プロフィール

コンテンツ

記事一覧

第69回広島2人デモ 10月11日報告

ファイル 209-1.jpgファイル 209-2.jpgファイル 209-3.jpgファイル 209-4.jpgファイル 209-5.jpg

みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第69回広島2人デモの報告です。

まず告知したチラシの他に金曜日当日、急遽A4 2Pペラを作成し
6ページ立てで当日のチラシを準備しました。
ペラのチラシは、トリチウムに関する話題で、今後も随時このペラを差しはさむとともに
トリチウムシリーズのペラを作成する予定です。

告知の時にはトリチウムページがありませんでしたので
宜しければ再度ご覧ください。

▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20131011_A4.pdf
▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20131011.pdf

では報告です。

今回の参加は5人
哲野、網野、じゃけえさん、Kさん、そして初参加のSさんです。
Sさんはインターネットを検索中、たまたま先週のチラシをみつけ
参加してくれました。

集合場所で待っていると、プラカードを見る若い男性が。それがSさんでした。
哲野「チラシをお読みになりますか?」
Sさん「ああはい。今日は一緒に歩かせてもらっていいですか」
哲野「ありがとうございます。どちらでお知りになりました?」
Sさん「検索してたら先週のチラシをみつけて・・・」

今日のチラシの説明をしていると、警察の方も登場し
チラシを渡して説明してると音楽が鳴りました。

哲野「みんな秋口になって仕事が忙しくなってきてるから…
    Sさんがいないと本当に2人で出発だった」

ということでスタートです。

哲野のスピーチからはじまります。

哲野は電力会社やマスコミ、政府がしつこく「安全基準」「安全審査」という言葉を使っているが
「規制基準」「規制基準適合性審査」であること
田中俊一氏自体「安全基準と言うとこの基準を満たせばその原発が安全であるかのような誤解を生む」と発言していること
IAEAの元の言葉は regulatory requirement なのであって safety standard ではないこと
従って元々これは安全基準と呼ぶべきではなく、稼働する原発の最低限の規制要求と呼ぶべき性質のものであること
この regulatory requirement に規制委員会が規制基準と言う訳語を当てたものに過ぎない
従ってこの基準を満たせば安全であるかのように考えるのは元々的外れであること
しかし、電力業界は一般に対してこれが安全基準である、
そしてこれを満たせば安全のお墨付きを得たと錯覚させたい狙いがあること
マスコミは安全基準や安全審査と言う言葉を使うことによって
電力業界の宣伝の手助けをしていることなどを説明しました。

またチラシにまとめた、今年5月以降福島原発事故のトラブル一覧に触れ
福島原発は悪化の一途をたどっていること
トラブルを見ると第2苛酷事故の兆候として考えられること
今年に入ってから人為ミスが増えていること
東電や政府が人為ミスや気象を全く考慮せず鎮圧計画を立てており
実効性を伴わないことなどと指摘しました。
そして、真の危険は剥き出し状態になった900tもの核燃料にあること
これらが汚染水の元になっていること
この900tもの核物質が剥き出し状態で
何かあればまた第2苛酷事故の可能性があり
事態は人類が経験したことのない世界的に見ても危険な状態であることを訴えました。

哲野スピーチ中、じゃけえさん、Kさんが折り返し付近で参加。
ここで5人になりました。

そしてマイクがじゃけえさんに渡ります。
じゃけえ「え?もう変わるんですか?私来たばっかなのに」
哲野「折り返しのここまでボク、一人でずっとしゃべってたんだから。疲れたよ」

じゃけえさんはいつものように
福島原発事故以降、日本は原発事故が起こることが当たり前になったこと
その前提で原発が再稼働されようとしていること
福島原発の事故原因も追究しないまま、原発は絶対に事故を起こさないと言ってきた
その原発安全神話を批判しないまま再稼働するのはおかしい、とスピーチしました。
また、伊方原発がフクシマ並みの苛酷事故を起こしたら広島市民は一時移転の対象になり
容認しないでほしい、と訴えました。

▼結・広島
http://hiroshima-net.org/yui/

また福島原発事故から31か月目の今日、川内原発立地地元で国主導で初めての
広域避難訓練が行われたおかしさを指摘しました。

次にマイクがKさんに渡ります。
Kさんは福島で実際は健康被害が出ていることを訴えました。

Kさん「周りに住んでいる人、自分の家族、親戚、友達、知り合い、
    どんどん病気になっていった時に
    関連はありません、同じではありません、一致しませんと
    そう言われて納得することができますか?

    今福島で起きていることはそういうことです。
    もう表面に出てきています。
    色んな名前で病名をつけていますが
    白内障はチェルノブイリの時にも増えています。
    緑内障、心臓病、そして突然死
    口内炎、鼻血、
    ごく身近にいつでも自分もなったことのある病気や症状かもしれません。
    しかし今まではごくわずかに数えるもの、極わずかに罹るものだったのが
    それが普通になる、常に治らない、常に体調不良に見舞われるようになってきています。

    テレビの報道をみていておかしいと思いませんか?
    アトピー性白内障などというものがそんなに急激に患者が増えるというのはおかしいと思います。
    どうか色んなことを考えてみてください。
    福島のことを考えるということは、自分の身を守るのと同じです。」

次にマイクが網野に渡ります。
網野は今の基準は安全基準ではない。安全基準はまだつくられていない。
今規制基準は原発は事故を起こすもの、だけど圧力容器や格納容器が爆発するような苛酷事故にならないよう
爆発するくらいなら高濃度の放射能を大量に含んだ蒸気をだしてしまおう
その設備をせめて整えておこうという基準だと訴えました。
また伊方原発の危険に触れ、広島は原発立地自治体でもないのに
福島原発事故並みの苛酷事故が起これば一時移転の対象になること
その責任は誰もとってくれないこと
署名は今でも少しづつ集まっていること
そして市議会との進捗状況は閉会中継続審議になり、議員さんの間で勉強会を開こうと動いていると報告しました。
また、川内原発の避難訓練に触れ

網野「あの~ちょっとおかしいと思いません?
   なんで原発のために私たちが逃げなくちゃいけないんですかね?
   これ見た時になんか、空襲警報発令で逃げろって言われている気がして
   戦争みたいだなと思ったんですよね。
   マスコミも私たちの生存権を侵していると言う事に全く触れずに
   とうとうと報道しているので、マスコミもおかしいんじゃないかなぁと思いながら見てました。
   このおかしさはみなさんお気づきになっていらっしゃる方多いと思います。
   良く考えてみてください、なんで私たちが逃げなきゃいけないのか。」

とスピーチし、広島市民も原発立地自治体ではないのに自分の問題になっていると訴えました。
本当に、空襲警報発令で逃げなきゃいけないような世の中にするくらいなら戦争をさせなきゃいい
原発事故で逃げるくらいなら、汚れて戻れない世界にしたくないなら原発をやめればいいと思います。

元安橋に帰ってきてデモ終了。

Kさんが一人、遅れたので理由を聞いてみると
2人組みの高校生にチラシを渡そうとすると
いらないと言ったので、
いや、読んでみて。と福島はまだ鎮圧してなくて放射能がでていること
食品に放射性物質が入ったものが流通していること
など、説明したそうです。そして
Kさん「ごめんね、こんな世の中にしてしまって。
    本当は私たち大人が何とかしなきゃいけないんだけど」
と謝りながらチラシを渡すと、
高校生「知らなかったな」と言いながらチラシを受け取って熱心に読んでくれたそうです。

今日の反応ですが、プラカードを凝視する人が多かったです。
チラシも特に後半、よく受け取ってもらい、用意した40部はなくなりました。
途中、商店街のオーナーに声を掛けられた哲野は今日のチラシのポイントを説明していましたし
初参加のSさんは、これまたチラシ配りがうまくて「お疲れ様です」と言いながらチラシを差し向けてよく受け取られていました。
帰り間際、観光に来ていたらしき外国人に声を掛けられ
哲野「原発反対のデモなんですよ。ただ、単なる反対じゃなくて、広島にとってもちょっと緊急事態ではあるんですよ
    というのはここからわずか、100kmしか離れていない原発が再稼働することがほぼ確実なものでね。
    どちらから来られたんですか?」
男性「ドイツです。」
哲野「いい国ですよね。あなた方は原発と手を切ることを決めましたからね」
と、チラシを渡すと受け取ってくれました。広島土産にするそうです。

以上ご報告いたします。

◆以下各人の全文スピーチです◆

◆哲野

毎度毎週お騒がせしております。
金曜日お勤め帰りのお騒がせして申し訳ありません。
金曜日毎週本通りを1時間ほどいったりきたりして
原発の危険や今の状況をみなさんにお伝えしながら歩いております。

原子力規制委員会、これは原発再稼働のための規制基準を決めた組織ですが
原子力規制委員会は7月8日に新規制基準を決めました。
その過程で4月3日の原子力規制会合でそれまで『安全基準』と呼ばれていた基準を
『規制基準』と名前を変えました。

規制基準は元はIAEAの基準をベースにしています。
そのIAEAの基準は英語ではregulatory requirement
ですから規制上の要求という意味になるんですかね、
元々これを安全基準と呼ぶのは無理があったわけです。

原子力規制委員会 2013年4月3日会議から
▼会議議事録
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/20130403-kisei.pdf
(P32Pあたりから)
▼記者会見速記録
http://www.nsr.go.jp/kaiken/data/20130403sokkiroku.pdf

4月3日の議事録や記者会見の速記録を読んでみると
原子力規制委員会の田中俊一委員長が名称を変える理由を次のように説明しています。

『安全基準と言うと、この基準を満たせばその原発が安全であるかのような誤解を生む』

電力会社なんかはこの誤解を上手く利用して
『安全基準に合格すれば原発は安全なんだ』とそういういい方をしています。

田中委員長によれば規制基準を満たすことは最低限の要求であって
原発の安全性はその後で一つ一つ事業者が、つまり電力会社が積み上げていくものである、
こういう観点から安全基準という言葉をやめて、規制基準にする、
これが4月3日の原子力規制会合の要点の一つです。

いまお配りしているチラシにその要点を抜粋しておりますので宜しければご覧ください。

原子力規制委員会の基準は、規制基準、regulatory requirement なのであって
安全基準 safety standard ではないということです。

これは単に言葉の問題ではありません。
福島原発事故が起こる前、日本はご承知のように「原発安全神話」にどっぷり浸かっていました。
今の安倍首相が前に首相だった2005年、国会で質問に答えて
「日本の原発は絶対に重大事故は起こさない」と大見栄を切ったことがありましたが
これこそが原発安全神話でした。

内閣衆質一六五第二五六号平成十八年十二月二十二日
「衆議院議員吉井英勝君提出巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など
 原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書」

http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b165256.htm

福島原発事故で日本の原子力規制行政はこの原子力安全神話ときっぱり手を切った、あるいは手を切ろうとしている。
こういうことが言えます。
しかし電力会社や原発を推進したい側にとって、どうもこの「規制基準」という言葉は座りが悪い。
なじみが悪い。
というのは現実に原発立地自治体を歩いて
『うちの原発はリスクゼロではない、重大事故を起こす可能性が常にある。』ということを
言って歩くのはやりにくい。
『うちの原発は絶対に事故を起こしません。絶対にみなさんに迷惑を掛けません』と言って歩かないと
なかなか地元の理解が得られない状況になっています。

地元住民とすれば原発推進することで地元にお金が落ちる、
おまけに絶対に事故は起らないと保証してくれるわけだからこれは乗りやすい。
しかしお金は落ちるけど事故は起こすかもしれないと言われると
これはちょっと考えものである。
ですから原発安全神話をそのまま踏襲したような安全基準という言葉を
電力会社は使いたいわけです。

規制委員会は、ゼロリスクではない、原発は常に重大事故を起こす可能性があるという
こういう言い方とはちょっと違う言い方、安全ですとどうしても言いたい。
ですから電力会社はいまでもしつこく『原子力規制基準』とは呼びません。
『原子力安全基準』と呼んでいます。
しかし電力会社が原子力規制委員会に出す文書にはちゃんと『規制基準』と書いてあるんですけど
一般にモノを言う時には『安全基準』という言葉を使います。
そして『安全基準』に合格したんだから、これは規制委員会がお墨付きを与えた安全なものである、と
こういう言い方をしていくわけです。

マスコミはご存知かどうかしりませんが長い間発表報道に慣れています。
記者クラブ制度がネックなんですが、発表報道とはどういうことかというと
内閣官房長官が発表する、それをそのまま書く
警察がなにか発表する、それをそのまま書く、
同じように電力会社がなにか発表する、それをそのまま書く、
これが発表報道です。
日本は戦前、この発表報道は『大本営発表』と呼ばれていました。
ですから今でも形を変えた大本営発表が毎日、テレビや新聞を賑わしているわけです。

発表報道に慣れきった日本のマスコミは
電力会社が発表した『安全基準』という言い方をそのまま鵜呑みにして書いています。
今でもテレビのニュースを見ていると、原子力規制委員会の安全基準、
安全基準に適合しているかどうかの審査は安全審査。
正式な言葉は安全審査ではなくて、『規制基準適合性審査』です。

田中委員長が言うようにこれに合格したからといって
安全が保証されるわけではありません。
だいたい原発の安全など誰にも保証できるものではありません。

しつこく安全神話、安全審査、安全基準と言う電力会社とマスコミの姿勢を
みなさんも少し考えたほうがいいかなと思います。

今日10月11日はちょうど2011年3月11日福島原発事故が起こってから
ちょうど31か月目にあたります。
原発事故が起こって約9か月経った2011年の12月に当時の民主党野田政権は
福島原発の冷温停止状態宣言をしました。
冷温停止状態というのはちょっとおかしな表現なんですが、
経産省や当時の野田政権とすれば「冷温停止」とはどうしても呼べない。
でも冷温停止と言う言葉と言う言葉を使いたい。
原子力にとって冷温停止とは、炉内の温度が100℃以下になることです。
炉内の水温を100℃以下に維持する、これが冷温停止という定義になります。

ただし冷温停止と言う言葉を使うには原子炉が健全でなければなりません。
格納容器や圧力容器に穴があいたり、メルトダウンを起こした原子炉に
冷温停止と言う言葉を使うのは、これはもう形容矛盾ですから
冷温停止と言う言葉を使えなくて「冷温停止状態」
わけのわからない言葉を作り出して宣言をしたのが12月のことでした。

それから1年経った2012年12月、福島原発事故の状況はどうだったかと言うと
ただ水で冷やすだけ。水で冷やす状態がずっと続いています。

この間、事実上の事態の進展は全く見られませんでした。
現状悪化を食い止めるだけの1年間でした。

野田政権が冷温停止状態宣言、これは実は政治的には収束宣言とみなされたわけですが
この事態と、今と比べてみると、明らかに状態は悪化しています。
悪くなっています。
悪くなっている理由はこれも極めて単純です。
福島原発事故の大元の危険要因は1号炉から3号炉、1号から4号炉プールのなかにある
約900tに近い、ほぼむき出しの状態になった核燃料が原因です。
900tというのは半端な数ではありません。
1945年、マンハッタン計画では広島に原爆を落として以来
900tものプルトニウムやウランなどの核燃料が剥き出しになった状態は
一度もありませんでした。
チェルノブイリ事故の場合も大方の放射性物質は飛散をしました。
広島原爆にいたっては、使われた核物質は60kgにすぎませんでした。
福島原発の900tもの核物質剥き出しの状態、こうした状態は人類が一度も経験したことのないものでした。
どうすればこれ以上の事故、大量放出の事故を防ぐのか
方法はたった一つしかありません。
水をかけて冷やすことだけです。
これ以外に方法はないのです。
これ以外の方法はきちんと核物質を管理して隔離してしまうこと
閉じ込めてしまうこと、これ以外の方法はありません。
核燃料を完全にコントロールして隔離するか、水をかけてただ冷やすか
大きく言えばこの2つのうちどちらかしかありません。

福島原発の場合はコントロールすることはおろか
いったいどれくらいの核燃料が損傷しているのか
健全な核燃料はどれくらいあるのか
全くわかっていない状態ですから
コントロールなどというものではなく、単に水で冷やしているだけです。

東電の資料によれば1号炉から4号炉まで毎日340tの水を必要としています。
この水は直接剥き出しになった核燃料に当たるわけですから
当然、高濃度汚染水になります。

事故前のように冷却水の循環機能が確保されていれば水が溜まっていくということはありませんけども
正常な冷却水循環機能は失われております。
ですからどんどん水が溜まっていく。
1日340t冷却水を使ったうち、汚染水として300t出てくるというのが東電の資料です。
今問題になっている汚染水タンク。これは1基あたり1000tの汚染水を溜められます。
1日300tですから3日か4日に1基ずつ1000t貯蔵タンクを潰していることになります。
この状態がいつまで続くのか、それは誰にもわかりません。
それを言うためには、炉内の核燃料の損傷状態を把握しコントロール下に置く必要がありますが
今現在1号炉から3号炉、プール自体にも人が近づける状態ではありません。
一番高いところでいうと1時間に100シーベルト。
全然想像もつかないような物凄い放射線・放射能がでてますので
どんな防護服を着ても近づくことはできません。
従っていまだにわかりません。
従って水をかけ続けるのがいつまで続くのか、これは誰にもわかりません。

しかし福島原発敷地は有限です。
いつかは敷地がなくなります。
いつかは溢れていきます。
その日がいつ来るのかはこの放射能汚染水をどう処理するかにかかってきますが時間の問題。

さらにもう一つ悪いことがあります。

今のは冷却水を掛けることによって生ずる高濃度汚染水の問題でしたが
福島原発は海岸の高台を削って平地にして、そこに作った原発です。
原発の真横、山側から大量の地下水がモロに1号機から4号機までの原発建屋に当たります。
つまり事故を起こして剥き出し状態になった核燃料に地下水が当たるわけです。
これは経産省の推計ですけど、敷地を毎日流れる水は毎日約1000tと言っています。
1000tの水が全部毎日1号機から4号機にあたるわけではありませんから
1号機から4号機の建屋に当たって汚染する水は約400tというのは経産省の推計です。
すなわち毎日掛ける水300t、地下水からくみ上げる水が400t
合計700tのもの汚染水が毎日生ずることになります。

原子力規制委員会の田中委員長が、原子力規制委員会が発足した時に
福島第一原発事故の状況を問われて
福島第一原発事故の収束、鎮圧作業は要するに水戦争だとそういう風に言いましたが
まさしく福島第一原発では水戦争が行われています。

しかしよく考えてください。

放射能汚染水と騒ぐ割に、その汚染水の原因、
すなわち900tもの剥き出し状態の核燃料のことはみなさんあまり触れません。
触れたくないのが実情です。
これに触れるといまだに現状が把握・理解できていない、
その福島の状況がみなさんの前に明らかになるからです。
東電はもちろん、マスコミも政府も、汚染水の問題は騒ぎますが
汚染水の原因因子になっている剥き出し状態の核燃料のことには触れません。

しかしながら本当の危険の原因は剥き出し状態になった900tに近い核燃料が
全くコントロールされていない、その状況がもう2年7か月も続いている
これが福島第一原発の状況です。
これがいつまで続くかわからない、こういう問題に私たちは直面していることになります。

900tですよみなさん、900t。
元はウラン235、238、プルトニウム239といった、トンデモない核物質です。
これが剥き出し状態になっている、この現実問題にやはり私たちは
直面しなければならないと思います。

東電・政府が計画する収束案、廃炉計画…
今の段階で廃炉なんて言ったって、こりゃもう全然お話にもなりませんけど
これからどういう風に事態を収拾していくかの計画を読んでいて
最も気になることがあります。
政府・東電の計画は、台風も来ない、地震も起らない、人間はミスを犯さない、
すべて予定した計画は予定通り進む、想定外は生じない
こういうありえない様な事を前提にして計画を作っています。
現実につい10月9日、RO汚染水、逆浸透膜方式を使ってセシウムだけを取り除く除去装置があるんですが
この装置のパイプから汚染水が約7トン、溢れ出しました。
考えられないような事故ですが、これがなぜ起こったかというと
現場の作業員の配線ミスです。
間違えてパイプを繋いでしまった。
そして出てはならないところから汚染水が出た、これが原因です。

今お配りしているチラシに今年の5月以降から起こったトラブルや事故のリスト
これは全部載せるわけにいきませんので主なものを寄りだして掲載しています。
そのトラブル一覧表をみていると、今年から、去年には見られなかった大きな特徴が発見できます。
それは今申し上げたような人為ミスが目立って増えているということです。
人間は絶対にどこかで失敗を起こします。
ミスを起こさない人間はいません。
こうした人為ミスは必ず起こってくる、これはやむを得ない事だと思います。
しかし今年になってこれだけ人為ミスが起こっているのは何か理由があると思います。
この理由はまだわかりません。
わかりませんが、一つの理由としては現場の作業員の人たちが疲れてきて集中力を欠いている
指揮を執る側も疲れて来て細かいところに目がいかない、
こういう状態になってきているのではないかと思います。
昼も夜もない、この緊張感の中で、人間がどれほど持つのか。
今年になって東電福島敷地内の人為ミスが増えてきているのは
一つにはそういう原因があるのではないかと思います。

こういう風にものを考えていくと極めて恐ろしい想像が生まれます。

900トンもの剥き出しになった核燃料を暴走させない、
これを出来るだけ大人しくさせておく
この作業にはとてつもない人手と注意力と時間とコストがかかります。
もし福島原発敷地内の人たちが現在のままではその作業に耐えられなくなっている、その兆候だとすれば
私たちは確実に福島第2苛酷事故に近づいていると言わざるを得ません。

このトラブル一覧リストが福島原発から発せられる第2苛酷事故の徴候なんだと、サインなんだと
こういう風に考えることが出来ると思います。

◆じゃけえさん

ご通行中のみなさま、商店街のみなさま、お騒がせしております。
毎週金曜日恒例の広島2人デモです。

それぞれが原発に反対したい一心で個人的な意思を持って集まり
みなさんに知っていただきたい内容をスピーチしながら歩いております。
少しでも耳を傾けていただけると幸いです。

毎回チラシを作成し、お配りしております。
原発問題について考える際、是非参考にしてみてください。
チラシはwebでもご覧いただけます。
広島2人デモで検索してみてください。

今日のニュースで日本で初めての原発事故に対する避難訓練が行われたそうです。
原発事故の避難訓練、いままではしたことがありませんでしたよね。
日本の原発は事故を起こさないことを前提で動かしてきたので
原発事故の避難訓練なんてしたことありませんでした。
それが今日、初めて行われたそうです。

原発は事故を起こさない、そう約束して稼働してきたはずなのに
事故は起ってしまいました。
安全基準、安全審査なんて言葉が使われていますが
安全審査も安全基準も存在しません。
正しくは規制基準、規制基準適合性審査です。

原発事故が起ってしまってからの日本では、原発事故が起ることが前提で再稼働されます。
原発が再稼働され、原発は事故を起こすことが前提で再稼働されるので
原発事故の避難訓練を行うような日本になってしまったのです。

事故が起こった時に『原発は事故を起こさないと言ったじゃないか』と批判することが
先に行われるべきだったのに
事故は起ってしまったので、原発事故は起ることは当たり前になりました。
みなさん、原発事故に備えて避難訓練してください、と言われています。
まずなぜ事故が起こったのか
事故が起こらないと言っていたのに事故が起こったのは何故なのか
それを追及してから再稼働するのが道理にあっているのではないでしょうか

広島から一番近い四国にある愛媛の原子力発電所はいま停まっている日本の原子力発電所の中で
再稼働最有力候補となっています。
事故が起こってからの日本では日本の原発は事故が起こることが前提で再稼働されます。

広島から一番近い四国にある伊方原発で福島並みの苛酷事故が起これば
私たちは広島に住めなくなってしまいます。
伊方原子力発電所の再稼働を容認するということは
私たちの広島から一番近い原発で事故が起こっても構わない
事故が起こったら広島で築き上げたものを全て捨てて
避難してもかまわないと言っていることと変わりません。

伊方原子力発電所再稼働を容認しないでください。
これからも広島に住みつづける気持ちがあるのでしたら
伊方原子力発電所再稼働に反対してください。

広島市議会に伊方原子力発電所再稼働反対の決議を上げてもらうための請願を提出しました。
広島市民の1541名の署名とともに提出しました。
伊方原子力発電所再稼働反対にご賛同いただける方は是非ご署名のご協力を宜しくお願いいたします。
署名は追加で提出することができます。

結・広島で検索してみてください。

日本の原発は事故を起こさないことを前提に稼働してきましたが
福島原発で事故は起ってしまいました。
これからの日本は、原発は事故を起こすことが当たり前の日本になってしまいました。
ですからこれから再稼働される原発は事故が起こす可能性が充分あり得るものとして再稼働されます。
避難訓練はしますが、それは自然災害に備えるためのものです。
原発事故の避難訓練が行われたそうですが、原発事故は人災です。
人の手によって起こされる災害です。
人の手によって起こされる災害なのでしたら
人の手によってその災害を食い止めることができるはずなんです。

◆Kさん

毎週お騒がせしております。
広島2人デモです。
みなさんに考えていただきたいことがあります。
福島から放射能が漏れ続けています。
自分の住んでいる近くで、もし工場のようなものが爆発して
目に見えない何か化学物質のようなものが出ている、
それでもすぐに健康被害はおきません。
大丈夫です、そう言われて、「ああ、大丈夫なんだ」と暮らし続けることが出来ますか?

知らない間に空気や水の中に混ざり、雨と一緒に土にしみこみ
食べ物の中にもそういう得体のしれないものが入っているかもしれない
そう思いながら毎日毎日空気を吸い、水を飲み、食事をして
そしてもしも病気になってしまったときに
その病気が自分一人だけでなく
周りに住んでいる人、自分の家族、親戚、友達、知り合い、
どんどん病気になっていった時に
関連はありません、同じではありません、一致しませんと
そう言われて納得することができますか?

今福島で起きていることはそういうことです。
もう表面に出てきています。
色んな名前で病名をつけていますが
白内障はチェルノブイリの時にも増えています。
緑内障、心臓病、そして突然死
口内炎、鼻血、
ごく身近にいつでも自分もなったことのある病気や症状かもしれません。
しかし今まではごくわずかに数えるもの、極わずかに罹るものだったのが
それが普通になる、常に治らない、常に体調不良に見舞われるようになってきています。

テレビの報道をみていておかしいと思いませんか?
アトピー性白内障などというものがそんなに急激に患者が増えるというのはおかしいと思います。
どうか色んなことを考えてみてください。
福島のことを考えるということは、自分の身を守るのと同じです。

自分の命と家族の命、家族の健康、これから先生まれてくる子どもたちのために
今どうしてもみなさんに考えてほしい事です。

いろんな報道のなかで汚染水が漏れ、そのことと健康被害を結びつけることはありません。
それなのに病気は確実に原発事故以降増えています。
色んなことを考えてみてください。
そして自分の身体や将来、自分たちが生きていきたいこの広島を守るために考えてください。
宜しくお願いします。

◆網野

毎度毎週お騒がせしております。
商店街のみなさま、ご通行中のみなさまお騒がせしております。
毎週金曜日恒例で歩いております広島2人デモです。

原発関連で調べたこと、おかしいなと思った事
それらを調べてチラシにしてお配りしておりますので
もしよかったらご参考になさってみてください。

今日みなさんにどうしても知っておいていただきたいと思ってまとめたのが
マスコミが最近よく『安全審査』と言う言葉を使っています。
ところがこれは『安全審査』ではありません。

当の原子力規制委員会の田中委員長が規制基準と名称を変更した時に
発言しているのがあります。
「原発はゼロリスクではない」「もう我々は万歳しているんだ」ということを言っています。
それから「安全基準と言うと、この基準を満たせば安全だと誤解を招く」
そういう風に委員長の田中俊一氏は言っています。
つまり審査が進められているこの基準は安全基準ではなく規制基準です。

じゃあ安全基準と規制基準のどこが違うのか。

規制基準とは苛酷事故が起らないよう…
原発は事故が起こる、これはどうしてもゼロにはならない
なのでせめて苛酷事故に発展しないよう、
例えば福島原発事故のように放射能が漏れるように
メルトダウンしたら原子炉が爆発しないように高濃度の大量の放射能の混じった空気を
爆発するくらいだったら出してしまおう、せめてこれくらいの設備をつくっておこう
これが今の基準なんです。
だからまだ安全基準ではないんです。
設備を整えておきなさいという規制基準なんです。

まだ日本の原子力規制行政は安全基準に取りかかっていないんです。
だから安全基準という言葉を使うのは不適当だということで
規制基準という名前に変更されています。

でも電力会社の人たち、マスコミの人たち、原発による支配構造を維持したい金融業界
それから政府、そういった人たちはわざと安全基準や安全審査と言う言葉を用いています。
これはなぜかというと、この基準を満たせば、安全なんだと私たちに刷り込んでおきたいと言う事です。

チラシをお配りしております。
そこに原子力規制委員会の4月3日の議事録や記者会見から
どう発言したのか抜粋して載せております。
よかったらご覧になってください。
もしよろしかったら原子力規制委員会webサイトから4月3日の議事録をご覧になってみてください。
32ページ目に出てきます。

広島から一番近い原発は一番近い原発は愛媛の伊方発電所です。
いまここが再稼働最有力候補で進められています。
伊方原発がもし苛酷事故を起こしたら昨年12月シミュレーションが出ました。
それによると40μSvという高い被曝線量になり
一時移転といって原発立地自治体でもないのに逃げなくてはいけなくなります。
それは広島市が責任を負ってくれるのかというとそうではありません。
誰も責任が取れない、隙間になっております。
つまり私たちは誰にも責任を取ってもらえない状態で、自分のお金で
広島から逃げなくてはいけなくなるということになっております。
そのことに気が付いて、いま、広島市に請願を提出しております。
伊方原発に反対してくださいと。
ところが広島市のほうは「いやこれはエネルギー問題で国の問題だから」といって
話が通じない状態になっておりまして
閉会中継続審議になりましたので、広島市の人や議員さんと勉強会を開いたりして
これをなんとか進めようといま動いております。
もしよかったらこの請願に参加してください。
今日届いた署名は地元の町内会長が、「こんなもんいらんわ」と言って署名をしてくださいました。
私たちの生活が脅かされるような原発ならいらんわ、っていうことで署名に参加してくださっています。
事は原発の問題っていうのは、福島でなく、
まったく私たち広島市民の生活を脅かす問題になってしまいましたので
一度考えてみていただければと思います。

10月11日福島原発事故から31か月目の今日、
川内原発で避難訓練が行われました。
一番最初の広域避難訓練、原発苛酷事故を想定しての広域避難訓練です。
実際に苛酷事故になったら広域避難訓練ですから実際には何万人、何十万人と言う人が動きますが
今日動いたのは3000人くらいだそうです。
あの~ちょっとおかしいと思いません?
なんで原発のために私たちが逃げなくちゃいけないんですかね?
これ見た時になんか、空襲警報発令で逃げろって言われている気がして
戦争みたいだなと思ったんですよね。

マスコミも私たちの生存権を侵していると言う事に全く触れずに
とうとうと報道しているので、マスコミもおかしいんじゃないかなぁと思いながら見てました。

このおかしさはみなさんお気づきになっていらっしゃる方多いと思います。
良く考えてみてください、なんで私たちが逃げなきゃいけないのか。
これは川内原発の周辺の人たちが避難訓練をしたんですけど
広島は伊方原発でもし苛酷事故が起これば、広島は一時移転の対象になる可能性があります。
で、原発立地自治体ではありませんから、誰も補償はしてくれません。
自分で逃げなさいということです。
こういったことをマスコミがきちんと調べて報道してくれたらいいんですけど
マスコミが電力会社のいうなりに報道しているので
自分たちで調べて、「え?いまこんなことになってんの?」ってわかって
いま広島市に請願を上げて、これはおかしいんじゃないか、広島市民の代表として
伊方原発の再稼働を反対だと決議をあげてくれと今私たち動いています。

ホームページの方に調べた情報をあげています。
良かったら結・広島で検索してみてください。
署名も集めていますので、もしよかったら参加してください。

第69回広島2人デモ 10月11日報告について

みなさま

このサイトをご来訪くださってありがとうございます。

第69回広島2人デモの報告は
申し訳ありませんが15日火曜日になりそうです。
報告係の網野が土日月と仕事で時間が取れません。

すみません、しばらくお待ちください。
宜しくお願いいたします。

網野

第69回広島2人デモ 10月11日告知

ファイル 207-1.jpgファイル 207-2.jpg

第69回チラシ

  • A4版
  • http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20131011_A4.pdf

    • A3版
    • http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20131011.pdf

      みなさま

      毎度お騒がせしております。
      第69回広島2人デモの告知をさせていただきます。
      10月11日18時~いつも通り元安橋東詰め(花時計前)を出発し
      本通り・金座街・胡町通りを歩きます。

      チラシが出来ました。
      今日のチラシタイトルは
      「汚染水だけではない…
       第2苛酷事故の危険が去らない福島第一原発」
      です

      トピックは

      1.2011年12月野田政権『冷温停止状態宣言』から
        一歩も改善していない福島第一原発
      2.汚染水はなぜ発生するか?
      3.未だに「安全基準」「安全審査」と言い張る電力会社とマスコミ
      4.新規制基準の問題点-「大きな犠牲の前には小さな犠牲はやむを得ない」

      の4本です。

      宜しかったら読んでください。

      今明け方4時半ですが、広島は土砂降りの雨です。
      もし参加いただける方がいらっしゃいましたら
      雨の場合は濡れないよう
      アーケードからご参加いただけると嬉しいです。

      では歩いて参ります。

      網野

8月半ばの原爆ドームと元安橋の欄干

ファイル 206-1.jpgファイル 206-2.jpg

雨上がりの空、強く流れる雲、夕暮れを撮影した写真です。
写真を送って下さった方は
洗われた清々しさを感じたそうです。

同じように思います。
そして私には何度も何度も繰り返される雨風の中、
自然の中にいる人という社会の存在を感じます。

悲しく辛い、この人間の生み出した一節の歴史も
風雪にさらされながらその存在の意味をしっかり考え思想化し
私たちの中に自然に蓄積され
ゆっくりと昇華でき
もう一つの清々しさを感じるようになればと
願わずにはいられません。

網野

第68回広島2人デモ 10月4日報告

ファイル 205-1.jpgファイル 205-2.jpgファイル 205-3.jpgファイル 205-4.jpgファイル 205-5.jpg

みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第68回広島2人デモのご報告をいたします。

今日の参加者は4人でした。
哲野、網野、じゃけえさん、Kさん。

まず最初に、今回の反応からお知らせします。
今日のチラシの売れ行きは全くよくありませんでした。
40部用意して売れたのが22部
プラカードはよく見るのにチラシを差し向けると拒むと言う人が多かったようです。

Kさん「去年の今頃の感覚です。無関心を装って、こういう話を聞きたくないという。
    久々のアウェイ感です」
哲野「でもプラカードは凝視するんだよね」
Kさん「「自分が被害者になる事は気になるけど、自分が加害者になる事は聞きたくないんだよ。」
哲野「当たってると思う」
じゃけえ「私のところにチラシを取りに来た人、1人いましたよ。」
Kさん「私も3人」
哲野「僕のところにも2人いた。
    みんな聞きたくないことなんで、半分予想通り半分期待外れ
    でもいつかはやらなければいけないと思っている。
    これからも時々はやろうと思う。」

大衆を責めるのは戦術としても戦略としても誤りのように見えます。
新聞も本当は一般大衆を責めたいこともあるでしょうが
これはタブーです。
大衆は冷ややかに眺めたり、責めたりすることは好みますが、
自分達が加害者となる話はなかなか受け入れません。
ここが大きな分かれ目になります。
しかし、大衆批判をやらなくてはなりません。
私たちの自己批判を含めて時々は私たち自身に責任があることを
再認識することは必要だと思います。

関心はあるが、どこか拒絶する。
みんな心のどこかにトゲみたいなものが刺さっているんだと思います。

あと、観察していると
「福島のことはあまり聞きたくない」
「余所事」という雰囲気も若干あったような気がします。
汚染水だけがマスコミでクローズアップされてて、
放射能がまだ大量に出ているということが忘れられ
福島や関東圏の被曝が原因としか思えない健康損傷がたくさんでているのに
報道されないために多くの人が「伝わってこないから大丈夫なのかも」と思っているようです。

「福島原発事故はあとは汚染水の問題だけ」というのイメージが作られているような気がしました。
というのもデモ中、居酒屋に入る若い男性2人組みが
デモを差して「まだあんなことやってる・・・」と言いながら入っていくのを
哲野が目撃しました。

多くの人がプラカードを見るのに、チラシを取らない
スピーチを聞いているのに、チラシを取らない

そんな感じの街の雰囲気でした。

さてデモの報告です。

集合場所に行くと、あんまり見ない雲の流れで空が美しかったです。
会社帰りのサラリーマンも携帯を取り出してパシャリと映していく人が何人もいました。

で私もご多聞に漏れず写真を撮っていると
サラリーマンのおじ様が同じように撮っていたので
哲野「綺麗ですよねえ」
男性「原爆の子の像のところで撮ると、もっといいですよ」
と少し立ち話をしました。

警察の方が登場して指令書の確認をし
やっぱり「今日の空は綺麗ですよねえ・・・」という話題に。
チラシの説明をしているとじゃけえさん登場。
しばらくして音楽が鳴りました。
出発です。

第68回チラシ
▼A4版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20131004_A4.pdf
▼A3版
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20131004.pdf

今日のトップバッターはじゃけえさんです。

じゃけえさんは「100人の母たち」写真展に行ったことに触れました。
▼「100人の母たち in Hiroshima」
http://on.fb.me/1fT2z16

じゃけえ「原発事故を受けて避難してきたお母さんたちの写真展です。
     写真にはお母さんと小さいお子さんが映っていました。
     その横にはお母さんたちが「原発はいらない」と訴える文章が添えられていました。
     その中にはわが子に「ごめんね ごめんね」と何度も謝っていました。
     原発問題を放置していたばっかりに次世代の子どもたちに
     原発事故が起こった日本が当たり前の世界を遺してしまったことに対する
     謝罪が込められていました。

     私たちが今考えなければ未来への加害者になってしまいます。
     原発事故が起こった日本が当たり前の日本を遺してしまったことへ
     反省し、これからどうしていくのかと考えなくてはいけません。
     今この判断を誤れば次世代に恨まれる世代になってしまうのではないでしょうか。」

そして決して福島の問題は他人事ではない、広島も一番近い原発である愛媛の伊方原発が
再稼働最有力候補だとスピーチしました。
そして「結・広島」が行っている署名に賛同していただける方はご協力を、と呼びかけました。

▼結・広島
http://hiroshima-net.org/yui/

次にマイクは哲野に渡りました。
ここでKさんが合流しました。

哲野「もし私たちがいま出ている放射能に
    無関心であったり、傍観者を装っていたり
    あるいは目先のわずかな利益に目がくらんで
    原発推進に手を貸したり
    そういう態度をとるならば
    次世代、次々世代の人たちは
    私たちをもしかして加害者と呼ぶかもしれません。

    無関心でいい、状態に全く抵抗しない、原発推進をここまま進める
    この状況を黙って、手をこまねいて見ているだけならば
    次の世代の人たちからは、『加害者』と呼ばれても
    仕方がないかもしれません。

    もちろんこの加害、無作為の加害です。
    そうしようと思って犯した犯罪ではありませんが
    しかしそれは、一種の犯罪であり、加害です。

    加害者と被害者は、極限状態においては紙一重です。
    いつまでも私たちは被害者ズラをしているわけにはいきません」

とスピーチしました。
次にマイクはKさんに渡ります。

Kさん「放射能によって福島に住んでいる人たちは家庭を壊され
    人間関係を壊され、健康にまで被害が及んでいます。」

と訴えました。
マイクは再びじゃけえさんへ。
じゃけえさんは1回目と同じようにスピーチし

じゃけえ「国の言う事、マスコミの言う事だけを信用しないでください。
     自分の信用がおける情報に自ら当たってください。
     その情報を見て自分の判断を下してください。
     人の言う事だけを鵜呑みにしないでください。」

と周りに語りかけました。
次に哲野にマイクが渡り

哲野「今のスピーチでマスコミだけを信頼しないでくださいという呼びかけがありました。
    福島原発事故で「日本のマスコミはおかしいんじゃないか」と思われた方も多いと思います。」

そしてそのおかしさは日本のソフトな言論統制(マスコミの自主規制)にあること
その体制は戦前から続いていること
その経緯説明をしデータを挙げてスピーチしました

哲野「日本のマスコミは新聞大手5社
    朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞
    この全国紙5社に、地方紙約5~60紙、それに共同通信という一種の国策通信会社によって
    日本の情報はいままでコントロールされていました。
    先進国において日本ほど日刊紙の少ない国はありません。

   通常言論の自由のある国では、新聞の数は増えていきます。
   それは多様な主張、多様な見方をその社会が受け入れているからです。
   日本はそうではありません。

   例えば私たちが言論の自由がないと非難している中国は有力な新聞だけでも約1000紙あります。
   地方の小さな新聞を集めると、ゆうに1万はあります。
   また、民主主義のゆりかごといわれるアメリカでは新聞社の数は激減しましたけど
   いまでも約1400の新聞がアメリカ全国にあります。

   今お配りしてるチラシに一点だけデータを挙げておきました。
   各国の一紙あたりの平均発行部数です。
   通常、民主的な運営がされている国では、一紙が何十万部も出せるわけがありません。
   だいたい1紙平均5万部がいいところです。

   言論統制の国、日本では1紙あたりの平均発行部数は46万部です。
   もちろん世界でダントツです。
   最も影響力のある新聞、例えばニューヨークタイムズは今現在発行部数100万弱
   ワシントンポストは50万
   アメリカで100万とか50万とかいう新聞は大新聞です。
   アメリカで一番多い日刊紙はウォール・ストリート・ジャーナルで約200万部です。
   それに遅れて全国紙のUSA today、これが約200万部弱
   その他は100万部を超える新聞はかつかつ超えるニーヨークタイムス、
   あとはありません。
   これが当たり前です。

   しかし日本は読売新聞が997万部。
   旧ソ連の最盛期、共産党機関紙プラウダが1500万部でしたから
   今の読売新聞は共産党プラウダに迫りつつあります。
   こんなバカな数字が出るわけがありません。
   2位の朝日新聞は約800万部。
   世界の1位と2位と読売新聞と朝日新聞がダントツで占めています。

   1紙あたりの平均発行部数が日本に次いで2番目に多いのは北朝鮮です。
   しかしその北朝鮮も1紙あたり35万部。
   日刊紙が15しかありませんから当然1紙あたりの数字が大きくなる。
   その言論統制の国、北朝鮮をさらに上回るのが日本です。」

そして体制に組み込まれたマスコミによって誘導されている、
私たちはいまソフトな言論統制の中にある、充分注意しましょう、と解説し警戒を呼びかけました。

次にマイクが渡ったのが網野です。

網野「先ほどスピーチした人が、新聞やメディアの情報に気を付けてくださいと申しましたが
    何を気を付ければいいのかと思います。
    その際、5W1Hを頭に浮かべながら情報を読むといいと思います。
    いつどこで、だれがなにをどうした、と
    (それはなぜか、がスピーチから抜けていた)
    そうすると、『あれ?これ裏がないな』と眉唾な情報とそうでない情報がわかると思います。」

そして100人の母たち写真展のことや福島から放射能は出続けていることに触れました。

元安橋に帰ってきてデモ終了。
感想は最初に書いた通りです。

そのあと珍しく立ち話をやめて、哲野がコーヒーを飲みたいとせがむので
4人で近くのコーヒーショップに入って感想を言い合ったりして長話をしました。

以上ご報告いたします。

◆以下、全文スピーチです◆

◆じゃけえさん

ご通行中のみなさま、商店街のみなさま、お騒がせしております。
毎週金曜日恒例の広島2人デモです。

それぞれが原発に反対したい一心で個人的な意思を持って集まり
みなさんに知っていただきたい内容をスピーチしながら歩いております。
少しでも耳を傾けていただけると幸いです。

毎回チラシをお配りしております。
原発問題について考える際、是非参考にしてみてください。
チラシはwebでもご覧いただけます。
広島2人デモで検索してみてください。

広島で「100人の母たち」という写真展が開催されました。
原発事故を受けて避難してきたお母さんたちの写真展です。
写真にはお母さんと小さいお子さんが映っていました。
その横にはお母さんたちが「原発はいらない」と訴える文章が添えられていました。
その中にはわが子に「ごめんね ごめんね」と何度も謝っていました。
原発問題を放置していたばっかりに次世代の子どもたちに
原発事故が起こった日本が当たり前の世界を遺してしまってしまったことに対する
謝罪が込められていました。

原発問題に関して無関心でいることは次の世代に負債を遺すということです。
原発事故が起こった日本が当たり前の日本しか知らない子どもたちが
これからずっと増え続けるということです。

私たちが今考えなければ未来への加害者になってしまいます。
原発事故が起こった日本が当たり前の日本を遺してしまったことへ
反省し、これからどうしていくのかと考えなくてはいけません。
今この判断を誤れば次世代に恨まれる世代になってしまうのではないでしょうか。

原発問題を放置しておくことは
被災した人たちの問題は他人事ではありません。

広島から一番近い愛媛にある伊方原発で福島のような苛酷事故が起これば
私たちは広島には住めなくなってしまいます。
日本の原発は事故を起こさないことを前提に稼働してきましたが
福島原発で事故は起ってしまいました。
事故が起ってからは、日本の原発は、事故はおこるものということが前提で再稼働されます。
私たちの住む広島から一番近い四国にある伊方原発は今停まっていますが
日本にある原発の中で再稼働最有力候補となっています。

伊方原発再稼働を容認することは
私たちの住む広島から一番近い四国の愛媛にある伊方原子力発電所で
事故が起こっても構わない
事故が起こったら広島で築き上げたものを全てすてて
避難しても構わないと言っているのと同じです。

広島市議会に伊方原子力発電所、再稼働反対の決議を求める
賛同する広島市民1541名の署名とともに提出しました。

この請願は現在閉会中継続審議となっております。
署名は追加で提出することが可能です。
伊方原発再稼働反対に賛同される方は御署名のご協力を是非宜しくお願いいたします。

国の言う事、マスコミの言う事だけを信用しないでください。
自分の信用がおける情報に自ら当たってください。
その情報を見て自分の判断を下してください。
人の言う事だけを鵜呑みにしないでください。

◆哲野

金曜日のお勤め帰りのところお邪魔します。
広島2人デモ、毎週金曜日原発や被曝の問題をみなさんにお知らせしながら歩いております。
そろそろ1年半になりますか。

福島原発事故が起きて2年半経過しました。
2011年3月以降に生まれた子どもは2歳から3歳になります。
放射能の危険については様々なことが言われていますが
放射能ができるだけ少ないものを摂取すると言う点では
推進派も反対派も、放射能は安全だと言っている人含めて
異論はないと思います。

福島原発事故後に生まれた子どもたちは
生まれながらにして自分の食べるものを気を付けなければなりません。
福島県に住んでいる子どもたちは
外で遊ぶ時間も制限して暮らすことが当たり前になっています。

原発事故である意味私たちの生活は一変したんだと思います。
比較的福島原発事故の影響を重く受け止めていないこの広島でも
スーパーマーケットに行かれた時、やはり多くの人が
産地の表示であるとか、きのこはヤバいとか
そういう事を気にして買い物されていると思います。
そういうことは決して、私たちの普通の生活ではありませんでした。

しかし福島事故後に生まれて1歳、2歳、やがて3歳になる子どもたちは
自分の食べるものを気を付けるのが当たり前の生活です。
放射能で自分の健康がいつかは害されるのではないか
そういう恐怖と闘う一生を送る
そういう生活が彼らにとって普通の生活です。

ある写真集に書かれたその文章を読んでちょっと衝撃を受けました。
私たちたちが当たり前ではないと思っている、今の社会
放射能を気にしながら生きているこの社会は
いま1歳、2歳の子どもにとっては当たり前の社会です。
私たちにとって当たり前でないことが
福島原発事故後に生まれた子どもたちにとっては当たり前の社会なんだと
指摘された時に衝撃を受けました。

何と言う社会にしてしまったんだろうか。

私たちが今まで当たり前だと思っていた世界は
福島原発事故以降に生まれた新しい世代では
当たり前ではない、経験したこともない、
放射能を気にしなくても何でも食べていい、そんな時代があったんだと
彼らは教えてもらって知るでしょう。

福島事故以降の世代と、福島事故以前の世代のギャップが
もう私たちの目の前に現れています。

これから生まれてくる次世代、その次の次々世代の人たちに
どういう言葉を発し、どんな顔で対応したらいいのか
彼らはたぶん私たちに言うだろうと思います。
ちょっとSFの世界の話に似てますが
『あなたがたはなんという世界にしてしまったんだ』
放射能にビクビク、おどおどして暮らす世界が当たり前の社会に
なぜしてしまったんだ、
恐らくこれから20年後30年後に生まれてくる子どもたちは
私たちの世代に向かってそういうでしょう。

もし私たちがいま出ている放射能に
無関心であったり、傍観者を装っていたり
あるいは目先のわずかな利益に目がくらんで
原発推進に手を貸したり
そういう態度をとるならば
次世代、次々世代の人たちは
私たちをもしかして加害者と呼ぶかもしれません。

無関心でいい、状態に全く抵抗しない、原発推進をここまま進める
この状況を黙って、手をこまねいて見ているだけならば
次の世代の人たちからは、『加害者』と呼ばれても
仕方がないかもしれません。

もちろんこの加害、無作為の加害です。
そうしようと思って犯した犯罪ではありませんが
しかしそれは、一種の犯罪であり、加害です。

加害者と被害者は、極限状態においては紙一重です。
いつまでも私たちは被害者ズラをしているわけにはいきません。
申し上げたように福島原発事故、そこからやってくる放射能
そして社会に新たな放射能を付け加える原発再稼働
これを国策、エネルギー政策、経済政策、原発輸出で経済成長をという
バカバカしいほどわずかな利益に目がくらんで
もしそちらに走るならば、私たちは立派な加害者です。

自分たちが加害者になっている
みなさんちょっと想像してみてください
この加害はいま目の前に見えませんが
20年先、30年先、50年先、私たちの世代は、世代として加害を加えます。

彼らが本来持つべき生存権や安全な生活を壊している
その意味では私たちは侵略者なのかもしれません。
よく考えてみてください。

今のレベルの放射能なら大丈夫なんだ、安全なんだという議論もあります。
極端な例では厚労省が言うように『基準値以内ならいくら食べても安全だ』と言う様な事を
平気で言うお役人もいます。
しかし、みなさんも実はそんな言葉は信じていないでしょう。
放射能は出来るだけ少ないほうがいい
ならばその社会を出来るだけ、放射能の被害、心配を少なくする社会を
次世代に残すべきです。

もし私たちがそれを怠るならば
それは次世代から私たちの世代を『加害者の世代』と呼ぶことになるかと思います。

今お配りしているチラシに今の話を少し詳しく書いておきました。
興味のある方はお手にとって読んでみてください。

◆2回目

今のスピーチでマスコミだけを信頼しないでくださいという呼びかけがありました。
福島原発事故で「日本のマスコミはおかしいんじゃないか」と思われた方も多いと思います。
福島原発事故が起こって1か月、福島事故は大きな事故になっていないという発表を
マスコミはほぼそのまま信用して流していました。
また事故の原因についても東電や政府の発表
一番いけないのは放射能の影響です。
放射能の影響についても政府、東電、厚労省よりの発表をしています。
昨年日本で大きなデモがありました。
しかし多くのマスコミは、ベルギーの自動車工場3000人のデモは伝えるのに
東京都のど真ん中で20万人クラスのデモが行われていることは伝えませんでした。

こうしたことを通じて日本のマスコミはちょっとおかしいんじゃないかと
思った人がいたとおもいます。
そうです。日本のマスコミは、ず~~っとおかしかったのです。

日本のマスコミは新聞大手5社
朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、産経新聞
この全国紙5社に、地方紙約5~60紙、それに共同通信という一種の国策通信会社によって
日本の情報はいままでコントロールされています。
例えば地方紙はその記事の7割くらいまでが共同通信の配信記事で占められています。
共同通信は社説まで配信していますので、共同通信の社説をそのまま掲載している
地方紙も数多くあります。

私たち地元の中国新聞はさすがに発行部数がトップ10の中にはいっているだけあって
社説は自前で書いていますが、記事の8割くらいまでは
共同通信の配信記事で埋められています。
ですから、全国どの新聞も金太郎飴みたいに同じことを言っているわけです。
本当は共同通信の記事を引用すれば「共同通信」とクレジットを打つ決まりになっていますが
これを真面目に守っているのも沖縄の琉球新報と沖縄タイムスくらいなものです。
他の地方紙はほとんど共同通信のクレジットを入れていませんので
何も知らない人は『地元紙独自の記事』と思い込んでしまいます。

先進国において人口と総発行部数に比較して日本ほど日刊紙の少ない国はありません。
例えば日刊紙、これはスポーツ、業界紙も含めてですが
これらが加盟している日本新聞協会には新聞・テレビ等各社合わせて約130社しか加盟してません。

ですから通常の日刊紙というと70か80しかありません。
例えば私たちが言論の自由がないと非難している中国は有力な新聞だけでも約1000紙あります。
地方の小さな新聞を集めると、ゆうに1万はあります。
また、民主主義のゆりかごといわれるアメリカでは新聞社の数は激減しましたけど
いまでも約1400の新聞がアメリカ全国にあります。

通常言論の自由のある国では、新聞の数は増えていきます。
それは多様な主張、多様な見方をその社会が受け入れているからです。
日本はそうではありません。

一通りの見方がどこの新聞をとっても金太郎飴のように同じことが言われています。
しかしかつて日本も先進国のようにたくさんの新聞があったことがありました。
例えば広島では芸陽新聞をはじめとして地域で読まれている有料新聞は少なくとも8紙はありました。
今広島県では事実上中国新聞1紙だけです。

いつこんな状況になったのか。

それは戦前にさかのぼります。
戦前日本全国には週刊紙、週間新聞ですね、週間新聞を含めて約2000の有料新聞がありました。
各地の人たちがそれぞれ新聞を出して、各地で読まれ 各地で提議し議論する。
そういうのが明治以降長く続きました。
戦前、天皇制政府は、戦争を進めるために様々な産業を国家統制に置きました。
国家統制において、全てを戦争に資源として費やすために国家統制を行いました。
国家総動員体制と呼びます。
様々な学者の見方がありますが国家総動員体制は太平洋戦争が始まる1941年までには完成したとみられています。
一般にこの国家総動員体制を1940年体制と呼んでいます。

軍部は当然国民を戦争に駆り立てなくてはならなかったので
こうした新聞の統合を行いました。
そして約2000近くあった新聞を様々な理由で最終的には70
全国紙5紙、ブロック紙、
ブロック紙と言うのは今で言えば、九州の西日本新聞
名古屋の中日新聞、北海道の北海道新聞
2県以上にまたがって新聞を発行してよろしいという、だいたいその3社、
そして県紙、1県に1紙という体制を進めていき
40年にほぼ完成しました。

この時に今の中国新聞も誕生しています。

日本の新聞は戦争推進にほぼ100%協力しました。
協力させられたという見方もありますが
読売新聞のように進んで協力し、協力する見返りに自分の影響を拡げていくことを
目論んだ新聞もありました。

戦争に負けました。当然戦前の民主主義的な新聞の状態は戻ってくるものだと思っていました。
しかし軍部にとって都合の良い新聞統制時代は、GHQ、アメリカ占領軍にとっても都合が良かった。
ですからアメリカの占領軍も日本を戦前の状態に戻すことをしませんでした。
検閲もやりました。
しかし一番の決め手になったのは新聞紙、新しい新聞社には新聞紙を割り当てない。
割り当てを統制することによって新しい新聞の出現を拒みました。
占領時代は終わりましたが、すでに先行して基盤を作っている大手新聞社に
なかなか新しい新聞社は勝てません。
またときに有力な新聞社が大手出版社から発行されても
それをよってたかって潰すというふうなことも行われました。

こうして現在の新聞のカルテルの体制が出来上がりました。
このカルテルの体制を支えているのが
みなさんご承知のように『記者クラブ制度』と『宅配制度』です。
主要な機関に記者クラブを配置し、その記者クラブで発表された内容だけを
みんな金太郎飴のように報道する。
今記者クラブ制度が残っているのは日本だけになりました。

まったくおかしな制度です。

また新聞各社は料金のカルテルをやっています。
料金のカルテルは新聞紙の購読料がみんな同じであることを申し合わせるというやり方です。
これは独占禁止法違反ですが、公正取引委員会の特例を受けて、法律違反とは今なっていません。
法律違反であろうがなかろうが、カルテルには間違いがありません。

こうして日本の新聞は軍部が作った体制をそのまま現在に継続しているのです。
その新聞が体制の中にがっちり組み込まれていることはいうまでもありません。
従ってみなさんが福島原発事故のあと、
『日本の新聞はおかしいな』
『伝えることと伝えないことがある』

例えば福島復興キャンペーンになるとみんなこぞって書きたてる。
風評被害で福島の人たちが困っている、だから福島産品を食べて応援しようという
キャンペーンになると一斉に書く。

しかし福島現地で放射能被害で小さい子どもが突然死をしている
あるいはお年寄りが心臓が止まっている
様々な健康障害が現れている。

福島現地の新聞は福島民友新聞が今一番有力な新聞ですが
福島民友新聞もこういったことは伝えません。

しかし今はインターネット時代です。
新聞が情報の独占をするのは終わりを告げつつあります。
インターネットは様々な情報も流れます。
中にはかなり眉唾な情報も流れます。
しかし正しい情報も沢山あります。
私たちが新聞やテレビに依存して、この原発の問題や被曝の問題を考えている限り
政府、電力会社、経済界の言うままに動かざるを得ません。

今お配りしてるチラシに一点だけデータを挙げておきました。
各国の一紙あたりの平均発行部数です。
通常、民主的な運営がされている国では、一紙が平均何十万部も出せるわけがありません。
だいたい1紙平均5万部がいいところです。
実際アメリカもそんなものです。
韓国、韓国は新聞の多い国です。
韓国人は新聞大好きで、新聞をたくさん作ってみんな読んでいます。
その韓国も多くて平均5万部くらいです。
申し上げたように日本は言論統制に入っております。
戦前のようにハードな言論統制ではなく、報道が自らの口を縛る、舌を縛る自主規制
私はソフトな言論統制と呼んでいますが
その言論統制の国、日本では1紙あたりの平均発行部数は46万部です。
もちろん世界でダントツです。
最も影響力のある新聞、例えばニューヨークタイムスは今現在発行部数100万弱
ワシントンポストは50万
アメリカで100万とか50万とかいう新聞は大新聞です。
アメリカで一番多い日刊紙はウォール・ストリート・ジャーナルで約200万部です。
それに遅れて全国紙のUSA today、これが約200万部弱
その他は100万部を超える新聞はかつかつ超えるニーヨークタイムス、
あとはありません。
これが当たり前です。

しかし日本は読売新聞が997万部。
旧ソ連の最盛期、共産党機関紙プラウダが1500万部でしたから
今の読売新聞は共産党プラウダに迫りつつあります。
こんなバカな数字が出るわけがありません。
2位の朝日新聞は約800万部。
世界の1位と2位と読売新聞と朝日新聞がダントツで占めています。
人工的に作られた数字です。
正常なジャーナリズムでつくられた数字ではありません。

一紙あたりの平均発行部数が2番目に多いのは北朝鮮です。
しかしその北朝鮮も1紙あたり約30万部。
日刊紙が15しかありませんから当然1紙あたりの数字が大きくなる。
その言論統制の国、北朝鮮をさらに上回るのが日本です。
私たちは言論統制の中に暮らしているんだ
それは非常にソフトな言論統制なので、私たちの日常生活のなかで
気が付かないだけなんだ、
しかし数字は誤魔化せません。
データは誤魔化せません。

データとこれまでの経緯を丹念に追っていくと
私たちが福島原発事故以降の新聞はおかしいな、
どうしてこういうことを大きく扱わないんだ
どうしてこういうアベノミクスや自民党政権のことは大きく伝えるんだ、
様々な答えが出てくると思います。
新聞やテレビ、これは長い間、戦前1940年の国家総動員体制から一貫して言論統制にあった。
お配りしているチラシには簡単にそのいきさつを書いてあります。
どうかお手にとって読んでください。

新聞を信用しないということと、新聞を読まないということは違います。
新聞を読むことは大事です。
しかし頭から新聞に書いてあることを信頼するのは間違いです。
私たちは一定の方向に誘導されていくことになります。

みなさん、気を付けてください。

◆Kさん

いつもお騒がせしております。
金曜2人デモです。
原発の再稼働に反対して歩いております。

みなさんに考えてほしい事があります。
放射能がどのようなものなのか
自分たち、この世界にどのような働きをするものか

みなさんが考える放射能、それはアメリカやソ連が持っている武器に使われているものであり
平和利用と言う名目で発電のひとつの方法になっています。

例えば刃物は人を殺すためにも使えるけれど、料理するためには必要、
だからそれと同じように放射能も使えると考えている人もいっぱいいると思います。

ですが、いくら平和利用といっても、放射能はもともと毒なんです。

包丁は持っていても動かさなければ怪我はしませんが
放射能はそこにあるだけで、周りの空気や、近くにいる人や動植物、
全てに対して悪い影響があります。

東海村で放射性物質が漏れた時に換気してしまった事故がありましたが
平和利用だからと放射能が目にみえないのをいいことに
毒性について考えないことにして、
いますぐ自分の身体に悪影響はないと思い込み
そうやって自分を騙しながら放射能をつかってきていたのに
いざ漏れた時に恐ろしくなって換気してしまったんだと思います。

人間はミスをします。
ミスをしたときに取り返しがつかないものになるのが放射能です。

土地も汚れ、海も汚れ、空気も汚れ、
放射能に汚染された食べ物しかなくなっても
普通に健康に生きていきたい、そんなことは気にしない。
放射能があっても大丈夫、といいながら暮らしつづけることは不可能なんです。

どうかもう一度本当に、放射能が私たちの生活に必要か考えてみてください。
原爆が落とされる前やチェルノブイリ事故の前のように
放射能は人体に影響がないと信じて暮らしていけるほど
私たちは無知ではないはずです。

チェルノブイリ事故によって今でも健康被害で苦しんでいる人たちが
いっぱいいることを無視して、考えないようにして
日本は違う。、大丈夫、そう思って暮らしていくには放射能は危険すぎます。

放射能によって福島に住んでいる人たちは家庭を壊され
人間関係を壊され、健康にまで被害が及んでいます。

これから先自分たちが生きている間、食事のたびに
放射能の心配をする、地震のたびに原発の心配をする
それを自分たちが死ぬまで、これから生まれてくる子どもたちにも
ずっと続けさせるのはおかしいと思います。

本当に、自分たちができることはないのか
放射能が自分たちにとってどういう存在なのかを知ってください。
宜しくお願いします。

◆網野

先ほどスピーチした人が、新聞やメディアの情報に気を付けてくださいと申しましたが
何を気を付ければいいのかと思います。
その際、5W1Hを頭に浮かべながら情報を読むといいと思います。
いつどこで、だれがなにをどうした、と(それはなぜか、がスピーチから抜けていた)
そうすると、『あれ?これ裏がないな』と眉唾な情報とそうでない情報がわかると思います。

先日100人の母たちという写真展に行ってきました。
これは福島原発事故で福島県、東京圏から小さなお子さんを連れて逃げたお母さんたちを撮影した写真です。

東京圏から逃げたお母さんのコメントがありました。
お読みいたします。

(チラシ参照)

好きなヨーグルトも食べられない、牛乳も飲めない
外で遊ぶのは数時間
アイスクリームも食べられない
それが東京圏では当たり前の世界になっているということです。
私たちにとって、原発事故以前に暮らしていた世代にとっては
原発事故がなく綺麗な水、綺麗な空気、綺麗な土
気にしなくてその辺の物を食べる
それは当たりまえの世界でしたが
これからを生きていく世代の人たちにとっては
それは許されないです。

福島から放射能は出続けています。
マスコミが報道しないので私たちは忘れがちになるんですけど
いまだに特に今年の8月以降、放射能度が高くなっています
セシウム137だけで1時間に1000万ベクレルです
通常出てはならない放射能が大量にでていて
当然事故前だったらば大騒ぎになる量が出続けていて
これが日本全国各原発に放射能を計測する装置があるんですが
ここでヨウ素131、福島原発から飛散した放射能が観測されています。
残念ながら九州でも観測されていますので
日本全国うっすらと汚染されていますし
ずっと止まっていません、出続けていますので放射能汚染度が高くなります。

広島から一番近い原発、100キロしかない愛媛県の伊方原発が年内には稼働する勢いです
今私たちは危険にさらされて福島県の人たちを他人事には考えられない
同じ目に遭うかもしれないという状況のなかにいるということをお伝えしておきます。