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8月22日 広島2人デモ中止のお知らせ

みなさま

2014年8月22日(金)に予定しておりました広島2人デモ中止のお知らせを致します。
(大変残念ですが・・・)

先週8月15日も中止としましたが、その際にもご説明いたしましように、チラシを作成する時間がなくなっております。
先週の説明は言葉足らずで申し訳なかったのですが、7月中旬から仕事が立て込んできており、締め切りがと精力を取られています。

8月22日(金)には間に合うように仕事が片づく筈でしたが、現時点でまだアップアップしております。

これはひとえに生来の怠け者である哲野のせいです。
次の8月29日(金)には必ず間に合うように仕事をかたづけるつもりですので、ひらにご容赦のほどを。

話が変わりますが、広島2人デモは人々の役に立つ情報を広島市民に提供することを目的とした「広報デモ」です。
その広報デモが広報媒体である「チラシ」なしではさまになりません。
そのチラシ作りも当初のころに比べると相当手が込んできました。

当初は、ナマの情報を提供すればわかってもらえると勘違いし、
説明よりもナマ情報(raw materials)の提供に重点を注いでおりました。
しかし、ナマ情報をそのまま理解するのはその事柄を理解する素養や蓄積に乏しい人にはかなり難しいことでした。
これは考えてみれば当たり前のことで、私自身が原発や被曝に関する理解の進み方を考えてみるとすぐにわかることです。
最初のころ、様々な資料(たとえば神戸大学の山内教授のプレゼン資料)をみてもちんぷんかんぷん、
ECRR2010年勧告を読んでもちんぷんかんぷんでした。
ナマ情報を見るとそれで了解してもらえる、と考えたのは浅はかなことでした。

今もちぷんかんぷんの資料も数多いのですが、それでも2011年3月11日前と比べると、我ながら長足の進歩です。

ナマ情報を見てそれを理解し、自分の糧にできる人は数少ないのです。
それは自分自身の例を見てもわかります。

それでチラシは、ナマ情報もさることながら、それを説明することに力を注ぐようになりました。
一つの説明は別の説明を要求するこのままあります。
すると勢いチラシは長くなります。
最初A4版裏表2頁から4頁へ、4頁から8頁へ、8頁から12頁、14頁へ。
20頁という言語道断なほど非常識なチラシを作ったこともあります。
しかし、1回1回時間がかかるようになったことは事実です。

昨夜(8月19日から20日の明け方にかけて)、広島市を集中豪雨が襲いました。
もの凄い雷で、外が大雨になっていることに気づき、事務所の窓を開けて
のぞいてみると直下の大通りが、川状態になっており、車が水しぶきを
あげて走っております。今朝になってテレビのニュースに釘付けです。

死者36人行方不明者7人という大惨事です。(8月20日21:00時点)
ほとんどが崖崩れで住宅が潰されたことで発生した被害者です。
ほとんどが、高度成長期に無理な住宅開発で、本来住宅を造ってはいけないような地域で発生した惨事です。

私はテレビのニュースを見ながら、これがもし原子力災害だったらと想像してみました。
福島原発事故を見てもわかるように、原子力災害はチェルノブイリ事故のように単独で起こるよりも
自然災害との複合災害のケースが一番恐ろしいと思います。
特に自然災害大国である日本ではそうだと思います。
地震、台風、火山噴火などそのトリガーは数え切れなくあります。

今回の参事も、局所的駐中豪雨が原因とはいいながら、
別な側面では高度成長時代の無理な住宅開発が背景にある人災という側面がないでもありません。

私は、今は事実関係をもとに想像力を働かしてみることが重要なのではないかと思います。
自然災害の複合災害として発生する原子力災害(その本質は低線量内部被曝被害です)がもし発生したら、
と考えてみることが重要なのではないかと思います。

原子力災害はその原因因子を取り除こうと思えば取り除くことができる、
その意味では今回の住宅乱開発などとは比較にならないくらいの人災中の人災です。

集中豪雨による崖崩れ災害のニュースを見ながら、そんなことをぼんやり考えておりました。

(哲野イサク記)

第105回8月8日のチラシ 追加変更のお知らせ

みなさま

第105回のチラシですが以下の箇所を追加変更いたしましたのでご報告いたします。
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20140808.pdf

◆P10 表8の上
「※『一時移転』は言葉のアヤで事実上の避難」を追加挿入

◆P11 表11
原子力災害対策指針
1週間50mSv

20μSv/h
(空間線量率に変更)

注部分
「※福島原発事故までは年間の被曝線量だったが原子力災害対策指針は1週間の被曝線量」
 ↓
「※空間線量率20μSv/hは年間積算被曝線量に換算すると、およそ100mSvとなる」

◆P11 右コラム下段から2行目 追加
「もちろん政府を信じて…」→「もちろん政府や自治体を信じて…」

◆P12 右コラム下段 以下の文章を追加
「私たちも広島市議会、県議会などに向けた議会ロビー工作を強め、反原発に理解のある市会議員、県会議員を増やしていかねばならないと思います。」

以上ご報告いたします。

網野

8月15日広島2人デモ中止のお知らせ

みなさま

8月15日の広島2人デモは中止いたします。

8月22日はデモを予定しています。
これからも宜しくお願いいたします。

網野沙羅

第105回広島2人デモ 8月8日報告

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みなさま
(いくつかのメーリングにお送りします)

第105回広島2人デモ8月8日の報告です。
事前に東京の被爆者の上田さんから、広島2人デモに参加するよと連絡があったので
2年ぶりに再会で、楽しみにしておりました。

当日は雨で元安橋のたもとには網野、アーケードの方には哲野が分かれて出発を待ちました。

アーケードの方には常連のじゃけえさんが合流。
元安橋のたもとには、上田さんが現れました。
久しぶりにおしゃべりが弾んでいたところへ、女性がずっとそばに立っています。
上田さんとほぼ同時くらいに現れたので、「あれ?お知り合いの方ですか?」と上田さんに尋ねると
上田「いえ」とおっしゃるので、網野が女性に話しかけました。
女性「あの、広島2人デモに参加しようと思って・・・」
網野「そうなんですか、ありがとうございます」

18時の音楽が鳴りましたので
警察の方と連れだってアーケードに向かいました。

一応申請書通り、元安橋出発ですが、哲野と合流するまではデモ開始とはいきません。
哲野とじゃけえさんがおしゃべりしながら待っていました。
合流してそれぞれ自己紹介。
事前に上田さんにはスピーチをお願いしていましたが
女性の方にスピーチをお願いできますか、と尋ねると
女性「えっ?スピーチするんですか?」
網野「ええ、参加者の方にはお願いしているんです。
    大丈夫ですよ、思った事を言っていただければそれでいいんです。」
女性「なんでもいいいんですか?」
網野「・・・」
哲野「一応、被曝や原発のことを中心にしゃべってもらうことになってるんですが
    だいたい限定できませんよね、集団自衛権とか憲法問題とか、全部関係あるんですから。」
上田さん「そうそう。全部関係あるからね。」
ということで、スピーチの順番はじゃけえさん、上田さん、女性は廿日市のSさん、哲野、最後に網野の順番で決まりました。
5人で出発です。

▼第105回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20140808.pdf
(105回の告知メールのあと、間違いを発見いたしました。
 4ページの図1-1川内原発の原子炉数・電気出力データの記載中、
 3号機・APWR・159万kWとありましたが、3号機は現在存在しておりません。
 8月8日の14時に削除・修正アップしました。お詫びの上、訂正いたします。)

▼今回のプラカード

廿日市のSさんと網野が、先頭でプラカードを持ち
じゃけえさんがスピーチ、哲野と上田さんがチラシまき。

ところが、上田さんをみていると、チラシまきの名手。
かなりやり慣れています。
これはと思った人に差しだして、にこっと笑うと、受け取る人が多い。
哲野が同じことをやっても、にこっと笑えば笑うほど、警戒する人が多いんじゃないだろうか・・・
これはキャラクターですね。

じゃけえさんのスピーチは、
じゃけえ「ご通行中の皆様、商店街の皆様、毎度お騒がせしております。
     毎週金曜日恒例の広島2人デモです。
     みなさんに知っていただきたい情報をスピーチしながら歩いております。
     少しでも耳を傾けていただけたら幸いです。
     今日で105回目になりました。

     …原発事故が起こるたびに避難基準は引き上げられてきました。
     チェルノブイリ原発事故が起こるまでは、避難の基準となる被曝線量の目安は1mSvでした。
     チェルノブイリ事故のときは5mSvになりました。
     福島原発事故のときは20mSvになりました。
     そして福島原発事故が起った後に、原子力規制委員会がつくった
     原子力災害対策指針による避難基準では
     換算すると年間100mSvになります。
     事故のたびに避難の基準が苛酷になっていくのはなぜなのでしょうか。

     放射線被曝に安全値はないというのが世界中の科学者の一致している見解です。
     ほんの少しの被曝でも人によっては死に至る可能性があるからです。

     なぜ避難区域を狭くとどめたいのか。
     避難区域が広くなればなるほど、住民を避難させ、補償しなくてはならなくなるからです。
     また、低線量放射線被曝の危険性について日本政府が認めざるを得なくなるからです。」

そして、原発は苛酷事故前提で再稼働されること、
安全は誰も保証していないこと
事故が起こったら逃げなさいといわれていること
伊方原発で福島事故並みの苛酷事故が起こったら広島は避難(一時移転)の対象になること
黙って反対しなかったら賛成・容認になること
をスピーチしました。

この間、哲野のところにチラシの常連さんが2人チラシをとりにきました。
お名前も聞いていませんが、すっかり顔なじみになりました。

次に上田さんのスピーチです。(全スピーチ掲載します)

上田「105回目の原発をストップさせよう、そういうデモを毎週金曜日やっている、
  私はこのニュースを東京から聞きまして今日初めて参加させていただきました。

  みなさん、原発いかがでしょうか?
  想像もつかない状況が今も進んでおります。
  私は原発は決して私たちの生活のためにならない、安全は全く保障されていない、そう思っています。
  にもかからわず、鹿児島にある川内原発を再稼働しようという、そういう動きになっております。
  原子力規制委員会の田中俊一委員長は、安全は審査していないと言っております。
  今の基準に適合したから認めただけだよと、こう発言していらっしゃいます。
  絶対安全なんて保証していない。
  だけど安倍さんは、規制委員会が認めたんだから再稼働するんだ。
  問題は基準ですよね。この基準は今の原発を運営する上での基準であって
  安全であるかの基準ではないんですよね。
  日本の基準は世界一安全だと言っていますけれども
  良く見てみますと、私の認識ですけれども
  欧米の基準は日本よりはるかに高いのが、厳しいのが現実です。
  例えば核を収納している、格納容器を二重構造にしようとか、もっと安全な設備にしろとか
  ヨーロッパではこのことが当たり前になっております。
  アメリカでは避難計画がないとダメだと言われております。
 (※アメリカ原子力規制委員会の規則では、原発炉心溶融事故の際の避難は
   地元住民参加の上、計画が設定され、
   米原子力規制委員会がその実効性をチェックすることになっています。
   日本の原子力規制委員会は、避難計画は地元自治体が策定すると定めているだけで
   その実効性も地元自治体任せになっています。
   現実には、地元自治体は避難計画の作文をするだけで手一杯、
   というのが現状です。)

  日本はそういった基準を全く検討しておりません。
  避難計画を持った自治体があるでしょうか?
  ほとんどないですよね。
  ヨーロッパなみの格納容器を二重にしようとか、新しい設備や新技術を導入しよう
  そういった検討も全くしておりません。
  そういったなかで原発を再稼働しようとしております。

  どうなんでしょうかねえ…
  世界一安全だと言っておきながら、全くそうではないというのが実態ではないでしょうか。

  一番安全なのは、私は安倍さんに退場していただくのが一番安全じゃないのかなと思っております。
  そういう風に思うのですが、いかがでしょう。

  先ほどじゃけえさんがおっしゃってましたけれども
  私は放射性物質に安全基準はないと思っております。
  私はそういう風に考えております。
  限りなくゼロのほうがいいわけですよね。
  でも、福島で事故が起きたあとは、どんどん、どんどん基準を引き上げております。
  子どもさんたちの甲状腺の機能が異常をきたした。
  100万人に1人、2人だと言われております。
  しかし実態はどうなんでしょう。
  正確な数字を忘れましたけど、20万人、30万人調べた結果、
  約70人以上に甲状腺がんが発生しているそうです。
 (※2014年3月31日現在、悪性腫瘍、あるいは悪性の疑い、要するに甲状腺がんが約90人
   うち52人が手術を受けて腫瘍を切除。
   福島県民健康調査報告より)

  これだけのね、異常の状態が進んでいても
  福島県は『原発事故とは関係ない』と、このようにおっしゃるんですよね。
  因果関係はわからないと言いますけど、異常に高いのは事実なんです。
  そしたら関係ないと切り捨てるのではなく、調べていくのが行政の責任ではないでしょうか。

  この広島は原爆が投下された土地です。
  実は私もね、爆心地から400m、元柳町に自宅がありました。私も被爆者の一人です。

 (聞いていた哲野が「400m?!」と驚いた。
 上田さんはたまたま自宅から離れて可部にいたのですが、
 原爆投下後、広島で入市被曝)

  はい。たまたまね、ここから約15kmくらいかな?
  可部というところにいたので現在があるんですけれども。
  その爆心地は3000℃から4000℃。
  これはみなさん、広島の方ならご存知のことですけど。
  そのように言われております。

  原爆で発生した被曝線量、シーベルトですけど
  私が調べた限りでは10万~14万シーベルトと言われております。
  私たちがそれだけ放射線を浴びたかはわかりません。
  しかし、私は69年間生き延びてきました。
  しかしね、二度とあってはならない。
  同じ被曝者(被爆者)をつくるな。
  これが一番の願いです。

  どっかの国の大統領が911に飛行機がビルに突っ込んだとき
  すぐさま「報復だ」と言いましたけれども
  私たちは報復を叫んだことはありません。
  武力でもって平和は絶対に訪れない。
  これは私たちの経験です。

  そのことを日本国憲法で書き込んだ、平和憲法、世界に誇る憲法9条だと私は思っております。
  その9条があやしくなってきたな、と。
  長年国会で積み重ねられてきた議論を一内閣(いちないかく)でもって、閣議決定でもって憲法を変えてしまう。
  立憲主義を否定していいんでしょうか。
  集団自衛権行使が具体的に進もうとしております。
  来年の春には統一地方選挙。
  その選挙を済ませて、具体的に法案を作ろう、こういう姑息なことも考えられているそうです。

  第2次世界大戦の時の開戦詔勅というのを私は見ましたけれども
  その中になんと6か所も、平和という言葉が出てきます。

  平和ですとか、国民の命と財産を守る、
  こういう言葉が出てきた時には、注意しなければいけないのが
  いままでの歴史の経験ではないでしょうか。

  国民の命と財産を守るというのは言わなくたって当たり前のことですよね。
  よその国を攻めるといって攻める指導者はいないと思います。
  その美辞麗句で平和平和を6回も、開戦詔勅に刻み込んで侵略戦争をしたのが
  70年前の日本の歴史です。

  今声高に国民の命や財産を守ると言われると
  私は70年前の記憶はありませんけれども、そのことと限りなくダブってしまうんですけれども
  今こそ国民一人一人が平和の問題、核兵器の問題、私たちの明るい未来の問題
  そういったことが問われているときではないでしょうか。

  是非皆さんと一緒に、この原発の問題も平和の問題も一緒に考えて行きたい。
  ありがとうございました。」

上田さんのスピーチは、やはりキャラクターなのか、耳にスッと入ってくるしんとした説得力がありました。
次に廿日市のSさんにマイクが渡ります(廿日市のSさんも、全文掲載します)

Sさん「みなさん、こんにちは
   私はこの2人デモに、今回初めて参加させていただきます。

   いま、九州の川内原発が再稼働されようとしていますが
   原子力発電はいったいなんのためにあるのでしょうか。
   人々の生活のために、必要な電力を供給する、ということだと思うんですが
   そのために、私たちの生活環境が放射能汚染によって破壊されるようなことがあっては
   まったく本末転倒ということになります。
   そういうことがないように、私たちの安全を第一に考えるべきだと思います。

   福島の状況を見れば、自分たちの環境が汚染されて
   生活基盤を奪われた人がたくさんいらっしゃいます。
   そういうことが再び起きてはならないと思います。

   そう考えるときに、まだまだ色んな疑念がたくさんあると聞きます。

   たとえば火山の問題、火山学者の人が、噴火の可能性を否定できない、
   予知するのは難しいと言っております。
   そんな場所で再稼働を進める、避難計画も原子力規制委員会は全くタッチせずに
   地域任せになっており、寝たきりの方たちの移動も充分に考えられていないと聞きます。

   こういうことでは、住民の安全を第一に考えるべきそのことが出来ていないのに
   急いで再稼働するのは、私はしてはいけないことだと思います。

   何より日本は全国どこでも地震の可能性はあるし
   そんなところで原発をつくるということ自体が、もう、怖い気がします。
   放射能に汚染された廃棄物ですけど、処理の目処すらもたっていないし
   みんな放射能は怖いということは、
   広島に核爆弾が落とされたりとか、チェルノブイリの事故とか、
   福島の事故とか、色んなことで骨身にしみていて
   みんな怖いと思っていて、なかなか引き受けるところはありません。
   そんなこともできないのに、これ以上に原発を推し進めては
   将来世代の人たちに負の遺産を残すことになります。
   だから私は原発はもう、止めてほしいと思います。

   それと私が不安を感じているのは、現在の政権が憲法を守らないでいいと思っていることです。
   憲法は政治を任せた人たちが守らなければならないことなのに
   そのトップの人たちが解釈を勝手に変えて
   集団的自衛権を認めるという閣議決定、わずか20人足らずの人たちだけで
   国会でも議論せず、私たち国民にも聞かずに、国の形を変えようとしています。
   そのことが私は凄く恐ろしくて、もう、舵の無い船に乗ったような気持ちになっています。

   特定秘密保護法の時もそうでしたが、
   民主主義というのはプロセスがとても大事なのだそうですけれども
   色んな人達が、国民が参加して、国民の意見を聞きながら決めるのが当たり前だと思うのに
   極一部の人たちだけで、大した話し合いもせずに
   色んな物事を決めて行って、武器輸出三原則も大幅に緩めて
   もう、輸出するそうですけれども
   本当に極一部の人たちが国の事を進めていくのは凄く怖いことだと思います。

   私たちは民主主義さえ失いつつあるのかな、と思って
   私は次の世代に…私はもうかなり歳ですけれども
   次の子どもとか孫の世代でも、民主主義で平和な日本で生きて欲しいと思って
   それにはやはり、声を挙げなければいけないと思って、今日来ました。

   でも実はくじけそうになるんですけれども
   たった2人でも、デモをされていると聞きましてとても勇気をもらいました。
   私も頑張らないといけないと思いました。

   黙っていてはダメだと思うので、
   まずはニュースとかを聞いて、色んな事実を知って
   そして、声をあげて行きましょう。
   やはり国民のみんなの声を、今聞こうとしてないけれども
   やっぱり聞いていくのが民主主義だと思うんですよね。
   だから一緒に頑張って行きましょう。
   お願いします。」

次に哲野にマイクが渡ります。

哲野「多くの方がご存知でしょうけども、今、九州電力の川内原発の再稼働審査が急ピッチで進められています。
   本当に他人事ではありません。
   広島も四国電力の伊方原発という怖い原発が、再稼働を狙っています。

   川内原発は決して大きい原子炉ではありません。
   その鹿児島の川内原発がなぜ、トップを切って再稼働一番手になったのか。
   そして九州電力がなぜ原子力規制委員会のいうなりに基準地震動を大幅に引き上げたのか。
   これは私の想像ですけど、
   規制委と九州電力と、電事連と、経産省の間で、一種の話合いがあったのだと思います。
   なぜ川内原発がトップを切るのか?
   それは再稼働に向けた反対勢力が一番弱いからだと、私は想像しています。
   現在の鹿児島県知事が旧自治省官僚で、
   福井県の役人時代には、いわゆる福井の原発銀座を整備した一人、
   バリバリの原発推進派です。

   また、薩摩川内市長は原発を絶対安全だと言ってはばからない、
   これもバリバリの原発推進派です。

   こういうところで再稼働トップを切れば、これが前例となって今後の再稼働もやりやすくなるだろうと
   こういう目論みではなかったでしょうか。

   ところがいざ、再稼働が近づくと、地元の人たちに大きな不安が渦巻き始めました。
   例えば7月17日、原発から30km圏内ではありませんが
   30km圏に境を接する姶良(あいら)市議会は、
   鹿児島県知事に対して全会一致の意見書を送りました。
   
  (▼意見書原文および、市民の陳情書はこちらでご覧いただけます。
   http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/sendai_aira20140717.html

   その意見書では、川内原発1号機2号機の再稼働反対、
   それだけではなしに、廃炉を求める、とまで踏み込んでいます。

   ちょっと私、感動しながら読んだんですけど、
   一部をいまプカラードに掲載していますし
   全文を今お配りしているチラシに掲載していますので
   みなさんもぜひ読んでいただきたいと思います。」

と言ったとたん、網野と上田さんが声をそろえて「チラシ、もうないよ~」

哲野「え~・・・準備してきたチラシが、もうないんだそうです。
   え~・・・チラシは広島2人デモと検索をかけていただければ、PDFで上がっていますので
   読んでいただけます。
   実は、姶良市役所のホームページにも意見書ということでまだアップロードされていません。
   掲載まで時間がかかるので、とりあえずチラシでお読みいただきたいと思います。

   姶良市市議会だけではありません。
   6月25日には、30km圏内のいちき串木野市の市議会が
   「市⺠の⽣命を守る実効性のある避難計画の確⽴を求める意⾒書」を
   これも全会一致で採択決議して鹿児島県知事に送っております。
   これはよく読んでみると、単に実効性のある避難計画を求める、というだけでなしに
   拙速に進めている原発再稼働に対する大きな不信感がベースにあることがわかります。

   それだけではありません。
   やはり6月ですけれども、これも30km圏の出水(いずみ)市の市長が
   「原発の再稼働に必ずしも反対というわけではないが
   住⺠が⼗分理解し納得できないのなら再稼働に向かうべきではない。」
   と、はっきり意思表示をしています。

   こうした市議会や市長の発言の表面化では、
   多くの市民の方々の再稼働反対に向けた激しい突き上げがあったのだと聞いています。
   私たちの広島でも、こうやって広島市長や広島市議会を
   激しく突き上げて、伊方原発の再稼働、あるいは島根原発の再稼働に対して
   明確な反対の政治的意思表示をさせなければいけないと思います。

   もう保守だの、革新だの、右翼だの左翼だのと言っている場合じゃありません。
   姶良市議会の決議が、『「住民の安全を守る」一点で一致して』と言っているように
   私たちの生命、財産、生活を守る、その一点で一致して
   再稼働をさせないと、これが今一番大切なことだと思います。」

次にじゃけえさんにマイクが渡ったあと、網野にマイクが渡ります。
この時、息せき切って原田さんが参加。
もうデモも最終盤でやっと間に合った、という表情でした。
ここで参加者は6人になりました。

網野「毎度毎週お騒がせしております。
   ご通行中のみなさま、商店街のみなさま、大変申し訳ございません。

   みなさん、『100mSv以下の被曝では健康に害はない』という話を聞いたことがありますか?
   政府の言う事だから、大丈夫なんじゃない?と思う人もいるかもしれません。
   しかし、これは全くのデタラメです。

   世界中の科学者の一致してる見解は『放射線被曝に安全量はない』
   つまり、放射線被曝は少なければ少ないほど健康に害がある確率が低くなるのです。
   デタラメだというのはみなさんすぐわかります。
   お子さんのいらっしゃるお母さん、お腹のなかに子どもがいた時、
   お医者さんから「レントゲンを撮りましょう」と言われたことありますか?
   胎児の状態を確認するために、妊婦にレントゲン照射をする、こんな野蛮なことは
   とうの昔にやめています。
   これは外部被曝ですけれども、1回数百μSvの照射でも、胎児に異常がでている
   これはアリス・スチュワートの研究の成果で明らかになって以来
   常識となっています。

  (▼アリス・スチュワートについて
   http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/Alice_Mary_Stewart.html

   100mSv以下の被曝でも、しかも外部被曝でも、健康に害がある証拠はたくさんあります。
  
   ・・・原発の再稼働が進んでいます。
   もし、これに黙っていれば、あるいは知らぬ顔を決め込めば
   政治的には賛成と見なされてしまう事をみなさん、頭に良く置いておいてください。
   良く会議で司会者が賛成でまとめたい、というときには『反対の方、いらっしゃれば手を挙げてください』と
   決を採ろうとします。
   そう言われると、なかなか正面切って反対と言いにくいものです。
   今同じ手が使われています。
   反対と意思表示をしなければ、賛成と見なされてしまう。
   これが原発を巡る政治的意思表示の在り方です。
   反対の人はやはり、反対と言ってください。」

元安橋に帰ってデモ終了。
雨は実は、デモの途中から上がりました。
このまま解散もなんとなくもったいない、という気持ちは全員同じだったようで
近くのコーヒーショップに入って6人で大喋りしました。
面白いな、と思ったのが、廿日市のSさんが2人デモに初参加した理由。
別な人から2人デモのチラシを渡されて、読んで、共感するところがあったので
参加してみたいと前から思っていたそうです。

チラシは前に書いたとおり、復路に入ってすぐになくなりました。
これは上田さんのおかげ。

以上ご報告いたします。

鹿児島県姶良(あいら)市議会 川内原発再稼働反対・廃炉を求める意見書

<九州電力川内原発再稼働阻止>
鹿児島県姶良(あいら)市議会 川内原発再稼働反対・廃炉を求める意見書

 2014年7月17日、鹿児島県姶良(あいら)市議会は、「川内原発1号機2号機の再稼働に反対し廃炉を求める意見書」を全会一致で採択し直ちに鹿児島県知事に送付した。意見書は「拙速な川内原発1号機2号機再稼動に反対し廃炉を求め、国及び原子力規制委員会に対応することを求めます」と強く鹿児島県知事に迫っている。姶良市は九州電力川内原発から30km圏(原子力災害重点区域)に境を接しており、川内原発が苛酷事故を起こした場合、1週間で数十ミリシーベルトの放射能汚染地域となることが、原子力規制委員会の放射性物質拡散シミュレーションから読み取れる。意見書では単に再稼働反対を唱えるだけではなく、廃炉を求める地点まで踏み込んでおり、「住民の安全を守る」(意見書)の一点で一致している市議会議員の姿勢は感動的ですらある。

 この意見書採択に先立つ2014年5月15日、姶良市民の有志は「川内原発の再稼働に反対し廃炉を求める陳情書」(陳情書4号)、「川内原発3号機増設の白紙撤回を求める陳情書」(陳情書5号)、「原子力に依存しない自然エネルギー政策に転換を求める陳情書」(陳情書6号)の3本の陳情書を市議会に提出、市議会でこの3本の陳情書を審議結果、意見書採択決議となった。

 川内原発の再稼働をめぐって、その政治的判断のプロセスは本格的にはやっとスタートする。原子力規制委の許可行政とは全く異なる政治的プロセスである。その政治的プロセスにおいてもっとも重要なのは、こうした市議会の明確な反対へ向けての政治的意思表示、あるいは自治体首長の反対意思表示、ひいては主権者である市民一人一人の明確な政治的意思表示が決定的に重要である。主権者たる市民一人一人は微力であるかも知れないが、決して無力ではないことをいまこそ思い知らせなければならないだろう。姶良市議会意見書、そしてその前段の3本の陳情書を是非ご一読いただきたい。

▼川内原発1号機2号機の再稼働に反対し廃炉を求める意見書
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/sendai/aira_ikensho_20140717.pdf

▼川内市民の市議会に対する陳情書4号~6号
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/hiroshima_nagasaki/fukushima/sendai/aira_chinjyo_no4-6_20140515.pdf