチ中、デモ隊を追い抜いていこうとした
まだ20歳代前半の若い男性(おしゃれに決めた草食系男子)が
引き返してきて、チラシを求めました。
大歳さんがチラシを渡すと、歩きながらすぐに読みはじめました。
見ていると、商店街でバイトをしている(チラシを配っている)男性が知り会いだったらしく、
声をかけてしばらく談笑していましたが、すぐに離れて、また歩きはじめながらチラシを読んでいました。
網野「!!!」
大歳「若い男の子が取りにきた・・・しかも読んでる。」
狐につままれたようです。

次にマイクが哲野に渡ります。

哲野は安倍政権誕生で、好き勝手やっている自民党政府、経済界にお灸をすえようと呼びかけました。
「政権をとったからといって何をやってもいいわけではありません。
とりあえず経団連会長は住友化学工業出身なので
住友と名前のついた製品やサービスは、一切利用しないことにしましょう。
また、経済同友会の代表幹事は武田薬品工業の長谷川社長です。
武田薬品の製品や買わないことにしましょう。
特に武田のアリナミンは絶対にダメです。
私たちが武田のアリナミンを買うと、核産業は元気になってしまいます。
世界的原発ベンダーの日立、三菱、東芝の名前の付いたものは一切買わないことにしましょう。」
と呼びかけました。

(※三菱鉛筆株式会社は″三菱” の名前がついていても
  旧三菱財閥企業グループとは何の関係もない、
   独⽴・健全な良質企業です。お間違えのないように。
   スリーダイヤモンドマークは三菱グループよりも
   三菱鉛筆が⽇本で最初に使いました。)

あとでじゃけえさんのツイートを見ると
「 うちのテレビ、REGZA…(東芝) _| ̄|○ 懺悔タイム 」と書いてありました。
いえいえ、哲野のウチのテレビも日立です。(ブラウン管ですが)
私たち貧乏人は原子力規制委員会の「バックフィット」ではなく
昔ながらの「バックチェック」でいきましょう。
お金がいくらあっても足りません。

哲野のスピーチはちょうど金座街の手前からはじまり、金座街往復する形だったのですが
ここはちょうどサラリーマンが通るところだったり、仕事の終わったサラリーマンが待ち合わせをしている場所です。
今日も中年のスーツを来た男性が2~3人、通りの真ん中に立っていましたが、こちらを見ながら聞いていました。
また、ご年配の女性が興味深そうに聞き、プラカードを見ていたので
気が付いた原田さんがチラシを渡すと、すぐに受け取って読みはじめました。

次にマイクが網野に渡りました。

網野は
「広島人としては赦せないことがあります。
 今国が出している放射線防護体制、これはICRP国際放射線防護委員会の
 出しているリスク勧告に基づいて作られていますが
 これは広島・長崎の原爆生存者寿命調査のデータを元にして作られています。
 外部被曝一回きり、中性子線とガンマ線の影響を調べたデータ
 しかも原爆が投下されてから5年後に始まっています。
 5年後以降から調査されたデータを元に使って私たちに言っているのは
 5年以内では放射線の影響は出ない、こうすり替えて私たちに伝えています。
 違います。5年後以降から調査したものを使っているんです。
 しかも外部被曝1回きりのデータです。
 内部被曝で調査したものを使っているわけではありません。」
と知らせました。
(※ABCC=放射線影響研究所の原爆被爆生存者寿命調査=LSSは
  原爆投下から約4年半経過した1950年1月時点の生存者を対象とし
  それまでに放射線障害で亡くなった方は対象としていません。)

次に哲野にマイクが渡ります。

哲野は内部被曝影響を極端に過小評価するシーベルトの概念について触れ、
放射線の影響をシーベルトで判断するのは誤りです、と訴えました。
また、少量の2~3ベクレルの汚染食品でも、核種(セシウム137、ストロンチウム90)によっては
身体の中に蓄積し、健康に重大な損傷を与える可能性があること
毎日、たとえ少量でも、汚染食品を摂りつづける慢性被曝の危険について訴えました。

ここでちょうど、復路の本通り電停に差し掛かったところです。
本通りの奥にさよなら原発さんのデモが見えます。
念のため信号を一回待ちました。

警察「さよなら原発さん、本通りの向こう(終わりかけ)まで、もう行かれたようですよ。」
網野「そうですか、ありがとうございます。じゃ次の信号で渡ります!」

振り返ると、なにやら原田さんに息巻いて話しかけている女性がいます。
原田さんが苦笑いしながら対応しています。
何を話されているんでしょう?
原田さんとのやりとりを聞いているとその女性は
「そんなこと言ってたら、福島のものは食べられなくなるじゃない!
 福島の人がかわいそうじゃないか!
 せっかく復興で頑張っているのに!」
と、怒っていました。

哲野はマイクを握ったまま
「・・・・今、通りがかりの人が、私たちに喰ってかかりました。
 『あんたがたみたいなこと言ってると、福島のものは食べられなくなる』
 そうです。福島に限りません。
 放射能に汚染された食品は、残念ですが、やはり食べてはいけません。
 福島原発事故で汚染した食品は、私たちが食べて福島を応援するのではなく
 事故の責任者である、東電、そして国策として原発推進を進めてきた政府が
 補償をすべきです。
 私たちが自分たちの健康を犠牲にしてまで、東電や政府の尻拭いをするのは全く筋違いです。」
とスピーチしました。

本通りアーケードが終わる東端、
ここでさよなら原発ヒロシマの方が終わって元安橋から帰ってくるところらしく鉢合わせ。
網野が手を振って「お疲れ様です~!」というと向こうも手を振って「おお~お疲れさんです」
哲野「チラシ残ってない?」
実はチラシがもう、全部はけてみんな手持ち無沙汰歩いていました。
原田さんが自分のチラシを供出し、その最後の一枚を手渡して
哲野「最後の一枚のチラシでした!」

そのあと哲野は
「1mSv以下の被曝を極低線量内部被曝と言っていますが
 1mSv以下でも状況によっては死に至る危険があります。
 みなさん、内部被曝に気を付けてください。」
と訴えてデモ終了とおもいきや
ここでちょうど元安橋に帰って来てKさんとも合流。
いままでたくさん参加してきて、ず~っとプラカードを持って歩いてくれているのですが
一度も発言していないKさんの娘さんに一言でいいからとマイクを握らせました。

Kさんの娘さん「被曝はいやです。」

ここでデモ終了。

警察の方にお礼を言って・・・
警察「よくチラシがとられていましたね!」と感想を貰いました。
警察の方がそう思うほど、反応がよかったようです。
御礼を言ってお別れし、夜桜の下で情報交換会です。
じゃけえさんとKさんが手作りのおむすびや稲荷、おかずを持ってきてくれました。
私は大分で買ったしいたけの佃煮。
みんなでつつきあいながら今日の感想や原発や放射能に関する色んな話題を話しました。

みんなの今日の感想はやはり、
チラシが良く受け取られた、しかも女性と若い人(男性も)がよく受け取った、とのことです。
チラシを受け取りに来た人があんまりにこやかなので
哲野「知り会い?」
原田「いえぜんぜん違います」
哲野「なんか親しげに話してるようにみえて・・・」
原田「いーえ、全然。チラシくださいって来た人ですよ。」
とあとで確認するほどの人もいました。

大歳「2人デモの効果が出てきているような気がする。受け入れられてきているような気がする」
と言う感想もありました。

Kさん「2人デモのチラシを取りたいとか思っている人もいると思うんだけど
    この時間でだいたいこの辺通るとわかっているといいですね。
    通りすがったときに居なければ、『今日は遇わなかったな』と思う人もいるんじゃないかな。
    毎週この時間、ここに行けば絶対に遭える、参加できるというスタイルも
    必要なんじゃないだろうか?」
ということで、話題は今後の展開をどうするか、という話に自然に向いていきました。
中でじゃけえさんが、深刻で現実的な課題をみんなに突き付けました。

じゃけえ「参議院選挙で私たちができることはなんだろうか?」

この質問は一人一人、すぐには答えられない質問かもしれませんが
重要な問題提起でした。
それとKさんが

Kさん「内部被曝とその健康影響の問題については毎回やるべきじゃないかしら?」

と言っていたのが印象的でした。

以上報告いたします。

====以下各人のスピーチです。=====

◆大歳「皆様は行政パンフレットというものをご存知でしょうか?
    県庁や市役所、市町村役場においてあるパンフレットのことです。
    ほとんどの場合、私たちは役所に行けば用事を済ませそそくさと帰るので、
    よほど関心のある住民税とかではない限り、
    あまりこういったパンフレットを自宅に持ち帰って、まじまじ読むこと少ないかと思います。

    そういった行政パンフレットですが、食品の安全のことについても当然配布されております。
    放射能影響に関するパンフレットは役所だけではなくフレスタなどのスーパーにも置かれています。
    こうしたパンフレットの内容はといいますと、普通に生活していても自然由来の放射能から
    2mSv程度の放射線を受けているとか、「1kgあたり100ベクレル以下ならばいくら食べても大丈夫」といった
    原子力推進派の研究者でも表立っては発言していない事柄が心強くも書かれております。

    その中でも極めて心強いパンフレットが、別府、湯布院で知られる某県の食品安全衛生課から配布されていて、
    この中身はといいますと『胎児への被曝影響は100mSv以下では起こらない』というものです。
    これが本当ならば大変心強いわけですが、残念ながらそうではありません。

    といいますのが原発内部で作業をされる方の年間許容値が5mSvですから、
    そういった作業をされる成年男性よりさらに放射線感受性が高いとされる女性と、
    また更に何百倍、何千倍という放射線感受性がある胎児が
    100mSvに近い被曝をうけて無事でいられるわけがありません。
    普通の成年男性であってもただではすみません。

    そのようなわけで私は某大分県の食品安全衛生課に電話をかけまして、
    このパンフレットの根拠はなんなのかを問い合わせました。
    その課の担当者の方は
    「私どもはWHOやICRPといった世界的なスタンダードに基づいてパンフレットを作成しました。」
    といってのけるので私は「被曝の影響を研究しているのはそういう団体だけではない、
    民間の医師団や研究機関が数多くチェルノブイリに入って報告書をまとめていて、
    年間100mSv以下の地域でも死産や重大な障害を伴う出産が確認されている」
    と主張してもいっこうに取り合ってはいただけないので
    「これらの団体のどちらが正しいのか判断できないのであればより安全側に立っていただきたい」と
    私が述べると、その県の担当者は
    「実際に100mSv被曝された妊婦さんがいたらあなたはその方に中絶しろとでも説得なさるのですか?
    いたずらに危機をあおるような発言は遠慮していただきたい」と逆に私に問い詰めました。
    この会話は今私が尾ひれつけて脚色したわけではないそのままの会話ですが、
    行政側の対応というのは往々にしてこうしたものです。
    この会話に登場するICRPという団体は国際放射線防護委員会といいまして
    防護とは名ばかりの推進委員会ですが、
    この団体は確かに国際的な放射線研究の権威になっておりまして
    日本国内の放射線研究の団体、組織もほぼすべてここの傘下になっております。
    県や市町村の各部門もしっかりこの影響下にあるのでそこを打開するのは困難な状況となっております。
    ですから私が申し上げたいのは、ただ一つ「行政の言うことなど信用しないでください。」
    これに尽きるということです。
    こういうものを信用していると命がいくつあっても足りません。
    では実際に100mSvよりもさらに低い低線量の被曝を受けた場合、
    妊婦と胎児はどうなるのかという調査はチェルノブイリですでに行われています。
    衆議院のHP内に「チェルノブイリの長い影」という資料が存在しています。
    http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo /cherno10.pdf/$File/cherno10.pdf (p.22~24)
    これによれば、少量の電離性放射受けている地域でも
    調査対象となった妊婦女性の33.6%において、
    子宮内での胎児の発育が停止したことが分かった、という調査結果が示されております。
    つまり100mSvよりもさらに低線量の居住区において、
    はっきりと胎児への影響が確認されているデータが衆議院のHP上にあるということです。
    これらの調査結果は確かに震撼させられるほどのインパクトがありますが、
    決して目を背けてはならないものであるといえます。
    どうか皆様、特に女性の方、情報の選択には十分すぎるほどの慎重さを持ってあたっていただきたいと思います。
    できれば今日配布させていただいているチラシに目を通していただけたらと思います。」

◆原田「日本が民主主義の建前をとっているからには、政府も国民の大多数の意見を無視することはできません。
    だから、核利益共同体は、情報を操作することで国民の意見を都合よく誘導しようとします。
    今、彼らが必死に行おうとしていることは、内部被曝の本当の危険性を知らせないようにすることです。
    そのために、きれいなパンフレットをお店に置いたり、小学校で放射線の「出前授業」を行ったりしています。

    セシウム137のような放射性物質を体の中にとりこんでも100ミリシーベルト以下では健康影響がないというのは、あきらかな嘘です。
    食品の放射性物質の基準値は、安全値ではありません。
    成長期の子どもたちに、セシウム137が1kgあたり100ベクレルの食品を食べさせてはいけないのです。
    ストロンチウム90やウラン238、プルトニウム239がわずかでも含まれる食品を食べさせてはいけないのです。
    今の広島県の検査体制では、保育所や学校の給食による放射性物質の体内へのとりこみから子どもたちを守ることはできません。
    成長期の子どもたちの安全が守られるような給食の検査体制を、大人の責任で要求していかなければいけません。

    原子力規制委員会が原発を再稼働するための「規制基準」の準備を着々と進めています。
    この「規制基準」をクリアすべく、着々と準備を進めているのが、広島市から一番近い原発、愛媛県にある四国電力伊方原発です。
    伊方原発には広島原爆の1万倍の放射性物質が溜め込まれています。
    伊方原発が再稼働を始め、苛酷事故を起こし、原子炉の緊急停止に失敗した場合には、核暴走が起こります。
    核分裂が連続的に起こって、強い中性子線を発し、誰も周辺には近づけなくなります。
    そのとき、「規制基準」に盛り込まれている非常用電源、タンク、ポンプを、誰がセットして使うのかわかりませんが、
    例えばそれを準備することが、伊方原発が規制基準をクリアする条件となっています。
    広島市を死の街にするケースを十分に想定できる伊方原発の再稼働が迫っています。

    私たちは憲法で保障された「生存権」を持っているはずです。
    みなさんは、「生存権」は必要のない権利だとお考えになりますか?
    「今の憲法は変えたほうがいいから、生存権も要らない」とお考えになりますか?
    そうでなければ、今、私たちの「生存権」が侵されていることに対して、
    はっきりと拒否の声を政治に届けなければいけません。」

◆じゃけえ「お騒がせしております。
     毎週金曜日の2人デモです。
     私たちは専門家でもありません、ましてや宗教でもありません。
     一般の一市民が、原発に抵抗してみなさんに知っていただきたいことをこうしてスピーチして歩いております。

    みなさん、今の安全基準、ご存知でしょうか?
    政府は100mSv以下の被曝では健康に影響がないと言っていますが
    チェルノブイリ原発事故で有名なベラルーシで死亡した乳児たちを病理解剖して
    セシウム137の蓄積量を調べた結果、7578ベクレルでした。
    ベクレルとは放射能の量を表します。
    シーベルトとは放射性物質から人体が受ける影響を表す単位です。
    死亡した乳児に蓄積された7578ベクレルをシーベルトに換算すると1ミリシーベルト以下になります。
    マイクロシーベルトは1ミリシーベルトの1,000分の1です。
    政府がここまでは安全だと言う100mシーベルトという数値より遙かに低い数値になります。
    100ミリシーベルトとは全く安全でない数値です。
    政府は100ミリシーベルトでは健康に影響はないと言っていますが
    それよりはるかに低い1ミリシーベルト以下でもベラルーシでは乳児が死亡しています。
    そんな危険な基準がなぜ広まっているのかというと
    放射能は微量でも危険だと広く知られてしまうと
    原発などの核施設を自治体が受け入れなくなってしまうからです。
    信じられないことですが、原発をつくるため人の命の安全は今、なおざりにされています。
    原発を作りたがっている核産業界に属した企業の製品を買う事は
    原発推進に手を貸すことになります。
    お買い物をする際は、企業をよく見て選びましょう。
    詳しくはお配りしているチラシ、インターネットでも「広島2人デモ」で検索していただければ
    チラシの内容がご覧いただけます。

    みなさんの代弁者はいません。
    あなたの代りに考えてくれるひとはいません。
    今自分自身で考えなければ命の危険が迫っています。
    詳しくは是非チラシをご覧ください。」

哲野「毎度毎週お騒がせします。
    関西電力大飯原発再稼働に反対して毎週歩いている2人デモです。
    2人デモですが、今は6人で歩いています。

    私たちがこうやって歩いているのは、原発や放射能をめぐるいろんな毎日の激しい動き
    こうした激しい動きをミニコミュニケーションでお伝えするのが目的です。
    私たちが原発や放射能の問題から目を離してしまうと、喜ぶ人たちがいます。
    原発や使用済み核燃料再処理工場など核産業の人たちは出来るだけ
    私たちが放射能や核施設について無関心でいてくれたほうがありがたいのです。
    原発を推進する人たちは私たちが出来るだけ知識を持たず、関心を持たないことを望んでいます。
    ですから逆に私たちは原発や放射能のことについて知識を持ち、関心を持つ必要があります。
    それは私たちの生活や、私たちの命や、小さい幼い命や、子どもたちの健康に
    直接影響するからです。

    原子力規制委員会をご存知だと思います。
    原子力規制委員会は、現在原発再稼働のための新安全基準を決めて
    この7月に法律が施行される、この施行に間に合わせて作業していますが
    つい4月3日の規制委員会で「安全基準」という名前を変えて、「規制基準」と言う名前に変えました。
    原発再稼働のための安全基準ではなく、規制基準です。
    その時の記者会見で田中委員長は、
    「安全基準と言う名前だとこの基準さえ守っていれば安全だという誤解を生む。
    こういう誤解があってはならない、あくまで安全基準ではない、規制基準だ」
    という内容の話をし、「規制基準」に名前を変えることの説明をしました。
    みなさんご存知だと思いますが、自民党安倍政権は
    原発推進、核推進、国策として日本の原発を海外に輸出しよう、こういう政策を掲げています。
    原発や放射能が我々に安全ならいいんですが、
    残念ながら放射能は我々の生活を根底から崩していきます。
    「規制委員会の規制は基準が厳しすぎる、もっと緩めなさい」という圧力が
    自民党政府、経済界、電力業界、日立、三菱、東芝と言ったような
    世界的原発ベンダーから今凄い圧力でかかっています。
    代表的には経団連、経済同友会など経済団体はあからさまに
    原発の規制基準を緩めなさい、というこういう圧力をかけています。
    自民党安倍政権はアベノミクスで今人気が高いそうですが
    政権をとったからといって何をやってもいいわけではありません。
    今の動きについては、私たちは少しお灸を据えてやらねばならないと思います。
    どういうお灸の据え方があるのか?
    とりあえず経団連会長は住友化学工業出身なので
    住友と名前のついた製品やサービスは、一切利用しないことにしましょう。
    また、経済同友会の代表幹事は武田薬品工業の長谷川社長です。
    武田薬品の製品や買わないことにしましょう。
    特に武田のアリナミンは絶対にダメです。
    私たちが武田のアリナミンを買うと、核産業は元気になってしまいます。
    武田のアリナミンを買うのはやめましょう。
    世界的原発ベンダーの日立、三菱、東芝の名前の付いたものは一切買わないことにしましょう。
    少々お灸を据えてやらないと、彼らは調子にのってなんでもします。

    今、三菱のものは買わないようにしましょうと言いましたが、三菱鉛筆だけは別です。
    三菱鉛筆は三菱の名前がついていますが、旧三菱財閥グループとは全く関係がありません。
    健全で、独立した、いい会社です。
    三菱鉛筆以外のあらゆる三菱製品は買わないようにしましょう。

    三菱と名前のついた銀行や、三菱と名前のついたあらゆるものは利用しないようにしましょう。
    三菱重工業こそが、日本の核産業の中心企業です。
    彼らが大きくなり、彼らが富んでいくということは、私たちが圧迫されるということです。
    私たち一般市民は一般市民らしい方法でこうした原発推進派、
    好き勝手をやっている自民党政権に私たちらしいやり方で対抗しましょう。

    規制委員会はいま規制基準を決めていますが、この内容を見ればかなりあやしいものがあります。
    つまり、この基準は最低以下の基準です。
    これを緩めるということは日本全体が自殺行為に走るという事です。
    これを緩めようと言う経済界に対して電力業界に対しては
    私たちは私たちなりのやり方で対抗しなければなりません。」

◆網野「毎度毎週お騒がせします。
    広島2人デモです。原発に再稼働に反対して歩いています。
    2人デモですけど、今は6人で歩いています。
    放射能は100ミリシーベルト以下では安全と、大分県のパンフレットには書かれてあります。
    妊婦、胎児への影響、これも100ミリシーベルト以下では影響がないとはっきり書かれてありました。
    とんでもない話だと思います。
    こういうことを赦してはいけません。
    実際にこのままほっておくと、健康損傷をする人が大勢でます。
    数年後、10年後、30年後、チェルノブイリと同様に健康損傷を起こし、或いは病気になり、死亡する。
    医療費どうなると思いますか?私たちが収めている健康保険料で賄えると思いますか?
    チェルノブイリでは5年以上、まともな手当をしませんでした。
    そのため多くの人が健康損傷を起こし、死亡率が上がり、国の財政ともに逼迫したため
    あわてて、約10年くらい経って手当がされています。
    今、私たちはチェルノブイリに学ぶことができます。
    例え低線量でも毎日蓄積していくことが危険だとわかっていますから
    慢性被曝になるこの状態を早く脱しなければなりません。
    少量だから食べても安全というのは、たった1回きりのことです。
    毎日毎日食べ続ける、このことが一番危険です。
    このことを理解していただきたいと思って、チラシにまとめています。
    もしよかったら読んでください。
    私たちも素人ですが、やっぱり命には代えられないとおもって一生懸命調べました。

    また、広島人としては赦せないことがあります。
    今国が出している放射線防護体制、これはICRP国際放射線防護委員会の
    出しているリスク勧告に基づいて作られていますが
    これは広島・長崎の原爆生存者寿命調査のデータを元にして作られています。
    外部被曝一回きり、中性子線とガンマ線の影響を調べたデータ
    しかも原爆が投下されてから約5年後に始まっています。
    約5年後以降から調査されたデータを元に使って私たちに言っているのは
    5年以内では放射線の影響は出ない、こうすり替えて私たちに伝えています。
    違います。約5年後以降から調査したものを使っているんです。
    しかも外部被曝1回きりのデータです。
    内部被曝で調査したものを使っているわけではありません。
    そのデータを元にしてリスク勧告がつくられ、日本の、世界中の放射線防護体制がつくられています。
    赦せないのは被爆者のデータ、外部被曝一回きり、5年後以降から調べたデータを使って
    それを内部被曝と外部被曝のリスクは同じだと言う「仮説」をたてていることです。
    そして放射線防護体制をつくっていることです。
    (※チェルノブイリ事故後世界中で内部被曝の研究は進められ研究論文も調査も出されていますが、一切使われていません)
    本来私たちの命を守るべき放射線防護体制ですがしかし実際は私たちの命は守れていません。
    私たち広島や長崎の人間が利用されている気がしてなりません。」

◆哲野「放射能や原発の核施設ことを私たちは知らない方がいい
    知らない方が都合がいい人がたくさんいます。
    ですから逆に私たちは原発や放射能を調べ知って
    私たちの健康や生活にどういう影響があるのか、それを知識として持たねばならないと思いますが
    なかなか複雑な話なので、とっつきにくいことは間違いありません。
    ですからこうやって、皆さんに情報を提供しようと調べたことをお伝えしながら歩いています。

    シーベルト、ベクレル、こういう言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
    新聞やパンフレットにしょっちゅうでてくる用語ですが、なかなかこのことの意味がわかりません。
    ベクレルは放射能濃度です。
    1秒間に放射能が1回核崩壊すると1ベクレルと数えますが
    放射性物質によって核崩壊の数が違いますので、放射性物質によって濃度が違います。
    シーベルト、これはSvと書きますが、これは一般に放射性物質の人体に対する影響の大きさを表した概念と説明されています。
    ベクレルとシーベルト、この2つがわかると、私たちに対する人体への放射線の強さがわかるのかというと
    実はそうではありません。
    放射能が私たちの身体に影響を及ぼすのは、放射性物質が持っている電離エネルギー、イオン化エネルギーとも言いますが
    これが私たちの細胞を壊していきます。

    今本通りでも、蛍光灯がたくさん使われています。
    電気も使われています。携帯電話もみなさん使われています。
    これらから放射線がでています。
    しかしこれらの放射線は身体に悪い影響を与えません。
    電離放射線ではないからです。
    一般にこれを非電離放射線といいます。
    電離放射線は私たちの身体を蝕む。
    しかし非電離放射線は私たちの身体に電離作用での影響はありません。細胞を壊さないからです。
    電離放射線は原子炉の中から、人間が作った放射性物質から大量に出てきます。
    この電離放射線の強さで私たちが健康障害を起こすわけです。
    内部被曝と外部被曝は全く別種の被曝です。
    外部被曝も内部被曝も同じだと言う人がいますが、それは誤りです。
    同じ放射線の強さで比較すると、外部被曝に比べて内部被曝は100倍から1000倍、
    学者によっては1万倍違う、こういう人もいます。
    内部被曝がなぜ恐いのか、それは今申し上げた電離放射線源が身体の中に入ってしまうからです。
    いったん身体の中に入れば、自然に排出されるまでずっと身体の中に残りつづけます。
    これが慢性被曝です。
    慢性被曝は毎日、毎日少量の放射性物質を体に中に摂り込むことで起こります。
    チェルノブイリ事故のケースを見てみると、ほとんどの場合、食品摂取で起こってます。
    ウクライナ政府の報告を読むと、内部被曝は90%以上食品摂取で起こっていると書いてあります。
    同様にベラルーシ政府は94%食品摂取で起こっていると書いてあります。
    それは1kgあたり、100ベクレルとか、200ベクレルとかそういうオーダーではありません。
    1kgあたり、2ベクレル、3ベクレル、こうしたものを食べ続けて半年後には身体の中が数百ベクレルになってしまうわけです。
    様々な研究がありますが、セシウム137に例をとり、チェルノブイリの研究で見ると
    身体の中に1kg100ベクレル蓄積すると、大人の場合でも何らかの健康損傷が出ています。
    小さい子どもや、乳児は、もっと低いレベルで起こしています。
    毎日2ベクレル、3ベクレルの食品を摂取し、それが身体の中に蓄積して
    やがて身体の中に1kgあたり100ベクレル、200ベクレルになっていくのは簡単な事です。
    ですからウクライナ、ベラルーシ、南ロシアでは大量の放射線障害が起こっています。・・・」

    「・・・・今、通りがかりの人が、私たちに喰ってかかりました。
    『あんたがたみたいなこと言ってると、福島のものは食べられなくなる』
    そうです。福島に限りません。
    放射能に汚染された食品は、残念ですが、やはり食べてはいけません。
    福島原発事故で汚染した食品は、私たちが食べて福島を応援するのではなく
    事故の責任者である、東電、そして国策として原発推進を進めてきた政府が補償をすべきです。
    私たちが自分たちの健康を犠牲にしてまで、東電や政府の尻拭いをするのは全く筋違いです。
    毎日少しづつ摂取した放射線核種。
    特にこれから私たちが最も警戒しなければならない核種はセシウム137です。
    セシウム134は事故が起ってもう2年ですから、ほとんど半分に減っています。
    しかしセシウム137は30年経ってやっと半分です。
    セシウム137はなかなか減りません。
    次に警戒しなければならないのはストロンチウム90です。
    ストロンチウム90は非常に危険な核種です。
    ベラルーシ、ウクライナの規制では、ストロンチウム90の規制は1kgあたり1ベクレル未満に抑えられています。
    ストロンチウム90とかセシウム137とか、わかりにくい事を言っておりますが
    理解しておいていただきたいのは、放射線核種によってそこから出てくる電離エネルギーは全く違う。
    放射性物質一般を恐れるのではなくて、危険な核種をピンポイントで、
    セシウム137やストロンチウム90とかピックアップして警戒をする、これが正しい怖がり方です。
    1ベクレルの食品でも、ストロンチウム90は、身体の中に入ってしまえば2回核崩壊します。
    2回ともβ崩壊です。
    1回目よりも2回目の崩壊、すなわちストロンチウム90からイットリウム90という物質に身体の中で変わりますが
    イットリウム90が核崩壊するエネルギーのほうが大きいわけです。
    身体の中で何回も核崩壊する、そうした放射性物質を警戒してください。

    内部被曝と外部被曝は全く違う種類の被曝です。
    『内部被曝と外部被曝のリスクは同じ』と日本の政府や権威ある学者たちは説明していますが
    これは全く誤っています。
    チェルノブイリで起きた様々な健康障害がそのことを証明しています。

    政府は放射能の危険をどうもぼやかしたいようです。
    ですから規制はセシウム137になっていませんよね?
    政府のいい方はセシウム、或いは放射性セシウムといういい方をしています。
    放射性セシウムというのはセシウム134とセシウム137を合算したいい方です。
    セシウムという名前が同じだというだけで、この2つは化学的性質も違えば半減期も全然違う
    チェルノブイリ事故後、今でも危険な核種はセシウム137、そしてストロンチウム90です。
    セシウム137にみなさん、気を付けましょう。
    放射性セシウムという言い方に誤魔化されないようにしましょう。

    基準値以下だから安全、こんなバカな話はありません。
    基準値と言っていますが、安全値ではありません。上限値です。
    セシウムの基準値は1kgあたり、なんと100ベクレルです。
    こんな基準で人間の身体の健康が守れるわけがありません。
    特にたくさんの食品を摂るため、たくさんの放射性物質を身体の中に蓄積する可能性のある
    12歳から18歳の食べ盛り、育ち盛りの男の子、女の子、
    大量に食品を摂りますから、彼らの食べる食品は、出来るだけ放射性濃度を低くしておかねばなりません。

    1mSv以下の被曝を極低線量内部被曝と言っていますが
    1mSv以下でも状況によっては死に至る危険があります。
    みなさん、内部被曝に気を付けてください。
    お騒がせしました」

第43回広島2人デモ 4月5日告知

ファイル 126-1.jpgファイル 126-2.jpg


4月5日13:40追伸
チラシを修正いたしました。
最後のページに「三菱、日立、東芝などの名前がついたものは買わないようにしよう」と書いていますが、
「三菱鉛筆株式会社」は旧三菱財閥グループとは関係のない独立・健全な良質企業です。
ご存知ない人も多いと思うので、付け加えました。

告知文
===============
みなさま

毎度毎週お騒がせいたしております。
第43回広島2人デモの告知をさせていただきます。

明けて4月5日金曜日
いつものように18時から
平和公園元安橋東詰めスタートです。

チラシが出来ましたのでご覧ください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20130405_A4.pdf

内部被曝の問題に関し、大分県のパンフがあまりにも酷いので
これを元に解説する形で内部被曝を学ぼうと言う記事がメインです。

では明日も歩いて参ります。

※報告をいつもメールしているのですが
 はねられるのでお送りしていないメールグループもあります。
 宜しければサイトのほうをご覧ください。

広島2人デモ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

なお2人デモ以外のお話も最近2回ほどアップしています。

============

デモ後情報交換会をします!