プロフィール

コンテンツ

記事一覧

第89回広島2人デモ 2月28日報告

ファイル 269-1.jpgファイル 269-2.jpgファイル 269-3.jpgファイル 269-4.jpgファイル 269-5.jpg

みなさま

毎度毎週お騒がせします。
第89回広島2人デモの報告です。
参加者は3人、哲野、網野、じゃけえさんでした。

先週の水曜日(26日)の朝のことでしたでしょうか。
広島市内が大げさに言えば、乳白色に濁っておりました。
網野「これってきっとPM2.5だよね。」
哲野「そうなの?」
網野「天気予報やニュースで言ってるし。
    それに風向きまでシミュレーションして出してるし。」
哲野「ああ、これがPM2.5なのか。
    見えるんだよねえ。
    放射能は見えないし、におわないし、色も付いてないから
    こういう風にわかんないんだよね。」
網野「放射能にも色がついているといいよね。」
哲野「昔、黒沢明の『夢』という映画のエピソードで
    原発が大爆発して放射能が日本中を覆う話があって
    その放射能には色がついてた。」
網野「セシウム137は黄色かな?」
哲野「そうだろうねきっと。ヨウ素131は、これはたぶんヒ素のブルーだろ。」
網野「ストロンチウム90は?」
哲野「まがまがしい黒。」
網野「プルトニウムは危険の赤でどう?」
哲野「ショッキングピンクという手もある。」
と、こんな話をしているうちに、気が付きました。
哲野「放射能は人間の五感では感知できない。
    じゃ、どうやってその危険を感知するか?
    五感で感知できなければ、頭脳で感知するしかない」
網野「そう。そこがやっかいな点だよね。」
哲野「感じることが出来なければ、そこに危険がないわけじゃない。
    危険はある。
    が、五感で感知できない以上、知識と知見でその危険を感知するしかない」
網野「だから勉強して学ぶしかないんだよね・・・」
哲野「そ。せっせとやりましょう。」
網野「もう、やだやだ。やんなきゃいけないけど」

今回のチラシのテーマは、五感で感じることが出来ないことをいいことに
被曝強制政策を進める、自民党安倍政権の動きをまとめたチラシです。
ついでに、3.11から数日間の避難を中心にした動きを時系列でまとめてみました。
じゃけえさんは、この時系列表を丁寧におっかけていくうちに、
避難したくても出来ない人のことを思い、涙がでてきたそうです。

▼今日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20140228.pdf
▼今日のプラカード

集合場所にいくと、先週から一段と日が暮れるのが遅くなって
あたりは薄暮というより、もう遅い夕方という感じです。

警察の方が来たので、チラシを渡して雑談していると
じゃけえさんも来て、4人で話に夢中になってしまい、6時の音楽が鳴りました。
つい、指令書の確認を忘れそうになりました。
(警察の人はさすがに忘れません。)

今日は、3人だったこともあり、反応の手ごたえの薄いデモとなりました。
さすがに本通り商店街のお店の人は、慣れたもので
私たちが近づくと、今日は何を言うのかと店先へ出てくる人も目立つようになりました。

月末の金曜日のせいか、まだまだ町は仕事が終わってない感じです。
哲野「いやだね、月末の金曜なんてのは。
    手形を切ってる中小零細の経営者は、お客さんからの入金日と
    支払日と、手形決済日が重なっちゃうから
    生きた心地がしないだろうね。」

スピーチのトップバッターは哲野です。
チラシの内容をかいつまんで説明しようとしているのですが、
もたもたと上手く説明できていません。
考えてみれば、チラシの中身であるフクシマ惨事の発生、避難、原子力緊急事態宣言発令、
そして現在推し進められている帰還政策
そしてその帰還政策が実は被曝強制政策であることを
一言で説明するのは難しいかもしれません。

哲野「2011年3月11日午後7時3分に発令された原子力緊急事態宣言は
    2014年2月28日の今日現在も、まだ解除されていません。
    日本はまだ福島第一原発事故による原子力緊急事態宣言中の社会なのです。
    原子力緊急事態宣言が解除されていないということは
    フクシマ惨事が継続中であることを内外に認めているのです。
    その緊急事態宣言中の日本で、原発の再稼働が進められている
    こんなおかしなことはない、と思いますが、みなさんはおかしいと思いませんか?」

次にマイクがじゃけえさんに渡ります。

じゃけえ「3月11日に発令された原子力緊急事態宣言は発令されたままで
     まだ解除されていません。
     今、日本の原発は全て止まっていますが、再稼働の準備は着々と進められています。
     日本の原発は、原子力規制委員会の規制基準適合性審査を受けています。
     規制基準は苛酷事故を最小化するための基準です。
     規制基準に適合しているからといって、事故を起こさない安全な原発ではありません。
     世界中、探してみても、どこにも安全な原発はありません。
     それは原子力規制委員会委員長も認める通りです。」

そして、今再稼働最有力候補になっているのが
広島から最も近い、愛媛の伊方原発である、
ここがもし苛酷事故を起こせば、原子力規制委員会の拡散シミュレーションと
原子力災害対策指針を合わせ読めば
広島市は一時移転になるということ、
広島市民の生活を守るためには、伊方原発再稼働を阻止しなければならないこと
そのために広島市議会に再稼働反対決議を求め、請願中であること
ここで反対の意思表示をしないということは、
事実上、伊方原発再稼働を容認し、苛酷事故が起こっても
やむをえない、と言っていることになる、とスピーチし
提出中の請願の共同請願人になってほしい、と訴えました。

哲野とじゃけえさんが交互にマイクを変わり
最後に網野にマイクが渡りました。

網野「原子力規制委員会の、各原発苛酷事故時の放射性物質拡散シミュレーションは
    原子力規制委員会のwebサイトに公開されています。
    広島のみなさんだけではなしに、全国のみなさんにこのシミュレーションをよく見てほしいと思います。
    そして、原子力災害対策指針(これもサイトに全文公開されています)も是非合わせ読んでいただきたい。
    もし、苛酷事故が起こったら、自分が住んでいる地域にどんな事態がやってくるか。
    今日お配りしているチラシの3ページにフクシマ事故発生から避難まで初期の動きを時系列でまとめています。
    それも合わせ読んでいただき、もし本当に自分が住んでいる地域に
    原発事故の放射能が襲ってきたら、避難ができるものかどうか
    いや、そもそも、たかが原発のためになぜ私たちが避難しなければならないのか。
    そこをじっくり考えて見てほしいと思います
    今広島市議会に広島から最も近い、原発、四国電力の伊方原発再稼働反対の決議の請願を出していますが
    フクシマ事故は他人事ではありません。
    保守系の市議会議員さん、公明党の市議会議員さんからも、実はわしは反対じゃ、という声。
    しかし党の方針で言いにくい。あんたらが声を挙げてくれれば、わしらも反対と言いやすい、という話も聞いております。
    青森県で建設中の電源開発の大間原発に対して、
    建設凍結決議を挙げた、函館市議会(2012年9月25日全会一致)はその決議文の中で次のように言っています。
    『ひとたび事故が起これば、最短23kmの距離に位置する道南地域の住民の生命は危険にさらされることになる
     函館市議会は道南地域の住民の生命の安全、安心と産業を守るため、
     大間原発の無期限凍結を断固求めていく。』と述べています。
    この函館市民の危機感こそ、私たち広島市民が共有すべき見識ではないでしょうか。」

▼函館市市議会決議(2012年9月25日)
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/soumu/ohmagenpatsu/data/hakodate/ketsugi240925.pdf
▼放射性物質拡散シミュレーション
http://www.nsr.go.jp/activity/bousai/data/kakusan_simulation1.pdf
▼原子力災害対策指針
http://www.nsr.go.jp/activity/bousai/data/130905_saitaishishin.pdf
34ページ「表3 OILと防護措置について」と36~38ページ「原子力災害対策重点区域」
をご覧ください。

元安橋に帰ってきてデモ終了。
30部用意したチラシは、実際に渡しにいくことができなくて
取りに来られた方しか渡せませんでした。
なので6部しかはけませんでした。

以上ご報告いたします。

第89回広島2人デモ 2月28日告知

ファイル 268-1.jpgファイル 268-2.jpgファイル 268-3.jpgファイル 268-4.jpgファイル 268-5.jpg

▽第89回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20140228.pdf

みなさま

毎度お騒がせしております。
第89回広島2人デモの告知です。
いつも通り18時から平和公園元安橋東詰を出発します。

チラシが出来ましたので宜しかったらご覧ください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20140228.pdf

タイトル
「被曝強制政策を進める自民党安倍政権」

トピック
1.帰還・被曝強制政策を進める自民党安倍政権
2.フクシマ事故発生、避難命令
3.2013年3月17日 復興推進会議・原子力災害対策推進本部合同会議
4.2013年9月17日「帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム」第1回会合
5.非人道的なICRP勧告
6.チェルノブイリ事故との比較、外部被曝一本槍の日本政府
7.2013年11月20日原子力規制委員会会合
8.『低線量被曝』は“安全”か“安全ではない”か“危険”か

では今日も歩いて参ります。

原爆ドーム

ファイル 267-1.jpg

2014年2月21日撮影の原爆ドーム。

時々紹介させていただいている、知り合いの方の撮影です。
広島2人デモ出発時間あたり、ちょうど原爆ドーム付近にいらっしゃって、同じ時刻あたりの空を撮影されていたとのことで、送っていただきました。

夕暮れではありますが、朝焼けのような、「希望」を感じさせてくれます。

どんな人にも、人としての尊厳があります。
人としての尊厳が守られ、維持されてこそ平和の状態が訪れます。
逆に言えば維持する努力を怠れば、平和は遠のいていきます。

いじめや差別があることが平和なのか
老人や若者が、孤独に餓死していく社会は平和なのか
自殺に追い詰めるほど存在を否定したり
命を金に換算したり、軽んじる社会が平和なのか
奴隷になることが平和なのか
思想信条の自由を許されない社会が平和なのか

すべて自分や、次世代に課題として跳ね返ってきます。
どんなに金持ちでも階層が違っても関係なく、どんな人にもです。
人の社会は人が構成しているのです。
人は人以上でも以下でもありません。

少し考えれば全ての根幹、「人としての尊厳が守られる社会」が平和なのだと気が付きます。

広島2人デモをしていて感じるのは
嬉しい事に、日本全国の多くの方が、
そのことに気が付いて来てくれている感触があることです。

この写真を見ていると、その希望を思い起こさせてくれます。

広島は被曝を経験しました。
理不尽な死や病気、体調不良をもたらし
経済的、介護的負担から家族崩壊をも招きました。
被曝は「人としての尊厳を踏みにじる」一つの大きな問題です。

亡くなった多くの被爆者に「過ちを繰り返さない」と誓うなら
これ以上の被曝を許さないようにするのが
「放射能安全神話」の生誕地でもある
広島に生まれ育った人間としてのミッションかもしれません。

第88回広島2人デモ 2月21日報告

ファイル 266-1.jpgファイル 266-2.jpgファイル 266-3.jpgファイル 266-4.jpgファイル 266-5.jpg

みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第88回広島2人デモのご報告です。
今日の参加者は4人、哲野、網野、じゃけえさん、Kさんでした。

今回のチラシのテーマは「電力会社の赤字の原因」です。
電力会社・政府・マスコミの『原発が稼働しないから電力会社は火力燃料費増大で赤字経営、料金値上げやむえなし』の大宣伝が一般に説得力を持って いることが挙げられます。
これまでも2人デモで歩いていると、「原発が動かんと赤字でどうするんだ」「日本の貿易赤字もどんどん膨らんでいく」という反論を受けたりしま す。
原発問題は基本的に生存権問題ですが、こうした「原発なしでは経済は立ち行かない」「電力会社は赤字経営」「貿易収支は赤字」にもきちっと対応し ておかねばならない、というのが今回のチラシ作成の動機です。

が、直接のきっかけになったのは、北電の社長記者会見と、それをまことしやかに報じる日本の大手マスコミのあり方に腹を立てたことです。
腹を立てては負け・・・・冷静さを失っては負け・・・・と自らを言いきかせつつも、
しばらく怒りが収まりません。(網野注:怒りっぱなしでした)

哲野「だいたいねえ、日本の電力会社が今のままで赤字にならないほうがおかしい。」
網野「なんで?」
哲野「見てごらんよ、電力会社の火力発電設備はほとんど石油・重油発電、ガス発電じゃない。
    原発があろうがなかろうが、高コスト体質なのよ。」
網野「じゃどうしていままで赤字にならなかったのよ。」
哲野「そりゃ、電力料金高くふんだくってるから。」
網野「原発止めて燃料費が大きくなって、赤字になってきてるのは事実でしょ。」
哲野「そりゃ事実。でも、原発があったんで赤字にならんで済んだんじゃなくて、
    総括原価方式と地域独占のおかげで赤字にならなくて済んだ。」
網野「じゃ、原発止めたらどうしてとたんに赤字になったの。」
哲野「2つ要因がある。
    1つは原発コストよりもはるかに高い石油・重油発電。
    ASIA HUBの高コストガス燃料を使ったガス発電に大きく依存せざるをえなくなったこと。
    2つ目は安倍政権の経済政策の失敗。
    つまり、急激な円安誘導政策の影響をモロに受けたこと。
    だから根本的な解決は、もう一度原発を稼働させることではなくて
    旧式で効率の悪い高コストの火力発電体制を見直して
    原発再稼働のために巨額の投資のするんではなくて
    もっと電力会社らしく、本業に力を入れて、
    発電体制の見直し・改善・効率化を進めるべきなんだ。
    やれクラゲが押し寄せてきたから火力発電所が停まったとか、
    火力発電設備は非常に不安定な設備であるとか、
    泣き言いっぱい並べてるけど、不安定なのは自分たちが
    設備更新やメンテナンスをしっかりやってなかったせいだ。
    クラゲが押し寄せて、火力発電が停まる。
    こんな、専門家として恥ずかしい事を平気で経営者が言う。
    それをまた新聞が真に受けてそのまま書いて国民の頭に刷り込む。」
網野「だよねえ。あたたかい海水にクラゲが押し寄せるのは当たり前で
    それをちゃんと計算に入れて設備を整えておくのが当たり前じゃない。
    呆れるよね。」
哲野「そう。それに、遅かれ早かれ、日本でも電力自由化を実施しなければならない。
    そうなれば、地域独占も総活原価方式もなくなる。
    国際競争の中にいやがおうでも入っていかなければならなくなる。
    そういう事態を電力会社は今、全く想定していない。
    目先の原発を動かして、なんとか今までの体制に浸かっていられると思ってる。
    そうは問屋が卸さないね。」
網野「じゃあ日本の電力事業者はみんな赤字なわけ?」
哲野「いや、国際競争力をつけて企業努力をしているところは、みんな黒字だよ」
網野「例えばどこ?」
哲野「手近なところでは電源開発。
    それから大阪瓦斯や東京瓦斯の発電事業部。
    大手鉄鋼会社の発電事業部。
    規模は小さいけれど、石油エネルギー会社の発電事業部。
    これらは石炭、独自ルートのガス調達、石油精製の残渣油なんかを使って
    みんな黒字だ。
    だいたい、黒字じゃなきゃ会社なんか維持できない。
    赤字の無能経営で泣き言を言って澄ましていられるのは
    日本の電力会社くらいのものだ。」
網野「それって数字で確認できるの?」
哲野「決算報告書を詳細に分析すればある程度出てくる。
    ただ、やっかいなのは、ガス会社や製鉄会社の発電事業で
    これは連結決算の中に含まれているから、
    その事業部だけを取り出して分析するのはなかなか難しい。
    でも、電源開発はできるかなぁ。上場会社だからね。
    しかも、電源開発は発電が水力と石炭火力だけだから
    分析しやすいかもしれんなぁ。」
網野「それ、今回行きましょうよ。
    ・・・あの~忘れがちになるんだけど
    総括原価方式なわけだから、電力会社の借入金や利息も含めたお金って
    私たちが電気代として払うんだよね?」
哲野「モチロンよ!いや、払うんじゃなくて、払ってきたのよ!
    例えばアメリカと比べてみようよ。
    アメリカの家庭用電力料金は、2000年代を通じて50%上がってる。
    その上がったアメリカの家庭用電力料金と比較しても今現在日本はゆうに2倍以上高い。
    いかに我々がむしられ続けてきたかということだよ。」
網野「腹が立ってきた。それもやろう。」
哲野「腹が立つだろう?知れば知るほど腹が立つ。
    その上、北海道電力の社長の言いぐさはどうだ。
    泊原発再稼働の見通しが立たないので、経営の先行きが不透明、
    電力料金の再値上げも検討しなければならない、とこうだ。
    こんな言いぐさ、一般企業じゃ通用しないよ。
    経営の先行きが見通せないのは、一般企業じゃ当たり前のことなんだから」
網野「そうだよね、通用しないよね。そのために、経営努力っていうのがあるんでしょうが。
    あらゆる事態を想定して、手を打って、それでも赤字だったらみんなに責められて。
    記者会見で頭下げて。で、社長交代、経営陣総入れ替えですよ。
    中小零細だってそうだ。
    赤字で倒産すれば、銀行に身ぐるみ剥がれて一文なしで放り出される。
    電力会社の経営って、気楽な稼業なのね。許せないね、ライフラインなのに」

というわけで今回は電力会社の赤字問題、火力発電体制問題を取り上げてみました。

▼今回のチラシ
※告知の時からすると、いくつか誤植がありましたので、修正しております。
  また、ポイント部分の赤字処理を入れております。
  DLされた方は再度DLください。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20140221.pdf

集合場所に行くと先週からするとまた一段と陽が高くなっておりました。
▼カメラを忘れたので、携帯で撮影しました。

待っているとじゃけえさん登場。
しばらくして警察の方もいらっしゃったので、指令書の確認。
今日の空は綺麗ですねえとしばらく雑談していると音楽が鳴りました。
3人で出発です。

スピーチのトップバッターは哲野です。
哲野はチラシの内容をかいつまんで説明をし、電力会社は赤字なのは元々火力発電高コスト体質、
原発によりかかった無能経営に原因があるとスピーチしました。

哲野「・・・それが証拠にしっかり健全な経営をして国際競争に負けない発電体制を持っている
    例えば電源開発なんかは現在の情勢でもしっかり黒字です。
    電源開発は電力卸売り事業者で小売りを全くやっていませんので
    販売営業コストがかからない、という特徴はありますが
    それでも1kWhあたりの直接発電コスト(一般管理費を除く)は7.17円です。
    中国電力の発電コストは1kWhあたり24.54円。
    自社製品の原価よりも電源開発から買ったほうがはるかに原価が安いんです。
    その中国電力が電源開発の最大顧客です。
    1年間に1273億円も電気を電源開発から買っています。
    電源開発の売値は平均9.21円。
    中国電力の家庭用電気料金は1kWhあたり21.44円。
    9.21円で仕入れて、21.44円で売っているわけです。
    小売りの粗利益率は60%以上。
    今、本通りで小売業をやっておられるみなさん。
    小売りの粗利益で60%とっておられるお店がありますか?
    一部の高額商品を扱われる時計宝石屋さんなんかは、小売りの粗利益が高い。
    でも、せいぜいとって50%でしょう。
    それも当たり前です。
    先に現金で仕入れて、いつ売れるかわからないものを長い時間寝かせるわけだから。
    当然、その金利負担や長期の金融リスクを負っているわけで
    小売りの粗利益を高くとるのはやむを得ない。
    中国電力の場合はそんなリスクは全然ありません。
    1か月以内に現金で回収できるし、払わないところは電気を停めてしまえばいいのです。
    こんなアコギな商売はありません。」

とスピーチしました。
次にじゃけえさんにマイクが渡りました。

じゃけえ「…福島原発事故で、いったん苛酷事故が起こればどうなるか私たちは学んだはずです。
     そして原発事故は決してあってはならないものだということも学びました。
     今原子力規制委員会で原発再稼働の審査が行われています。
     福島原発事故以降、原発は『事故を起こす』ことが前提で審査が進み
     再稼働は近づいています。
     原子力規制委員会も『リスクゼロはない』『事故を起こさない原発は存在しない』
     と言っています。
     それなのに、再稼働を認め、これを容認することは
     事故が起きてもかまわないと言っているのと同じことです。
     広島から約100kmの位置にある伊方原発が事故を起こせば
     広島は一時移転の対象になります。
     (原子力規制委員会のシミュレーションによる)
     つまり、伊方原発の再稼働に反対の声を挙げないのは
     事故が起きてもかまわない、
     広島で築き上げたものを全て捨てて避難してもかまわない、
     自己責任で黙って避難してもかまわない、と
     言っていることと同じです。・・・」

と先週に続いて繰り返して、伊方原発再稼働問題が
広島市民とってどういう問題を孕むものか、を訴えました。

じゃけえさんのスピーチ中にKさんが登場。
網野と並んでプラカードを持って歩いていましたが
チラシまきは哲野、この哲野が全く働かない。
Kさんがプラカードを持って、
あの人にチラシを渡しにいけ、この人にチラシを渡しにいけ、と指示をしていましたけど
ついにチラシ撒きとプラカードを交代しました。

次にまた哲野がマイクを握ります。

哲野「みなさん、原子力規制委員会という組織をご存知でしょうか。

   原子力規制委員会は、いま原発、あるいは六ヶ所村の核施設、
   あるいは京都大学が持っているような原子炉研究施設
   こうした核施設全体を規制する委員会です。
   環境省の外局ですが、3条委員会と呼ばれて、独立性の高い委員会とされています。

   この原子力規制委員会が2月19日の会合で非常に面白いことを決めました。
   興味ある議論の上、面白いことを決めました。
   それは、原発立地地元とはいったいどこまでの範囲をさすのかという議論をして
   ほぼ、原発立地地元とは原発があるその自治体と、その周辺自治体である、
   これを原発立地地元と呼ぶ、こういう定義をはじめて行いました。

   今現在施行されている原子力災害対策指針の考え方に従って2月19日の会合を考えてみると
   原発からほぼ30km圏の自治体が原発立地地元と原子力規制委員会は定義したことになります。

   ところが、その後の記者会見で田中委員長に質問が集中しました。
   『原発立地地元とは30km圏でいいんですね?』
   ところが田中さんは『30km圏かどうかは地元の住民が決めることだ』ということで
   30km圏と言う言葉を避けました。
   前後の関係から言うと、田中さんが言いたかったことは
   もし原発で苛酷事故が起きたならば、その被害を受ける地域は全て原発立地地元である
   こういう風に言いたかったんだと思います。

   これは根拠のあることです。
   例えば福島原発事故では60km離れた飯館村がいまだに避難区域になっています。
   原発の苛酷事故で被害を受ける地域は、すべて、原発立地地元であるという定義が出来るかと思います。
   広島から最も近い原発、四国の伊方原発でもし苛酷事故が起こればというシミュレーションが
   2012年の12月に行われました。

   そのシミュレーションによれば広島は1週間で4mSvの被曝線量
   原子力災害対策指針によるとOIL2、一時移転の対象区域となる
   広島は田中委員長の言う、原発苛酷事故の被害地元ということになる。
   そしてこれらの話をすべて総合すれば
   広島は四国電力の伊方原発の原発立地地元、ということが出来ると思います。

   さて、同じく原子力規制委員会の会合で、田中さんは面白いことを言っています。
   原発再稼働の手続きについてですが、確かに原発再稼働の手続きを決めるのは内閣である
   もうちょっと言えば総理大臣である。

   しかしながら、原発の地元の人たちが駄目だといえば
   再稼働はやはり難しいだろう、私たちも諦めなきゃいけない、
   こういうことを記者会見の最後で記者の質問に対して答えています。
   これは私は、原子力規制委員会の本音だと思います。
   福島原発事故のあと、いかにしてみなさんの原発に対する理解を求め
   信頼を得ながら、原発を再稼働させるか、
   これが原子力規制委員会の最大の使命でありました。
   そこをごり押しすれば、やがて日本からは原発は追い出される、
   そういう危機感を原子力規制委員会は持っております。
   そういう観点からすれば、地元が反対だと言えば、それを無理やり強行することは出来ないという
   田中さんのこの意見、感想は実感だと思います。

   ということは、原発を再稼働させないためのキーポイント、
   最も重要なことは地元、私たちがしっかり反対の意思表示をしていくこと
   こうやってデモで歩くだけではなく
   市議会で決議し、市長が声明を出し、各議員が街角にでて原発反対を訴える、
   こういうことが原発を再稼働させないためのキーポイントになるのだと思います。

   その意味では原発再稼働をやめさせるキーポイントは
   今街を歩かれているお一人、お一人の意思表示、
   原発反対への固い決意、みなさんの力が、原発をやめさせる大きな原動力になる
   こういう理屈になってまいります。

   みなさんの意思表示がいま一番、私は大事だと思います。」

次に再度じゃけえさんにマイクが渡ったあと、Kさんにマイクが渡ります。
Kさんは福島原発事故の危険は去っていない、汚染水も増え続けている
先日もその汚染水が大量に漏れ出した、
環境中への汚染の深刻な影響、
それはいずれ食物連鎖によって自分たちの食べ物の中に入ってくる
今はどれだけ汚染された食品が回っているかわからない状況である
どうか真剣に考えてほしい、と訴えました。

最後に網野にマイクが渡りました。
網野「・・・安倍首相は原子力規制委員会で安全が確認された原発はどんどん再稼働させる、
    と述べ、また、新聞もテレビも全く無批判にこれを報道しています。
    知っている人が聞けば、また嘘を言っていると思いますが、
    知らない人が聞けば、本気にします。
    原子力規制委員会は原発の安全を審査しているのではありません。
    原発苛酷事故に発展しそうであれば、それを最小限に抑える
    性能標準を定め、これが規制基準ですが
    これに適合しているかどうかを審査してるのです。
    原子力規制委員会のサイトに行ってもらえればわかりますが
    安全審査会合なんてどこにもありません。
    規制基準適合性審査会合です。
    絶対安全な原発などは世界中どこを探してもない、
    これが現在の規制委員会の基本的な考えた方です。

    広島から最も近い原発、四国電力の伊方原発の審査も着々と進んでおります。
    このままいけば再稼働は近い、と考えておかねばなりません。
    新聞やマスコミは私たちの目線にたって私たちの生活に則して
    まともな報道をしておりません。
    ご面倒でしょうが、マスコミに頼らず、自分で規制委員会のサイトにアクセスして
    どんな議論が行われているかを確認してみてください。

    知れば知るほど、こんな人たちに原発を任せてはおけない、と思われることでしょう。」

元安橋に帰ってデモ終了。
今日は30部持っていったチラシは、10部余ったようです。
関心がなかったのか、というとどうもそうではないようです。
プラカードはよく見ていましたし、いつものようにチラシを取りに来た人もいました。
Kさん「チラシのまき手がいないんだもん。哲野さんは働かないし!」
というのが真相のようです。

翌日、当日チラシのページビューアクセス状況を確認してみたら
1900以上ありましたので、関心がない、ということではないと思います。

以上が第88回広島2人デモの報告です。

<メールではこの後、『3.11』特別版のお知らせをいたしました>

2014年『3.11』広島2人デモ特別版のお知らせ

2014年『3.11』広島2人デモ特別版のお知らせ

1.「広島2人デモ」は、毎週金曜日の夕方6時からスタートと決めておりますが、2013年『3.11』に引き続き2014年『3.11』も、火曜日ではありますが、特別版として夕方6時からスタートします。

2.『3.11』は一体何の日でしょうか?人により、また立場により様々な解釈や意味づけがあるのだと思います。

2011年3月11日に、私たちの日本は、同日に2つの大事件に遭遇しました。1つは『東日本大震災』であり、もう一つは『福島第一原発事故』でした。もちろん『福島第一原発事故』(フクシマ惨事)を『東日本大震災』の一部とみなす考え方もあります。たとえば今私の手元に転がっている、2014年2月24日付け朝日新聞朝刊(大阪本社版)は一面で『東日本大震災3年目』のコラム名で『フクシマ事故の避難区域一部避難解除』の問題を扱っていますので、この新聞が『フクシマ惨事』を『東日本大震災』の一部とみなしていることは明らかでしょう。またたとえば、安倍晋三首相は2013年10月15日国会で行った所信表明演説の中で、東日本大震災からの復興問題を取り上げ、その中で「福島のみなさんにも、一日も早く故郷(ふるさと)に戻っていただけるよう、除染やインフラ復旧を加速して参ります」と述べていますので、日本の首相もまた「フクシマ惨事」を『東日本大震災』の一部と考えていることも明らかです。

 しかし私たちはそのようには考えません。『フクシマ惨事』は『東日本大震災』とは独立した別個の事件であり、同日に私たちは2つの事件を経験した、と考えます。一つには前者が人災であるのに対して、後者が人知では避けがたい神の仕業であることによります。もう一つにはその影響力の大きさの違いです。東日本大震災は、その傷跡の回復に恐らく数十年単位の時間がかかるでしょう。しかし『フクシマ惨事』はその時間尺度が違います。大量の放射性物質の存在、また現在進行形の大事件であること、あるいはさらに大きな傷となる蓋然性も去ったわけではないことを考え合わせると、傷跡の回復に恐らく地球史レベルの時間がかかることでしょう。

 確かに『フクシマ惨事』は直接には『東日本大震災』が引き金でした。しかし今振り返って考えてみれば、『東日本大震災』でなくても、人の不注意からでも、装置や設備の故障からでも、なんでも引き金になりえました。

 従って私たちにとっては『3.11』は現在進行形の『フクシマ惨事の日』なのです。

3.「フクシマ惨事」はなぜ「フクシマ惨事」なのでしょうか?いうまでもなくその放出され、今も放出され続けている放射能のためです。その放射能が確実に私たちの生命と健康を蝕んでいくためです。しかもこの影響は、チェルノブイリ事故を見る限り、幾世代にも引き継がれていくからなのです。

4.従って「フクシマ惨事」の本質は「放射線被曝」問題です。ところが、一方で放射線被曝問題の専門家の人たち(少なくとも大学教授、主任研究員などなどの肩書きをもち専門家と称する人たち)は、福島第一原発から放出されるレベルの放射能ならば、人体には大きな影響はない、直ちに健康には影響がない、と主張しています。もし彼らが正しいなら、「東電福島第一原発事故」は「東電福島第一原発事故」であり、「フクシマ惨事」ではなくなります。ところが彼らは一方で「放射線被曝に安全量はない」と主張します。「低線量の放射線なら影響はない」という一方で「被曝に安全量はない」と主張します。また「被曝は少なければ少ないほどいい」という一方で「今のレベルなら福島現地で住むことができる」といいます。また「低線量被曝で健康に害がある、という科学的証拠はない」とはいいますが「低線量被曝では健康に害はない、という科学的証拠がある」とは決していいません。その主張を良く検討してみると、矛盾と自家撞着に満ち満ちているのです。一言でいえば“科学的”主張ではなく、これら学者や専門家の“信念”の披瀝に過ぎないのです。

5.私たちはこれら“非科学的”科学者の言説をじっくり検討し、私たち自身の問題として“非科学的な”専門家任せにせず、調べ考えてみなければなりません。毎年やってくる『3.11』はそのために存在する、というのが私たちの考えです。

6.同時に調べ考えたことを他の市民にも知らせていかなければなりません。そして「放射線被曝」、とくに「フクシマ大惨事」で放出された多くの人工放射線核種のことを念頭に置いてみれば、『低線量内部被曝』の危険を、科学的・実証的に他の市民にも知らせていかなければなりません。私たちは『宇宙船地球号』にたまたま乗り合わせた乗客同士にしか過ぎませんが、しかし政治的にみても、社会的に見ても私たちは「運命共同体」なのですから。

7.『3.11』は『フクシマ惨事の日』であり、特に低線量内部被曝の危険について調べ、考え、お互いにその認識と知見を深め、学び合う日である、これが私たちの『3.11』です。

8.2014年3月11日は金曜日ではありませんが、『3.11』ですので「広島2人デモ」を実施します。

2014年2月24日
哲野イサク
網野沙羅