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ある日の哲野と網野の会話

今日の哲野と網野の会話

哲野「この親指にあるタコはなんだろう?」
網野「ペンだこ?」
哲野「ペンだこは中指。
   ペンだこなんかきれいさっぱりなくなっているよ。」
網野「もしかして、それ、zippoだこじゃない?」
哲野「ん?それだ!!!それに間違いない」

哲野、つくづく親指の腹のまんまるいzippoダコを眺めながら
「このタコが何世代に渡って続けば、遺伝子のゲノムに書き込まれるんだろうなぁ。ゲノムの情報ってのはオペレーションソフトでもあるし、アプリケーションソフトウェアでもある。本当に微妙だよね。遺伝子が傷つこうが傷つくまいが、確実にゲノムには情報が書き込まれる。微妙なもんだよねえ」
網野「本当に、電離放射線が直接細胞や遺伝子、ゲノム(遺伝子情報=ソフトウェア)に働きかけるわけだから、どんな病気が起るか本当にわからない。表面なんでもなくても、ゲノムには確実に影響してる。おかしいと思うのは、私の周りの子どもにアレルギーが多い。おかしいでしょ?エビとかカニとかのアレルギーなんて。日本は魚介類を食べ続けてる民族だよ?なんでエビやカニのアレルギーが突然出てくるの。」
哲野「アレルギーや体質の変化だけじゃないよ。どんな病気が電離放射線によって引き起こされているか、本当に研究は電離放射線とゲノムの関係に集中して行われなきゃいけない。100mSv以下は健康に影響がある、という科学的証拠はない、なんてことをまだ言ってる。こんな非科学的な話はない。細胞に関する科学がこれだけ発達しても、まだこんなことを言っている。信じられないね。」
網野「ICRPね。本当は、核兵器製造過程で放射性物質による内部被曝のこのゲノムに対する攻撃の、根本的な恐ろしさはわかってるよね。」
哲野「当時の分子生物学のレベルからいえば、わかっていたとはいえない。が、遺伝学者は相当いいところまで当時のレベルでも追い詰めていたと思う。だから、ABCCでも、1946年に成立した米国放射線防護委員会のメンバーにはあえて遺伝学者は選ばれなかった。こんなICRPのリスクモデルを信じて今なおかつ対処してる。本当に腹が立つ。」

右手親指のzippoダコから、話はエラい方向に発展してしまいました。

広島2人デモ しばらくお休みのお知らせ

広島2人デモは、しばらくお休みをいただきます

広島2人デモのwebサイトにお越しくださり、ありがとうございます。
広島2人デモ、1月末まで、お休みのお知らせです。

第121回報告にも記載いたしましたが、生活のための仕事が立て込んでまいりました。
今のところ、1月いっぱい、お休みをいただこうと思っております。
再開は2月になると思いますが、目処が立ち次第、お知らせいたします。

今後とも広島2人デモを宜しくお願いいたします。

哲野イサク
網野沙羅

第121回広島2人デモ 2015.1.9報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせしております。
第121回広島2人デモ1月9日のご報告です。

何人かの方から、しばらくお休みすることについてお問い合わせをいただきました。
一つ目は、仕事を溜め上げていて、これ以上は客先を誤魔化し切れず、
ここで一挙に片付けなければならなくなったこと。
二つ目は、これも急な仕事で3月末までに、あるパンフレットを発行しなければならなくなったこと。
三つ目は、結構、取材に手間暇がかかる仕事になってしまったこと。
ま、要するに、生活のための仕事に精出ししなければならなくなり、
しばらくはお休みをいただこうという次第です。

2月から再開を目指したいのですが、これも今、目処がついておりません。
ということで、今回でしばらくお休みをいただくということで、ご案内をいたしました。

今回のデモは、最初から哲野と網野の2人っきりになりそうな気配だったので、
チラシも15部しか持っていきませんでした。

▽第121回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150109.pdf

▽タイトル
原発問題はとどのつまり放射線被曝問題なのです
フランスのTV番組にみる日本と西ヨーロッパとの被曝観の大きな落差

▽トピック
1.ドキュメンタリー「終わらない悪夢」
2.トリチウムに対する大きな認識の落差
3.魚、セシウム137で600Bq/kgは高濃度汚染
4.原発・核施設から大量に放出されるクリプトン85など希ガス放射性物質
5.ハンフォード核施設、ラ・アーグ核施設、そしてマヤーク核施設
6.低線量内部被曝の健康損傷はむしろ非がん性疾患
7.原爆のデータを低線量内部被曝モデルにあてはめることはバカげている
8.広島・長崎のデータ(LSS)を低線量内部被曝に当てはめるの完全な誤り
9.原発問題はとどのつまりが低線量内部被曝による健康被害問題

▽プラカード

前々からこのテーマ、低線量内部被曝問題に取り組まなければと思っていました。
川内原発や高浜原発の再稼働問題、
福井地裁判決に基礎を置く「大飯・高浜原発運転差止め仮処分命令申立」など
結構、重要な問題が続いておりましたので、なかなかチャンスがなく、今回の取り組みとなりました。

▽出発前、プラカード

▽出発前の元安橋付近。陽が完全に落ち切るのがゆっくりとですが、遅くなっております。

出発前の網野と哲野のやりとり。

哲野「今日たぶん、二人っきりだよなぁ。」
網野「そうだね。」
哲野「前々から一回やってみたかったんだけど、スピーチなしのデモってどうだ?」
網野「人ごみに紛れて、プラカードを持った普通の通行人になっちゃうんじゃないかしら」
哲野「だったら、2人デモです、毎週金曜日に歩いております、
    原発や被曝のことについてお知らせしております、ぐらいのアナウンスはしてみるか」
網野「どうしてそんなことを思いついたの?」
哲野「色々、試してみたいというのがまず一つ。
   二つ目はプラカードにどれくらい注目が集まるか、観察してみたいというのがある。
   それから、スピーチなしで歩いた時に、どれくらいの間合いを置いたらいいのか、
   みてみたいというのもある。」

ということで、試しにスピーチなしのデモをやってみることにしました。

マイクは哲野、だいたい、以下のようなことを繰り返しました。

「毎週金曜日、夕方6時から、小一時間ほど、本通りと金座街を
 いったりきたりして歩いております広島2人デモでございます。
 原発や被曝のことについて、色々お知らせして歩いております。
 毎回テーマを変えて歩いております。
 今日のテーマは、簡単に言えば、低線量内部被曝です。
 チラシを用意しております。
 必要な方は取りにおいでください。
 お手渡しに行きたいのですが、なにせ2人で歩いておりますので
 お手渡しにいけません。
 どうか、必要な方は取りにおいで下さい。」

「いまから4年近く前の、福島原発事故に衝撃を受けまして
 その後、一生懸命、原発や被曝のことについて勉強、研究いたしました。
 それで、わかったことを毎週みなさんにお伝えして歩いております。
 余計なお世話といえばそうなのですが、
 調べれば調べるほど、状況は深刻であることがわかりましたので
 こうやってお伝えして歩いております。
 チラシを用意しておりますので、必要な方は取りにおいでください。」

と、こうやって、いつもよりゆっくり話しかけ、ゆっくり歩きました。
さて、プラカードの注目度。
やはり、低線量内部被曝問題はみなさんの関心をひいたようです。
先頭を歩く網野が観察したところ
あらゆる層の方が、よくみてくれていましたが
特に今回、特徴的だったのは、40歳~50歳前後と、2~30歳の男性、
スーツを着ていますので、ビジネスマンだろうと思いますが
こういう層の人が、立ち止まって振り返り、凝視したり(何名かいました)
数人のグループで歩いている男性が、何回も振り返って見たりしていました。
プラカードが話題を提供したようで、話をしながら歩いていました。

低線量内部被曝による健康損傷は実はプラカードにも示したように
非がん性疾患のほうが、はるかに広汎で深刻な状況です。
ICRP学説によれば、低線量被曝の影響は“がん”のみ、という話ですが
実際にはそうではありません。
プラカードを見て思い当たる事象が事故後4年にして、みなさんの周囲に出てきた、
そのことで色んな層の人たちが関心を深めはじめたのだと推察します。

とにかく、プラカードの注目度が高かったことは今後の取り組みを考える上で
非常に参考になりました。

チラシを取りに来られた方は4人ほど。
最初の方は広島からほど近い、尾道の方で、尾道で反原発運動をされている方でした。
「あなた哲野さん?」と聞かれて、「ええ、私が哲野です。こちらが網野です」
とお互いに自己紹介しあい、立ち話をしました。

2人目の方は、横浜方面から小さいお子さんがいらっしゃるということで
広島に移り住んでいらっしゃる若いお母さん。
女性「もしかして、2人デモさん?」
網野「ええ、そうです。」
女性「ツイッターで、お二人でやってらしゃるというのは、前から知ってました」
お互いに内部被曝については気をつけておきましょう、ということでお別れしました。

3人目は若い男性。
哲野のところにやってきて、手をぱっと差し出すのでチラシを渡したら
そのままモノも言わず、人混みの中に足早に歩いて行かれました。

4人目は30歳代半ばの男性
「チラシください!」と元気な声で手を差出し、
哲野「すいません、ここから取ってってください。」
チラシがA4 5枚一組なので、ちょっと取り辛かったようです。
哲野「2部持ってってかまいませんよ」
男性「いいんですか?2部もっていって」
哲野「ええ、サービスです」
男性「(笑いながら)全部マイクに入ってますよ」
ということで、お別れしました。
もう少し、取材がてら、話をしたかったのですが。

今日の感想を網野は、次のように言っていました。
「広島は、デモといえば、政党の党派活動、労働組合の組合活動、
 あるいは既存の様々な団体の勢力拡大、あるいは自分勝手な自己主張、などと、
 まず警戒感をもって見られる。
 いつもそうした印象をなくすように喋り方や、内容を注意して歩いているけど
 今日のやり方だと全くそうした警戒感は感じられなかったね。
 今回、スピーチをやめてアナウンスだけにしたけど、街を歩いている人たちとの垣根がなかった。
 話しかけやすそうだったし、実際立ち話も2回ほどした。
 一つのやり方として、今後考えていく価値はあったね。」
ということで、元安橋に戻ってきました。

以上ご報告いたします。
また2月以降、宜しくお願いいたします。

広島2人デモ
哲野イサク
網野沙羅
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/

第121回広島2人デモ 2015年1月9日告知

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みなさま

第121回広島2人デモ 1月9日のお知らせです。
18時よりいつも通り、元安橋東詰め(花時計前)から
本通り・金座街を往復します。

チラシができました。
宜しければご覧ください。

▽第121回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150109.pdf

▽タイトル
原発問題はとどのつまり放射線被曝問題なのです
フランスのTV番組にみる日本と西ヨーロッパとの被曝観の大きな落差

▽トピック
1.ドキュメンタリー「終わらない悪夢」
2.トリチウムに対する大きな認識の落差
3.魚、セシウム137で600Bq/kgは高濃度汚染
4.原発・核施設から大量に放出されるクリプトン85など希ガス放射性物質
5.ハンフォード核施設、ラ・アーグ核施設、そしてマヤーク核施設
6.低線量内部被曝の健康損傷はむしろ非がん性疾患
7.原爆のデータを低線量内部被曝モデルにあてはめることはバカげている
8.広島・長崎のデータ(LSS)を低線量内部被曝にあてはめることの誤り
9.原発問題はとどのつまり、低線量内部被曝による健康被害問題

広島2人デモはこのデモが終わったら
しばらくお休みをいただきます。
理由は、生活のためのお仕事です。

デモやデモチラシは出来ませんが、お休みの間は必要に応じて
webサイトにて情報発信するつもりです。

今後とも何卒宜しくお願いいたします。

広島2人デモ
哲野イサク
網野沙羅

今年最初の第 120 回広島 2 人デモ 2015年1月2日報告

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みなさま

毎度お騒がせしております。
今年最初の第120回広島2人デモの報告です。

正月2日のデモとあって、実はやや引け目を感じておりました。
日本人にとって正月とは、“ハレ”の日であり、あらゆる日常から解放されて
仕事も家庭の問題も全て忘れて楽しむ時です。
そこに原発問題などという、極めて深刻な話題を持ち込むことに
引け目を感じていたのです。
考えてみれば2014年の2人デモは1月3日でした。
3日ならば、まぁ、許されるか、翌日は仕事始めだし・・・と考えて
実施しましたが、今年は1月2日で弁解の口実すらありません。

時間も18時からスタートということで、本通りのシャッターが閉まったアーケードを、
まばらな人通りを眺めながら歩くことになるのだろうか、と想像しつつ
頭の中にはアーケードにむなしく響くスピーカーの音まで想像しておりました。

事務所で原田さんと合流、
原田さんが来てくれたおかげでプラカードとチラシがなんとか間に合いました。

集合場所の前に来て3人が「えっ!どうしよう」
雪が物凄く降り始めたのです。

▽元安橋東詰め交差点の様子(右側がいつもの集合場所の花時計前)

▽花時計前

集合場所で待っていると、じゃけえさん登場。
哲野「あれ?今日は正月の振袖どうしたの?」
じゃけえ「もともと振袖じゃなかったけど、着物で来るつもりで準備万端だったのに。
     この雪で着替えてきました。」
哲野「僕も。今日は正月だから、きちんとした服装で来ようと思ったんだけど、
   ほら見て、この頭。床屋にも行ってない。網野も美容院すら行ってない」
ということで、全員防寒服で正月らしからぬいでたちでした。

警察の方が登場。網野は雪景色の撮影中。開口一番、警察の人
警察「今日は本通り、人通り多いですからね。通行に気を付けてください」
哲野「やっぱりそうですか。正月2日だから、がらがらだと思って来たのに、
   アーケードの方は人通りが多いし、駐車場も最後の1台になんとか滑り込んだんですよ。」
警察「正月の様相も毎年大きく変わってきてますよね。」
哲野「そうでしょう。去年は3日だったけど、こんなに人通りは多くなかったな」
てな話をしていると、網野が「お待たせして申し訳ありません」と戻ってきました。
正月の雪って珍しいものだから、平和公園を撮影していました。

▽修復中の原爆ドームも雪化粧

▽花時計の周りの植え込みもすっかり雪をかぶって「雪時計」に

▽花時計前の植え込みに立てるプラカードも今日は雪に囲まれました。

今日はたぶん県庁と市役所から聞こえてきた音楽で18時を知り、出発です。
網野と哲野が先頭でプラカード、じゃけえさんがスピーチで原田さんがチラシ撒き。
哲野がチラシまきに行こうとしたので、網野が哲野と原田さんが入れ替わるように指示。

▽第120回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150102.pdf

▽タイトル

原発再稼働に許可を出すのは他ならぬ私たち1人1人です
法体系もそれを支持しています
原発再稼働に発言権がないなどとはトンデモない話です

▽トピック
1.原発再稼動、クリアすべき難関は突破したのか?
2.繰り返しますが、30km圏地元同意は再稼動の法的要件です
3.再稼働地元同意の法的仕組み
4.「広域避難計画」は誰も審査、許可・認可しない
5.旧立地自治体概念に基づく原子力安全協定
6.「30km圏自治体同意権」より安全協定を重視する毎日新聞
7.再稼動のための2つの絶対条件がまだ満たされていない川内原発と高浜原発
8.原発再稼動、各原発申請・審査状況-原発各社の頑強な抵抗
9.北海道電力-どう見ても本気とは見えない泊1・2号炉
10.関電大飯3・4号機再稼動を妨げるのは地元同意と「差止仮処分命令」
11.基準地震動Ss-1最大の懸案が片づいた四電 伊方原発3号機
12.全体まとめに入る九州電力玄海原発3・4号機
13.柏崎刈羽原発の審査結果にお構いなく経営改善を進める東電
14.東通原発再稼動が絶望的な東北電力
15.中国電力の本命は未申請の島根3号機
16.巨大地震発生の懸念がある中部電力4号機
17.もう企業の体裁をなしていない日本原子力発電-東海第二
18.ほとんど無謀に近い電源開発(Jパワー)の大間原発
19.重要棟直下に活断層の疑いがぬぐえない志賀原発

▽本日のプラカード

じゃけえ「新年早々お騒がせしております。
     毎週金曜日恒例の広島2人デモです。
     お正月の楽しい気分のなか、無粋な事を言うようで大変申し訳ございません。
     広島2人デモ、もちろん今日も原発の話をスピーチしながら歩いています。
     毎回チラシを作成し、お配りしております。
     原発問題について考える前に色んな情報を知ったうえで考えてみてください。
     チラシはその参考にしてみてください。
     過去のチラシは全てwebでご覧いただけます。
     広島2人デモで検索してみてください。

     2015年最初の2人デモ、今日で120回目になりました。
     今日のチラシは16頁あります。

     ・・・原発の再稼働審査が進んでいます。
     仮に審査に合格したとしても、その原発の周りに住んでいる人たちに
     再稼働してもよろしいでしょうかと聞いて
     ダメだとなれば、その原発は再稼働できません。
     原発規制行政の法体系全体も、そのようになっています。
     詳しい話はチラシにまとめてありますので、どうぞご覧ください。
     考えてみれば、当たり前の話です。
     福島原発事故以降、原発は苛酷事故が前提で再稼働されようとしています。
     原子力規制委員会の規制基準もそのような内容になっています。
     その時、原発のまわりや、私たちが、同意しないまま、
     再稼働などとは許されることではありません。
     日本の現在の法体系も、そのようになっています。
     別な言い方をすれば、私たち一人一人がOKだと言わない限り
     再稼働できない法の仕組みになった、
     これが福島原発事故後の大きな変化です。

     テレビや新聞の報道で、あたかも原発の再稼働が決まったかのような
     ニュースが流されていますが、審査が合格した原発はひとつもありません。
     ましてや、再稼働が決まった原発などひとつもありません。
     
     最低限、30km圏の自治体の反対があれば、その原発は再稼働できません。
     そして30km圏にとどまらず、特に関心の高い周辺自治体も
     反対だといえば、原発の再稼働はできません。
     その意味では、日本の全ての自治体が原発地元なのです。
     私たち国民が反対だといえば、原発は再稼働できません。」

じゃけえさんのスピーチ中の、プラカードを持って並んで歩く哲野と網野の会話
哲野「やっぱり今日は関心薄いねえ」
網野「やっぱりお休みモードなのかねえ」
哲野「うーん、お休みモードというより、正月モードだねえ。
   みんな日常の煩わしさからはすべて解放されたいんだよね」
網野「確かに、休日の方が関心あるね。」
哲野「こういう正月モードの時でも、関心を引きつけるような
   アプローチをしていかないといけないだろうね、これからは。」

次に原田さんにバトンタッチ

原田「明けましておめでとうございます。
   新年早々お騒がせいたします。
   この本通りが100年も200年も300年後もこうやって
   楽しく人々が行きかう街であることを祈って
   お騒がせいたしますけれども、歩かせていただきたいと思います。

   この町を守るためには、
   この町がいまどのような危機に直面しているかということも
   知っておかなければならないと思います。

   今日本中で原発は稼働停止していますけれども
   再稼働に向けての準備が行われております。
   みなさんに知っていただきたいのは再稼働に向けての
   規制基準適合性審査というのを原子力規制委員会がしています。
   この規制基準適合性審査に合格したら
   安全な原発だと思っていらっしゃる方はいらっしゃいませんか?
   これは大きな間違いです。
   現在の原発規制行政では、原発は苛酷事故を起こすことが前提となっています。
   原発は苛酷事故を起こすと言う事を前提としたうえで
   でも再稼働してもいいでしょうかということを、
   いま、実は私たちに問いかけられています。

   この広島から100kmのところにも原発があります。
   四国電力伊方原子力発電所です。
   この伊方原発も再稼働に向けて審査が進められています。

   昨年は嘘がはびこりました。
   日本の規制基準適合性審査は世界一厳しい安全基準で
   これにパスしたら安全という大嘘がはびこりました。
   規制基準適合審査に合格したからといって、安全だとは誰も言っていません。
   審査をしている原子力規制委員会も安全だとは一言も言っていません。

   どうかこのような嘘に今年は騙されないで頂きたいと思います。

   九州の川内原発では原子炉設置変更許可が出ただけで、審査合格し、
   地元同意がとれたという嘘がはびこりました。
   しかし実際には、原発再稼働に至るまでには法的な縛りがあります。
   そして大事なのは地元の同意ですが、最低でも原発が建っているところから
   周辺半径30km圏内の自治体全てがいいですよと言わないと、再稼働できない、
   これが今の日本の原発規制行政です。

   経済活性化のためには原発が必要だとお考えの人がいるかもしれません。
   しかしひとたび原発事故が起れば、その経済の基盤であるこの街自体がなくなってしまう
   そのことを考えていただきたいと思います。」

次に哲野です。
哲野は現在再稼働申請が行われている原発の審査状況を
チラシに沿ってかいつまんで説明したあと

哲野「それでは、原子力規制委員会の規制基準に適合したから、
   原発再稼働の法的要件が整うのかというとそうではありません。
   大きくは、半分しか要件が満たされていません。
   あとの半分は地元同意です。
   この地元の範囲も現在の原子力災害対策指針に沿って言えば
   概ね30km圏ということになります。
   現在、この原子力災害対策指針は30km圏外で放射能災害に遭うだろう地域(PPA)の
   防護策を検討していますので、
   この防護策がきまれば、地元同意の範囲はさらに拡がると、こういう仕掛けになっております。
   地元が、現在のところ最低30km圏ですが、
   再稼働OKですよ、この広域避難計画は十分実効性があって、大丈夫ですよ、
   信頼しますよ、と言ってくれなければ、当該原発は再稼働できない
   これが、現在の法体系の定めであり、ルールです。
   ここで大きな問題が起ってきます。
   わかりやすく言うと、私たちは、原発再稼働してもいいですか?と聞かれているわけです。
   答えるのは、私たちの番です。
   やみくもに反対だと言うのも考えものですし
   根拠もなしに賛成だと言うのも考えものです
   賛成にしろ、反対にしろ、私たちは一人一人根拠を持って
   この問題に一人一人が回答を出さねばなりません。
   そんなことは面倒よ、どうせわからないよ、偉い人に任せておけばいいんじゃない、
   こういう態度はもう、なしにしましょう。
   結局、私も含めて、こういう態度が福島原発事故を起こしたのですから。
   原発を推進する人たちも、福島事故から学んでもらわないといけませんけど
   私たちも、一人一人福島原発事故から学ばなければなりません。
   これが本当に福島の人たちに寄り添う姿勢です。
   口先だけの復興、食べて応援、福島の人に寄り添おう、
   こういう話がしばらく飛び交っておりましたが
   これは本当に寄り添うことにはなりません。
   福島原発事故から私たちが本当に学ぶこと
   これが本当に福島に寄り添う事です

   今この本通りを歩いておられるみなさん。
   皆さん一人一人、この問題に答えられるだけの知識や見識をお持ちでしょうか?
   準備は出来ていますか?みなさん、“Are you ready?”ですか?
   今年は、どちらにせよ、この再稼働問題が大きく浮上してきます。
   再稼働問題に答えられる準備をみなさん、一人一人お願いします。
   私たちには、再稼働を認める権利、拒否する権利、があります。
   その権利を有効に使おうではありませんか」

チラシは15部しか持っていきませんでした。
あとで聞いてみると、哲野はゼロ、じゃけえさんは取りに来た人3人に渡したとのこと。
残りは3部しかなかったので、あとは原田さんが手渡したのだと思います。
やはり正月でも取りに来る人がいると聞いて、ちょっと心強く思いました。
次が網野です。

網野「新年あけましておめでとうございます。
   毎週金曜日本通りアーケードを歩いております、広島2人デモと申します。
   原発や被曝の問題について情報提供を行うのが目的のデモです。
   商店街のみなさま、歩いておられる皆様、正月休みを楽しく過ごされておられるところを
   無粋な話で本当に申し訳ございません。

   大事なテーマの話でございますので毎週金曜日に歩くと決めております。
   今年はたまたま、1月2日が金曜日にぶちあたりましたので、ご容赦願います。
   もしよろしかったらチラシをお手にとってご覧くださいませ。

   今日のチラシのテーマは『原発再稼働を許可するのは私たち1人1人です』が
   なぜこういえるのか、日本の原子力規制法体系はどうなっているのか、
   その法体系からなぜこういうことが言えるのか、それをチラシで説明しております。
   私たち1人1人に、原発再稼働を許可する権限、止める権限、それと能力を備えております。
   少なくとも法律はそのことを前提に書かれています。
   私たち一人一人に原発再稼働を巡る権限と能力、権能を持っている、
   このことをどうか忘れずにおいてください。
   
   福島原発事故は収束どころか、継続中です。
   現在只今も、平常時とすれば大量の放射能を出し続けています。
   2011年3月11日に発令された東京電力福島第一原子力発電所による
   原子力緊急事態宣言はまだ継続中です。
   解除される目処もいまのところ立っていません。

  (緊急事態宣言を解除するのは、内閣総理大臣に与えられた権限ですが
   内閣総理大臣は原子力規制委員会の助言に従ってこの権限を行使することになっています。
   原子力規制委員会は現在の避難状況が解消されるまで
   この緊急事態宣言解除の助言をすることができません。
   帰還困難区域はすでに避難地区とみなされていません。)

   現在日本は原子力緊急事態宣言中であることも、忘れないでください。
   実はまだまだ大変な状況が続いているのです
   お騒がせいたしました、ありがとうございました」

雪がまた、ひとしきり降り始めたので、アーケードの切れ目で終了ということになりました。
終わった後、原田さんは雪で帰れなくなることを恐れてすぐに車で帰宅の途へ。
哲野「あたたかいところで珈琲一杯だけ飲ませて!」
網野「そういえば、珈琲今日、全然飲んでない」
ということで網野と哲野とじゃけえさんは、近くのコーヒーショップへ。

あとで気が付いたのですが、人通りが多かったのは
本通りと金座街の一角だけ。
お店が2日から開いていたので福袋とバーゲン、それと久しぶりに会う友人同士の人混みとわかりました。
昨年は本通り商店街もこれほど2日から店は開けていませんでした。
まず、スーパーが正月店を開け、売り上げと取られては大変と、デパートがこれに続き
今年は一般商店も正月売上獲得競争に参加したものと見えます。
それほど消費が落ち込んでいる、という観察も成り立ちます。

以上ご報告いたします。