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第117回広島2人デモ 12月12日告知

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みなさま

毎度お騒がせしております。
第117回広島2人デモのお知らせです。
いつも通り18時より
広島平和公園元安橋東詰めから歩きます。

チラシができました。
宜しければご覧ください。

▽第117回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20141212.pdf

タイトル
「原発問題根本理解の教科書
 大飯・高浜原発運転差止仮処分申立書 その1」

トピック
1.原発問題はまた憲法問題なのです
2.原発を憲法違反とする福井地裁判決、安倍自民党は現行憲法を変えるつもりです
3.2014年12月5日大飯・高浜原発運転差止仮処分申立
4.申立書本文の構成-「祈りともいうべき思いを込めて本件申し立てを行う」
5.チェルノブイリ原発事故とフクシマ原発事故
6.基準地震動を上回る地震に襲われた原発
7.県庁所在地が陥落、行政機能麻痺に
8.被保全権利と妨害予防請求権-人格権が最高の価値

資料原文はこちら
▽自民党 日本国憲法改憲草案
https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf
▽福井から原発を止める裁判の会
http://adieunpp.com/
▽大飯原発3.4号機 高浜原発3.4号機
 運転差し止め仮処分の申し立て
http://adieunpp.com/karisasitome/karisasitome.html

一度原文をご覧いただくことをお奨めいたします。

では今日も歩いて参ります。

広島市議会12月議会で伊方原発再稼働反対請願を採決へ

広島1万人委員会(広島市民の生存権を守るために伊方原発再稼働に反対する1万人委員会)より転載します

広島市議会12月議会で請願を採決へ

みなさま

みなさまにご協力いただきました、広島市議会に伊方原発再稼働反対決議を求める請願について、広島市12月議会の「経済観光環境委員会」において、月村俊雄さんから採決の提案がされますので、ぜひ傍聴においでください。


日時:2014年12月16日(火) 午前10時~
議場:広島市役所議会棟(本庁南側の4階建ての建物)4階 全員協議会室

直接議場に行けば、傍聴席が用意してあります。
何かあれば、議会棟1階の市議会事務局でお尋ねになると、案内してもらえると思います。

【請願について】
この請願は、昨年(2013年)9月17日、広島市議会に広島市在住者1542名の連名で提出した「四国電力伊方原発3号機再稼働に反対する広島市議会決議を求めることについて」(受理番号36)です。

この請願の趣旨は、ひとことで言えば、「広島市民の生存権を守るために伊方原発3号機再稼動に反対してください」というものです。
その根拠として、伊方原発の危険を示す資料「伊方原発危険報告」を、ともに提出しました。
請願の内容は、広島市議会市議会のHPでご覧になることができます。
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1000000000002/1380682161092/index.html

紹介議員は、田尾健一さん(安佐南区/市民連合)、山本誠さん(西区/市政改革ネットワーク→地域デザイン)、馬庭恭子さん(中区/市政改革ネットワーク)、清水良三さん(佐伯区/市民連合)、山内正晃さん(安佐北区/市民連合)、月村俊雄さん(西区/市政改革ネットワーク)です。
また、現在、共産党の3名の議員さんが、紹介議員に加わるという意思表示をしてくださっています。
「経済観光環境委員会」に付託されました。

【これまでの経過】
2013年9月26日の「経済観光環境委員会」でこの請願の審査がされました。
請願者が趣旨説明を行い、馬庭恭子さんが質問を行ってくださいましたが、この問題については、専門的知識・知見を含めて幅広い視点から論議する必要があるということで、
請願については「継続審査」ということになりました。

この「経済観光環境委員会」に先立って、当時の委員長の豊島岩白さんが、広島市当局の見解を求めました。
それに対して、広島市の「環境局温暖化対策課」が資料を提出しました。
そこに示されていたのは「本市としては、原子力発電の再稼働については、国及び関係当事者において判断されるものと考えています」という、当事者意識のまったくない、広島市の見解でした。

その後、2013年10月16日の広島市議会決算特別委員会で、田尾健一さんが、原子力規制委員会の「放射性物質拡散シミュレーション」と「原子力災害対策指針」を踏まえて、四国電力伊方原発が苛酷事故を起こした場合の広島市への影響について、市当局の認識を質しました。

これに対して、市当局(環境局温暖化対策課)は、「広島市は即時避難や一時移転対象区域に含まれていない」という、明らかに重大な誤りを含んだ回答をしました。
(原子力規制委員会の「放射性物質拡散シミュレーション」では、伊方原発で福島原発事故並みの苛酷事故が起こった場合の100キロ地点の予想被曝線量は、めやすとして、1週間で約4ミリシーベルト〈遮蔽効果を計算に入れ、1時間あたりの空間線量率に直すと、約40マイクロシーベルト/時〉となります。

一方、「原子力災害対策指針」では、空間線量率20マイクロシーベルト/時が1週間継続すれば、「一時移転」〈=避難。おそらく帰還は無理〉の対象、と定めています。)

さらに、2014年3月7日の広島市議会予算特別委員会で、田尾健一さんは、エネルギー基本計画の政府案提示を受けて、「原発ゼロ社会実現に向けて、広島市は国への積極的提言をすべきではないか」と市長の考えを質しました。
これに対して、市長に代わって答弁した環境局温暖化対策課長は、「エネルギー政策は国が決定すべきもの。広島市は国の議論を注視したい」と答えました。

さらに、2014年6月26日の広島市定例市議会一般質問で、田尾健一さんは、大飯原発運転差止命令判決を受けて、「広島市は、明確に原発再稼働反対の表明をすべきではないか」と市長の見解をただしました。

これに対して、市長に代わって答弁した環境局長は、「1.福井地裁判決に関しては、国の対応を見守りたい。2.判決の中の人格権についての記述はしっかりと受け止めていただきながら、国民の暮らしと安全を最優先した、責任あるエネルギー政策の立案・実行を国に求め続ける」と答えました。

一方、当初、広島市在住者1542名の連名で請願を提出しましたが、現在、この請願への参加者数は、約4900名(広島市在住の人の数。重複は除いている)となっています。

【現在の広島市の姿勢の問題点】
この請願に関連したこれまでの市議会でのやり取りで明らかになってきたのは、
国の原子力規制委員会の「放射性物質拡散シミュレーション」と「原子力災害対策指針」に照らせば、広島市は「一時移転」の対象区域になっているにもかかわらず、
また、政府の「エネルギー基本計画」によれば、原子力災害に対する防災計画の立案・実施は、地方自治体が第一義的に責任を持つべきもの、となっているにもかからわず、
広島市が、原子力災害から市民を守るという責務について、当事者意識を完全に欠いているということです。

ただし、私たちが望むのは、広島市による伊方原発3号機苛酷事故に対する防災計画立案ではありません。

伊方原発3号機再稼動に対する明確な反対の意思表示です。
原発苛酷事故に対する有効な「防災計画」など存在し得ません。
伊方原発で苛酷事故が発生するということは、その時点で、広島市の都市としての生命が終わるということです。
その時点で、広島市民はすべてを失ってしまいます。


【12月議会での採決提案へ】
この請願は「継続審査」となっています。
一方、来年には広島市議会の解散・議員選挙が予定されています。
このまま採決を求めないままでいくと、この請願は結局、市議会解散とともに取り下げを求められることになります。

そこで、解散になる前に、広島市12月議会でこの請願について採決を行っていただきたいという私たちの意向を紹介議員さんにお伝えしました。
これを受けて、12月議会の「経済観光環境委員会」で、紹介議員で経済観光環境委員会所属の月村俊雄さんが、この請願について、採決の提案を行ってくださることになったわけです。

現在の広島市議会においてこの請願が採択される可能性―それ以前に、採決を行うことになるという可能性は、残念ながらあまり高いとは言えませんが、
ぜひ、多数で傍聴に行き、月村俊雄さんの採決動議に、経済観光環境委員会所属の議員さんたちがどう答えるのかを見極めたいと思います。
広島市議会の姿勢も、これまでの広島市当局の姿勢と同様のものなのか?
それとも、広島市議会は、広島市民の生存権を守ろうとする姿勢を示してくれるのか?

ちなみに、現在、経済観光環境委員会に所属している議員さんは、次の方々です。(敬称略)

竹田 康律(委員長)(安佐南区/市政改革ネットワーク)
山路 英男(副委員長)(東区/自民党)
宮崎 誠克(佐伯区/自民党)
豊島 岩白(西区/自民党・保守クラブ)
安達 千代美(安佐南区/公明党)
熊本 憲三(安芸区/自民党)
佐々木 壽吉(東区/自民党・保守クラブ)
酒入 忠昭(南区/市民連合)
月村 俊雄(西区/市政改革ネットワーク)

第116回広島2人デモ 12月5日報告

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みなさま

毎度お騒がせしております
第116回広島2人デモのご報告です。

先週は哲野が足を痛めてお休みをいただきましたが
今週はすっかり回復し、本人、気持ちが良いらしく、はしゃいでおりました。

今回2人デモの最中、たまたま哲野と網野がプラカードを並んで持って歩くシチュエーションになりました。
その時の哲野と網野の会話から。

哲野「小汚いおじちゃん、おばちゃんが今日はプラカードをよく見るね。」
網野「うーん。そうね。」

小汚いと言ったって、生活にゆとりと時間が無くなっている哲野と網野も
結構最近小汚いんですが、そういう小汚さではなくて。
ちょうど広島駅の近くにJRAの場外馬券売り場があるんですが
そこからぞろぞろと出てくるおじちゃんおばちゃんの小汚さ、というか、
宮島の競艇場から外れた舟券を投げ捨てながら出てくるおじちゃん、おばちゃんの小汚さというか。
せっぱつまった人の小汚さというか。
こういう人たちは今まで原発だの、被曝だのといった話題には
全く興味を示しませんでした。
政治問題や原発問題、被曝問題、あるいは選挙に興味を示すのも
自分の中の気持ちに一定のゆとりが必要です。
自分のなかにゆとりが全くない、切羽詰まった人たちは
こうした話題に全く関心を示してきませんでした。

ところが今日は、そういう人たちがプラカードに興味を示したうえ
チラシを取って行きました。
いったい何が起ったのか、よくわかりません。
今後じっくり考えてみる必要がありそうです。

先に本日のプラカードをお示しします。

▽第116回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20141205.pdf

タイトル「中高生のための原発・被曝基礎知識その4」

トピック
Q1:フクシマの放射能は広島に届いてるの?
Q2:原発は通常運転でも放射能を出しているんですか?
Q3:広島の小中学生の被曝限度は年間1mSvなのに、福島県の小中学生はなぜ年間20mSvなんですか?
Q4:シーベルト(Sv)ってなんですか?
Q5:空間線量率ってなんですか?
Q6 : 現在の「食品中の放射性物質に係る基準値」はどうやって決まったの?
Q7:基準値内の汚染食品ならいくら食べても安全といわれていますが、本当ですか?
Q8:文部科学省の放射線に関する副読本「放射線について考えてみよう」では、
  私たちは放射線に取り囲まれて、普段の生活を送っていて、
  放射線はいわれるほど危険なものではない、という印象をもちます。
  なのに、なぜ福島原発から出た放射能に大騒ぎしているのでしょうか?

今日は前回に続き、2人切りになると想定してチラシも14部しか持っていきませんでした。

集合場所に着いて待ってると、警察の方が現れました。
いつものように指令書の確認をし、チラシを渡しました。
哲野が若干の説明を加えます。
熱心に聞いていてくれました。

すると、久しぶりにSさんが現れました。
哲野「どうしたんです、今日は。ネクタイ締めてるじゃないですか。」
Sさん「いや、ちょっと人に会うんで。18時半には戻ってきますよ。
    哲野さん、足、大丈夫ですか?」
哲野「いやもう、すっかり。50年来の持病です。
   痛みがすっかり引いて、もう、ウンチが出た猫状態ですよ。」

音楽が鳴って2人で出発です。
スピーチは哲野が担当です。
哲野は今日のチラシの中身を要約して説明しました。

街はすっかりクリスマスモード、クリスマス商戦モード。
パルコ前では、ステージが組まれ、『くまもん』が踊っていました。
周りに人だかりができ、携帯で撮影する人も。
邪魔になってはいけないので、通り過ぎる間はスピーチを控えました。

とはいいながら、あまりの平和ムードに心のどこかでひっかかりを感じ
実はここでくまもんにうつつを抜かしている場合ではないんだがなぁ、と。
基本的に日本の社会が置かれている危機に対する認識が違っているわけですが
私たちが感じている危機感を一方的に押し付けるわけにもいきません。

18時半近くになってくると、約束を終えたSさんが参加。
チラシまきに回ってもらいました。
すぐに、原田さんが合流。
哲野「どうしたんですか。仕事は?」
原田「いや、今日は忘年会でね。車だしお酒飲めないからと、引き揚げてきたの。」
哲野はこれ幸いと原田さんにマイクを渡します。
というのも、もう30分以上、哲野一人でしゃべりっぱなし。
しかも寒さで口がかじかんで、おしゃべりが「おちゃべり」になっています。

原田さんのスピーチは師走の寒空で歩く人達の共感を誘ったようです。
等身大のスピーチで、普通の生活している市民が語りかけているようでした。
抜粋してご紹介します。

原田「忘年会のシーズンですね。
   今年あった嫌なことは何もかも忘れたいのはやまやまなんですが、
   やはりどうしても忘れてはならないことがあり、こうしてお騒がせしております。
   私たちは今も、非常に大きな危機の中にあるということを忘れることはできません。
   今も福島第一原発の原子力緊急事態中です。
   これを解決しないと、すっきりした気持ちで過ごすことが出来ないんじゃないかと思います。
   今も福島第一原発からは、放射性セシウムだけに限っても
   1時間で1000万ベクレルという放射能が出ています。
   今も福島から放射性物質が出続けている、その事態は全く変わっていません。
   実は、今も、福島原発から出ている放射能は、微量ではありますが(初期の大量放出期に比べれば)
   全国に拡散し続けています。
   実は、この広島にも福島原発からのヨウ素131が届いている。
   それ、どうしてわかるのかというと、原子力施設運転管理年報で
   福島事故後1年経っても全国の原発からヨウ素131が検出されているからです。
   広島から最も近い伊方原発からもヨウ素131が検出されています。
   広島にヨウ素131が届いていないわけがありません。

   原発は事故を起こさなくても、通常運転でも、稼働中でも、放射能を出し続けます。

   福島原発からの放射能だけでも、日本は今大変な状態にあります。
   原発を再稼働させて新たな放射能をこれに加えるなどということは
   ちょっと考えられません。

   今も福島第一原発による、原子力緊急事態宣言下にあります。
   このことだけは、忘れてはならないと思います。」

この時Sさんが、チラシを配る様子が目に入ってきましたが
小さなお子さんを抱いたお母さん、よく見ると隣には若い旦那さんがいましたが
「ください」とチラシをとっていきました。

新聞が福島原発のことを報道しなくなったから、原発や被曝問題について
関心が薄れている、という大きな誤解があります。
新聞は決して原発や被曝問題に関する情報バロメーターではありません。
街に出て一般市民の人たちの反応を見ていると
原発や被曝問題に関する関心は高くなっていることがわかります。
これが私たちの実感です。そろそろ、新聞から世の中をことを窺い知るという習慣は
止めなければならないと思います。

次に網野にマイクが渡ります。

網野「私たちは、原発や被曝について、しっかりした知識をみなさんが持つべきだと思っています。
   そのための材料の一つとして、毎回チラシを作成しお配りしております。
   どうか参考にしてください。
   今から3年前、2011年3月11日、福島第一原発による原子力緊急事態宣言が発令されましたが
   これはいまだに解除されていません。
   福島第一原発からは大量放出期に比べれば、少ないとはいうものの、
   本来出てはいけないいろんな核種の放射能がだらだらと出続けています。
   そして日本全国をだらだらと汚染しつづけています。
   食べ物を汚し、水を汚し、土を汚しています。
   経済も、生活も、人間の健康な生活基盤があってこそです。
   その基盤が壊れていく。
   これをまず、なんとかしなければなりません。
   お金もかかりますが、まず、お金はここに使わなければなりません。
   原発の問題は被曝の問題なんです。
   被曝の問題は、私たちの問題です。」

元安橋に帰ってデモ終了。
チラシは全部なくなりました。

寒かったんですが、久々のSさん参加でしたので
元安川の河畔のベンチでしばらくおしゃべりしていました。
河畔の木々にはひろしまドリミネーションの飾りつけがあり、
明るくておしゃべりにはうってつけでした。

網野「請求書と一緒に中電のチラシが入ってたけど
   ちょうどこの時間帯って節電の要望の時間帯だよね。」

▽中国電力webサイト「節電のお願い」
http://www.energia.co.jp/supplydemand/

哲野「この間も、中電からのメールマガジンを受け取ったけれども、
   冬の節電目標について書かれてあった。
   今回のドリミネーションのテーマが『節電』だったら面白かったのにね」
網野「そういえばこれまでいっさい、電力不足の宣伝がなかったね」
哲野「中国電力がそんなことできるわけがないじゃないか。
   なにしろ、全供給電力のうち、36%までを非電力会社から買っているんだから。
   電力不足になるわけがない。
   ドリミネーションだって、余裕で実施できる。
   売上不足の中国電力にとっては内心ありがたい話だよ」

以上ご報告いたします。

第116回広島2人デモ 12月5日告知

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みなさま

第116回広島2人デモのお知らせです。
広島平和公園元安橋東詰めから
いつも通り18時から歩き、本通り・金座街を往復します。

チラシが出来ました。
宜しければご覧ください。

▼第116回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20141205.pdf

▼タイトル
「中高生のための原発・被曝基礎知識その4」

▼今回チラシの質問項目
Q1:フクシマの放射能は広島に届いてるの?
Q2:原発は通常運転でも放射能を出しているんですか?
Q3:広島の小中学生の被曝限度は年間1mSvなのに、福島県の小中学生はなぜ年間20mSvなんですか?
Q4:シーベルト(Sv)ってなんですか?
Q5:空間線量率ってなんですか?
Q6 : 現在の「食品中の放射性物質に係る基準値」はどうやって決まったの?
Q7:基準値内の汚染食品ならいくら食べても安全といわれていますが、本当ですか?
Q8:文部科学省の放射線に関する副読本「放射線について考えてみよう」では、私たちは放射線に取り囲まれて、普段の生活を送っていて、放射線はいわれるほど危険なものではない、という印象をもちます。なのに、なぜ福島原発から出た放射能に大騒ぎしているのでしょうか?

では今日も歩いて参ります

第116回広島2人デモ予定チラシについて

みなさま
(いくつかのメーリングにお知らせします)

11月28日予定の第116回広島2人デモを、急きょ中止したことは前回お知らせした通りです。
その際、このデモ用のチラシ「中高生原発被曝基礎知識 その4」を来週早々アップロードの予定だとお知らせしましたが
このチラシは、12月5日(金)の第116回広島2人デモ用のチラシとすることにしました。

理由は、一言で言って、パワー不足です。
鉄腕アトムという漫画がありましたが、鉄腕アトムが飛び回ってエネルギーが切れる時に
「プス、プス」という吹き出しがついてパワー不足になったことを表現していましたが
ちょうどそんな感じです。「プス、プス」

話は変わりますが、今の安倍晋三首相を見ていると、どこかヒトラーを連想します。
もう少し正確に言うと、ヒトラーそのものではなくて
ヒトラーを思い切りからかった「チャプリンの独裁者」に出てくるヒンケルに近いかもしれません。
ご承知のように「独裁者」はまだアメリカが枢軸国に対して正式に宣戦布告する前に企画・制作が開始され
封切は1940年10月15日でまだ日本の真珠湾攻撃前でした。

「『チャップリンの独裁者』の制作が半分ほど進んだころ、ユナイテッド・アーチスツからしきりにいやな情報が入りはじめた。ヘイス・オフィス(アメリカ映画製作者・配給者連合の別名)から、ひょっとすると検閲でごたつくかもしれんぞ、という警告があったというのである。またイギリスの関係当局でも反ヒトラー映画ということではだいぶ心配して、果たしてイギリスで上映できるかどうか考えているということだった。(当時イギリスは例のコウモリ傘のチェンバレン首相のもとで対ドイツ融和政策を進めている頃でした)しかし私は、だんぜん進めることに決めた。ヒトラーという男は笑いものにしてやらなければならないのだ。もっとも、そういう私も、もしあのナチス強制収容所の存在を知っていたらあるいは『独裁者』は出来ていなかったかもしれないし、またナチどもの殺人狂を笑いものにする勇気も出なかったかもしれない。だが、それはともかくなんとしても私は、血の純血民族などという彼らの神秘的世迷言を笑いものにしてやりたかったのである。」
(「チャップリン自伝下巻・栄光の日々」405p~406p 中野好夫訳 新潮文庫 平成4年12月15日)

チャップリンが200万ドルかけたこの映画は、ニューヨークの2つの映画館、アスターとキャピトルで封切りされました。
この時、試写会で出会ったハリー・ホプキンス(ルーズベルト大統領の腹心。後に対ソ連大統領特使を勤め、スターリンとの意思疎通に活躍しました)はチャップリンに、「偉大な映画だ。実際意味のある仕事だが、まぁ、チャンスはなかろうね。結局、金を捨てたようなことになる。」(同416p)と予言したとのことです。
「だがありがたいことに、ホプキンスの予言は完全に外れた。キャピトルの初日に詰めかけた観客は実に素晴らしかった。みんな興奮し、そして熱狂した。結局ニューヨークの2館で15週間の続映、それまでの私の作品では最高の売り上げをみせた。」(同416p)

しかし専門家の批評は賛否両論で、特に大部分の批評家が映画のラストシーンで見せる偽ヒンケルのスピーチに反対した、とのことでした。
しかし、一般大衆のほうは全体として好意的で多くの賞賛の手紙を貰ったとチャップリンは自伝に書いています。

そこで、安倍晋三氏を頭の片隅に置きながら、この映画のラストシーンの有名なスピーチを中野好夫氏の名訳で掲げておきます。
(長いですぞ)


「 残念ながら、私は皇帝になどなりたくありません。そんなことは私の任ではありません。私は誰を支配することも、誰を征服することも、したくありません。出来ることなら-ユダヤ人も、キリスト教徒も-黒人も-白人も、みんなに力をかしてあげたいのです。

 私たちは、みんなお互い助け合いたいと望んでいます。人間とはそういうものなのです。私たちは、他人の不幸によってではなく、他人の幸福によって生きたいのです。憎みあったり、軽蔑しあったりしたくはありません。この地球上には、みんなが生きていけるだけの結構余裕があるのです。そしてこの大地は豊沃で、全ての人間を養うことだって出来るのです。

 私たちは、自由に、そして美しく生きていくことができるのです。なのに、私たちはその途(みち)を見失ってしまいました。貪欲が人間の魂を毒し-世界中に憎しみのバリケードを築き、あのガチョウの足取りよろしく(ナチス独特の歩き方。いわゆるグース・ステップ)、私たちを不幸と殺戮の中に追い立てて行きました。新しいスピードが開発されましたが、結果はかえって私たちみんな、自分の穴に閉じこもるようになってしまいました。生活を豊かにするはずの機械が、逆に私たちを貧困の中にほうりだしています。知識は私たちをシニカルにし、知恵は非常、冷酷にしました。考えるばかりで思いやりをなくしてしまったのです。私たちにとって必要なのは、機械よりも人間なのです。頭の良さよりも、親切、そして思いやりなのです。そうしたものがなければ、人生はただ暴力、一切はただ破滅あるのみです。

 飛行機とラジオは私たちの距離をちぢめました。こうした利器が持つ本来の性質は、人々の善意-世界的な兄弟愛-すべての人類がひとつになることを叫んでいるのです。いまこの瞬間にも私の声は世界中の何百万という人々-絶望の中にいる男や女や子どもたち-罪もない人々を拷問し、投獄する、ある組織の犠牲者たちの耳に達しているはずです。耳を持った全ての人々に、私は呼びかけたいのです。『絶望してはいけません』と。私たちを襲っているこの不幸もそれはただ貪欲のなせる業-人類の進歩を恐れる非常な人間たちのつくりだしているものにしかすぎません。憎しみはきっと消え、独裁者たちは死に、彼らが人民から奪い取った力は、再び人民の手にかえるでしょう。そして人間に死のある限り、自由は決して滅びません。

 兵士のみなさん!みなさんはこれらのけだものたち-あなた方を軽蔑し-奴隷にし-あなた方の生活のすべて-何をすべきか、-考えるべきか、感じるべきか、そんなことにまでいちいち命令し、規制するこれらのけだものたちに、決して身をゆだねてはなりません。ただ、あなた方を猛訓練するだけ-飲み食いまでも制限し、家畜のようにこき使い、ただ大砲の餌食にするだけなのです。もはや人でないこうした人間たちに、けっして身をゆだねてはなりません-彼らは機械の頭と機械の心だけを持った機械人間なのです!あなた方は機械ではない、人間です!人間愛を心に持った人間です!憎んではいけません!愛を知らぬ人間-愛されたこともない、自然に背いた人間だけが憎むのです!

 兵士のみなさん!隷属のために戦ってはいけない!自由のために戦ってください!ルカ伝第17章にはなんとありますか?神の国は人の中にあり、とあるのです。-それはひとりの人間の中でもなければ、あるグループの中でもありません。すべての人間、あなたがたの中にあるのです。力を持っているのはあなたがた人民-機械を作る力、幸福を創る力をもっているのはあなたがた人民なのです!あなたがた人民は、人生を自由にし、美しくし、この人生を素晴らしいものにする力を持っているのです。だとすれば-民主主義の名において-それらの力を動員し、みんなでひとつに手をつなごうではありませんか。新しい世界-みんなの人間に働く機会をあたえ、青年には未来を、老年には保障をあたえてくれる立派な世界をつくりだすために、みんな立って戦おうではありませんか。

 もっとも、けだものたちも、同じ公約を掲げて権力を握りました。しかし、彼らは嘘をついている!公約を果たすつもりなどありません。絶対に!独裁者というのは、自分だけは自由にするが、人民は奴隷にするのです。いまこそ世界の解放のために戦おうではありませんか-国と国との障壁を毀(こぼ)ち-貪欲や憎悪や非寛容を追放するために。理性の世界をつくるために-科学と進歩が私たちすべてを幸福に導いてくれるような世界を創りだすために、さぁ、みんな戦いましょう。兵士のみなさん、民主主義の旗の下で、みんなでひとつに手を繋ぎましょう!

 ハナ、僕の声が聞こえるかい?いまどこにいようと、さぁ、上を向くのだ、空を見るのだ、ハナ!雲が切れる、太陽があらわれる!闇が去って僕たちは光の中に出るのだ。新しい世界-貪欲と憎悪と残忍を忘れたより良い世界が、いまや来かかっているのだ。空をごらん、ハナ!もともと人間の魂は翼を与えられていたのだ。だが、ついにいまはじめて空を飛び始めたのだ。虹の中へ-希望の光の中へと、いま飛んでいるのだ。空をごらん、ハナ!上を向いて!」

I’m sorry, but I don’t want to be an emperor. That’s not my business. I don’t want to rule or conquer anyone. I should like to help everyone if possible —Jew, Gentile, black man, white. We all want to help one another, human beings are like that. We want to live by each other’s happiness, not by each other’s misery. We don’t want to hate and despise one another.

In this world there’s room for everyone and the good earth is rich, and can provide for everyone. The way of life can be free and beautiful. But we have lost the way. Greed has poisoned men’s souls, has barricaded the world with hate, has goose-stepped us into misery and bloodshed. We have developed speed, but we have shut ourselves in. Machinery that gives abundance has left us in want.

Our knowledge has made us cynical, our cleverness hard and unkind. We think too much and feel too little. More than machinery, we need humanity. More than cleverness, we need kindness and gentleness. Without these qualities life will be violent, and all will be lost.

The aeroplane and the radio have brought us closer together. The very nature of these inventions cries out for the goodness in men, cries out for universal brotherhood for the unity of us all. Even now my voice is reaching millions throughout the world, millions of despairing men, women and little children —

victims of a system that makes men torture and imprison innocent people.

To those who can hear me I say: “Do not despair. The misery that is now upon us is but the passing of greed, the bitterness of men who fear the way of human progress, the hate of men who will pass, and dictators die. And the power they took from the people will return to the people. And so long as men die, liberty will never perish.”

Soldiers, don’t give yourselves to brutes — men who despise you, enslave you,

who regiment your lives, tell you what to do, what to think and what to feel, who drill you, diet you, treat you like cattle, use you as cannon fodder. Don’t give yourselves to these unnatural men! Machine men, with machine minds and machine hearts! You are not machines! You are not cattle! You are men!

You have the love of humanity in your hearts. You don’t hate.

Only the unloved hate, the unloved and the unnatural. Soldiers, don’t fight for slavery! Fight for liberty!

In the seventeenth chapter of St. Luke it is written: “The Kingdom of God is within man.” Not one man, nor a group of men, but in all men! In you! You, the people, have the power! The power to create machines. The power to create happiness. You the people have the power to make this life free and beautiful, to make this life a wonderful adventure. Then in the name of democracy, let us use that power. Let us all unite! Let us fight for a new world. A decent world, that will give men a chance to work, that will give youth a future and old age a security. By the promise of these things, brutes have risen to power. But they lie. They do not fulfill that promise. They never will. Dictators free themselves, but they enslave the people.

Now let us fight to fulfill that promise. Let us fight to free the world.

To do away with national barriers. To do away with greed with hate and intolerance. Let us fight for a world of reason. A world where science and progress will lead to all men’s happiness.

Soldiers, in the name of democracy, let us all unite!

(英文はhttp://kurikuri.jp/kurumi/?p=691より引用)

この演説は映画の中では約5分もあったそうです。
テキストで読むのと、チャップリンの人格を通じてこのスピーチを聞くのでは、
相当な乖離があります。
もしチャプリンの人格を通じてこのスピーチをお聞きになりたい方は、ユーチューブのサイトへ。

https://www.youtube.com/watch?v=0bOLrMGKkfk

人によってエネルギー補充の方法は色々です。
アトムはお茶の水博士にエネルギーを補充してもらいました。
あなたはどうやってエネルギー補充をしていますか?

広島2人デモ
哲野イサク
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