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第126回広島2人デモ 3月13日お知らせ

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みなさま

毎度お騒がせします。
第126回広島2人デモ 3月13日のお知らせです。
いつも通り18時から本通り・金座街を往復します。
チラシができました。
宜しければご覧ください。

▼第126回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150313.pdf

▼タイトル
「大飯・高浜原発 運転差止命令仮処分申立事件
原発の息の根を止める歴史的宣言が、厳かに、今、日本から、出されようとしている…
市民運動の一打必殺パンチに、今やKO寸前の関西電力」

▼トピック
1.高浜原発運転差し止め仮処分命令は、3月中に・・・
2.とことん追い詰められる関西電力
3.「規制の虜」(国会事故調報告)の一端を説明する第6準備書面
4.福島第一原発の地震に対する脆さ
5.大飯・高浜原発基準地震動-ほとんど詐欺師に近い関電の振る舞い
6.関西電力はクリフエッジを引き上げるのか
7.免震重要棟がなぜ死活問題なのか
8.“免震重要棟なしに再稼働がみとめられるべきでない”

先日3月11日に行われた、大飯・高浜原発運転差止め仮処分命令申立
第2回審尋に提出された申立人側の第6準備書面を中心にまとめてみました。

なおチラシには間に合いませんでしたが
昨晩、関電側の裁判所提出資料も
申立人側のwebサイトに掲載されたようです。
是非原文を一読されることをお奨めします。
http://adieunpp.com/karisasitome.html

では本日も歩いて参ります。

日本外国人特派員協会主催 泉田裕彦新潟県知事・記者会見 2014年10月15日(水)


日本外国人特派員協会主催 泉田裕彦新潟県知事・記者会見 2014年10月15日(水)

<冒頭から約14分時点までテキスト起こし>
泉田裕彦・新潟県知事
みなさん、こんにちは。 日本語で話をさせていただきたいと思います。
今ご紹介いただきましたが早速ですが資料に基づいてご説明をさせていただきたいと思いますので、1頁を開けてください。
この頁は今説明がありました2007年の時の柏崎刈羽原子力発電所の構内の写真です。
この時火災が発生しましたが、事故対応を知事の立場で経験しております。
また2011年にですね、東日本大震災があった際には、福島県が新潟県の隣ですので、大変多くの避難者の受け入れをしました。スクリーニング、モニタリンクもですね、実施をしました。
2011年には日本政府、それから福島県と並んで新潟県は東京電力からヒヤリングをしながらですね、直接話を聞きながら、3.11の事故を経験した組織ということになります。
3月11日地震の当日、4時半にですね、すでに二次冷却水のポンプが流されて冷却不能になったというのは報告がありました。
話は2007年に戻して2ページ目をご覧ください。
柏崎刈羽発電所は2007年、震源から20km位の距離にあるんですけども、原発の建屋から地面が1メートル半くらい、1メートル50センチくらいですね、沈下をしました。
これが火災原因になってます。
1枚めくってください。
これが実際の火災の写真です。
実は新潟県庁はこの時、柏崎刈羽原発と連絡不能になりました。
仕方がないのでこれはあの、テレビで状況を把握するという状態になりました。
そしてワンテンポおいて、東京電力の本店を経由して(柏崎刈羽原発)サイトと連絡する、間接連絡になりました。
ホットラインがなぜ使えなかったかというと、ホットラインがある部屋のドアが地震で歪んで開かなかったものですから、東京電力側がホットラインにたどり着けなかったのが原因です。
次のページをご覧ください。
なぜ火災が起きたかということなんですが、地震でパイプがずれて、それで発火をしたということです。
フィルターベントがですね、安全かどうかは、これ避難計画に大きく関わるので、この時の経験を活かしてほしいと考えています。
次のページをご覧ください。
ここが地面がずれたおかげでパイプが外れて発火したポイントの拡大図になります。
次のページをご覧ください。
先ほどお話したように、緊急連絡を確保する必要があるということから、地震が来てもちゃんとドアが開くような免震重要棟の建設を当時求めました。
むろんこれ、規制基準ではないんですけども、連絡が取れなかったことからですね、経験則上必要ということで要請したものです。
結果として、造ってもらう事になりました。携帯電話があればいいじゃないかという話もあったんですが、これを柏崎刈羽に造ってもらうことによる安全確保を優先しました。
同じ東京電力の施設で柏崎刈羽にだけ、この免震重要棟があって福島にないのはおかしいじゃないかということで、福島にも免震重要棟を造ることになって、完成したのが東日本大震災の8か月前です。
もしあの時、新潟県が免震重要棟の建設を求めなければ、当然福島にも免震重要棟はなかったですし、結果として今東京に人が住めていたかどうかは疑わしいと思っています。
次7ページご覧ください。
これも規制に基づかないものを求めた例になります。
東電にも当時自主消防組織はあったんですが、しかし消防車は持っていませんでした。消火栓が破断をしたので結局消防隊は撤退することになりました。
この自衛消防隊が機能しないっていうのは困るということで、体制強化してもらい、消防車を配備してもらいました。
この時の反省を踏まえて消防車があったので、原子炉を冷やす代替注水が福島で可能になったと考えています。
次8ページご覧ください。
原子力規制委員会で新規制基準を作ってるんですが、安全性確保に関しては懸念を持っています。

第125回広島2人デモチラシ 誤植修正のお知らせ

みなさま

ご案内した11日の広島2人デモのチラシですが、
いくつか誤植やミスがありましたので、修正して再掲載いたしました。
ダウンロードされた方は再度ダウンロードいただければ幸いです。

▼第125回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150311.pdf

取り急ぎご連絡いたします

第125回広島2人デモ 3.11特別版 2015.3.11 お知らせ

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▼第125回チラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150311.pdf

みなさま

お騒がせしております。
第1225回広島2人デモのお知らせです。
今日は3月11日、特別に歩きます。
チラシが出来ました
宜しければご覧ください。

▼タイトル
「福島第一原発は今⑧
福島原発事故は継続中、廃炉のメド立たず」

▼トピック
1.福島第一原発による原子力緊急事態宣言と特定原子力施設の意味
2.福島原発 第2過酷事故の危険は全く去っていない
3.やっと見えてきた中期的全体観-リスクだらけの敷地内
4.全体が放射性廃棄物置き場と化している敷地内
5.3号機ガレキ撤去に伴う放射性物質拡散事件
6.2015年2月に明らかになったK排水路汚染水流出事件
7.海水配管トレンチ汚染水問題とは
8.あくまで凍土壁遮水工法に固執する東電・鹿島の320億円
10.本来の強力な権限を使おうとしない原子力災害対策本部長(内閣総理大臣)

いつも通り18時から、今日も歩いて参ります。

第124回広島2人デモ 2015年3月6日報告

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みなさま

毎度毎週お騒がせいたします。
第124回広島2人デモのご報告です。

帰りの車の中で、ポツリと、
哲野「今日のチラシ、失敗だったかもしらんなぁ…」
網野「え?どうしてそう思うの?」
哲野「スピーチしていて、気が付いたんだが、
   トピックがどれもこれも消化不良というか、説明し足りないというか、
   点しか説明してないというか、なんというか・・・」
網野「それは仕方がないじゃない。
   だって、どのトピックもまともにやれば一回分のチラシだって足りないくらいなんだもん。
   説明し足りないのは当たり前でしょ。」
哲野「そうだろ?やっぱり君だってそう思うだろ?」
網野「忘れたの?今回のチラシは被曝問題を大きく捉えてみよう、俯瞰してみよう、
   というところに目的があったでしょ?個々のトピックを詳しく説明するよりも
   大きく捉えなおしてみよう、タコツボに入るのをやめて、
   タコツボからでて、眺めてみよう、そこに目的があったじゃない。」
哲野「そうそう、そうだよなぁ。原発問題や被曝問題は、ありとあらゆる問題と複雑に絡み合っている。
   だから色んな問題との絡みを全体から見てみよう、それが企画意図だったよなぁ。
   スピーチするときにすっかり忘れてた。」
網野「その意味では、不充分とはいえ、二重のシールドに守られる地球から、
   食品安全委員会の基準値決定の過程まで、
   広島・長崎の高線量外部被曝データがもとになってICRPの低線量内部被曝無視が
   行われていることまで、ざっと眺めてみることができた。
   私はこのチラシは成功だと思いますよ。」
哲野「ウーン。その通りではあるが、ウーン、説明が足りないよねえ。言葉足らずだよねえ…」
網野「でもさ、こういう俯瞰の視点を提供するのって、なかなか私たちもお目にかからない。
   みんな、こういうことを求めてるんじゃないだろうか。
   自分がいま、どういう状況の中にあるのか、確認したいんじゃない?
   それにさ、ホラ、タコツボはICRPの思うツボじゃない。」
哲野「そうそう。奴らの手に乗っちゃいけないよな。」

と、いいながら、哲野は帰りの車の中でずっと納得いかない様子でした。

その深夜、webサイトのアクセス解析を見てみると
金曜日1日間(0時から24時まで)のページビューを見て、網野の方が正しいとわかりました。
今回チラシのページビューは「7,535」だったのです。
恐らくは1日の1つのチラシのページビューとしては、過去最高だと思います。

集合場所に時間ギリギリに到着しました。

というのは、チラシ作りの真っ最中、木曜日の夜11時近くになって、
網野「なんか焦げ臭い」
哲野「そう?俺の方は全然臭わないけどな」
と、言い終わらないうちに、けたたましい消防車のサイレンの音。
しかも、1台や2台じゃありません、しかも、ごく近所でサイレンが止まります。

網野が窓をあけると、どっと煙が。
哲野「こりゃ近いね。」
網野「近いどころじゃないわよ!」

2人とも慌てて出ると、あたりは煙でもうもう。
しかも、消防車の赤色灯のあたりを見ると、哲野の自宅付近で停まっているようです。
網野「電気ストーブ、ちゃんと消して出た?」
哲野「ウン、ウーン…消して出たと思うけど、そう言われてみれば…」
自信なさそうです。
近くに行ってみると、哲野の自宅ではないものの、四辻を挟んでつい3軒隣の家が火元です。
(今朝の朝刊を見てみると、人1人が亡くなったそうです。)
類焼の可能性はなしと見極めがついて、引き上げる際中、
哲野「これ、はしご車だね。しかも南署から来てる。」
網野「三段はしご車ね。これだと中高層ビル対応のはしご車ですよ。
   これが来てるということは、第二出動までしたんじゃないかな」
哲野「消防は頼もしいよね。最悪の事態を想定して、持ってる資源を総動員する。
   これが危機管理だよね。最悪の事態を想定して、手を打つ。これが防災対策だよね。」

実際、三段はしご車ばかりでなく、最悪の事態を想定して10台は来ていたと思います。

網野「原発事故対策とはえらい違いだよね。」
哲野「え?…そういえばそうだ。
   原子力規制委員会の特定原子力施設評価・検討会合の議事録を読むと
   東電も規制委員会も、特に東電がそうだけど、最悪の事態どころじゃなく、
   今見えている一番望ましい事態を想定して手を打ってる。
   打つ手が外れると、ALPSにしても、汚染水にしても、凍土壁にしても
   出てくるセリフが判で押したように同じ、『見込みが違いました』
   これ、危機管理でもなく、原発事故対策でもないよね。
   最も、最悪の事態を想定すれば、日本政府挙げて、
   この問題に集中しなければならなくなっちゃうからね。
   でも、そうすべきだ。」
網野「この現状で、原発の再稼働、なんて、とんでもない話だよね。」

と話しつつ、事務所に戻ったのです。
これが寝坊の原因、現場ギリギリ到着の理由でした。

▼本日の元安橋東詰め。だいぶ明るくなってきました。

▼植え込みに差したプラカード

警察の方と指令書確認後、18時の音楽を聞いて出発です。2人きりの出発です。
(平和公園の音楽チャイムは2か月ぶりに直ってました)

▼本日のチラシ
http://www.inaco.co.jp/hiroshima_2_demo/pdf/20150306.pdf

▼タイトル
「放射線被曝に安全量はない
 There is no safe dose of radiation」
▼トピック
1.原発の存在を正当化する放射能安全神話
2.放射能とは何か-放射能は人間の細胞やゲノム(遺伝情報)を破壊する
3.人間はなぜ放射能に弱い(脆弱)のか
4.磁気圏と大気圏が地表を守る2つのシールドとなった
5.自然放射線と人工放射線、そして人造放射線
6.放射線被曝とは要するにどういうことなのか
7.外部被曝と内部被曝はなにが違うか
8.がんや白血病ばかりではない低線量内部被曝
9.放射能はどんなに低線量であっても危険-低線量内部被曝過小評価の問題
10.放射能汚染食品ー基準値内ならいくら食べても安全なのか
11.ICRP学説はいったいなにに根拠をおいているのか

▼本日のプラカード

2人きりなので、網野がスピーカーとプラカードを2つ持って、哲野がスピーチしながらチラシ撒き。
(チラシ撒きではなくて、実態はチラシ持ちにすぎません)

哲野のスピーチがもたもたしています。
あとで哲野に聞いてみると、うまく簡潔に説明が出来ない、説明しようとすると
例えば、食品安全委員会のワーキンググループの何回会合の中身とか、
放射線による電離現象の話とか、トリチウムの線量係数の話とか、
周りの人が聞いてもチンプンカンプンの話になってしまって、
これじゃあ、聞いてもらえないと軌道修正するんですが、
やっぱりタコツボ説明に入ってしまう、
まずいまずいと思いながらしゃべってるから、どうしてもスピーチがもたもたする、
と、いうことらしかったです。

哲野のスピーチの最中、原田さんが駆けつけてくれました。
スピーチを中断した哲野、
「よく来れましたね」
原田「ええ、今日も強引に出てきました。」
というわけで、原田さんがチラシ撒き。

哲野のスピーチは相変わらずもたもたしています。
見かねた網野、
「専門的すぎて、聞いてる人はわからんよ。」
哲野「そうなんだ、我ながらウンザリしてる。原田さんに変わってもらお。」
原田「え?もう?」
哲野「今日、ボク、絶不調。替わって。」

というわけで、原田さんがスピーチ。

原田「お騒がせしておりまーす、毎週金曜日夕方恒例の広島2人デモです。
   いま、3人で歩いておりまーす。
   今日は放射線被曝についてお知らせしておりまーす。
   その内容は今日のチラシに詳しく書いております。

   今、福島原発事故以後の日本の環境、食べ物は安全なものなのかどうか、
   一度考えていただければと思います。

   原発は、通常運転でも大量の放射能を環境に出しています。
   放射能を出さずに運転できる原発はありません。
   まして、4年前の福島原発事故で大量に放排出された放射能、
   現在も福島原発から出続けている放射能、
   これらはこの広島にも程度の差こそあれ、やってきています。
   これらは安全なのか、危険じゃないのか、と言えば、危険であると言わざるをえません。
   放射性物質の性質からして、私たちが生きている間には無くなりません。
   国は、微量の放射性物質は、人体には直ちに影響はない、と言っていますが、
   しかし、実は、放射性物質はどんなに微量であっても、人体に影響がある、というのが
   科学者の一致した見解です。
   もう一つ重要な事は、国は内部被曝の危険を全く無視しています。
   内部被曝と外部被曝の危険は同じではないのです。
   内部被曝は原理的に見て、外部被曝よりはるかに危険です。
   国はそれを認めません。
   認めると、全ての原発をはじめとする核施設が動かせなくなるからです。

   内部被曝と外部被曝は、全く別物の被曝です。
   外部から1回きりの被曝、身体の中に取りこんで、それが細胞に付着し
   恒常的に被曝し続ける、これが全く違うメカニズムであることは、
   ちょっと普通に考えてみれば、誰にでもわかることです。

   原発についても、いや、これはどうしても必要だという人もいれば
   今すぐやめるべきだ、という人もいます。

   しかしそうした判断を下す前に、被曝とはどういうことなのか、
   放射線とはどういうものなのか、内部被曝と外部被曝はどう違うのか、
   ということに、まず、関心を持っていただきたいと思います。」

ここまで聞いていた哲野、
「そうそう。そうよそうよ、これでいいんだよな。こういう事をキチンと言えるスピーチだったらいいんだよな。」
原田「えっ?何かマズイ事いった?」
哲野「いやいや、いいですよぉ。いいんです。
   いや、僕のスピーチも、そうすりゃよかったと思いながら聞いてましたよ。
   どうか続けてください。」
ということで、原田さんのスピーチが続きます。

原田さんの次は網野です。
哲野絶不調のため、いつもより、早めの交代です。
スピーカーは今度は哲野が持って歩きます。

網野「毎週お騒がせいたします。広島2人デモと申します。
   金曜日の夕方から被曝や原発の問題について、
   調べたことを皆様にお知らせするのが目的のデモです。

   まとめてチラシにしておりますので、宜しかったらお手に取って見てください。

   私たちがこうしてデモをしているのは、別に原発に反対しよう、と呼び掛けることではありません。
   まず、何にしても、広島市民、私自身が被曝ということを知りませんでした。
   恥ずかしい事ですが、身内に被爆者がいるんですけれども、
   小さい頃に広島原爆の事を聞いて、被曝という言葉を使っていながら、被曝そのものを知らなかった。
   そこに福島原発事故が起って、痛烈に反省して、被曝ということを調べ始めました。
   知って調べた内容を、みなさんにも是非共有していただきたいと思って、
   被曝の話、なるべく分かりやすくまとめてみました。
   もしよかったら、チラシをお手にとってご覧になってみてください。

   『放射線被曝に安全量はない』、これが世界中の科学者の一致している見解です。

   一致した見解で、ICRPも認めている、この見解を、
   私たちの被曝防護に持ってきているはずなのに、
   なぜか、日本政府・厚労省は『放射能汚染食品は基準値内ならいくら食べても安全です』という。
   根拠にしているICRP学説からも真っ向から矛盾する内容の政策を打ち出してしまいました。
   国はなぜ全く矛盾する、『基準値内ならいくら食べても安全です』という政策を打ち出してしまったのか。
   この辺もわかりやすく解説してチラシにしてありますので、もしよかったらご覧になってみてください。

   『基準値内ならいくら食べても安全です』という言葉に、科学的根拠はありません。
   実際、この基準を決める前の、食品安全委員会の評価書案を検討する会議でも、
   委員の人から、そんな事言ったら、放射線被曝にリスクゼロはないんだから、
   ちゃんとそこは書かないと駄目だという指摘があったのに、
   そういう人の意見は無視して、今の放射能汚染食品基準が出来上がっている。
   そんな経緯で私たちには、いくら食べても安全ですというようなデマ、
   科学的、医科学的知見によらないデマがつくられているということを、
   皆さん、どうか知っておいてください。

   私たちの健康に直接かかわってくることなので、皆さんが知って、
   これはおかしい、と声を挙げていく…声を挙げるって、あの、普通に日常会話でいいんですよ。
   知ってる人が多くならないと、政府は、こりゃマズイ、と思ってキチンと仕事してくれません。

   私たちが正しく知る。
   このことが一番大事だと思います。
   正しく知る一つの材料として、私たちのチラシもご覧になってみてください。

   この『放射線被曝に安全量はない』というのは
   英語では『There is no safe dose of radiation』っていうんですけど
   これは私たちが勝手に創りだした言葉ではなくて、この英語が元です。
   これは1979年に定式化した見解です。
   どんなに原発を推進したい人でも、この言葉は無視はできませんよ。

   人っていうのは金太郎飴じゃないんで、体質によって放射線に弱い人もいる。
   どんなに微量でも身体に影響がでないことはない、
   つまり放射線被曝に安全量はない、
   これが世界中の科学者が一致して認めざるを得ない見解です。

   100mSv以下の被曝の健康被害が、がんと白血病のみか、というと、これもそうではありません。
   実は広島とふか~~い関わりがあります。
   何を根拠に、そういう事を言ってるのかというと、広島・長崎の原爆被爆者の
   高線量外部被曝の影響、しかもがんと白血病だけを対象とした研究がもとになってます。
   つまり外部被曝しか調べてないんです。
   内部被曝を調べた研究ではない。内部被曝は調べてない。
   仮説のままです。
   日本政府が行っているのは、内部被曝の医科学的研究を元にした防護政策ではありません。
   そういったことも是非知っておいてください。

   私たちの健康・生命に直接関係することですし、
   私たちがこの日本をこれからどうしたいか、
   私たちの健康を守るためにも、どういう政策が必要になってくるのか
   みなさん一人一人が考えることだと思います。

   まず、正しく知る、ということが大事だと思います。
   私どものチラシも、ひとつの参考にしていただければ幸いです。
   お騒がせいたしました、ありがとうございました。」

元安橋に帰ってデモ終了。
チラシは最初から、撒き手がいないことがわかっているので、12部しか持っていきませんでした。
戻ってみると、1部残っていました。
原田「ほとんど、取りに来た人ですよ」
哲野「僕だって、スピーチしながら、2部は、取りに来た人に渡した。」
原田「スピーチしてる時に、取りに来る人が多くなりましたよ。」

プラカードの注目度は高い方でした。
特に今回は、若い男性の注目が大きかったのが特徴です。
やはり、被曝問題はみんな気にしてるんだと思います。
以上ご報告いたします。